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ファーブルフォト ホトトギスとオシロイバナ

今月のファーブルフォトは、庭に咲いていたホトトギスとオシロイバナの花。

花弁の斑点模様が、ホトトギス(鳥)の胸にある模様に似ているので、ホトトギス。
変わった形状の花を咲かせます。
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花被片は6枚。
外花被片3枚と内花被片3枚。

ガク片が花弁とほぼ同じ形、同じ色になった花を「等花被(とうかひ)の花」といい、
ガク片を外花被片、花びらを内花被片という、との事。

花被片の根元には、黄色い模様があります。
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ホトトギスの花を見ていると、何やらツブツブした突起を付けたモノがありました。
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オシベに覆いかぶさるよう伸びているメシベの一部です。
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何とも動物的な感じで、鉄腕アトムに出ていた、巨大カタツムリのゲルニカを連想します。
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メシベの突起物は、腺毛状突起とよばれるらしい。
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なんだかヒョウタンツギみたい。


次は、手榴弾のような形をした種の中にある、白いデンプンの粉が化粧のおしろいのようなので、オシロイバナ。
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オシロイバナの花は、夕方から咲きはじめ、朝、日が昇り始めると萎みます。
萎んだオシロイバナ。
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オシロイバナを調べてみると、花弁は無い、と書かれている。
これには少し驚いた。

じゃあ、あの萎んだ、色とりどりの花弁のようなモノは何ですか、というと、あれはガク片だという。
じゃあ、根元にある、ガクのようなモノは何ですか、というと、あれは苞(ほう)だという。

「ほう、そうなんですか」と、言うしかない。

花弁が無く、ガクだけの花を単花被花(たんかひか)という、との事。

ガク片の中にあるのは、正真正銘のオシベとメシベ。
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オシベには、丸い花粉が付いています。
オシベとメシベの色は、ガク片の色と同じ場合が多い。

きれいな円形をした花分です。
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メシベに花粉が付くとこんな感じ。
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メシベには、突起があり、それに花粉が付いているようです。

ガク片の根元、苞の中には種になる子房があります。
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このオシロイバナの子房で、アリを釣る遊びがあるようです。
by kou_shino | 2009-11-30 00:05 | ファーブルフォト(107頁) | Comments(2)

東海自然歩道 大河原~笠置 布目川甌穴群と木津川巨岩群の地衣類

急に一日休みになったので、笠置山にでも登ろうとか、と家を出たのですが、段取り悪く木津に着いたのが昼時。
空も曇天で、晴れるようすもなかったので、笠置山は諦めて、大河原から笠置までの東海自然歩道を歩くことにしました。

1時間に1本、1両しかない関西本線の電車に乗って、無人の大河原駅で下車。
ちなみに、大河原駅や笠置駅で、現時点ではicocaが使えません。

大河原駅から車道を横切り、川原へ降りる道に入り、欄干がないコンクリート製の潜没橋(沈下橋)を渡る。
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潜没橋(沈下橋)とは、川が増水した時に水面下へ沈み、増水による橋の破損を防ぐために設計されている橋。
ここの潜没橋は「恋路橋」という演歌に出てきそうな名前を持っていますが、これは、橋を渡った先にある、「恋志谷神社」に由来するようです。

御醍醐天皇の側女を祀った恋志谷神社は、柳生一族にゆかりのある天満宮の境内社だったようですが、恋志谷神社の方が有名になったもよう。

神社の前に東海自然歩道の道標があるので、それに従い前進。
木津川沿いを歩くので「銀の帯ハイキングコース」といわれているコースです。

しばらく車道を歩き、1502年に作られたという十一面観音磨崖仏を過ぎ、少し進むと川沿いの自然歩道へ。
夜に雨が降ったせいか、周りの草木は湿っていて、枯れ葉の色に同調したかのようにくすんだ感じですが、道沿いに生る真っ赤なフユイチゴの実がよく目立ちます。
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フユイチゴの他に目立つ真っ赤なモノは、マムシグサの実。
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山側からは、岩を掻い潜って細い沢が落ちてきます。
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しばらく歩くと、再び潜没橋が現れ、飛鳥路の集落へ。
小さな踏切を渡り、一旦木津川を離れます。

