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京都西山 9月・西山古道のツリフネソウとギンリョウソウモドキ

9月22日の秋分の日(22日が秋分の日になるのは116年ぶりらしい)、西山古道へ行きました。
5月・7月に続き、9月の西山古道散策です。

今までは、同じ場所へ何度も行くのは面白くない、という理由から、毎回違う場所へ行くようにしていました。
しかし、同じ場所でも季節が変われば違う動植物が見られるはずなので、今年の5月から定期的に西山古道を歩いています。

まぁ、同じ場所といっても、下山コースを変えていますので、まったく同じではありませんが、歩いている地域は同じです。
5月・7月と同じく、吉峰寺の横から西山古道へ。

吉峰寺の横に生えていたヒガンバナ。
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山道を登り始めると、ベニチャワンタケが生えていました。
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崖っぷちで咲いていたのは、ヤマジノホトトギス。
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こちらは鮮やかなレモン色のキノコ。
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アキヤマタケでしょうか。
他にも、様々な種類のキノコが生えています。

朽ち木には、粘菌のマメホコリの仲間が。
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胞子を出しているもよう。
先週牛松山で見たマメホコリよりかなり小さいので、コマメホコリかもしれません。

白糸の滝近くに咲いていたミズヒキ。
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白糸の滝の周囲には、赤紫の花が群生していました。
ツリフネソウです。
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滝の上にも横にも、辺りはツリフネソウだらけ。
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やはり、同じ場所でも季節を変えて来てみるものですね。
滝の周囲には、いろんな野草が花を咲かせていますが、ツリフネソウが群生しているとは知りませんでした。

さらに進むと、今度はギンリョウソウモドキが。
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初めて西山古道を歩いた時が6月でしたが、ギンリョウソウが咲いているのを見たことがあります。
9月に生えているので、これはギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)でしょう。
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背の高いギンリョウソウモドキは20㎝程も伸びていました。

クリンソウ群生地、ゴルフ場横を過ぎて、柳谷観音へ向かって歩いていると、途中に大石橋へ下る分岐がありました。
最終的に大石橋に向かうので、今回も柳谷観音へ寄らずに分岐を下山。

この分岐コースもかなりしっかりした山道でなかなか面白そう。
切り株に生えていた、粘菌ムラサキホコリの仲間の子実体。
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風に揺られて胞子を飛ばしていました。

ホホジロアシナガゾウムシが枝にしがみ付いています。
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やがて水の流れる音が近づいてくると、再びキノコの数が増えてきました。

大きなシロオニタケも。
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下り道はやがて西山古道に合流。
合流付近に生えていた、紫色のホウキタケの仲間?
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キノコの仲間は、図鑑と見比べてもよくわからない種類が多いので困ります。
by kou_shino | 2012-09-24 19:00 | 京都西山(25頁) | Comments(0)

京都府 牛松山 マメホコリとミヤマウズラ

16日の日曜日は、京都府亀岡市の牛松山へ行きました。

朝、出かけるのが少し遅かったので、亀岡駅からバスに乗り北保津で下車。
バス停横から、横道に入りしばらく進むと鳥居のある登山口に。

登山口前には、前回来た時にはなかった、立派な獣よけの柵が出来ていました。
登山口近くに生えていた、カサに大きな裂け目があるキノコ。
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登山道の横に生えていたクチベニタケ。
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朽木が多いので覗いてみると、白い塊が。
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タマサンゴホコリの大きな塊見たいに見えます。粘菌のツノホコリの仲間でしょうか。
図鑑に載っていない姿なのでよくわかりません。

ツノホコリやタマサンゴホコリは普通にいました。
牛松山で多かった粘菌は、マメホコリです。
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オレンジ色のマメホコリは若い子実体。
熟してくると、黒っぽくなります。
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朽木に生えるキノコもたくさん生えていました。
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山道に落ちていた森のエビフライ。
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松ぼっくりの破片が散乱していたので、ホンドリスもたくさんいるみたい。

変わったキノコはないかいな、とキョロキョロしながら登っていると、小さな白い花を見つけました。
おっと、これは、野生ランでは。
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ミヤマウズラです。
ミヤマウズラを見つけたのは、奈良県の大見国山以来2回目。

鳥が羽ばたいているような小さな花がおもしろい。
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今回は、ミヤマウズラを見つけただけでも、牛松山に来た甲斐がありました。

登っていると雨が降り出したので、傘をさしてひたすら山頂へ。

山頂にある金比羅神社には、「アライグマに注意、かみつきます」と書かれていました。
かまれた人がいるようですが、アライグマの姿は見あたりません。

山頂を通過し、足元に注意しながら国分方面へひたすら下山。
途中で、ガザリと大きな音がしてビックリしましたが、鹿でした。

切り株に生えているキノコを見ると小さなアカガエルが。
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舗装道路に出ると、すぐに愛宕神社へ。
近くにいたオオセンチコガネ。
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地元の方の話では、愛宕神社で本日の午前中お祭りがあり、たいそう賑やかだったらしい。
バス道に出ると、田んぼのあぜ道にヒガンバナのツボミが一つ。
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残暑で暑い中、小さな秋を感じた瞬間です。
by kou_shino | 2012-09-18 19:07 | 京都府(99頁) | Comments(0)

京都西山 十方山 ナラ枯れの樹木とキノコ

今回は、京都府と大阪府の県境にある、初めて訪れる十方山へ行きました。
長岡京市の金ケ原から土御門天皇金原稜への御陵道を進んでいくと、池の横に天王山への入り口があるので、そこから山の中へ。

