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ファーブルフォト 花の中で揺れる3つのπ

ファーブルフォトも今回で50回目。

身近な自然の中には、まだ知らない世界がいっぱいあるように思うのですが、毎回、次は何を撮ろうか悩みます。
この生物をファーブルフォトで見ると、こう見えるだろう、というイメージが全く思い浮かばず、最近は、何を被写体にすればいいのか分からなくなってきています。

きりの良い時に、一度ファーブルフォトを中断してみようか、と思う事もしばしば。
しかし、たまに「何これ!」という発見もあるので、なかなかやめられません。

今月のファーブルフォトはツユクサです。

花は午前中に咲き、午後になると萎んでしまう、青と黄色のコントラストが印象的な花です。
普通にどこにでも見られ、我が家の庭でも雑草扱い。

普段から見慣れているせいか、外で見つけても、あまり写真に撮ろうという気にならない花です。
庭に咲くいくつかの花を見ていたら、なんとなくツユクサの花が目に入ったので、ファーブルフォトで覗いてみました。

ツユクサの裏側。
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ツユクサの花びらはきれいな青色。
花びらは3枚あります。

青い2枚の花びらは、よく分かりますが、もう一枚はどこでしょう。
3枚目の花びらは、白くて小さく花の下にありました。
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先が尖っているのが3枚目の花びら。
丸いのは、ガクです。


とてもよく目立つ、黄色い部分は何でしよう。
オシベとメシベかな、それとも花びらの一部だったかな?

よく考えると、今までツユクサの花をじっくりと見たことはありません。
子供のころには見たかもしれませんが、もう忘れています。
改めて見てみると。
e0035757_17104936.jpg

ン!、オシベとメシベが2組ある?

前に伸びているのは一本のメシベと2本のオシベですねぇ。
それでは、黄色いメシベとオシベは何なんでしょう。

前に伸びているのは、1本のメシベと2本のオシベ。
e0035757_17133096.jpg

間違いなく、メシベとオシベのようです。

では、後ろにある黄色いモノは何でしょう。
前に1つ伸びて、短いのが3本あります。
e0035757_17135032.jpg

これだけみると、メシベとオシベのように見えなくもない。

調べてみると、ツユクサにはメシベが1つとオシベが6本あるという。
という事は、長く伸びたメシベの他は全てオシベで、違う形のオシベが3種類ある、ということになります。

メシベと一緒に伸びている、葯の部分が「0」の形をした2本のオシベ。
これが本当のオシベ。
e0035757_17145697.jpg

オシベに「本当のオシベ」というのもオカシナ感じですが、ちゃんとしたオシベの役割を持ったオシベです。

次に黄色い「人」の形をした1本のオシベ。
e0035757_17152170.jpg

最初メシベと勘違いしたオシベ。
拡大すると、花粉が付いているのが見えます。
e0035757_17154023.jpg

そして最後に、ギリシャ文字の「π(パイ)」の型をした、黄色い3本のオシベ。
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葯は黄色く、花糸は青い。
e0035757_17165575.jpg

ちょっと「π」の形かどうかわかりにくかったので、1つ取り出して見てみると。
e0035757_1717815.jpg

確かにギリシャ文字の「π(パイ)」の形をしています。

ネットで調べると、この「人」型と「π」型の黄色いオシベは「飾りオシベ」と呼ばれており、昆虫を誘う為のオシベだという。
虫を誘う為に、飾りオシベで、偽のメシベとオシベを作ったのでしょうかね?

