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京都府 芹生の里散策 春

土曜日に、京都北山の芹生の里を歩いてきました。

出町柳からバスで峠下へ。
鞍馬辺りから、うっすらと雪が積もっていたのでバスから出ると寒い。
市内では桜が咲き始めているのに、少し山に入るだけで冬に戻った感じです。

旧花背峠への沢道を、雪を見ながらポツポツと歩く。
雨が多かったせいか、山道が川になっています。

雪をかぶった沢沿いの岩に、何やらキノコのようなモノが。
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これはジャゴケの雌器托です。

こちらのコケの朔に付いた水滴も氷っているみたい。
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まだ右腕が痛いので、ロープが付いた坂はきつい。
しかし、沢を登れば後は林道歩きになるはず。

右手に鹿よけネットが張られている。
どうもシカが増えて野草を食べるので、根絶する植物も出るのではないか、と心配です。

花は蜜があって美味しいのか、よく食べるらしい。
困ったことだ、と思いながら歩いていると、何やらバタバタと音がする。

音のする方を見ると、なんと小鹿が鹿よけネットに絡まっていました。
e0035757_23521844.jpg

かわいそうなので放してやろうか、と少し近づくと、目をひんむいて狂ったように暴れます。
これでは、うかつに近づけません。

下手すりゃ、首の骨が折れるでしょうし、こちらも怪我をしそう。
どうしたものかとしばらく考えましたが、どうする事もできません。

私は初めて見ましたが、北山をよく歩く人は、時々ネットに絡まるシカを目撃するらしい。
里に近い山を歩けば、必ず、と言っていいほど鹿よけネットがあります。
今回のような状況は、今後も増えていきそうな気がします。

後で知りましたが、鹿よけネットに絡んだシカを助けようとした人が、急に暴れたシカの角が刺さって亡くなったという事件もあったようです。

近くにシカの角の一部が転がっていました。

後ろ髪を引かれる思いで沢を歩き終えると、平坦な林道に出て、少し歩けば旧花背峠。
ここから、芹生の里への道を下ります。

林道横の崖地には、霜柱がびっしり。
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20cm程のツララも多く見られます。

沢沿いには、クリンソウの新芽が伸び始めています。
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カンスゲ等の草は、シカに食べられた跡がありましたが、クリンソウは無傷です。
クリンソウには毒があるので、シカは食べないそうです。

追記・・・・・・・・・・・・
クリンソウに毒があるのでシカは食べない、と書きましたが、ネット検索すると、クリンソウはシカの大好物と書かれたブログも並んで表示されます。
どちらかが間違いなのでしょうか、いや、どちらも正しい可能性もあります。

シカが食べないと書かれた方は関西地方が多く、シカは食べると書かれた方は関東地方です。
これは、地域によってシカの食性が違う可能性が考えられます。

関東地方でシカが食べる、という事は関西地方でも、何かのきっかけがあれば、シカがクリンソウを食べる可能性は大いにあるのではないでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・

やがて芹生の里に到着。
民家が何件かありますが、ほとんど人は住んでいないような雰囲気です。

芹生の里では桜はまだツボミ、梅の花がやっと咲き始めた、という感じですかね。
鮮やかなミドリ色のタマゴケが丸い朔を出していました。
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あまり花も咲いていないようなので、芹生峠から貴船へ抜ける道を歩きます。

芹生峠を越えたあたりのコケを見ていたら、1cmほどの小さなマッチ棒の様なものが伸びています。
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何でしょうね、先っぽは胞子嚢みたいです。

しばらくじっと見ていたら、あちらこちらから伸びているのが確認できました。
ゼニゴケの仲間?でしょうか、そこから生えている朔のようにも見えます。
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美しい小鳥の鳴き声を聞きながらずんずん貴船へ下っていくと、ようやく野草の花が目につくようになります。
ミヤマカタバミ、ミヤマキケマン、コツボスミレ等が咲いています。

ヤマネコノメソウも咲いていましたが、貴船といえばボタンネコノメソウ。
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京都の野草図鑑によると、ボタンネコノメソウは貴船のものを基本種として命名された、とあります。
奥貴船橋まで来ると、スズシロソウが群生していました。
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橋の近くには、シカの骨も転がっていましたよ!