飛鳥路から見える周囲の山は、よく色づいているようですが、曇天なのでいま一つ。

少し山側に入ると、木津川の合流する布目川が見えてきました。
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橋を渡ると、布目川甌穴(おうけつ)群河原があります。
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甌穴(ポットホール)とは、河底の窪みに、渦巻流が生じ中に落ちた小石が回転しながら川床を深く削ってできる穴。
堅い花崗岩にできる甌穴は、数十万年から数百万年かかるようです。

まるで人工的に開けたような円形の甌穴。
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布目川沿いのモミジ。
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束になって生えている草は、ヒガンバナの葉です。

布目川の流れは、水量が多い感じで、ゴーゴーと結構激しい。
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まるで横に流れる滝のようです。

流れの中にも葉を付けた植物が見えます。
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甌穴群を過ぎると、やがて布目川は木津川と合流し、再び木津川沿いを進む。
自然歩道は小さな踏切を渡り、関西本線と木津川の間を進む。

以前に来た時は、この踏切に遮断機は無く、ただ線路に枕木が並べてあるだけでした。
線路と自然歩道も異様に接近していて、「本当にここを歩いてよいものか?」という感じでしたが、さすがに今はしっかりした柵が付けられています。

木津川の流れ。晴れていると銀の帯に見えるのか。
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砂の川岸もあるようです。

笠置駅に近づくと、巨大な岩が増えてきます。
木津川の河原巨岩群です。

対岸の岩壁を見ると、岩の表面にオレンジ色の部分が見えます。
これは、たぶん地衣類でしょうね。アカサビゴケでしょうか。
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地衣類の仲間は、高級食材のイワタケやリトマス試験紙のリトマスゴケなんかが有名ですが、寿命は長いが成長が遅く、巨大な岩壁でないと大きな地衣類は見ることができないようです。
中には1300年以上成長を続け、2m近くにまで広がった地衣類もいるらしい。

上のガードレールと比べると、ここの地衣類も、かなり広範囲に広がっているように見えます。

500年以上前の磨崖仏や、数十万年前以上かかってできる甌穴群が見られる場所です。
さぞや長い間、岩にへばり付いているのでしょうね。
by kou_shino | 2009-11-28 18:08 | 東海自然歩道(2頁) | Comments(2)

京都府 箕ノ裏ヶ岳 かわいいクチベニタケと謎の物体

最近、土曜や祝日も働く場合があるので、今週は久しぶりに土日休みの2連休です。
世間的には3連休のようですが。

今回は土曜日に、岩倉から箕ノ裏ヶ岳を登り、静原神社を経て鞍馬に至るコースを歩いてきました。
鞍馬は人が多そうなので、少し躊躇はしましたが、静原神社のイチョウの黄葉を見たく決行。

叡山電鉄岩倉駅から、とりあえず実相院目指して進んでいくと、田んぼの畦の所々に、細い葉がかたまってこんもりと生えていました。
まぁ、知っている人は知っていると思いますが、この草、とういうかこの葉がヒガンバナの葉っぱなんです。
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以前、ヒガンバナに葉が無い、という話をした人に、植物なんだから葉はあるだろうと、言おうとした時、よく考えたら今まで「ヒガンバナの葉」というのを見たことが無いのに気が付き、何も言えなかった事がありました。
いや、ひょっとしたら見た事はあるかも知れません、しかし、これがヒガンバナの葉だと認識したことはありませんでした。

その時ネットで、ヒガンバナの葉を調べていたので、今回、田んぼの畦を見た時にすぐに気がつきました。
ヒガンバナの葉は、花が終わった後に生えてきて、春になると枯れてしまうようです。

