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<   2011年 05月 ( 7 )   > この月の画像一覧

ファーブルフォト ナガミヒナゲシと葉潜虫

今月のファーブルフォトは、ナガミヒナゲシとその葉にいた葉潜虫です。

何年ぐらい前でしょうか、ナガミヒナゲシが雑草の如く、路傍に咲き乱れ始めたのは。
我が家の庭にも、植えた覚えも無いのに、いつの間にか当たり前のように咲いています。
(この画像はコンデジで撮影)
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特徴的なのは、大きなメシベ。
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真ん中の筒状のモノは、受粉後に種子作る子房で、花柱は無く、子房の上に花粉を受け取る柱頭が、中心から放射状に広がる数本の筋状で乗っています。

拡大して見ると。
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もう自家受粉していますね。

この筋状の柱頭は、成長過程ではなく、子房の大きさ(花の大きさ)により、その本数が異なります。
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一番小さいのは4本で、一番多いので9本でした。
6~7本が平均的な感じです。

受粉後の子房(芥子坊主)は、しっかり蓋がされた状態です。
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中には、未成熟な小さい種子がぎっしり詰まっています。
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乾燥してくると、蓋が開き、中から熟成した小さな種子がどっさりと出てくる。
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乾燥すると、干し葡萄の如く黒っぽい。
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平均的な一つの芥子坊主には、1000~2000個の種子があり、一個体から最大で約15万粒の種子が生産され、発芽率は100%に近く、未熟な種さえ発芽するという。
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そして、「ナガミヒナゲシはアレロパシー活性が強く、雑草化リスクが大きい」との事。
アレロパシー活性とは何ぞや、と調べると、根から出る他感物質の事で、ナガミヒナゲシの根から、周囲の植物の成長を阻害する物質が出ているもよう。
まぁ、発芽率の高い種子の数だけでも十分に雑草化しそうな気はしますが。

何気にナガミヒナゲシの葉っぱを見てみると、白い線がのたくっています。
どうやら5mm程の潜葉性昆虫(葉潜虫)がいるようです。

植物の葉に潜って幼虫時代を過ごす、別名「絵描き虫」とも「字書き虫」ともいわれる潜葉性昆虫の種類は多い。甲虫、蜂、ハエ、蛾など多様な種がいて、ハモグリバエだけでも、日本に約200種、全世界では約2500種いるというからスゴイ。
ナガミヒナゲシの葉には、表側には黒っぽいのが、裏側には黄っぽいのがいるみたい。
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最初、黄色いのが幼虫で、黒っぽいのはサナギかなぁ、と思いましたが、ひょっとしたら別の種類の昆虫かもしれません。

葉の中にいる、というので、葉っぱの如く薄いのか、と思いきや、葉っぱよりも厚みがあります。
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葉の中から引っ張り出してみました。
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形状的には、ハモグリバエの仲間?なのかなぁ。
しばらく見ていても、どちらもピクリとも動きません。

周りの植物の葉を見ても、葉潜虫がいる様子はなく、何故か外来種のナガミヒナゲシの葉にだけ潜り込んでいるようなので、葉潜虫も外来種かもしれませんね。
by kou_shino | 2011-05-26 18:32 | ファーブルフォト(107頁) | Comments(4)

兵庫県 西谷の森公園3 葉の上の生き物たち

先週の日曜日に訪れた、西谷の森公園の3回目は、葉っぱの上にいた昆虫などの生き物です。

トンボやアオハムシダマシも葉っぱにいましたが、昆虫は葉っぱが大好き。
山道を歩きながら昆虫を探すとき、よく葉っぱの上を見ます。

葉っぱの上を歩きまわるクロオオアリ。
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日向ぼっこをしている虫、何かをを食べている虫、食べ物を探している虫…
葉っぱの上では、昆虫たちも落ち着くのでしょうか。

とても小さなアブの仲間?
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触覚が短いので、ハエかアブの仲間だと思います。

保護色でもないし、擬態もしていないので、葉っぱの上の昆虫たちは見つけやすい。

バッタの子供も。
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カメムシの幼虫は、保護色ですが簡単に見つけられました。
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クヌギカメムシの幼虫かな。

こちらの葉っぱには、小さな尺取り虫の幼虫が。
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器用に小枝に擬態しているつもりでしょうが、葉っぱの上では目立ちます。

