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ファーブルフォト トホシオサゾウムシ

今月のファーブルフォトは、ゾウムシの仲間、トホシオサゾウムシです。

ゾウムシの仲間には、ゾウムシ科の他、オサゾウムシ科、ヒゲナガゾウムシ科、ホソクチゾウムシ科などがありますが、トホシオサゾウムシは、文字通りオサゾウムシ科のゾウムシ。
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オサゾウムシは、漢字で書くと「長像虫」
やや長い体長が由来しているグループらしい。
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小豆色に黒い紋がありますが、一見、10個も紋があるようには見えません。
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紋の大きさは個体差があるもよう。

頭部は大きな複眼と細長い口吻、そして触覚のみ、という感じ。
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ゾウムシお得意の死んだフリ。
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口吻と触覚を下からアップ。
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脚をアップすると、かなりトゲトゲがあるのが分かります。
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メスは、ツユクサの茎に穴を開け、卵を産むらしい。
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by kou_shino | 2014-05-31 23:57 | ファーブルフォト(107頁) | Comments(2)

京都府 当尾の里散策2 石仏めぐりコース

5月18日に、京都南部の当尾の里石仏めぐりコースを歩いてきました。
前回歩いたのは、4年前の秋でしたが、今回はどんな生き物と出会えるのでしょうか。

近鉄奈良駅からバスで、浄瑠璃寺口で下車、今回はここから当尾の里へ入ります。
バス停の近くで咲いていた、ヤグルマギクの花
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ヤグルマギクは、地中海沿岸産の帰化植物。
古代エジプトでは、青い花は魔除けとされていたらしく、ツタンカーメン王の墓にもヤグルマギクの花束が添えられていたらしい。
ちなみに、学名(Centaurea)はギリシャ神話に出てくる、ケンタウロスの名前にちなむとの事。

当尾の里入り口付近に咲いていたイタチハギの花
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こちらも北アメリカ原産の帰化植物。
しかも、日本の侵略的外来種ワースト100に選定されていました。

イタチハギについていたミノムシ。
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懐かしいミノムシです。
最近はすっかり目にする事が少なくなりました。

昔はそこらじゅうで見られたのに、今では絶滅危惧種に指定されるほど数が減ってきている昆虫です。
前もこのブログで採り上げましたが、中国から進入してきたミノムシに寄生するヤドリバエのせいで激減しているとの事。

イタチハギには、ヨコヅナサシガメも。
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別の場所にいた、ヨコヅナサシガメに良く似た、シマサシガメ。
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シマサシガメの方が一回り小さい。

道沿いに生えていたのは、コバンソウの花。
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コバンソウもイネ科の帰化植物。

最初の石仏「辻堂の焼仏」から、浄瑠璃寺を経て、石船寺へ向かう道々にも、笑い仏等いろんな石仏が見られます。

山寺の石船寺の近くの、クズの葉にいたコフキゾウムシと、
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オオキイロマルノミハムシ。
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こちらの小さい甲虫は、マルキバネサルハムシかな?
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2~3ミリの小さなハムシ。

今回のコース上にも、毛虫、芋虫がやたらと多く見られ、頭上からツーッと下がってくる事が異様に多い。
中には、寄生されているのか、背中から小さなウジ虫をいくつも出している芋虫もいました。

浄瑠璃寺の近くで見つけた、チョウのサナギ。
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左はサナギに成り立て、右が羽化直前のさなぎでしょうか。
おそらく、テングチョウのサナギだと思われます。

大門石仏群へ向かう途中の葉についていたサナギ。
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こちらは、アカタテハのサナギでしょうか。
翅の脈や、目玉が透けて見えています。

大門仏谷の磨崖仏が最後で、後はバス停に戻り帰宅。

せっかく石仏めぐりをしたので、一つだけ石仏を紹介します。
石船寺の近くにあった、眠り仏。
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笑い仏の横にある眠り仏は、長い間土に埋もれていたもよう。
by kou_shino | 2014-05-26 00:10 | 京都府(99頁) | Comments(0)

奈良県 室生の里 大師の道散策

5月11日の日曜日に、初瀬街道から室生寺への参道となる、大師の道を歩いてきました。

大師は弘法大師、つまり空海の事。
女性の参詣が許され「女人高野」の別名がある室生寺は、役行者が開創し、空海が復興したと伝えれています。

三本松駅から、宇陀川沿いに歩き、室生橋を渡って、滝谷川の橋を渡る手前で田んぼ沿いの小道に進み、水路沿いの山道に入ります。
溝沿いの小道には、イトトンボの仲間が多く見られます。
翅の色が茶色いカワトンボの仲間なかま。
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こちらは、翅が透き通った、金属光沢のあるカワトンボ。
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アサヒナカワトンボでしょうか。

飛んできたのはニワハンミョウです。
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山道を登っていると、小さなキノコが生えていました。
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山道から車道に出ると、滝谷花しょうぶ園の横に出ます。
周囲の森から、ハルゼミの鳴き声が盛んにしました。

人の多い花しょうぶ園を過ぎ、集落の合間を抜けて、先を進みます。

風が吹いて、枯れ葉がヒラヒラと舞い飛ぶと、まるで枯れ葉が飛ぶのと同じように舞う蛾がいました。
姿も枯れ葉とよく似ています。
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ツマキリエダシャクでしょうか。

奈良南部から和歌山に多い、ルリセンチコガネもいました。
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再び、沢沿いの山道へ。
沢にたくさん生えていた、カンムリタケ。
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登り道から下り道へと進むと、葉が斑入りのナンテンショウの仲間が。
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先週歩いた生駒山系では、ウラシマソウばかりでしたが、こちらではウラシマソウの姿はありません。

