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京都 西芳寺川 松尾山林道でコケ見る散歩

先週、天然記念物の巨木を見て回ったので、今回はコケを見に行くことにしました。

コケは非常に身近にも生えている植物ですが、あまり深く知りません。
コケの種類として思い浮かべる名前は、スギゴケとゼニゴケ…あと園芸で使うミズゴケくらいですか。

正直、道路脇の溝の隙間やブロック塀に生えているコケの名前すら知らないのです。
まずコケの知識を得ようと、苔の本や図鑑を見てみました。

一般的にコケというと、地面にへばりついた平べったい植物を総称していますが、厳密には蘚苔類と呼ばれる植物をコケといいます。
蘚苔類は、スギゴケを代表とする蘚類とゼニゴケの仲間の苔類、あとツノゴケ類の3群に分けられます。

スギゴケとゼニゴケは、明らかに形が異なりますので、蘚類と苔類の見分けは簡単そうに思えましたが、ゼニゴケというコケは苔類の中でも異端児らしく、多くの苔類は蘚類に似ているように思います。
(専門家に言わせると、蘚類と苔類はかなり違うらしい)

本を読んで、少しわかったような気になったので、実際に見に行くことに。

京都でコケといえば有名な苔寺「西芳寺」を思い浮かべますが、西芳寺はあらかじめ予約をしなければならず、しかも参拝料が3,000円。
コケのド素人が行くにはあまりにもハードルが高い。

話によると、現在は約130種類ほどのコケが生えている西芳寺ですが、もともとコケなんか生えていなかったらしい。江戸時代に、周囲の山から飛んできたコケの胞子が根付き、勝手にコケが生えたんだそうです。

と、いう事は、素人考えですが、西芳寺の周辺にも、たくさんのコケが生えているのではないか、と閃きました。
西芳寺の横に流れている西芳寺川に沿って、国有林に囲まれた松尾山林道には、きっと多くのが生えているに違いない、と。

家からも比較的近いし、さっそく散歩がてらに林道歩きに行ってきました。

京都一周トレイルとの分岐を過ぎると、崖土側はたくさんのコケが生えています。
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コケを近くでじっと眺めているとまるで、まるで小さなジャングルのように見えてきますね。
いったい何種類のコケに出会うことができるでしょうか。
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コケは、土の上や朽ちた木だけでなく、いろいろな所に生えています。
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左上:木の幹にキノコと一緒に生えているコケ。
右上:石にへばりついているコケ。
左下:頭上の枝にぶら下がっていた、キヨスミイトゴケ(蘚類)。
キヨスミイトゴケが生えている場所は、植物にとって良い環境らしい。
右下:フユイチゴの葉っぱに生える、カビゴケ(苔類)。特徴のある匂いがします。

コケの名前は、後から図鑑を見て調べましたが、あまり自信がありません。
コケは日本に1600種以上あるようですが、専門家でも顕微鏡で見ないと識別できないものがあるそうです。

蘚苔類の他に、コケと名がつく別のグループの生き物もいるので、注意が必要です。
地衣類やシダの仲間には、コケと名がつく紛らわしいモノもいます。
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左:シダ植物のウチワゴケ。イワヒバ科というシダの仲間もコケに似たモノが多い。
中:コケとよく似た地衣類の仲間。
右:冬のツメクサもコケのように見えます。

見た感じがコケに見えないようなコケもあります。
葉が広く大きいコケなどは、コケなのか他の植物なのか悩みます。
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左上:シダのような葉を持つ、シノブゴケ科(蘚類)のコケ。
近くにコケシノブというシダ植物が生えていたりする場合があるので紛らわしい。
右上:最初コケとは思えなかった、オオカサゴケ(蘚類)。食べるとまずいらしい。
左下:これも葉が丸っこいのでコケに見えづらいケチョウチンゴケ(蘚類)
右下:緑色の花が咲いているように見えるのはコツボゴケ(蘚類)
花のように見えるのは、造精器が集まった雄花盤。花びらが苞葉ですか。

胞子体を付けたクジャクゴケ(蘚類)を見つけました。
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クジャクの羽を広げたように見えるクジャクゴケは雌雄同株。

精子と卵子が受精すると、受精卵から胞子体が伸びる。
胞子体の先についている胞子の入った袋が蒴(さく)。

蒴は「コケの花」とよばれるようです。
コケの蒴は、春と秋に多いらしいですが、冬でも見られました。
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左上:蒴柄が短いコダマゴケ(蘚類)だと思う…。
右上:こちらも蒴柄が短く、髭のような葉が生えるイクビゴケ(蘚類)
左下:クラマゴケモドキ(苔類)に似ているような気がする。下に茶色っぽい蒴が見えます。
クラマゴケという名前のシダ植物に似ているコケなので、クラマゴケモドキというらしい。
右下:二種類のコケが蒴を伸ばしあっていました。左側のコケはケヘチマゴケ(蘚類)かな。

最初は、下調べしていたおかげで、コケの形状の違いなどが分かったような気がしていました。
しかし、いろんなコケを見て歩くうちに、似たものが多くあり、わけがわからなくなってきました。

ゼニゴケ目の仲間なら何とか区別がつくだろう、と思ったのですが。
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これまた、よく分からない。
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左上:これはジャゴケ(苔類)だと思います。三角の出っ張りは雌器床か。
右上:葉状体の縁が茶色いのでツボゼニゴケ?
左下:雄器床に、短い毛のようなものが生えているのでケゼニゴケ(苔類)
右下:これはミズゼニゴケの仲間でしょうか?