葉っぱを器用に丸めて作られた、オトシブミのゆりかご。
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オトシブミの成虫もいましたが、すぐに葉から落ちるので撮る事はできませんでした。

肉食性のアブに捕まったのは蛾の仲間か。
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次も肉食系、顔からヒゲがボウボウと生えた、ものすごい面構えのオオイシアブ。
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葉っぱの上は、アブの食堂にもなっています。

昆虫たちを狙っている捕食者は、他にもいます。
ハナグモの仲間は、葉っぱの上で獲物を求めて待機中。
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ハエトリグモの仲間のマミジロハエトリは積極的に、獲物を探しまわっていました。
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こうして見ると、葉っぱの上の昆虫たちも、ゆっくりくつろぐ事はできません。

しかし捕食者さえも油断できないヤツも葉っぱに…
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宝塚西谷の森公園で見つけた昆虫たちを3回に分けて掲載しましたが、改めて観直すと、2回分くらいに減らしてもよかったかな。

これまで、今回ほど昆虫を探しながら歩いたことはありませんでしたが、たった一日歩いただけで、初めて見る昆虫たちの多いこと。
これも、西谷の森公園の自然が豊富だという事でしょうか。
本格的な夏になると、もっと多くの昆虫が見つけられるかも知れません。
by kou_shino | 2011-05-22 22:15 | 兵庫県(73頁) | Comments(0)

兵庫県 西谷の森公園 昆虫散策2甲虫

前回のつづき、今回は甲虫たちです。

展望台から下山途中で見つけた、小さなハムシの仲間。
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キバネマルノミハムシではないかな?、と。
だとしたら、近くにネズミモチの木があったかも。

西の谷の近くにいたセボシジョウカイ。
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そして展望台への登り道で見つけた、光沢のある甲虫。
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たぶん、アオハムシダマシでは。
少し赤みがありますが、この程度の体色変化はあるみたい。

アカハムシダマシというのもいて、こちらは山頂近くの花にいました。
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アオハムシダマシの体色変化にも赤いのがいるようですが、ややこしいので、これはアカでいいでしょう。

同じ花に、コアオハナムグリや、
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クロハナカミキリ。
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キバネホソコメツキもいました。
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こちらは、黒っぽいコメツキムシ。
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黒いのは、いろいろいるようで、名前は不明。

これくらい個性があればすぐわかる、というのがこちら。
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西の谷から東の谷への車道沿いにいた、ヒゲコメツキ。
立派な触覚をもったコメツキムシで、これはオス。
カクムネベニボタルやクシヒゲベニボタル同様、メスのフェロモンを嗅ぎわけるためかな。

次は、ゴミグモの餌食となったナナホシテントウ。
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ゴミグモが自分の身を隠す為に、巣に集めたゴミにテントウムシの残骸が…。

西の谷では、ニワハンミョウもいましたが、美しい模様のハンミョウも多い。
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最後に、なかなか名前が判明しなかった、昆虫。
頭部から胸がルリ色というか青の光沢で、羽根の色が緑から少し黄色があって赤へ。
これはどう見ても虹色の光沢をもつ昆虫です。
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これほどの特徴があれば、名前もすぐにわかるだろう、と思っていたのですが、ネットや図鑑では、なかなかわかりませんでした。
虹色、光沢とかで検索しても、先ほどのハンミョウとか、タマムシ、ニジゴミムシダマシなどが出てきます。
いつも種類を同定している昆虫のサイトを見ても分からない。

なんなんだこいつは。
珍しいのか?それとも人気がないのか?

いろいろキーワードを変えながら調べ、いいかげん諦めよう、と思っていたら似たのが出てきた。
それは、アオバナガクチキムシもしくはアオバナガクチキ。(どちらが正しいのかは不明)

なぜわからなかったのかといえば、いつもよく見る昆虫のサイトでは、羽の色は緑色でした。
名前がアオバ(青羽)なんだから、トーゼンといえば当然ですが、なぜかこいつの羽は赤っぽい。
アオバナガクチキに関する情報が少なくよくわかりません。

アカバナガクチキでもいいのでは、と思ってしまうんですが…。
どうも構造色をもった昆虫は、体色の変化が多いような気がします。
by kou_shino | 2011-05-19 22:21 | 兵庫県(73頁) | Comments(2)