これでも花?と思えるカテンソウ。
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五角形の箱のようなツボミが開くと、オシベが弾けるように飛び出し花粉を散布します。
オシベが出ている花は見当たりませんでした。

貴船神社まで来ると、ポツポツと観光客が増えてきます。
まだ寒いので、それほど多く来られていませんが。

叡電貴船駅までの道沿いに咲いていた小さな白い花。
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これはハナネコノメソウなのかな?
白い部分は花弁ではなく、萼片です。
by kou_shino | 2010-03-30 00:33 | 京都府(99頁) | Comments(4)

ファーブルフォト オジロアシナガゾウムシ

今月のファーブルフォトは、去年撮ったオジロアシナガゾウムシ。

以前紹介した、シロコブゾウムシと同様、よく見かけるゾウムシです。
顔は、シロコブゾウムシとは違い、ゾウムシの所以たる細長い口を持っています。
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白黒模様で、パンダゾウムシという人もいますが、鳥の糞に擬態している、といわれています。
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ゾウムシの仲間は、世界で最も多い種類を持つ昆虫ですが、姿はそれぞれ個性的です。
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裏側から。
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しがみ付く力は強いが、そっと触ると、手足を丸め、コロンと転がって死んだマネをします。
その転がった姿が鳥の糞に似る。

死んだマネをするオジロアシナガゾウムシの顔。
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アリの腹のような触覚も面白い。
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クズの葉を食べる、という事ですが、長い口は葉を食べるのに適しているのでしょうか。
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長い口の先には、小さなアゴがあるように見えます。
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卵を産むために、クズの茎に穴を開けるには便利なのかも。

幼虫は、クズの茎に虫こぶ(虫えい)を作り成長します。
オジロアシナガゾウムシの幼虫が作る虫こぶは、クズクキツトフシと呼ばれています。
by kou_shino | 2010-03-25 23:40 | ファーブルフォト(107頁) | Comments(2)

滋賀県 石部 臥龍の森から美松自生地へ

今年になってから右腕を痛めてしまい、難儀しております。
継続的に重いモノを持ち運びし続けた事が、禍した模様。

骨に異常があるわけではなく、また筋肉痛でもありません。
シップしても、薬を塗っても、なかなか症状が改善しているという感じがしないのです。

十数年前に、右腕を機械に挟まれ筋肉裂断した時の影響も出ているのかもしれません。
腕の神経がおかしくなっているのかも。

利き腕が痛いので、なかなか山歩きに行こう、という気になれず、今回は滋賀県石部を散策してきました。
石部はかって東海道五十三次の石部宿として栄え、歌川広重の東海道五十三次にも描かれています。

JR草津線石部駅から、ブラブラ歩いて雨山文化運動公園へ。
運動公園の中から、森林浴の森日本100選に選ばれた、臥龍の森へ散策ができます。

臥龍の森を歩き始めてすぐに見つけたショウジョウバカマ。
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沢がある所にも群生していましたが、まだツボミの状態も多い。
ツボミの先からメシベの頭が見えています。
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ショウジョウバカマは葉の先端部から芽を出す、栄養繁殖ができます。

坂道を登っていくと、足元に赤い花がちらほら咲いているのが見られました。
イワナシの花です。
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果実はナシのような味がして甘いらしい。

一番よく見られたのはヒサカキの花。
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探偵ナイトスクープで、花の匂いが塩ラーメンの匂いに似ていると取り上げられた事があります。
しかし、匂いを嗅いでみても塩ラーメンの匂いはしませんでした。