午後、長く伸びたオシベとメシベはクルクルと丸まって収納され、花の役割を終えます。
e0035757_1723143.jpg

ツユクサは、ごく身近に咲いている見慣れたはずの野草ですが、拡大すると不思議な姿を見せてくれます。
時間をかけてじっくり観察すれば、もっと興味深い姿を見せてくれるかも知れません。
by kou_shino | 2009-09-26 17:24 | ファーブルフォト(107頁) | Comments(4)

京都府 貴船山 野生ジカと大きなモミの木

連休中に、京都の貴船山へ行ってきました。

二ノ瀬ユリから滝谷峠を経て貴船へ行くコースですが、このコースは昔何度か歩いています。
しかし、まだ貴船山の山頂には行った記憶がありません。

叡山電鉄の二ノ瀬駅で降りて、富士神社から夜鳴峠への道を進む。
夜鳴峠までは、京都一周トレイルのコースと同じです。

かっては、台場クヌギだったのではないか、と思える木が並ぶ坂道をひたすら登ります。
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時々、根元に粉のような木クズがいっぱい付いている木がありました。
e0035757_1852843.jpg

カミキリ虫の幼虫でもいるのでしょうか。

夜鳴峠から滝谷方面の道をしばらく進むと二ノ瀬ユリ道に合流。

以前歩いた記憶では、もっと道幅が狭かったような気がするのですが、現在の二ノ瀬ユリ道は幅が広い。
途中で重機で道を広げたような場所があり、小型のユンボが置いてあった。

二ノ瀬ユリ道で見つけた15mm程のチビガエル。
下の写真の中に2匹います。
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このチビガエルはアカガエルでしょうか。

マツカゼソウが見られるようになると、幅の広い道は終了。
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すぐに樋ノ水峠への分岐にでます。
樋ノ水峠から貴船山への道を進むと、大きなモミの木がありました。
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貴船山周辺にはモミの木が多く見られます。

峠と思われる所から、登りの道があるので進むと貴船山山頂(699.8m)に到着。
ガイドブックには、ブッシュをかき分けて進むとありましたが、周囲にブッシュの形跡はありません。

展望はないので、先ほどの分岐へ戻り、再び滝谷方面へ進む。
所々に生えている巨木。
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このあたりは野生の鹿が多いようです。
最初は、雌ジカでしょうか、谷へ逃げ降りる姿を見ました。

二度目は先ほどの巨木を撮影した後、2頭の鹿を見ました。
この時は広角レンズを付けたままだったので、望遠に切り替えている途中で逃げました。

次に、斜面上の方角で、何やらゴソゴソと大きな音が。
最初、人がいるのかな、と思いましたが、人間がいるような様子はありません。

音がした辺りを眺めてみても、よく分かりません。
私は眼が悪いので、なかなかこちらから先に見つけるということができないのです。

しかし、木々の間に横たう茶色いモノは何だろう、とカメラを構えると、それが鹿でした。
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写真では分かりにくいかも知れませんが、立派なツノを生やした牡鹿です。
三度目の正直で、ようやく野生ジカの姿をとらえる事ができました。

しばらく歩いていると、石をピラミッド型に積み上げたピークに到着。
何か書いてあるので見てみると、貴船山(710m)と書いてある。

ん!また貴船山。貴船山の山頂は二つあるの?
よく分からないが、とりあえず前に進む。

やがて滝谷峠に到着。
滝谷峠の周辺にはシバグリの木が多いと見えて、栗のイガがたくさん落ちていました。
e0035757_18103814.jpg

しかし、熟していない緑色の栗が多い。

滝谷峠から貴船へと下山。
チョロチョロと水が流れる源流を進むと、鳥の羽が散らばったいる所があった。
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ここで鳥が襲われたんでしょうね。

チョロチョロ流れている水は、他からの沢と合流しながら少しずつ大きな沢になる。
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下山途中にある、名もなき小さな滝。
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この滝は、滝谷の滝として、ガイドブックで紹介されているようです。
この滝を過ぎるとすぐに、貴船川沿いの舗装された道に出ます。

舗装道を下ると、やがて貴船神社奥宮へ。
奥宮の奥に生えている貴船神社のカツラ。
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去年貴船川沿いを歩いた時は見落としていた、京都市指定天然記念物のカツラの木です。
この先は観光客が多く、叡山電鉄も満員、帰りのバスも市内で渋滞に巻き込まれ、ぐったり疲れてしまいました。
by kou_shino | 2009-09-23 18:18 | 京都府(98頁) | Comments(0)