兵庫県 西谷の森公園 昆虫散策1トンボ・チョウなど

台風1号が過ぎて、ようやく初夏らしくなってきました。

床下で、仔猫を産んだ野良猫は、いつの間にか屋根裏に住み着き、ようやく屋根裏から追い出せたら、しばらく屋根の隙間に潜り込んでいました。
生ごみを埋めておいたら掘り返すし、玄関にウンチはするし、屋根の上でオシッコはするし、もう大変。
再び、仔猫を連れて何処かへ行ってしまいましたが、しばらくしたら戻ってくるんでしょうね、親子で。

我が家の庭で、エビネが終わって、咲き始めたシラン。
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週末はいい天気になったので、日曜日に兵庫県の宝塚西谷の森公園へ散歩に出かけました。
西谷の森公園は、里山の一部に散策道を整備した森林公園で、手軽に里山体験ができる所です。

宝塚駅とJR武田尾駅からバスが出ていますが、バス便が多い武田尾駅から阪急田園バスに乗り、西の谷公園の東の谷で下車。
公園周囲も田園風景が広がり、けっこう自然が豊かな感じがします。

当初の予定では、何か珍しい花でも咲いていないかなぁ、と思っていたんですが、花の方は今一つでした。
東の谷から展望台を経て西の谷へ下りたのですが、普通に歩くだけなら2時間ほどで終わりそうです。

そんなワケで、ゆっくりと昆虫を探しながら歩いたんですが、ブログ3回分程の写真が撮れてしまいました。

もちろん撮り逃がした昆虫も多かったです。
天気はよかったですが、一日風が吹いていて、ブレ写真連発でした。

写真はあまりよくないですが、今回初めて見た昆虫が何種類かいたので、3回に分けて掲載します。
初めて見る昆虫は、名前を調べるのが大変で、間違いがあるかも知れませんが。

先ずはトンボから。
西の谷近くで見つけたアサヒナカワトンボ。
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ニホンカワトンボかも知れません。
金属光沢をもつカワトンボです。

その近くにいたのは、タベサナエ。
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宝塚市にはタベサナエが多いらしい。

次にハチ・アブの仲間。
西の谷のシロツメグサにきたのは、ニッポンヒゲナガハナバチかな。
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触覚が長いハナバチです。
シロスジヒゲナガハナバチもよく似ています。

ハルジオンにとまるルリハナアブ。
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西の谷から東の谷への車道沿いで見つけました。
金属光沢が美しいハナアブです。

展望台から西の谷へ下山途中で見つけた大きなアブ。
こちらはネグロクサアブ。
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ぼてっとした大きな腹をしています、飛べるのでしょうか。
独特の臭いがするらしい。

ルリハナアブとネグロクサアブは、自然が豊かな所でないとあまり見られないそうで、京都ではどちらも準絶滅危惧種になっているもよう。

次は、ガガンボの仲間。
東の谷から展望台へ歩いているときに見つけた、ベッコウガガンボ。
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交尾中でした。

西の谷出口付近にいた、キリウジガガンボ。
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肢が長いっス。

最後にチョウとガの仲間。
車道横のハルジオンにいた、ダイミョウセセリ関西版。
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次がすぐ近くのアカツメグサにミヤマセセリ。
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春を告げるチョウといわれているらしい。

西の谷への下山途中で枯葉の中を進むと、いきなり大きな蛾が飛び立ちました。
しかし、近くの枯葉だまりに不時着。

この中に蛾がいます。
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真中に、猿の顔みたいなのが見えますか?
それがオオトモエという蛾です。

枯葉の中で、じっとしていたら、たぶん見つけることは出来なかったでしょう。
猿の顔みたい、と書きましたが、私の第一印象はスターウォーズ・クローンウォーズに出ていた、ルアメンの村長でした。
まぁ、見比べるとそれほど似てませんが…。

そしてラストは、苦手な蛾の幼虫。
模様があまりに変わっていたので、撮ってしまいました。
蛍光色の斑点が並ぶ、シロシタホタルガの幼虫。
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背は黄色ですが側面はオレンジ色の斑点が並んでいます。
毒があるので、派手な色は警告色かな。
葉っぱも無い、細い枯れた様な木に何匹もいました。