臥龍の森から再び雨山運動公園へ戻り、湖南三山の常楽寺を経て長寿寺へ。
途中の田んぼの畦にはカンサイタンポポが咲いていました。
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西洋タンポポが幅を利かす中、和タンポポが残っている自然はうれしい。
周りはオオイヌノフグリが咲いています、そういえばイヌノフグリはさっぱり見なくなりましたね。

シロバナタンポポも咲いていました。
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西日本で多く見られる、といわれるシロバナタンポポですが、最近の京都ではあまり見かけません。
昔は田んぼでも見られたんですが…

このシロバナタンポポ、なぜか滋賀県ではよく見られます。
いままで何回かシロバナタンポポの種を持って帰り、発芽させているのですが、すべて途中で枯れてしまいました。

どういう事なんでしょうね。
シロバナタンポポは暖かい環境を好むといわれているのに。
(どうもシロバナタンポポは川など水に近い場所で、尚且つ、水はけの良いところでよく育つらしい)

私は以前、タンポポに興味を持ち、日本各地に存在するという20種類以上の和タンポポを育てようと考えたことがあります。
白山に登った時も、室堂の近くに咲いていたタンポポの種を持ち帰り、発芽させた事もあります。

もっとも、後で知ったのですが、白山で咲いているタンポポは、ミヤマタンポポで高山植物です。
高山植物が平地の夏を乗り越えられるわけもなく、翌年の夏にすべて枯れました。

それが原因ではありませんが、日本各地の和タンポポを育てる事をあっさりと諦めました。
最大の理由は、カンサイタンポポもトウカイタンポポもカントウタンポポもミヤマタンポポも、見かけの区別がつかない、という事です。

最初からわかっていた事ですが、どれも同じに見えるはちょっと悲しい。

ちなみに、イタリア産で和名がモモイロタンポポというピンク色のタンポポがあります。
タンポポに近い種で、一年草。日本でも種が買えるようです。

長寿寺から足をのばして紫雲の滝へ。
滝のまわりには、湿地を好むヤマネコノメソウが咲いていました。
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花弁はありませんが、黄色いオシベが見られます。

ようやく紫雲の滝に到着。
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阿星山から流れ落ちる水が巨岩からほとばしっています。
しばし休憩。

紫雲の滝から再び長寿寺へ。
帰り道で見つけたミヤマカタバミ。
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最初、一輪だけが咲いている、と思っていましたが、よく見るとそこらじゅうにチラホラと咲いています。
さらによく見ながら歩いていると、小さなスミレが咲いていました。
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長寿寺から農道を歩き、街道筋を抜けてウツクシマツの自生地へ。
住宅地の横から、少し歩くと広場のような所にウツクシマツの自生地があります。
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ウツクシマツ(美松)。
アカマツの劣勢遺伝で多行松ともいわれるウツクシマツは、日本でここでしか自生していないようで、国の天然記念物に指定されています。

松は、一本の幹に枝は横に伸びる、というイメージがありますが、ウツクシマツは幹が複数に分かれ、葉先が上に集まり傘型になる珍しい松。
アカマツは変形しやすい種のようで、園芸品種として作られた松は各地にあるようですが、自生地は日本ではここだけ、と。

「日本では」と意味ありげに念を押している感じは、おそらく海外でも自生している可能性はあるのでは、と勘ぐりたくなります。

案内板によると、劣性遺伝によって生まれたウツクシマツには、4形態あると書かれています。
1、扇型(上方山形):地際から1.5~2mのところから幹がいくつかに分岐し、扇常となり、樹冠の上部が山形になっている。
2、扇型(上方やや円形):1と同型ですが、上方がやや円くなっている。
3、傘型(多形型):地際から幹が多数分岐しており、樹冠は傘状に広がっている。
4、ホウキ型:幹の分岐の仕方は3と同じですが、樹冠の広がりが狭く、全体がホウキ状になっている。

どのような松なのか、それらしいウツクシマツを探してみました。
まずは扇型。
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左の松が上方山形で右の松が上方やや円形に見えます。