京都府立植物園 ナンバンギセルとツリフネソウの盗蜜者

シルバーウィークも仕事がある、と聞いていたのですが、土壇場になって5連休となりました。
連休の予定は何も考えていませんでしたので、とりあえず植物園へ。

京都府立植物園は、行くたびに興味深い植物に出会えるので面白い所です。

家でヒョウタンを育てているので、最初にヒョウタンコーナーへ行くと、時期が遅いせいか、ヒョウタンのちょっと少なかった。ヒョウタンのような形をした、ブツブツのカボチャは多くぶら下っていましたが。

その中に、話題の?ヒョウタンが一つありました。
岡部マリヒョウタンです。
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「岡部マリ」という名前の中に、何か別の意味があったとしても、あきらかに探偵ナイトスクープを意識したネーミングではないでしょうか。

ヒョウタンの横には、ウコンの花が咲いていました。
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ターメリックですね。白い花を咲かせるようです。

かわいらしい実をたくさん付けていたのは、オキナワスズメウリ。
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プチトマトくらいの大きさで、熟れると赤くなるようです。
カラスウリやスズメウリとは別属で、別名ヤマゴーヤと呼ばれているそうです。
食べることはできず、もっぱら鑑賞用との事。

ススキの根元には、ナンバンギセルが咲いていました。
e0035757_16484534.jpg

ナンバンギセルはハマウツボ科の寄生植物。
ススキやミョウガなどの根に寄生しています。

葉緑素をもたず、花を咲かす姿はギンリョウソウに似ていますが、ナンバンギセルの花には色が付いています。
一度自然の中で見つけてみたい植物。
なるほど、こんな感じに咲いているのか。
e0035757_16491518.jpg

今後、ススキの根元も要チェックする必要があるようです。

水辺の近くではツリフネソウが咲いていました。
白いツリフネソウ。
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見ていると、ホシホウジャクやクマバチが盛んに蜜を吸いに来ていました。

観察していると、クマバチは花の中に入らず、花の後ろに回り込み、裏がから蜜を舐めているようす。
これでは花粉がクマバチに付かず、ツリフネソウは受粉できません。
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このように、蜜は舐めるが花粉媒介はしない、という行動を「盗蜜」といいます。
昆虫といえば花粉媒介者というイメージがありますが、盗蜜をしている者も多いようです。

ホシホウジャクも、ホバリングしながら長い口吻を入れて蜜を吸っているので、花粉媒介しません。
これも盗蜜です。
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同じように長い口吻で蜜を吸う蝶たちはどうなんでしょう。
改めて植物園にいた蝶たちを見てみると。
キク科の花にアカタテハ。
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こちらはカラスアゲハかな。
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そしておなじみアゲハチョウ。
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胸に毛を持つタテハチョウの仲間は、なんとなく花粉を運びそうですが、アゲハの仲間は花粉がつきそうにありません。
少なくとも、大型の蝶が小さな花の蜜を吸う時は、盗蜜している可能性が大きいようです。

最後に見かけたネコノヒゲ。
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シソ科の植物でオシベとメシベが長く伸びているのでネコノヒゲです。
誰が付けたのか、面白い名前です。
by kou_shino | 2009-09-22 17:06 | 京都府(98頁) | Comments(0)

奈良県 大国見山 桃尾ノ滝とミヤマウズラ

ヒョウタンがかなり大きくなってきました。
前回紹介した時は、手も届かないほど高い所に生っていました。
あれから日増しに成長し、先週は重みで手が届くところまで下がってきました。

今週は、一気にずり落ちて、あわや地面に激突かというところまで成長。
紐で吊り上げ、なんとか落下だけは防ぎましたが、かなり重い。
どこまで大きくなるのかなぁ。


今回は、奈良県の大国見山へ行きました。
近鉄天理駅からバスで桃尾ノ滝入口で下車。
沢沿いの道を進む。

帰化植物のアレチウリが茂っていたので、マクロレンズで花を撮ろうとするも、画像を見ると真っ白け。何度撮っても露出オーバー。

最初カメラ本体を疑いました。オーバーホールしたばかりなのに、また壊れたのか!
しかし、レンズを変えるとちゃんと写る。という事は、今度はマクロレンズが故障した?