シロホタルガの幼虫をネットで検索してみると、トトロの猫バスに似ている、と書かれているのがいくつかあってビックリ。
猫バスって、ちょっと毛虫ぽかったけど、似てるかなぁ?
by kou_shino | 2011-05-16 22:50 | 兵庫県(73頁) | Comments(2)

奈良県 大和高原・都祁の里散策

ゴールデンウィーク最終日に、奈良県の都祁の里(つげのさと)へ散策に行ってきました。
連休中に訪れた、茨木市の千堤寺周辺、飯道山、そして今回の都祁の里と、いずれも人が少なかった。

大和八木駅から榛原駅までは車窓から、山肌を青く染めるフジの花が。

榛原駅からバスで南白石まで行く途中、コウズイ峠という気になる名前の峠があります。
コウズイ峠は「洪水」と書くのかなぁ、なぜ峠が洪水?、と思っていたら、「香酔峠」と書くそうです。

「香りに酔う峠」
峠の近くにある吐山(はやま)などに野生のスズランの群生地があり、スズランの香りが峠周辺に漂う事から名づけられたらしい。

そして高原の里・都祁(つげ)は、大和の中でも古くから人が住みついた所で、縄文時代初期の遺跡も多く、古代には、独自の文明をもった独立国家「闘鶏(つげ)国」が栄えていたらしい。
古墳も多く点在しています。

南白石でバスを降りて、近鉄のてくてくまっぷを見ながら、山陵墓古墳群からスタートです。
東古墳の休憩所に咲いていた、アケビの花。
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ミツバアケビの花は、濃い紫色ですが、アケビの花は白っぽい。

水をはった田んぼに、カルガモが4羽。
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ノンビリと餌を探しています。

車道に出て、茶畑を眺めながらブラブラと前進。
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これは、アゼスゲかな。
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都祁の里ハイキングコースといえど、ほとんどが車道と農道の舗装道路。
もう少し、自然道がほしい所です。

水田に、水鳥がいたので、望遠レンズで覗くと、カルガモより小さい。
まさかカイツブリは水田にいないはず。

何だろう、拡大して見るとコガモのペアでした。
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コガモは冬鳥で、遅くても4月中には北へ渡っている、と思っていましたが、まだいたのですね。
夏鳥のツバメが飛び交う中、ずいぶんとノンビリとしたものです、大和高原は少し涼しいのかな。

カエルの鳴き声が絶え間ない、田植え作業の田んぼ道を過ぎて都祁水分神社へ。
水分神社と書いて、「みくまりじんじゃ」と読みます。
大和水分四社(都祁・宇陀・吉野・葛城)の一つで、水の神を祀った神社、飛鳥時代の創祀らしい。

都祁水分神社の狛犬は、鎌倉後期の作で、早期狛犬の秀作とされ、たいへん貴重なモノと書かれていたので、狛犬を見るため、都祁水分神社の境内へ。
花が終わって実を付けたショウジョウバカマを眺めながら進むと、前方にピンク色の鮮やかな花が咲いています。

ツツジかな、と思いながら進むと、シャクナゲでした。
シャクナゲが満開です。
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よく見ると、アマガエルが一匹いますね。

他の花を覗くと、あちらこちらにアマガエルがくっついています。
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一本の木に咲いたシャクナゲの花を、ザッと道側だけを見ただけですが、7~8匹のアマガエルがいました。
これは、花に集まる昆虫を狙っているのかな。

中には、花に合わせようと、体色を変えているアマガエルも。
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ピンクになるのは無理ですが、かなりいいセンいってます。

アマガエルは、背地に応じて体色を変化させることができ、たいていは黄緑色のアマガエルをよく見かけますが、地面や木の幹にいるアマガエルは、茶色っぽい色になってます。
これは、アマガエルの皮膚に、黄色(+白)、青色(+白)、黒色(+白)の3層の色素細胞があり、(白・黄・青・黒)を変化させてカメレオンのように体色を変化させているから。

地衣類がこびりついた狛犬を見物後、来迎寺の横を通って、都介野岳(つげのだけ)を目指します。
牛舎の近くまで来ると、オオイヌノフグリに似た花をもつ、小さな草が生えていました。
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これはタチイヌノフグリ、帰化植物です。
小さな花で、開花時間も短いため、見つけづらい花です。