次に傘型。
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ちょっと傘に見えないかもしれませんが…

最後にホウキ型。
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まだ幼い松です。

こんな感じでしょうか。
違っていたらごめんなさい。

劣勢遺伝による変わりモノを「美しい」と感じる感性は江戸時代からあったようです。
特に東海道から近かったウツクシマツは、今以上に大切に保護されていたのではなかろうか、と思われます。

今回歩いてきて、右腕の痛みはさほど感じませんでしたが、家でマウスやキーボードを操作する時が、一番難儀いたしました。
by kou_shino | 2010-03-22 00:34 | 滋賀県(79頁) | Comments(2)

滋賀県 近江今津 発熱植物ザゼンソウ

今回は、滋賀県近江今津の響庭野(あいばの)湿地へ、発熱する植物としてニュースでも放送された、ザゼンソウを見に行ってきました。

響庭野湿地のザゼンソウ群生地は以前より聞いてはいましたが、行くのは初めて。
国内南限の自生地らしい。

近江今津の駅からバスに乗り「ざぜん草前」で下車。
駅から歩いても20分ほどの所だそうだ。

「さぜん草前」で降りて周りを見ても、湿地があるような感じはしません。
なんか普通の住宅地の前。

近江今津のザゼンソウ群生地は、住宅地横の竹藪の中にありました。
もっと山裾にあるのか、と思っていたので、かなりイメージが違う。

柵に囲まれた群生地には、思ったより多くザゼンソウが咲いています。
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ザゼンソウはサトイモ科の植物で、湿原に群生する植物で、暗紅色の仏炎苞で、黒いミズバショウともいわれています。
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しかし、発熱植物とはあまり聞かれない言葉ですねぇ。

外気温が氷点下でも、小さな花が集めった肉穂花序と呼ばれる部分が、20℃ほど発熱します。
雪に埋もれても熱が周囲の雪を溶かしてしまうようです。
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他には、ヒトデカズラ、ソテツ、ハス等の発熱植物が発見されていますが、ミズバショウは発熱しないらしい。

1つの肉穂花序には、亀甲状に小さな花が集まっていて、最初メシベが成熟し、移行期を経て、オシベが成熟します。そのメシベが成熟する約1週間ほどだけ発熱するようです。

発熱の理由は、昆虫を呼び込みやすくし受粉しやすくするため、ともいわれていますが、花粉管の発芽や伸長に必要な温度で、種の保存のため、と考えられています。

サーモスタットのように発熱量を20℃前後に維持するという、温度制御メカニズムを産業に応用できないか、という研究もされているもよう。

今はオシベが成熟する花が多いようで、黄色い花粉が目だつ花が多かった。
2月ごろだったら、雪の中から顔を出したザゼンソウを見る事が出来たかも。
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僧侶が座禅を組んでいる姿に見えるからザゼンソウ。
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達磨大師の座禅を見立ててダルマソウとも呼ばれる。
また、悪臭があるので、英名ではSkunk Cabbade(スカンクキャベツ)だ。

日のあたりが良い所では、大きな葉を付けたザゼンソウも多い。
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変わったザゼンソウ発見。
最初、2つのザゼンソウが向き合っているのかと思いましたが、どうも違うようです。
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仏炎苞が左右から覆うようにありますが、歪な形の肉穂花序が一つあるだけ。
どうなっているのかな。

発熱植物として、テレビでも紹介されたので、多くの人が次々のやってきます。
その熱気は、発熱植物に負けていません。

帰りは、石田川沿いにブラブラ歩いて駅へ。
田んぼの畦にはオオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウなどの花が咲いていました。
オオイヌノフグリには、小さなハナアブも。
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他には、フキノトウに、
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ツクシもたくさん生えていました。
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ツクシは石田川沿いにも多く生えていましたが、今年も遅すぎたようで、穂が開いているのが多かった。
by kou_shino | 2010-03-13 18:07 | 滋賀県(79頁) | Comments(0)