山道を出て、車道を進むとバス停が見えて、室生寺前の店街へ。
室生寺の前を過ぎて、さらに進むと、龍穴神社横の而二不二(ににふに)の杉がありました。
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幹周8.5m、樹高30m、樹齢約1000年。

仏教用語で、
「煩悩(迷い)と菩提(悟り)は而二不二といって、二つであってしかも二つではないと説く」
とあります。

分かったようで分かりづらい言葉を持つ一本の杉は、途中から二つになっていました。

パワースポットとして有名らしい、龍穴神社の境内にも、巨大な杉が並んでいますね。
こちらは、二本の杉が途中でくっ付いた、連理の杉。
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夫婦杉ともいわれているもよう。
このような木、たまにあります。

龍穴神社からさらに歩いて、山の中の林道を進むと奥宮の鳥居があり、少し下った拝殿の向かいに、岩盤にあいた吉祥龍穴が現れます。
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龍穴には、龍王が住む、といわれています。

龍穴に近づくと、妙な音が聞こえてきました。
最初、録音された音楽が流れているのか、と思いましたが、龍穴の下に太鼓とギターを持った方がお二人、民族音楽のような即興音楽?を絶え間なく奏でているもよう。

奥宮の鳥居の近くに生えていたナンテンショウの仲間。
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これは、葉が広いナンテンショウのようですね。

by kou_shino | 2014-05-17 17:47 | 奈良県(58頁) | Comments(0)

大阪府 生駒山麓 辻子谷から摂河泉展望コースへ

5月4日の日曜日に生駒山麓を歩いてきました。
新石切駅から、てくてく歩くと石切剣箭神社へ。

石切さんは、「でんぼ(腫れ物)」の神様で知っていましたが、正式名は厳しい感じです。
境内を、やけに多くの人が歩いているなぁ、と思ったら、どうやらお百度参りをしている人々らしい。

神社で百度石があるのは見た事がありますが、多くの人たちがお百度参りをしているのを見るのは初めて。
境内の周りには出店も出て、全国うまいもん市というイベントが開かれているもよう。

本殿の横に、大きな御神木のクスノキがありました。
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樹齢470年、樹高15m、幹周り5.7m
東大阪市指定天然記念物。

境内を一周し、神社横から生駒山中腹へ伸びる細い参道商店街へ。
たくさんの石像が並ぶ占いの館もある、ちょっと不思議な感じがする参道は、東京巣鴨の地蔵通りに似ているらしい。

参道商店街の道は上り坂となり、まるで山を登っているような斜度が続きます。
商店街も近鉄奈良線で途切れ、さらに民家が続く坂道を登ると、石切神社上之宮へ。

辻子谷コースを進み、大きな水車を過ぎた辺りから民家が減って、いつしか山の中に。

車が出入りできる道沿いは、セイヨウタンポポが多く見られますが、山道に入るとカンサイタンポポが目立ちます。
カンサイタンポポにやってきたクロヒラタアブ。
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背中に白い点々模様がある小さなカメムシ。
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ツヤマルシラホシカメムシかな。

山道を登っていくと、やがて役行者が開基して弘法大師が整備したといわれる鷲尾山興法寺の山門。
興法寺には、山門の前に鳥居があり、境内に狛犬が並んでいます。

興法寺境内に咲いていたミヤマオダマキ。
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右側にバッタの影が見えます。
ボタンやスズラン等も咲いていました。

寺を出て山道を進むと、大阪府民の森ぬかた園地に入ります。

山道沿いに、テンナンショウ属のウラシマソウの花が。
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ウラシマソウは、肉穂花序の先から伸びる釣り糸状の付属体が特徴的。
京都・滋賀・奈良で見られるテンナンショウ属は、マムシグサが多いですが、ここらではウラシマソウばかり。

ウラシマソウを見ていたら、「なんぞ珍しいものでもあんのかいな」と寄ってくる人たちがいて、やや困惑。
ウラシマソウの事をいうと、「へぇー、ミズバショウみたい」と感心されますが、歩く先々にウラシマソウが生えているので、生駒山麓ではさほど珍しくないもよう。

こちらはミヤコアオイ。
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葉の下には花が咲いています。
ミヤコアオイも多く見られますね。
あとチゴユリも。

アジサイ園までくると、アケビの花が咲いていました。
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左がアケビの花で右がミツバアケビの花。
同じアケビですが、色がまったく違います。

30品種以上2万5千株のアジサイがあるというアジサイ園は、まだ花の時期ではないので小さなツボミがあるだけ。
アジサイの葉っぱに付いていたカタツムリ。
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アジサイ園の道には、翅がボロボロのチョウがたくさん舞っていました。
テングチョウでしょうか。
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追っかけあいをしていた2匹は、オスとメスかな。

近くに生えていたエノキ。
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テングチョウの幼虫の食草がエノキだそうです。

下り道で見つけたオオオサムシと、
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ムラサキケマンの葉にいた、ジュウニホシテントウ。
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ジュウニホシテントウと、なんとなく名前を決め付けていましたが、自信がなかったのでネットで調べると、検索結果は以外に少ない。
ホシの数や色が違う、似たような名前の、姿の異なるテントウムシが出てきたりします。、
どこででも見られる普通種と思っていたのですが、この名前で、合っているのでしょうか?

白い花の群落がありましたが、これはニリンソウかな。
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忙しそうに飛び回るハナバチの仲間。
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下り道は、頭上から蛾の幼虫が、たくさんぶら下がってくるので油断ができません。
尺取虫の仲間が多いようです。
by kou_shino | 2014-05-07 01:01 | 大阪府(89頁) | Comments(0)


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


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