一度見つけてしまうと、そこらじゅうにヒガンバナの葉が生えていることに気がつきます。
どうして今まで気がつかなかったのか、不思議なくらいです。

実相院の横を進んでいくと、道横の草むらの中に、キチジョウソウの花が申し訳なさそうに咲いていました。
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住宅地を過ぎると、箕ノ裏ヶ岳が正面に見えます。
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クヌギの葉っぱも色づき始めていますね。
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山道に入りしばらく歩いてから、ガイドブックを見ると、右手に見逃しそうな登り口がある、と書いてある。
完全に見逃してしまったもようなので、後戻りしながら探してやっと登り道を発見。
すごくわかりづらい。

山道を登って行くとやがて尾根歩き。鹿除けのネット沿いに進むとやがて静谷への分岐に到着。
ここから箕ノ裏ヶ岳の山頂へ。
山頂は周囲に木が生えていて、展望は無し。
写真に撮っておきたいような被写体も特に無し。

先ほどの分岐に戻り、静原へ。
やがてお墓が見えてきて、山道は終了。
舗装された林道を進む。

林道横の崖地にツチグリが生えていたので、他にも何か居ないかと探していると。
真っ赤な口紅を付けた、かわいらしいキノコを発見。
クチベニタケです。
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時期が遅すぎたのか、あまりきれいなモノは少ない。
このクチベニタケ、日本では普通に見られるキノコですが、海外では珍種との事。
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初めて見ました。

近くにあった謎の物体。
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粉っぽいので胞子かと思ったんですが、なんか丸いツブツブもある。
菌類?粘菌?

こちらも謎。
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最初コケの一部が白くなっているだけかと思いましたが、どうも違うようです。
なにコレ?地衣類?

このジャガイモのようなモノは?
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ジャガイモタケかな。

林道を抜けると、静原の里へ。
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田んぼが広がり、ヒガンバナの葉も点々と生えています。

足元に、また不思議なモノが。
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キノコの仲間でしょうね、たぶん。

田んぼの横を歩いていると、どんよりした雲が増えてきて、少し冷たい雨がパラパラと降りだした。
雨はすぐにやみましたが、気温が冷えて、風が寒い。

寒さに耐える、ツチイナゴとキイロスズメバチ。
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ようやく静原神社に到着、しかし。
なんと、お目当てのイチョウはすでに落葉していました!
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どうもイチョウは個体差があるようで、同じ地域の中でも、黄葉してない木、黄葉した木、落葉してしまった木が同時にあるようです。
後のイチョウとモミジはイイ感じになっているのに。

静原神社から東海自然歩道と京都一周トレイルの標識をたどり、薬王坂を経由して鞍馬へ。
薬王坂の峠近くの朽ちた切り株に、小さな黄色いツララのようなモノが。
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たぶん菌類の仲間だと思います。
知識が無いばっかりに、不明生物続出で、まっこと面目ございません。

鞍馬駅からは、観光客一杯の叡電に乗り、もみじのトンネルも見ることなく帰宅しました。
by kou_shino | 2009-11-22 17:01 | 京都府(98頁) | Comments(2)

兵庫県 羽束山 山茶花梅雨の合間に紅葉見物

11月の立冬が過ぎたころに降り続く雨の事を、サザンカの花が咲く頃降る雨という意味で「山茶花梅雨(さざんかつゆ)」というようです。

季節の変わり目に降る雨には、それぞれ名称が付いています。
冬と春の間が「菜種梅雨」、春と夏の間は「梅雨」、
夏と秋の間は「秋雨」、そして今の時期、秋と冬の間に降る雨が「山茶花梅雨」です。

先週から山茶花梅雨が続いているようですが、日曜日は晴れたので、紅葉でも見られたらと北摂の羽束山を歩いてきました。

JR宝塚線の三田(さんだ)駅からバスに乗り、木器(こうづき)で下車。
バス停から、田畑が広がる道を進むと、電動草刈り機を持った方たちが、朝から田んぼの畦などの草刈りをされていました。

特に雑草が多いというわけでもないのに、多くの人たちが一斉に草刈りをしているので、今日何か特別な行事でもあるのか、と思っていたら、どうも環境整備のために行っているようです。

詳しい事はわかりませんが、兵庫県の北摂地域は、里山保全の環境整備に力を入れているようで、兵庫方式・三田方式という市民参加型の里山管理事業を推進しているもよう。
一斉草刈りも三田方式の一環なんでしょうか?