9月に入り、住宅街のセミの鳴き声はめっきり少なくなりましたが、山の中に入るとミンミンゼミとツクツクボウシが賑やかに鳴いています。
山道はやたらと蚊が多いので、獣よけのゲートを越えた所で、虫よけスプレーを全身にかけました。

所々でキノコが生えている西山の森。
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この辺りの森も、カシノナガキクイムシの被害が多いようで、木の根元に、虫糞と木屑が混ざったフラスと呼ばれる粉がびっしり落ちている樹木が多い。
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歩き進むと、カシナガホイホイが巻かれた樹木もありました。

森の中にいたのは、オオアオイトトンボかな。
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山道には、キツネノハナガサが多いみたい。
キツネノハナガサの幼菌。
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こちらは冬虫夏草。
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蛾のサナギに生えるコナサナギタケ。

粘菌もいました。
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左上、ツノホコリ
右上、タマサンゴホコリ
左下、エダナシツノホコリ
右下、シロウツボホコリかな。
ツノホコリの仲間は、西山でも普通に見られる粘菌。

ヒダの大きいキノコが群生する斜面を登ると尾根道へ。
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こちらにも生えていた、キノコ達。
まだ幼菌?なのか、カサ部分が丸いキノコ。
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鮮やかなパラソル型のキノコ。
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こちらは大きな白いテングタケの仲間。
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このゴルフボールみたいなのもテングタケの仲間でしょう。
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そして奇妙な形のキノコの幼菌。
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十方山山頂に到着すると、ここに登った人しか知らない、奇妙な方向標識のポールがあります。
十方山の名前の語源になったらしい?東西南北上下左右等の方向案内を表示するシンボルタワー。
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ガイドブックには、ちゃんと文字が読めるのですが、だいぶん雨ざらしにあったようで、何が書いてあるのかさっぱりわかりません。
山頂には、「十方山のシンボルタワーを建替えます、あなたのアイデアとパワーをお願いします。●月●日●時~●二時までに山頂にお集まりください」などと書かれていました。

帰りは、島本町の水無瀬の滝方面へ下山。

名阪高速道路すぐ横にある、水無瀬の滝。
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古くから歌に詠まれ、後鳥羽上皇も観賞に来たといわれる、落差20mの滝。

大阪府の島本町側に降りてもカシノナガキクイムシのフラスが目立つ樹木が多い。
カシノナガキクイムシには、樹木を枯れさせるナラ菌を運ぶ「マイカンギア」と呼ばれる器官があるようです。

少しめくれたカシナガホイホイを見ると、小さな甲虫(カシノナガキクイムシ)の死骸がびっしり。
効果はあるようですが、今後どうなるかちょっと心配になる山でした。
by kou_shino | 2012-09-13 18:37 | 京都西山(25頁) | Comments(0)

ファーブルフォト セミノハリセンボン

8月最後の週末と、9月最初の週末の2周続けて、自然散策に出られませんでした。
出かけようとはするのですが、バスの中に携帯を置き忘れたり、朝から胃もたれがして気分が悪かったりで。
(携帯はバスの営業所に落し物として届けられていました)

今年に入ってから、出かける気力というか、モチベーションが上がらず、困っています。
電車・バス・徒歩で、日帰りで行ける場所へは、たいてい訪れていて、一度行った場所へ行く機会が増えた事が原因の一つかも知れません。

というワケで、今月のファーブルフォトです。
今月は冬虫夏草のセミノハリセンボンです。

セミノハリセンボンは、各種のセミの成虫を宿主とする冬虫夏草。
この宿主はヒグラシです。
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冬虫夏草は、子嚢菌類バッカクキン科のキノコの仲間。
主に昆虫やクモなどの宿主とりついた後、宿主を殺してその体を栄養源として成長します。
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セミにとりついたセミノハリセンボンは、セミの成虫を殺した後、セミの全身から虫ピン状のシンネマが生えます。
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この姿がハリセンボンのように見えるから、セミノハリセンボンと命名されたのでしょう。

冬虫夏草は、完全型(有性生殖)と不完全型(無性生殖)の2つのタイプがあり、胞子を出すいわゆるキノコの部分の名称が異なります。
完全型のキノコはストローマと呼ばれ、不完全型のキノコはシンネマと呼ばれています。

よって、セミノハリセンボンは不完全型の冬虫夏草です。
細い脚や、
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翅脈や、
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ストロー状の口吻にまでシンネマが生えています。
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おそらく、セミの内部には菌糸がぎっしりと詰まっているのでしょう。

本によると、稀に、不完全型のセミノハリセンボンから完全型のストローマが発生することがあるらしい。
完全型のストローマを、初採集した方の名前をとって、コニシセミタケと呼ばれています。

名前が違うと、別の冬虫夏草のように思えますが、菌糸は同じはずなので、2つ名前があるとややこしい。
しかしキノコの姿が違うからしたかがないのかも。

セミノハリセンボンのシンネマ。
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拡大してみると、やはり小さなキノコですね。
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9月に入ったとたん、セミの鳴き声が激減しました。
今年は、最近少なくなってきた、と思っていたニイニイゼミの鳴き声がよく聞こえてきました。
by kou_shino | 2012-09-02 18:11 | ファーブルフォト(107頁) | Comments(3)


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


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