マクロレンズを見ると、絞りがユルユルで全く制御できていません。ガックリです。
一気に憂鬱な気分になりました。修理するとなると、またお金がかかる!

しかも連休前なので、直るのに時間がかかりそうです。
しばらくマクロレンズ無しで我慢。

アレチウリの雄花。
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アレチウリは繁殖力が強く、特定外来生物に指定されています。
ウリ科の植物ですが、その実はトゲトゲで、ウリらしくありません。
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少し歩くとすぐに落差23mの桃尾ノ滝へ。
e0035757_22391398.jpg

滝とは、川や湖の一部が段差になり、水が落下している場所。
しかし、滝の姿は人を魅了させる不思議な力があるようです。

TVで言っていましたが、人に人格があるように、滝には滝格がある、らしい。
そのポイントは2つで、滝が落ちてくる「落口」と落下を始めた水が様々な姿を見せる「流身」。
「落口」と「流身」を考察して、滝の品格を見極めるようです。

桃尾ノ滝の落口。
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水現れて落ちにけり、です。

角度を変えて見ると、滝筋がまっすぐになりました。
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滝を離れて、さらに進むと大親寺。
大親寺の入口で咲いていた、シュウカイドウの花と、
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ギボウシの花。
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大きな木に囲まれた境内は苔が生えていて、ひっそりとしていました。
境内のもみじ。
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大親寺から山道に入り、急坂を登ると大きな岩が点在する大国見山の山頂へ。
山頂からは、天理市内が見渡せます。

山頂付近で、見つけた小さな植物。
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これが、なぜか妙に気になりました。

花が咲いているのか、ツボミなのか、それとも花が終わった後なのか分かりづらいのですが、ネジバナに似ているような気がしてなりません。
ネジバナに似ているという事は、これはひょっとして、野生ランでは?

この時は、まだ野生ランかどうか判断がつかなかったのですが、大国見山から少し下った所で、しっかりと花を咲かせている株を見つけました。
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後で調べたところ、ミヤマウズラのもよう。
やはりシュスラン属の野生ランでした。

葉に白い斑が入っていて、ウズラの羽に似ているからミヤマウズラと呼ばれているようです。

鳥が翼を広げたようで、かわいらしい花です。
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低い山でもよく見られる、との事ですが初めて見ました。

山道にも小さなカエルが、ピョンピョン跳ねていましたが、落葉の上にはアカガエルがいました。
落葉にそっくりで、少し目を離すと、どこにいるかしばらく分からないほどです。

このような保護色を持ったカエルは、あまり動きません。
動いた方が目立ってしまうからです。

動かないのをいいことに、魚眼レンズをカエルの鼻先2cmまで近付けて撮影。
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山道を抜けると田んぼの横にでました。
田んぼの反対側の藪は、びっしりとクズが覆い尽くしています。

クズの花。
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上に花が残っている状態で、下にはもう豆が生っています。

近くにいた、ショウジョウトンボ。
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トンボもゆっくりと近づくとけっこう逃げません。
この時も2cm近くまで近付きました。
あまり近づくと迷惑そうなそぶりをします。

帰りは、岩屋の集落を抜け、東海自然歩道に出会ってから、再び天理駅へ。
by kou_shino | 2009-09-19 19:05 | 奈良県(58頁) | Comments(0)

三重県 筆捨山から東海道五十三次関宿へ

オーバーホールに出していたニコンD200が新品のようになって帰ってきました。
かなり消耗していたらしく、交換部品も結構あり、思っていたより予算もオーバー。
今月は、連休返上覚悟で働く必要がありそうです。