いずれにせよ、「心のふるさと」ともいえる里山風景が残るというのはうれしいこと。
北摂地方は、今後も要チェックですね。

田んぼ周りの森に太陽光があたりと、紅葉が輝いて眩しい。
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住宅地に入り、少し迷いながらも羽束山への登山道へ。
先週の雨で湿った沢沿いの山道をトボトボと前進。
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湿気た山道で見つけたキノコ達。
朽木に付いた貝殻のようなキノコはカワラタケの仲間?
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山道の横に、コロンと小芋のように転がっているのはコツブタケでしょうか。
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10片に大きく開いたツチグリ。
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開いている外皮は湿度により開閉するのだそうです。
その為か、英語名は「星型の湿度計」という意味の名前。
晴れた日は、丸くなりコロコロ移動するので、「晴天の旅行者」と呼ばれることもあるようです。

落葉の中から姿を見せる、黄色いキノコたち。
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山道を歩いている時は、曇っているようで、やや寒い。
ロープの付いた大きな岩を2か所登ると、山頂から梵鐘の音がゴ~ンと聞こえてきました。

羽束山山頂には、羽束神社があります。
私も久しぶりに梵鐘をついてみることに。

ゴ~ン~~~と、最後のン~~~が、小さな音になってもすごく長く響きます。

観音堂の横に生えているイチョウ。
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まだ緑色が残り、黄葉にはなりきっていませんでした。
展望台の近くで休憩していると、寒くなってきたので香下寺側へ下山。

枯葉の中に落ちていた椿の実に、白いヒゲのようなモノが。
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菌類でしょうね、たぶん。

大きなモミの木を潜るようにして、参道をひたすら降りて行くと、やがて八王子神社見え、すぐ下に香下寺。
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振り返ると羽束山登山口横にサザンカの花が咲いていました。
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ここから三田駅までは舗装道路の歩き。
山の中では曇っていた天気が、下山後に晴れてきました。

周囲の紅葉を眺めながら、ふと田んぼの畦を見ると、ここのも紅葉した植物が。
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ゴルフ場の横では、ゴルフネットに地衣類のウメノキゴケの仲間が付いていました。
ウメノキゴケのクルスです。
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木の幹や岩についている姿はよく見かけますが、こんな所にも付いちゃうんですね。

田んぼの横などには、たくさんの実をつけた柿木があります。
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こんなに熟した実が付いているのに、人も鳥も食べようとしないのは、やはり渋柿でしょうね。

帰り道から見た羽束山。
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丸い方が羽束山で尖った方は、甚五郎山かな。
山裾の方が、紅葉が鮮やかな気がします。
by kou_shino | 2009-11-17 17:40 | 兵庫県(73頁) | Comments(0)

京都府 音羽山 音羽ノ滝から蝉丸神社

以前にも登ったことがある音羽山ですが、今回は山科音羽川沿いから歩きます。
京都府と滋賀県の県境にある、といわれる音羽山ですが、山頂は京都府側にあるようです。

京阪京津線の追分駅から、牛尾山ハイキングコースを進み、
ちょいと道に迷いそうな住宅地を抜け、白石神社を過ぎれば、すぐに山科音羽川沿いの林道に入ります。

ハイキングコースの看板がある「鎌研ぎ橋」を渡った先で、川を覗くと大きな岩がありました。
蛙岩です。
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そう言われればなんとなくカエルがうずくまっているように見えない事もない。

山科音羽川沿いに続く懺坂(懺悔坂)を、渓流を眺めながら登り、
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お経岩を過ぎるとすぐに「聴呪ノ滝」が現れる。
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ぶらぶら歩くと、次が夫婦ノ滝。小さな滝です。
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本来は2つの流れ込みがあるようですが、水量が少ないため1つの流れしか目立ちません。

