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京都府 甘南備山02 スズメガの幼虫など

前回の続き。
京都府 甘南備山02 スズメガの幼虫など_e0035757_23032842.jpg
この日は、やや寒い日。
こんな日にも、昆虫はいました。

寒いのか、じっとしていたキタキチョウ。
京都府 甘南備山02 スズメガの幼虫など_e0035757_23034416.jpg
成虫で越冬するようです。

たくさん咲いていたミゾソバの花。
小さな、ハチがとまっています、動く気配なし。
京都府 甘南備山02 スズメガの幼虫など_e0035757_23040372.jpg
産卵管が伸びているので、寄生バチの仲間かな?

こちらのハチも、動かない。
京都府 甘南備山02 スズメガの幼虫など_e0035757_23042639.jpg
寄生バチぽい姿ですが、分かりません。
触覚が長い。

山道のシバ栗?の枝に黒いアブラムシが集まっています。
京都府 甘南備山02 スズメガの幼虫など_e0035757_23044987.jpg
クリオオアブラムシです。
アブラムシの甘露を求めて、アリもいました。
卵で越冬するらしい。

甘南備山には、小さなクリの実やコナラ、クヌギの実がたくさん落ちていたので、拾って持ち帰りました。

下山道にいた、エゾギクトリバ。
京都府 甘南備山02 スズメガの幼虫など_e0035757_23051201.jpg
変わった翅をもつ蛾のなかまです。

この日、スズメガの幼虫を3種類見つけました。
幼虫の特徴は、お尻に「尾角」とよばれる突起があり、体に眼状紋を持ったものが多い。
イモ科の植物を好む種の幼虫が、イモムシという言葉の由来になったと言われています。

まずは、コスズメの幼虫、褐色型。
水色の眼状紋があります。
京都府 甘南備山02 スズメガの幼虫など_e0035757_23053898.jpg
幼虫も、成長過程によって、変化しますが、褐色型、緑色型があるとは、知りませんでした。

キイロスズメの幼虫、緑色型。
白い眼状紋?
京都府 甘南備山02 スズメガの幼虫など_e0035757_23121282.jpg
眼状紋というより、水滴のようです。
下にポツポツとある、目玉の様なモノは、たぶん気門。

セスジスズメの幼虫。
青黒い体に、4つの眼状紋と、オレンジ色の10個の眼状紋が。
京都府 甘南備山02 スズメガの幼虫など_e0035757_23124539.jpg
4つの眼状紋には、ご丁寧に、キャッチライトまで入ってます。
終齢幼虫になると、体色は変わります。

それぞれの、尾角。
京都府 甘南備山02 スズメガの幼虫など_e0035757_23130158.jpg
左から、コスズメ、キイロスズメ、セスジスズメ。
現時点では、尾角の役割はわかっていないらしい。

帰り道で見つけた、緑色のクモ。
京都府 甘南備山02 スズメガの幼虫など_e0035757_23131686.jpg
ワカバグモです。
8個の単眼が、周囲を見ています。
京都府 甘南備山02 スズメガの幼虫など_e0035757_23133007.jpg
上を見ている単眼、どう見えているのでしょう?

帰宅後、拾ってきたクリやドングリをプラケースに入れて置いたら、たくさんドングリ虫が出てきました。
京都府 甘南備山02 スズメガの幼虫など_e0035757_23134565.jpg
クリシギゾウムシやクヌギシギゾウムシの幼虫です。
何匹か蛾の幼虫も、混じっていました。
# by kou_shino | 2023-11-23 23:19 | 京都府(116頁) | Comments(0)

京都府 甘南備山01 カメムシの仲間など

10月21日土曜日、甘南備山に行きました。
京都府 甘南備山01 カメムシの仲間など_e0035757_21280567.jpg
この日は、天気も曇りがち、やや寒い日です。

新田辺から、酬恩庵一休寺の前を通り、甘南備山へ。
田んぼの畦に咲いていた、ツリガネニンジンの花。
京都府 甘南備山01 カメムシの仲間など_e0035757_21283065.jpg
山裾まで、甘南備山の登山口
山道に入る前に、周りの草むらを観察。

葉っぱにいた、ツユムシの仲間。
京都府 甘南備山01 カメムシの仲間など_e0035757_21285189.jpg
セスジツユムシのメスかな。

こちらは、褐色タイプ。
京都府 甘南備山01 カメムシの仲間など_e0035757_21290662.jpg
バッタ目の仲間には、バッタ亜目とキリギリス亜目があり、
バッタの仲間は、触覚が短く、キリギリスの仲間は、触覚が長い。

ツユムシは触覚が長いので、キリギリスの仲間になります。

草むらに何かがゴソゴソしていました。
京都府 甘南備山01 カメムシの仲間など_e0035757_21302723.jpg
コカマキリのペアです。
交尾が終わった後?

オスは、メスの背中から離れようとしません。
離れたら、捕食されるのかな?

小さな、ヒメカメノコテントウもいました。
京都府 甘南備山01 カメムシの仲間など_e0035757_21305585.jpg
十字架を背負ったような模様です。
斑紋変異があり、黒色、黄色に背筋型などいろいろ。

カメムシの仲間も数種類いました。

最初に見つけたのは、ツノアオカメムシの幼虫かな。
京都府 甘南備山01 カメムシの仲間など_e0035757_21311836.jpg
幼虫になると、似ているのもいて、よくわかりません。
違うかも。

これは、ムラサキシラホシカメムシの成虫?
京都府 甘南備山01 カメムシの仲間など_e0035757_21313724.jpg
最初、白い紋が3つ並んでいるのかと思いましたが・・・。
真ん中の白いのは、紋じゃないのか。
なんか、紛らわしい。

山道の葉っぱにいた、チャバネアオカメムシ。
京都府 甘南備山01 カメムシの仲間など_e0035757_21320168.jpg
通常、緑色の体色に茶色い翅ですが、越冬型は、全身茶色になるらしい。

シダの葉にいた、オオモンシロナガカメムシかな。
京都府 甘南備山01 カメムシの仲間など_e0035757_21321602.jpg
オオシロヘリナガカメムシなど、よく似た種類がいるようです。

こちらは、セスジナガカメムシの幼虫か?
京都府 甘南備山01 カメムシの仲間など_e0035757_21323526.jpg
カメムシの仲間、幼虫も成虫も分かりにくいのがいます。
カメムシの仲間に限りませんが。

木の葉にいた、ネコハエトリのメス。
京都府 甘南備山01 カメムシの仲間など_e0035757_21325088.jpg
これは、たぶん間違いない。

木の枝にしがみ付いていた、シラホシハナムグリ。
京都府 甘南備山01 カメムシの仲間など_e0035757_21331101.jpg
気温が下がり、冷たい小雨が降ったせいか、動きません。
シラホシハナムグリは、成虫で越冬するようです。

続きは次回に。
# by kou_shino | 2023-11-13 21:53 | 京都府(115頁) | Comments(0)


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


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