国津神社を右手に曲がり、ようやく舗装道路から山道へ。
都介野岳への急峻な山道には、チゴユリが多く見られます。
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最後の急坂はかなりキツイ。
山頂で休息した後、スタート地点の山陵墓古墳群へ下山。

下りの林道で咲いていた、ツクバキンモンソウ。
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最後に、都祁の里で見つけた昆虫たち。
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左上、山陵墓古墳群の近くにいた、ルリ色に輝くハムシの仲間。
ハンノキハムシかな。
右上、都介野岳への山道にいた、ニワハンミョウ。
左下、都介野岳の山頂近くにいた、光沢感があるシモフリコメツキの仲間。
まばらに短い毛が生え、不思議な斑紋を描いています。
右下、ベニシジミと一緒によく飛び回っていた、ツバメシジミのメス。
等…です。

シモフリコメツキは、もっときちんと写したかったなぁ。
by kou_shino | 2011-05-11 18:53 | 奈良県(58頁) | Comments(2)

滋賀県 飯道山散策

前日に、天王寺の大阪市立美術館へ「没後150年 歌川国芳展 前期」を見てきました。
人も多く、全部見て回るのに2時間半ほどかかりました。

帰りに梅田に寄り、大丸梅田の「東急ハンズ」と茶屋町の「MARUZEN&ジュンク堂書店」を見に行ったので、かなり疲れた。

疲れた体をふるい起して、翌日に滋賀県の飯道山へ行ってきました。
2年前に行った時は、貴生川から登り庚申山経由で再び貴生川へ、というコースでしたが、今回は紫香楽宮跡から貴生川へ抜けるコースです。

信楽高原鉄道の車窓から、ミツバツツジやヤマボウシの花を眺めて、紫香楽宮跡駅で下車。
住宅地を抜けると、カンサイタンポポがたくさん咲いている紫香楽宮跡の前に出ます。

車道を進むと、新名神高速の高架橋が現れてきました。
高架下をくぐり、スミレの花を眺めつつブラブラと歩く。

ゴルフ場の横を過ぎると、ようやく登山口に到着。
近くに咲いていたムシカリの花。
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一見ヤブデマリに似ています。
虫が葉を好むからムシカリ(虫狩)なんだそうですが、特に虫が多いという感じはありません。

登山口から飯道神社の参道を登ります。
急な坂道を登っていたら、笹の葉にとまったカクムネベニボタルのオスを見つけました。
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クシヒゲベニボタルとよく似ています。
メスの触覚は鋸歯状、オスの触覚が櫛歯でオスメスの区別は容易。
オスの触覚は、メスのフェロモンを感知しやすくなっているんだとか。

やがて石垣が見えてきて、飯道神社へ。
ユキノシタの葉に、ガガンボの仲間が。
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交尾中です。

神社の中は、法螺貝が鳴り響き、人の数も多い。
神社を後にし、木食上人入定窟を過ぎると再び山道へ。

麓から山頂への道で、何種類かのスミレを見ますが、識別が難しそうなのでほとんど撮っていません。
これは山頂への山道で咲いていたスミレの仲間。
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山頂近くでミドリセンチコガネ発見。
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メタリックグリーンが美しい。

オオセンチコガネの仲間は、「自然の写真帖」によく登場します。
そのうち、関西における、オオセンチコガネ、ミドリセンチコガネ、ルリセンチコガネの分布図ができそうかな?

山頂で一休みした後、すぐに下山。
急な坂を下りて、杖の権現へ。

下り道で咲いていたアセビ。
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とっくに花は終わっていると思っていました。

杖の権現休息所の前の道が、拡張され林道に整備されていて、ちょっと残念。
すぐに、貴生川方面へ続く、石がゴロゴロして歩きにくい坂道を下ります。

ウリハダカエデの雄花にやってきたのは、クロヒラタアブかな。
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ウリハダカエデの葉の上に、白いツブツブが見られます。
最初、花粉かな?と思っていました。

ふとカメラを見ると、なんと白いツブツブだらけ。
カメラは黒いので、ツブツブがよくわかります。

このツブツブは、マクロで撮った他の画像にも見られました。
これは、ひょっとして黄砂ですかね。

ニシノオオタネツケバナの花びらに、とても小さなハチが。
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アリよりも小さな感じ、コバチの仲間かな?

