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兵庫県 神戸市 丹生山でハチに刺されたぁ~

夏日の後は、急激に気温が下がり、暖かいコーヒーが飲みたいと自販機を探すも、冷たい飲み物ばかりでガックリくる今日この頃。

今回は、兵庫県神戸市の里山、義経ゆかりの丹生山(たんじょうさん)を歩いてきました。

丹生山には「義経道」という山道があります。
これは源平の戦いの時、平氏追討を命じられた源義経が、三草山から一の谷へ秘かに移動した道なんだそうだ。

一の谷の戦いの奇襲作戦を敢行する為、極秘裏に丹生山の裏道を辿るも、義経一行は道に迷ったらしい。
そして、老馬に案内された義経一行が、無事丹生山を下り鵯越へ向かった、というお話。

昔の話なので、どこまで本当なのか、よくわかりませんが…。


三宮からバスに乗り、箕谷駅前で衝原行きのバスに乗り換え、丹生神社前で下車。
バスを降りると田畑が広がり、所々にヒガンバナが咲く田んぼに、稲が干されていました。
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賑やかな六甲山系とはまた違う、静かな里山です。

石の鳥居をくぐり、集落を抜けて山の中へ。
町石が続く旧参道をブラブラと登ります。

朽木に付いていた、胞子を出そうとしている粘菌マメホコリ。
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やがて林道と合流し、さらに草木が茂る道を進みます。

何かいないかキョロキョロ探しながら歩くも、目につく虫は、蚊、蝿、虻、蜂が多い。
これは、ヒメバチの仲間かな。
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マツムラトガリヒメバチに似ていますが、脚にも白斑があるので違うみたい。

花にやってきた、ドロバチの仲間のスズバチ。
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葉っぱに、アブらしき影が映っています。
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丹生神社へ続く旧参道の分岐を見送り、さらに林道を進みました。
杉林が続く谷沿いの林道は、下草も少なく見るモノもあまりありません。

ガイドブックに書かれていない分岐があり、右が帝釈山で左が丹生山。
ここはコンクリートで舗装された左の林道を直進。

やがて坂が急になってきて、丹生山系の縦走路に出ました。

近くの木の洞にミツバチの巣が。
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暗いので、フラッシュで撮影。
多くのミツバチが出入りしています。

縦走路の右へ行けば帝釈山、左が丹生山。
何となく、ガイドブックの表記と違うような気がしましたが、左へ。

ガイドブックによると、20分ほど歩けば丹生神社に着けるようです。
しかし、左に道をとるといきなり道が2つに分かれてる。

うん?どちらに行けばいいのかな、まず左の平坦な道を進みました。
少し歩いたところで、ブ~ンと蝿だか蜂だかわかりませんが、何か飛んで来てまとわりつきます。

何となく手で追い払うと…
「痛っ!」
飛んでいた虫が手に当たった瞬間、激痛が走りました。

手を見ると、指に棘のような小さな針が刺さっています。
慌てて針を抜き、刺された所を絞ってみましたが、ヒリヒリと痛い。

針が抜けているので、どうやらミツバチだったもよう。
先ほど、巣を覗いたから、ついてきたのかな。

手がパンパンに腫れるんだろうか、アナフィラキシーショックは起きないか。
不安な気持ちがよぎりますが、こんな山の中では、どうする事もできません。

嫌な予感がするので、道を引き返して右の道へ進むと…

なんと、鳥居が現れ、丹生神社と書いてある。
なんでこんなに近い所に?

ガイドブックには20分とあったのに、2分ほどしか歩いていません。
まるでキツネにつままれたみたい。

とうとう、ハチの毒が脳に回ってきたのか。
誰もいない丹生神社の境内に入ると、隅に隠れるように丹生山と書かれています。

これはもう、道を間違えた、という事しか考えられません。
おそらく、縦走路に出る手前の分岐を帝釈山方面に進むのが正解だったようです。

しかし、義経のように道に迷わなくてよかった。
予定より早く丹生山に到着できたし、マァいいか。

ハチに刺された所も、チクチクしますが、思ったより腫れはありません。
(刺されてから2日以上経過しましたが、まったく問題なし)