今回は三重県亀山市にある筆捨山へ行ってきました。

その昔、画家の狩野元信が旅の途中でこの山を描こうと筆をとったところ、山の風景が刻々と変わってしまうことに絵を描くことをあきらめ、筆を投げ捨てたことから、筆捨山と呼ばれるようになったという。

筆捨山は、歌川広重の東海道五十三次にも浮世絵として残っており、江戸時代から名勝として知られていたらしい。

無人駅の加太駅から、踏切を越え舗装された林道をブラブラと歩き始めます。
駅周辺の田んぼの畦には、ヒガンバナがちらほら姿を見せていました。
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ススキの穂も太陽の光にキラキラ輝いている。
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風が吹くと、心なしか肌寒い感じがして、秋の気配を感じます。

林道沿いには、ヤマジノホトトギスの花がちらほら。
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まだ気温が低いのか、シジミチョウがダンドボロギクで翅を休ませていました。
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ダンドボロギクはツボミのような姿ですが、これで花が開いている状態。

林道の坂道を登り切ると、東海自然歩道と合流。
小柄な鹿に遭遇しましたが、気づいた時にはすでに逃げて行くところでした。

近くの草むらにいたザトウムシ。
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異様に長い脚を揺らめかしながら歩く姿は、SFに出てくる地球外生物のような不思議な感じ。

林業事務所過ぎ、工事現場を抜けると国道1号線へ。

工事現場の近くにいた、ミドリセンチコガネ。
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センチコガネの仲間は糞虫の仲間なので、迂闊には触れません。
しかし、美しい金属光沢なので、ついうっかり手が出そうになります。

関西のオオセンチコガネは、地域により色の差があり、京都から滋賀周辺に分布する緑色のミドリセンチコガネ、和歌山奈良鈴鹿周辺に分布する藍色のルリセンチコガネ、その他大阪などの地域には赤っぽいオオセンチコガネが分布するようです。

能勢の山でミドリセンチコガネを見たことがあるので、混じっている場所もあるようです。
ここは、滋賀にも近いのでミドリセンチコガネもいるのでしょう。

国道1号線の陸橋を渡り、茶畑横の細い道をたどり、案内板に従って、筆捨山を目指して山の中へ。
急な坂を登ると、鎖の手摺りが付いた尾根道が続き、再び急坂を登ると筆捨山の山頂に到着。

山頂近くに、転がり落ちそうな岩がありました。
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降りも急な坂道があり、標高280mと低い山ですが、山頂付近は尖っているようです。

ちなみに、歌川広重の東海道五十三次に描かれた筆捨山がこれ。
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奇岩がつらなり、名勝とされていた山ですが、今では木が多く茂って、周辺の山とあまり変わり映えしません。
写真を撮ろうと、ファインダーを覗きましたが、これといって絵になりそうな構図が見つからず、撮るのを諦めました。場所が悪かったのか、筆捨山ならず、写捨山となりました。

関への下山道を歩いていると、あちらこちらに森のエビフライが落ちています。
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リスがたくさんいるようですね。

羽黒山歩道分岐を経てしばらく進むと、今度はルリセンチコガネを見つけました。
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亀山市は、ミドリセンチコガネとルリセンチコガネが両方いるようです。

午前中はミンミンゼミの鳴き声も聞こえましたが、お昼頃になるとツクツクボウシがよく鳴いています。
夏の終わりを惜しむかのように、懸命に鳴くツクツクボウシ。
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木製の展望台があったので、ちょっと一服。
展望台から見える、大きな工場はシャープの亀山工場でしょうか。

展望台から降ると、ピラミッド型の関富士が見えてきて、公園のような所にでます。

道端で咲いているイタドリの雄花を覗くと、ツマグロキンバエが夢中で蜜を舐めていました。
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新池を渡り、観音山公園からまっすぐ進むと、まるで過去へタイムスリップしたような古い町並みが続く関へ。
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国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された、かっての東海道関宿。
約1.8キロの間に、江戸から明治にかけて建てられた古い町家が200軒あまり残っている、レトロ好きにはたまらない通りです。