図鑑やネットで調べてもなかなか識別は難しいですね。
同じコケでも、違う人が撮ると違うコケのように見えてしまいます。
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左上:フクロヤバネゴケ(苔類)に似ているようでもあり、違うようでもあり…
右上:図鑑で見ると、コバノチョウチンゴケ(蘚類)のような気がします。
左下:沢沿いの暗がりに生えていたのはホウオウゴケ(蘚類)かな。
右下:細いヒモのようなものがぶら下っているので、ムチゴケ(苔類)の仲間でしょう。

まだまだたくさんのコケがありましたが、どんどん不確かになっていくので、ここらで止めておきます。

コケを探している時に、青いキノコと粘菌の子実体を見つけました。

小さくて、歩いていたら絶対に見つけることが出来なかったと思う、青いキノコ。
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形状から見てチャワンタケの仲間だと思います。
ロクショウグサレキンに近いような気がしますが、これはお椀の中が白いのでわかりません。

別の切り株で、小さな白いツブツブを見つけました。粘菌(変形菌)の子実体だと思います。
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離れた所に、少し色が茶っぽくなったのが並んでいました。
風船みたい。
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だんだん目が慣れてくると…白、茶色、こげ茶色と、いろんな状態の子実体がありました。
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変形菌は冬には硬くなって冬眠するらしいのですが、これは子実体で冬を越すのかな?

今回、初めてコケ見る散歩をしましたが、思いがけずいろんなコケを見ることができました。
なかなか、コケの世界も奥が深かったです。
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*コケの写真に間違って名前を付けているかも知れませんし、中には蘚苔類ではない植物も入っているかも知れませんが、あしからずお願いいたします。

良いお年を…
by kou_shino | 2008-12-27 17:59 | 京都府(99頁) | Comments(0)

京都市天然記念物の巨樹巡り

国指定の天然記念物の他に、地方自治体の天然記念物もあり、今までも樹木などの天然記念物があれば、できるだけ写真に撮るようにしてきました。
今回、京都の天然記念物を調べていたら、京都市指定の天然記念物の木が市内の神社仏閣にあるようなので、10か所程をまとめて見て廻ることにしました。

土曜日、JR京都駅を朝7時にスタート。

最初に訪れたのは、七条堀川の西本願寺の大イチョウ。
しかし、御影堂修復工事の為、肝心のイチョウに近づくことができませんでした。

京都市指定天然記念物 「西本願寺のイチョウ」
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イチョウ科イチョウ属の落葉高木。
樹齢300~500年 樹高11.8m 樹冠は東西23m。南北25m。

端から端までが、一本のイチョウの枝です。
このように横に広がったイチョウはかなり珍しい。葉がないとイチョウに見えません。

苗木の時に逆さに植えられたため、横に広がるイチョウになったと伝えられて「逆さイチョウ」と呼ばれ、また、天明の大火の際、御影堂へ水を噴きつけて焼失を防いだため、「水吹きイチョウ」とも呼ばれています。

すす払いが始まった西本願寺を後にして、七条通りを東へ。
東山七条から、知積院横の坂を上がって新日吉神宮へ寄り道。


新日吉神宮には、天然記念物の木はありませんが、京都市の保存樹があります。

京都市の保存樹 「新日吉神宮のスダジイ」
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本殿裏に佇む、ブナ科シイ属の常緑高木。
樹齢は500年~800年。幹回り4m以上。


東山七条に戻り、東大路通を南へ進むと、右手に大きな木が見えてきます。

京都市指定天然記念物 「新熊野神社のクスノキ」
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クスノキ科クスノキ属の常緑高木。
樹齢900年、樹高21.9m 幹回り6.58m 樹冠は東西23.5m、南北35m。

和歌山県の熊野から移植され、後白河法皇がお手植えされた、といわれています。


さらに南へ進み、東福寺へ。
お寺がたくさん集まっているので、どこが東福寺か案内板でしっかり確認。

京都市登録天然記念物 「東福寺のイブキ」
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ヒノキ科ビャクシン属の常緑高木。
高さ16.5m、幹回り3.36m、枝張りは東西10.5m、南北8m。
江戸時代から古樹として知られているようです。


再び東山七条まで戻った時、ちょうど市バスが来たので知恩院前までバスで移動。
知恩院の参道を進むと、左手に目的の木を発見。

京都市指定天然記念物 「知恩院のムクロジ」
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ムクロジ科の落葉高木。
樹齢約400年、樹高20m、幹回り4.13m。