丹生山には、丹生山城があったらしい。
丹生山城は、羽柴秀吉により焼き討ちにされ、数千人の僧や稚児が犠牲になったという。

近くにある稚児ヶ墓山の名前はその時の伝承によるものだそうだ。
稚児ヶ墓山、考えたらちょっと怖い名前の山です。

丹山神社に生えていた、ヤブマメ。
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帰りは、城跡から旧参道をたどり、途中の分岐から義経道へ。

しばらく下ると、コナラ等の雑木林が現れる。
木の幹に、キノコがたくさん生えていました。
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何のキノコか?

道沿いに咲いているのはシロヨメナかな。
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ここでも生えていたヤブハギ。
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こちらの方が実が多く付いていて、目目連みたい。

ハダカホウズキも小さな実を付けていました。
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この実は、やがて赤くなるようです。

民家が見えてきた辺りで見つけた、ベッコウシリアゲ。
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ヤマトシリアゲの夏タイプのオスです。
春タイプは黒いけれど、夏タイプは赤っぽく、かっては別種と思われていました。

サイクリングターミナルの横に出てコースは終了。
志染川(しじみがわ)を渡りバス停へ。

バスを待つ間、国の重要文化財に指定されている「箱木千年家」が近くにあるので見に行くも、入場料がいるようなので断念。

しかし「箱木千年家」とは、まるでミステリー小説に出てきそうな名前ですね。
by kou_shino | 2010-09-27 23:00 | 兵庫県(73頁) | Comments(0)

ファーブルフォト カシワクチブトゾウムシ?

今月のファーブルフォトは、カシワクチブトゾウムシだと思います。
近縁のコカシワクチブトゾウムシというよく似たゾウムシもいるのですが区別が付きません。
間違っていたら、ごめんなさい。
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毎回ゾウムシを探しているのですが、なかなか見つかりません。

探そうと思ったら見つからず、何も考えずに歩いていると、突然目の前に現れる、そんな感じです。
虫採りと山登りは両立しない、といった人がいたようですが、まったくその通りだと思います。

葉っぱの裏側にしがみついています。
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口元は、他のクチブトゾウムシとよく似た形です。
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拡大して見ると、体中鱗片が付いているのがわかります。
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コフキゾウムシやケブカトゲアシヒゲボソゾウムシと比べると、鱗片がしっかり付いている感じです。

背中の模様も鱗片で作られているのでしょうか。
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警戒を解いて動きだしました。
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胸部に接する頭部(首?)は、黒くて鱗片がついていません。
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やはり、鱗片が落ちると真っ黒な虫になるのでしょうか。
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不意に触ると、脚を縮めて死んだふりをします。
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擬死というやつですね。
しかし触っている状態で動いている場合、なかなか死んだふりはしてくれません。

横から見ると…
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バックが真っ白になりましたが、フォトショップで加工した訳ではありません。
たまたま、光源の加減で影が消え、周囲が白っぽくなっただけです。
by kou_shino | 2010-09-24 18:15 | ファーブルフォト(107頁) | Comments(2)

京都府 大尾山 大原の里から仰木の里へ

日曜日に、京都府と滋賀県の県境、比叡山系の大尾山(だいびさん)へ行ってきました。

ガイドブック等には大尾山とありますが、国土地理院の地形図では梶山(かじやま)となっています。
どうも、元々この山の名前は梶山だったらしいです。

それが、何かのミスで「梶」のヘンとツクリが別れて木尾山になり、木が大に誤植されて大尾山になったもよう。童髯山(どうぜんざん)という別名もあるらしい。

コースは京都大原三千院から登り、滋賀県側の仰木の里を経て堅田へ。
実は最初、仰木の里に出るとは思っていませんでした。

地図をぱっと見て、隣の伊香立に出ると信じ込んでいたのです。
仰木とわかったのは、林道から棚田へ出た瞬間でした。


大原のバス停から三千院への道をとり、自販機でお茶を買っていると、地元の方が現れ、ようやくヒガンバナの芽が出てきたよ、と教えてもらいました。
今年の猛暑で、ヒガンバナの開花も少し遅れているようです。