しかも、流れ落ちた水が岩にあたり左右に分かれています。
これでは、夫婦別れの滝です。

さらに進めば、大蛇伝説が伝わる音羽ノ滝。
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弧を描くようにえぐれた岩に、流れ込んでいるようです。

大蛇伝説がらみの蛇壺や大蛇塚を過ぎれば、やがて桜の馬場へ。

紅葉はまだ色づき始めたところ、という感じでしょうか。
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見ごろになるのは、まだ先のようです。

牛尾観音への長い階段を登り、境内横手から山道へ。

歩きやすい山道を登っていると、天気が良くてやや暑い。
枯葉の上で、ミドリセンチコガネが日向ぼっこしていました。
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太陽光に当たると、緑色の金属光沢がより美しく輝くコガネムシ。
細い枝で突っつくと、コロンと仰向きにひっくり返って死んだふりをします。
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青みがかった腹側も、美しく光っていますね~。
しかし、いくら美しく光輝いても、コイツは動物の糞を食べる糞虫。
古代エジプトで聖虫とされた、スカラベの仲間です。

尾根道を登り、パノラマ台への分岐を音羽山方面に進むと、東海自然歩道に合流。
前に来た時よりも広くなったような気がする自然歩道を、ブラブラと歩いて行くと開けた三差路に出ました。
左に進めば、あっけなく音羽山の山頂に到着。
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山頂からは、左に京都市、右手に大津市が一望できます。
琵琶湖も見えましたが、ややモヤに霞んでいました。

山頂で、お昼を済ませ、逢坂山方面へ下山。
間伐され、開けた感じがする道を進みます。
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しばらく歩くと、大きな枯葉を音をたてて落とすホオノキがありました。
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幹の周囲には、鹿の糞が転がっていたので、ここでも鹿は出没するようですね。
ホオノキの幹には、鹿がツノで引っ掻いたと思われる傷跡があります。
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2ヵ所ほど琵琶湖が望める場所を過ぎて、どんどん坂を降りて行く。
足元に生えていた、紅色のキノコ。
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やがて国道一号線の上をまたぐ歩道橋を越え、逢坂の関跡を経て蝉丸神社へ。
蝉丸神社の石灯籠にくっ付いていた、日本最大のサシガメ、オオトビサシガメ。
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蝉丸神社は平安時代の歌人で盲目の琵琶法師、蝉丸(せみまろ)を祀った神社。

蝉丸の和歌は、百人一首にも、

「これやこの 行くも帰るも 別かれては 知るも知らぬも 逢坂の関」

という歌があります。
by kou_shino | 2009-11-10 17:54 | 京都府(98頁) | Comments(0)

兵庫県 大岩岳から丸山湿原へ迷いこむ

ミステリーのドラマが好きで、海外のドラマでは、「CSI5科学捜査班」や「ボーンズ」などを見ています。
少し前まで、「コールドケース」もありましたが、終了してしまいました。

代わりに、KBS京都で放送されている「刑事マードック捜査ファイル」を見ようかなと先週から録画しています。
今週放送分のコマーシャルをカットしていたら、気になるCMがありました。

それは、KBS京都が販売している、レトルトパックカレー「森のグルメ・鹿カレー」なるもの。
京都周辺で野生の鹿が増えており、農林業被害を軽減するために捕獲された鹿の肉を、有効利用目的ということで鹿カレーが販売されたもよう。

鹿の肉は高タンパク低カロリーのヘルシー食材らしいですが、美味しいのでしょうか?
ちょっと食べてみたい気もします。

KBS京都のホームページを見ると、1つ700円(高!)1800食限定。
10月28日より予約開始で、11月1日発売との事。


10月最後の土曜日に北摂の大岩岳へ行きました。
ガイドブックによっては、「大岩ヶ岳」と記載されている場合もあります。

無人のJR道場駅から武庫川沿いに歩き、東山橋から千苅貯水場へ。
波豆川沿いの道で、枯葉に赤とんぼ。
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すぐ近くに、白いヒゲを付けたセンニンソウの種。
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このヒゲから仙人草と名付けられたもよう。
このヒゲで風に乗り、種を遠くへ運ばせます。風散布ですね。