町角に置いてあった、古い三輪車。
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関の山車(だんじり)は、これ以上贅沢ができないというほど立派な山車(だんじり)だった為、「精一杯の限界」の事を、「関の山」と呼ぶようになった、との事。

帰りに、駅前にあった鈴鹿亭で名物?の巻き寿司を食べて帰りました。
by kou_shino | 2009-09-15 17:24 | 三重県(12頁) | Comments(0)

京都府 和束町 茶畑と八坂神社の大杉

9月に入って朝夕は涼しくなり、秋らしい感じですが、日中はうんざりするほどの暑さが続きます。

暑さのおかげか、8月の末に実をつけたヒョウタンは、見るたびに大きくなってきています。
(前々回のヒョウタンは、受粉していなかったようで枯れてしまいました)
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今で、直径約10cmほど、何処まで大きくなってくれるんでしょうか。


今回も、カメラがオーバーホール中なので、サブカメラです。
日曜の朝、スクーターで出かけようと、キーを入れ回そうとしたんですが、キーがピクリとも動いてくれません。

何度試しても動かないので、バイク屋が開くまで待ち、電話して聞くと、最近のバイクは盗難防止のため、以前に比べてキーが長く、ちょっとしたズレなどで、全く動いてくれないことがあるらしい。
そして、もしキーの故障なら、バイクをレッカーするお金がかかるという。

カメラのオーバーホール代の事もあり、これ以上の出費は避けたかったので、しばらくバイクの前で悪戦苦闘していたら、コリッと音がしてキーが回りました。
いったん回ると、今までが嘘のように、スムーズに回ります。
ホコリっぽい所にスクーターを置いていたので、砂塵がかんだのかも知れません。

とにかくこれでスクーターに乗れるようになりましたが、もう昼です。
朝から出かけるつもりだったので、5時間からのロス。

どうしようかと思いましたが、今月は休みが少ないので、予定どうり行くしかない。
というワケで、現地であまりゆっくりできませんが、和束町へと行ってきました。

宇治からくつわ池自然公園を経て犬打川沿いの道へ。

犬打川沿いの道に入ると、交通量はグッと減り、黄金色に光る田んぼが見られました。
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もう稲刈りが始まっていますね。

のんびりした道をひたすらトコトコと走ると、やがて山の中へ。
カーブが多い山道を、対向車に注意しながら進むと、開けた山の斜面に茶畑が現れました。
e0035757_18171917.jpg

小さな神社を通り過ぎると、ようやく山から出て和束町の町中へ。
和束町は宇治茶の郷として有名で、周辺の山の斜面は茶畑だらけで壮観です。

京都府天然記念物に指定された、八坂神社の大杉がある、というのでウロウロと探すもよくわからず。
時間が無いのでどうしようか、と思っていたら、ようやく「八坂神社の大杉」と書かれた案内板を見つけた。

八坂神社の手前の急坂は、非力なスクーターで登れるかと心配しましたが、なんとか到着。

こじんまりとした神社に鎮座した樹齢1300年以上、幹周り12.8mの巨大な北山杉。
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その昔、本幹が倒壊し、8本の枝木が株を一つに巨木に成長した、との事。
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本日の目的だった、八坂神社の大杉が見られてよかった。

帰りは別の道で、茶畑に囲まれた道から山の中へ。
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途中に大正池が会ったので、どんな池?と思い、ちょっと寄り道。
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大正池は、森と池と里山をテーマにしたアウトドア公園でした。

遊歩道で見かけた、アジサイに似た花とカマキリ。
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帰りに竜王の滝へ寄ろうと予定していましたが、道を探すのが面倒になり、そのまま帰途へ。
竜王の滝は、次回、朝から出発出来る時に寄ることにしましょう。
by kou_shino | 2009-09-08 18:38 | 京都府(98頁) | Comments(0)


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


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