棚田が見られる場所へ行くと、すでに稲刈りは終わっていました。
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放射状に延びるうろこ雲でしょうか、大原の里も秋らしくなっています。
ヒガンバナの花は見当たりません。

三千院へ向かう道沿いに咲いていた小さな花。
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こちらはミズタビラコかな。
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三千院を過ぎて音無の滝(一の滝)へ。
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ここまでは観光客の人々もやってきます。
ここから大尾山へ向かう登山コースが始まります。

音無の滝の上を渡り、沢沿いの道を前進。
沢は大雨が降ったせいか、かなり荒れていて、沢沿いの道もわかりにくくなっています。

進んでいくと、紫色の花が見えました。
近づいてみると、なんとトリカブトです。
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今頃の時期に山を歩いていると、まれにトリカブトの花を見ますが、ある程度まとまって咲いているのを見たのは、伊吹山以来。

二の滝を過ぎ、さらに荒れた沢を進むと丸太の梯子が現れ、ようやく沢から脱出か、と思ったら三の滝の迂回路でした。
梯子を登ったところに咲いていたヤマジノホトトギス。
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ピィ、というシカの鳴き声がすぐ近くて聞こえ、ちょっとびっくり。
親と離れた小鹿でしょうか、スギ林で姿は確認できませんでしたが、しきりに鳴いていました。

沢沿いを進んでいくとクリンソウらしき群落があり、そこから沢を離れて山腹の尾根へ。
急な坂をズンズン登ると、比叡山系の尾根道と思われる所に出て少し右に歩くと大尾山山頂に到着。

坂道を登ってきたので、汗はかきましたが空気は涼しい。
山頂の木陰で休んでいると、汗が冷えて寒いほどです。

ここから滋賀県側へ下山します。
山頂近くに咲いていたのは、シコクママコナでしょうか。
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すぐ近くにいたヒキガエル。
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大きいので、ちょっとたじろぎましたが、ヒキガエルは石の如くピクリとも動きません。

ロープがある急な坂道を下り、谷筋へコースを変えると、ここもかなり荒れています。
歩く人はあまりいないのかな。

山道が見当たらないので、オタカラコウが咲く谷をひたすら下山。
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谷筋に生えていた、ヌスビトハギの仲間。
たぶんヤブハギだと思います。
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実の形が、「今昔百鬼拾遺」に出てくる、妖怪「目目連」の目玉みたい。

やがて舗装された林道へ。
林道手前には、ミゾソバとツリフネソウが咲いていました。
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林道を横断し、さらに沢が流れる谷へ突入。
沢沿いの道を少し歩くと、歓喜院(滝寺)の御堂が現れて、ようやく悪路ともお別れです。
滝修行の場がありますが誰もいません。

歓喜院を過ぎ、車道を少し進み、右手の林道へ。
林道を進んでいくと、朽ちた木が転がっているので覗いてみるとマメホコリが胞子を放出していました。
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よく見ると、左上の丸っこいモノは、胞子まみれになった小さな虫みたいです。
胞子を食べる虫なんでしょうか?

ズンズンと林道を進むと、周りの木々が減ってきて、田園風景がチラホラ見えてきます。
林道を抜けると、大きな桜の木がありました。

(この時はまだ、伊香立の田んぼに出た、と思い込んでいます)

桜の木の横に、棚田が見えました。
何となく形が変わっていて、馬蹄形に見えなくもない。

仰木にある馬蹄形の棚田に似ているなぁ、と思いながら、ひょっとして2つ目の馬蹄形棚田発見か?などと思いながら、棚田の近くに行くと…

ン!、どこかで見たような風景。
周囲を見渡したら、一瞬で記憶のパズルが完成しました。
似ているどころか、これは仰木の馬蹄形の棚田そのものです。
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なんと、何度か訪れた事のある、馬蹄形の棚田の真横に出るとは。
アレへ下りるとコレへ出ますか!
予想していなかった展開で、かなり驚きました。