大きな岩に、コケと一緒に付いているのはツメレンゲでしょうか。
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ツメレンゲの花期は今頃なのに、花の姿は見当たりません。

千刈貯水場の横から自然歩道を進んで、千苅ダムへ。
貯水場の金網に、枯葉のような翅をもったテングチョウがとまった。
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やがて大正8年に作られた、石積みの千苅ダムが行く手に現れます。
ダム周辺の色づき始めたモミジ。
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登り口近くで、独特の色合いをしているクサギの実とガク。
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クサギは(臭木)と書くだけに、臭いらしい。

この日は天気がよくて、少し汗ばむ感じでしたが、苔生した石が多い山道に入ると、少しひんやりとします。
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尾根に出ると見える、千苅ダム湖。
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神戸市の貯水池です。

ダム湖から急坂を登り、一山越えれば大岩岳山頂に到着。
山頂からは、有馬富士、羽束山、大船山などの北摂の山々が一望できます。
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帰りは、南側から尾根沿いに、東山橋へ下山する予定でした。
しかし…

虫食い葉。
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葉脈の形が妙に意味ありげに見える。

谷筋まで降りてから、ガイドブックに書かれている事と進んでいる道に違和感を感じました、がそのまま進行。

山道沿いに、ツルリンドウの赤い実。
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枝道が多く、標識も無いのでガイドブックの通り歩いているのか、だんだん不安になってきました。
歩いている道が、妙に細く、なんか違うような気がしてなりません。

まだ時間に余裕があったのでズンズン進むと、ようやく標識のある少し広い道にでました。
しかし、標識を見てもよく分からなかったので、とりあえず丸山湿原と書かれた方向へ。
ガイドブックには、丸山湿原の事は一切触れられていないので、まったく違う場所に迷い込んだようです。

山道で見つけた蝶。
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最初、テングチョウかと思っていましたが、違うようです。

丸山湿原の近くまで来ると、周囲のマップがありましたが、イマイチ帰るべき方向が良く分からない。
丸山湿原の反対方向に、境野のバス停と書かれていますが、境野って何処?

仕方がないので、とりあえず丸山湿原へ寄ることにしました。

丸山湿原の近くに小さな囲いの中にあった植物のツボミ。
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観察中と書かれていましたが、花の名前はわかりません。

丸山湿原に到着するも、周囲に丸太の柵で囲んであって立ち入り禁止になっていました。
湿原周囲を一周すると、一ヶ所だけ湿原内に伸びた観察路があります。

丸山湿原。
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こんな所に湿原があるとは知りませんでした。
道に迷わなければ、知ることができなかったかもしれません。

丸山湿原の出口に、小さく東山橋と書かれていたので、これだぁ、と思って進むも、何ヶ所か標識なしの分岐があります。
太陽がだんだんと低くなってきているので、これ以上迷うと、山の中で日没する恐れも。

とりあえず、沢の流れに沿い、低くなってきた太陽に向かってひたすら前進。
地図を見ると、西南の方向に進めば、なんとかなるはず。

最後の分岐で咲いていたリンドウ。
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写真はもう撮らずに歩くつもりでしたが、見慣れない花が咲いていると、つい撮ってしまう。
これは、ヤマラッキョウの花でしょうか。
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ズンズン進んでいくと、ようやく人里が見えてきて、なんだか見たことのある場所に出てきました。
朝来る時に見た東山橋です。

なんと、道を間違えたにも関わらず、予定していた場所に戻って来る事ができましたよ。
by kou_shino | 2009-11-01 18:20 | 兵庫県(73頁) | Comments(0)


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


by kou_shino

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