ヤマルリソウにも、小型のハナバチが。
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花には、絶えず昆虫たちがいるようです。

歩いている時、2年前にこの近くで、ゼニゴケの胞子を見た事を思い出しました。
前回、飯道山を歩いた時は、秋だったので今はどうなっているのか。

ありました、ゼニゴケの雄株と雌株が混在している群れが。
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雌器床と雄器床が伸びています。
「破れ傘」の異名があるヒトデのような雌器床には、まだ黄色い胞子は見られませんでした。

周りにはゼニゴケだけでなく、何種類かの蘚苔類の群れが見られます。
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最後に獣よけの柵を抜けると、田んぼが広がる里へ。
田んぼの溝にサワガニがいて、電線にはツバメがとまっています。
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ツバメの尾羽に、白い紋が並んでいるのがわかりますね。
by kou_shino | 2011-05-06 18:01 | 滋賀県(79頁) | Comments(4)

大阪府 茨木市 千堤寺周辺散策

今回は大阪府茨木市の里山です。
キリシタン自然歩道のコースは、一度歩いているので、今回は千堤寺周辺をウロウロ散策。
千堤寺周辺は、かってキリシタン大名だった高山右近の領地で、隠れキリシタンの里で有名です。

歴史の教科書に載っていた、あの胸に両手を合わせたフランシスコ・ザビエルの肖像画は、この辺りの民家の屋根裏で発見されたモノらしい。

歩きだそうとしたら、いきなりにわか雨が降り出しましたが、すぐに止みました。
今年も不安定な天候になるのでしょうか。

晴れてきたので、菜の花畑を眺めながらブラブラ歩きのスタートです。
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菜の花にはモンシロチョウが何匹か飛び回っていましたが、一匹だけ妙に薄汚れたチョウがいました。
羽でも痛めているのかな、と見てみると、これはモンキチョウのようですね。
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緑っぽい白という感じでしたが、モンキチョウのメスは、黄色いタイプと白っぽいタイプがいるようです。

こちらはセイヨウタンポポにベニシジミ。
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山の中に入ると、タラノメが。
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食べごろです。

山道にはチゴユリも咲いていました。
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葉っぱにバッタの幼虫がいますね。

朽木があったので覗いてみると、1cmほどのアリがたくさん集まっていました。
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山でよく見かけるアリたちは、活発に動き回りますが、ここに集まっているアリたちはあまり動きません。
何をしているのか、全部のアリが同じ場所でじっとしています。

胸部が少し赤っぽいので、ムネアカオオアリかと思いましたが、よく見ると違う。

なんか、トゲトゲの鎧を身に付けているようですね。
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ドラクエに出てくる「やいばのよろい」ですね、これは。
こんなアリが日本にいるんですね。

このアリ、その名もズバリ、トゲアリといいます。
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このようなトゲの鎧を身にまとう理由は何なんでしょうか?

トゲアリは、一時的社会寄生をするアリで、トゲアリの女王は、クロオオアリやムネアカオオアリの巣に潜り込み、その巣にいる女王を殺すらしい。
そして、自らそこの女王に治まり、元からその巣にいる働きアリに繁殖の世話をさせ、やがてその巣をトゲアリだけの巣にして乗っ取るらしい。

木の幹にいた、アオシャクガの仲間。
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これは、ウスキヒメアオシャクかな。

キリシタン自然歩道の道標にいたトリバガの仲間。
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これも変わった姿の蛾ですね。
ブドウトリバかな?

こちらの白い物体は。
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ギンリョウソウのツボミでしょうか。

今回、千堤寺周辺を歩いていて、感動の発見をいたしました。
それは、某所にて野生のシュンランを見つけたのです。
e0035757_1804274.jpg

2週間ほど前に自宅のシュンランの写真を載せました。
これは自然に咲くシュンランの花は、今年も見られないだろうと諦めていたからです。
どうも、野生のシュンランが咲いていると、すぐに盗掘されるらしいのです。
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それなのに、こんなところで咲いていていいの?と思うような場所で咲いているじゃぁありませんか。
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花自体が緑っぽいので、今まで見落としていたのかもしれませんね。
来年も同じ場所で咲いている事を祈りながら、帰途につきました。
by kou_shino | 2011-05-01 18:35 | 大阪府(87頁) | Comments(3)


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


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