いろいろ歩きまわっていると、思わぬ発見があるものですね。
大原の里と仰木の里がつながりましたよ。
もう少し道が整備されていたらいいのですが…

堅田駅を目指して、天神川沿いに仰木の里を歩いていると、今年最初のヒガンバナを見つけました。
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ようやく秋本番、ですかね。
by kou_shino | 2010-09-20 18:39 | 京都府(99頁) | Comments(4)

京都府 当尾の里 散策

今回は京都府南部、奈良県との県境に近い、木津川市にある当尾(とうの)の里へ出かけました。
当尾の里は、石仏や石塔が多く、石仏巡りで有名な所ですが、今回も昆虫巡りをしてきました。

JR加茂駅で降り、当尾目指して車道をひたすら歩きます。
まだまだ日差しは強いですが、先週までと比べると少しマシです。

車道沿いの草むらにいた、赤っぽいカメムシ。
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ブチヒゲカメムシかな。

ジョロウグモの巣も多い。
見ていると小さなオスが、隙を見て潜り込みメスの腹にくっ付きました。
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うっかり近づくと、メスがオスを捕食してしまう事があるようで、ジョロウグモのオスは、メスに近づくのも命がけです。

道路横の柵に、チョウのサナギがぶら下がっていました。
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タテハチョウの仲間かな?

池を過ぎて最初の分岐を、左手に田んぼの広がる道へ。

何箇所かクヌギ林があり、樹液にルリタテハ、サトキマダラヒカゲ、カナブン等が集まっていますが、スズメバチが多くいて、あまり近づけません。
今回は、キタテハの夏型タイプ。
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秋型は、裏翅が褐色となり、枯葉に擬態します。
後翅に小さなC字形をした銀紋があります。

西小の分岐辺りでは、ススキの穂が見られました。
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秋の気配が漂います、暑いですが…。

加茂青少年山の家を過ぎると、道は細くなり登り坂に。
ヤマトシジミやコミスジ等がヒラヒラと舞っています。

先っぽが白い尾状突起を持ったムラサキツバメ。
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先々週の飛鳥で見つけたムラサキシジミと、大変よく似ています。名前も似ています。
尾状突起が付いているのがムラサキツバメで、無いのがムラサキシジミ。

どうも尾状突起が付いいるシジミチョウは、ツバメという名前を持つ場合があるようで、似た名前が多い。
そして、ムラサキツバメも南方系のチョウで、以前は近畿以西に分布していたが、今では関東地方でも見られるとか。

細い道を歩いて行くと、足元にヤブランが目立ち始めました。
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谷を挟んで対岸に見える阿弥陀磨崖仏の前で少し休憩。

森の中ではツクツクボウシが合唱しています。
民家が見え出すと、ニイニイゼミの鳴き声も聞こえてきます。

集落の細い道を抜けるとやがて、広い舗装道路へ。

小さな小屋で野菜などの露店販売所があり、そこで面白いモノを見つけました。
吊るし柿ならぬ、吊るしトウガラシです。
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藁で編んで吊るしたトウガラシを見たのは初めて、何か意味があるのかなぁ。
1吊り100円で売っていました。

岩船寺への道に咲いていたギボウシ。
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赤トンボも多い。
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追伸:これはリスアカネのようです。もう一種類、違う模様の赤トンボもいました。

磨崖仏横の草むらにいた、シュレーゲルアオガエル。
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真後ろから見ても、黒眼がわかりますね。
後ろも見えるのでしょうか。

わらい仏を眺めてからしばらく岩船寺周辺を散策してから帰途へ。

帰りの道で、大きなトンボがクモの巣に引っかかっているのを見つけました。
トンボは動きませんが、クモの糸に巻かれてはいません。

クモの姿も無い。
あまりの大きな獲物で、クモも逃げてしまったのでしょうか。

クモの巣からトンボを摘まんでみたら、まだ生きています。
ギンヤンマですね。
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翅や脚に付いたクモの糸を取り除いて放してやると、最初はヨタヨタしていましたが、すぐに元気に飛んで行きましたよ。
by kou_shino | 2010-09-12 18:48 | 京都府(99頁) | Comments(2)