兵庫県 保久良梅林 咲くやこの花と木に付く生物

先週あたりから、急に暖かくなると同時に、鼻がムズムズしクシャミ連発、目も痒い。
2月下旬から、花粉症の症状が出始めたのは、チト早いような気がする。

日曜は、保久良梅林へ行ってきました。
保久良梅林は、メジロだけではなく、ウグイスも来る時があるので、毎年のように訪れます。

阪急岡本駅からイノシシがいる川沿いに歩いて行くと、今年もいましたイノシシ達。
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オスは先に移動した模様で、メスと子供達が川の中を嗅ぎまわりながら、移動し始めていました。

近くの岡本梅林は、行列ができるほどの混雑ぶりです。
とても行く気にはなれません。

保久良梅林まで、坂道を登ってようやく到着。
梅林を見ると、梅林横の笹藪が刈り取られています。

なんか、いやな予感。
いつもは、この藪にウグイスがいるのです。
そして、藪にいるウグイスが、何かの拍子に梅の枝にとまることがあるのです。

しばらく様子を見ていると、ウグイスの鳴き声はするのですが、なかなか現れてくれません。
それどころか、今回はメジロの姿も無い。

周りの森も中には、小鳥の鳴き声や飛ぶ姿を頻繁に見るのですが、なかなか梅の木に来てくれません。
今年の「梅にウグイス」は諦めるしかありませんね。

「梅にウグイス」という言葉に、以前から不思議に思っていたことがあります。

「梅にウグイス」は春の縁起物として、花の代表として「梅」、鳥の代表として「ウグイス」を並べた言葉ですが、日本で花といえば「桜」なのでは。
何故「桜にウグイス」ではないのかな、と思っていました。

西行法師の「願はくは 花の下にて春死なむ その如月の 望月のころ」という歌があります。
昔から「花」といえば「桜」ことだと、ずっと思っていました。

ちなみに「桜の下に死体が埋まってる」という都市伝説は、この歌からきているらしい。

しかし「花のふしぎ100」という本を読むと、奈良時代から平安時代の初めまでは「花」といえば「梅」で、それ以降が「花」といえば「桜」に変わったと書いてある。
西行法師は平安末期から鎌倉時代の人なので、「花」といえば「桜」なんでしょうが、「梅にウグイス」というフレーズができたのは、奈良時代ということでしょうか。

平安時代前に作られた、「咲くやこの花」のフレーズで有名な難波津の歌「難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花」の「この花」は「梅」の花だそうです。

ウグイスやメジロも姿を見せず、イノシシまで現れないので、「咲くやこの花」をしばし鑑賞。
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八重咲きの花びら。
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こちらの花は、なんかちょっと変。
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なんでしょう、オシベに花びらが付いています。

このようにオシベが花弁化することを、「旗弁」といい、よく見られる現象らしい。
オシベが完全に花びらになるとどうなるか、というと「八重咲きに」なるという。

八重咲きの多くは、オシベの花弁化によるモノなんですねぇ。

花の次は木の幹を観察、いろんな生物が付いています。
梅の花のようキノコ、菌類のスエヒロタケかな。
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こちらは地衣類、ウメノキゴケの仲間。
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梅の木だけでなく、いろんな所で見られると思いきや、環境の変化に敏感で、大気汚染が進むと生きていけないらしい。
ウメノキゴケは環境指標生物として環境調査にも使われているとか。

蘚苔類のコダマゴケもついています。
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図鑑によっては、タチヒダゴケと書かれている場合もあります。

カマキリの卵嚢もよく見られました。
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テントウムシもいました。
黒地に赤星模様がある、アカボシテントウ。
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2月下旬なのに、もう活動しているのかな。

うん、確かに活動している。
e0035757_231839100.jpg

もう春ですね。
by kou_shino | 2010-03-04 23:23 | 兵庫県(73頁) | Comments(0)


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


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