京都府 甘南備山のチョウたち

8月の間あれほどやかましかったクマゼミの姿も、9月に入ると律儀に姿を消し、夜は秋の虫たちがリーリーと鳴く季節に変わったはずなのに、日中は何故こうも暑い日々が続くのでしょうか。
太陽高度が傾き、日照時間も減っているはずなのに、昼間の暑さは8月並みです。

朝、元気に泳ぎ回るメダカたちに餌を与えてから、甘南備山へ向かいました。
近鉄新田辺駅から、一休さんで有名な酬恩庵を過ぎ、田畑が広がる甘南備山へ。

最近水の飲みすぎからか、朝から少し胃の調子が良くなかったんですが、炎天下の道を歩いていたら気分が悪くなってきました。
甘南備山は低い山ですが、今回は山の中に入らずに、登山口周辺を散策する事にしました。

最初に現れたのは、ハラビロカマキリ。
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ハラビロカマキリ以外にもカマキリは何匹かみました。
産卵に備えて、獲物を探しているのでしょうか。

マメ科の植物に産卵するツバメシジミ。
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小さな尾状突起がある後翅を、すり合わせる仕草がかわいい。

山で鳴いていたセミのほとんどがツクツクボウシです。
他は、アブラゼミとミンミンゼミくらいでしょうか。
一匹のツクツクボウシが葉っぱにとまっていました。
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様子がおかしいので、触るとポタリと落ちた。
ひょっとしてセミノハリセンボン(冬虫夏草)か、とも思いましたが、摘まんで見ると、腹に穴が開いていて、中からアリが出てきました。

クヌギの木で樹液を吸う、ルリタテハ。
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翅の裏側の模様が、樹皮とそっくり。
なんで、こんな翅なのにルリなのか、と言うと、表側にきれいな瑠璃色のラインが入っています。

サトキマダラヒカゲやスズメバチと一緒に、樹液に群がるルリタテハ。
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上の2匹がルリタテハ。少し開いた翅から、ブルーのラインが見えました。
スズメバチが恐ろしいので、これ以上近づけません。

セセリチョウも何種類かいるもよう。
これは、コチャバネセセリ。
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先週の飛鳥でも見たようなチョウがいましたが、よく見るとちょっと違う。
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左がヒメウラナミジャノメ。
ウラナミジャノメによく似ていますが、後翅裏側の目玉模様の数が違う。
ウラナミジャノメは3つしかありませんでしたが、こちらは5個ある。

右がコミスジ。
ホシミスジとよく似ていますが、ライン模様が微妙に違う。

2年前に、ツリフネソウがたくさん生えていた場所へ行ってみましたが、ツリフネソウの数が激減していました。工事現場は無くなったんですが、ちょっと雰囲気がかわっていました。

トンボも何種類かいました。
これは、オオシオカラトンボのメス。
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オスとは色がかなり違います。

これは、オニヤンマかな。
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目玉の色が美しい。

黒いアゲハがいたので、写真を撮って見ると、何やら妙な違和感が。
このアゲハ、後翅に尾状突起がありません。

という事は、これはナガサキアゲハのオスでしょうか。
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シーボルトが長崎で見つけたのでナガサキアゲハというらしいのですが、元々南方のアゲハで、昔は九州より南にしかいなかったらしい。
図鑑を見ると、分布は近畿地方以西から南西諸島と書かれてありましたが、温暖化の影響からか、今では関東でも増えているようです。

ナガサキアゲハのオスは黒く、メスは白っぽい。
メスは、南へ行くほど白っぽさが増えあでやかになるらしく、尾状突起のある個体もいるようです。

どこからともなくヒューンと飛んできたのは、ハンミョウです。
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アゴが大きくて恐ろしげな面構えですが、色はとてもきれい。

帰りに田んぼにあるコスモス畑に寄ったら、キアゲハがいました。
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秋は確実に来ているんですが、紅葉は無理でしょうね。

暑い暑いと思いながら家に帰ると、ショックな事が起こっていました。
朝見た時は元気だった、1つの水槽のメダカが全滅。

8月の猛暑も乗り切ったのに、いったい何故?
考えられる原因は、太陽高度。

8月は太陽が高かったため、直射日光にあまり当たらなかったのに、太陽高度が変わりモロに直射日光を受けてしまった。
しかも暑さは8月と同じで、水温はおそらく40度を超えてしまったんでしょう、別の場所に置いてある水槽の水温とは、まったく違いました。
あ~、悲しい。
by kou_shino | 2010-09-05 18:06 | 京都府(99頁) | Comments(2)

奈良県 飛鳥高松塚 ナンバンギセルとルリモンハナバチ

残暑厳しい日々が続く、8月最後の日曜日に奈良県飛鳥へ行ってきました。

奈良の飛鳥といえば、謎の石造物や古墳が多くあり、歴史的な場所が多いのですが、里山明日香村に隣接し、古墳の森も宮内庁によって保護されているので、昆虫など小さな生き物もよく出会えます。

近鉄飛鳥駅から高松塚へブラブラ歩いて行くと。
最初に現れた昆虫が、ジャノメチョウの仲間のウラナミジャノメ。
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何故か全国的に減少している種で、京都府では準絶滅危惧種に指定されています。
ここでは、普通に見られるのに。

次によく見られたのがムラサキシジミ。
翅の裏面は非常に地味ですが、翅を広げると、表面はルリ色で美しい。
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翅を広げてくれない個体と、絶えず翅を広げてくれる個体がありました。

セセリチョウの仲間も多い。
小さな紋が一列に並んでいる、イチモンジセセリもいましたが、ここではキマダラセセリを。
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セセリチョウの仲間は3~4種いたような気がします。

他に見つけた蝶は、ゴマダラチョウと、
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ホシミスジ。
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ホシミスジは、蛾の仲間と思っていましたが、タテハチョウの仲間だったんですね。

クヌギ林にいたのは、サトキマダラヒカゲ。
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ヤマキマダラヒカゲと区別が付きにくいのですが、翅の下から四つ目と五つ目の黒色眼状紋の黄色い部分が多いので、これはサトキマダラヒカゲ。
ということは、山門水源の森で見たのは、ヤマキマダラヒカゲだったのかなぁ。

飛鳥に来た目的の一つ、ナンバンギセルが咲いている頃、というので、ススキらしき植物を探しまわるのですが、なかなか見つけられず。
ウロウロ歩きまわり、これはススキだろうと思う植物の群落の根元を見たら、咲いていましたよ、ナンバンギセルが。
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イネ科の単子葉植物の根に寄生する、ハマウツボ科の寄生植物ナンバンギセル(南蛮煙管)。
この植物を栽培しようとしたら、まずススキかミョウガを栽培しなくてはなりません。
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咲いているものよりツボミの方が多かった。

オミナエシの花に、多くの昆虫が集まっていたので覗いてみると。

気になる青っぽいハナバチが飛んでいました。
これはひょっとして、あ・い・つ!
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そう、ケブカハナバチに労働寄生し、自分では子育てを一切しないルリモンハナバチです。
1ヶ月ほど前に、和歌山で初めて見つけて以来、2回目の登場。
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京都府では絶滅危惧種に指定されていましたが、和歌山から奈良へと、徐々に近づいてきました。
次はぜひ京都で出会いたいですね。
ナンバンギセルとルリモンハナバチ、奇しくも寄生というキーワードでつながりました。

オミナエシの花にいた蛾、キマダラコヤガ。
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日中でも花の蜜を吸いに来る蛾で、最近数が減ってきている種らしい。
今日は、キマダラコヤガの他、サトキマダラヒカゲ、キマダラセセリと、やたらキマダラな昆虫も多い。

最後に蛾の仲間、ヨツボシホソバのメス。
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黄色い翅を広げると黒い点が四つありますが、翅を閉じた姿はミツボシにしか見えません。
オスの翅は灰色っぽくて黒い点もありません。

幼虫は地衣類を食べる、コケガの仲間。

それにしても、いつまで続くのでしょうか、この暑さは。
by kou_shino | 2010-09-01 18:51 | 奈良県(58頁) | Comments(0)


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


by kou_shino

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