参道沿いの駐車場横にあり、えっ!こんな所に、と驚きました。


知恩院の三門前から北へ進むと、車道横に青蓮院の巨樹が並んでいて圧倒されます。
青蓮院の大クスは全部で5本。

京都市登録天然記念物 京都自然200選 「青蓮院のクスノキ」
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樹齢約800年 樹高は最大で26.1m。

親鸞上人に植えられたとも伝えらています。


三条通りへ出て、地下鉄で東山駅から二条城前駅へ。
二条城前駅から、神泉苑町の武信稲荷神社を探す。

京都市指定天然記念物 「武信稲荷神社のエノキ」
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ニレ科エノキ属の落葉高木。
樹齢約850年、樹高22.5m、幹回り3.54m、樹冠は東西22m、南北26m。

坂本竜馬の伝説あり。
近くに幕府直轄の獄舎があり、坂本竜馬の恋人、おりょうの父が捕らえられていた。
竜馬自身も追われている身だったため、姿を現すことができず、エノキの幹におりょうへの伝言として「龍」の字を彫った、と伝えられる。
「龍」の字はすでに消えているという。

武信稲荷神社を後にし、堀川丸太町を経て京都御所へ。
御所で、しばし休息し再び烏丸通りを北上。


御所の向かい側、京都府公館の横に巨木がありました。

京都府指定天然記念物 「旧府知事公舎のエノキ」
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高さ25.5m、幹回り4.95m、枝張27.7m。

府民の誇りの木、という立札のみで、府指定天然記念物の案内板は見当たりませんでした。


今出川通りに出て西へ進み、白峯神社へ。

京都市指定天然記念物 「白峯神宮のオガタマノキ」
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モクレン科の常緑高木。
主幹は根元付近で2本に分れる。樹齢800年、樹高15.7m、南幹2.42m、北幹2.51m。

白峯神社は蹴鞠に関連のある神社なので、サッカー上達にご利益がある、と聞いていましたが、球技なら何でも受け付けているようです。
ラモスとアルシンドの色紙が奉納されてありました。


今出川通りを東へ戻り、寺町通りを北へ進んで天寧寺へ。

京都市登録天然記念物 「天寧寺のカヤ」
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イチイ科カヤ属の常緑高木。
樹高16.2m、幹回り4.78m、樹冠は南北18m、東西17m。

中庭に生えていて、近づけません。塀越しから撮影。


北大路通りに出て、西へ進み大徳寺へ。
大徳寺は敷地が広いので、すぐに見つかるか心配しましたが、意外に早く辿り着きました。

京都市指定天然記念物 「大徳寺のイブキ」
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樹齢約350年、樹高21.9m、幹回り4.67m

添え木やワイヤーで支えられている姿が、痛々しい。
近くに、市指定天然記念物の「総見院のワビスケ」があるようですが、公開期間が限定されているようだったのでパス。


北大路通りをさらに西へ進み、最終目的地の金閣寺へ。
金閣寺だけは、拝観料を払わなければ見られないだろう、と思っていましたが、受付の手前に生えていました。

京都市指定天然記念物 京都自然200選 「鹿苑寺(金閣寺)のイチイガシ」
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ブナ科コナラ属の常緑高木。
樹齢約330年 樹高19.5m、幹回り4.93m。

イチイガシさえ見れば目的達成なので、境内には入らずに引き返しました。

これで予定していた、京都市天然記念物の巨樹巡りはすべて終了。

今回1日で見て回った場所は、市指定天然記念物が7ヶ所。市登録天然記念物が3ヶ所、府指定天然記念物が1ヶ所、市指定保存樹が1ヶ所の計12ヶ所。
市バスで京都駅に戻った時は、夕方5時を回っていました。
by kou_shino | 2008-12-21 18:59 | 京都府(99頁) | Comments(0)

ファーブルフォト スズメバチ・スカシバ

今月のファーブルフォトは在庫画像から。

まずはスズメバチ。

自然の中を歩いていると、夏から秋にかけてよくスズメバチに遭遇します。

ブーンという羽音と共に、カチカチという威嚇音らしい音を何度か耳にしていますし、歩いていると、スズメバチが正面でホバリングして立ちはだかる、という事も何度かありました。
ホバリングしてこちらを睨んでいる、というようなスズメバチの顔が見える、という状態は、今にも襲われそうで恐ろしいものです。

そのような時は、頭を抱えて速攻で逃げるようにしています。
幸いなことに、まだスズメバチに刺されたことはありません。

とはいえ、生きたスズメバチをファーブルフォトで覗くのは、いささか躊躇いたします。
今回のモデルは、京都府立植物園で死んでいたスズメバチです。

死んでいても、怒っているような面構え。
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黄色と黒の警戒色ボディ。
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スズメバチの脚。
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スズメバチとくれば、毒針。
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見ているだけで痛そう。

産卵管が変化して毒針になったんだとか。
したがって、毒針を持つのはメス(働きバチ)のみ。
産卵するのは女王で、オスはまったく働かないそうです。

拡大して見ると…
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1本の針ではなく、2本の針が並んでいるのがわかります。
先の方は、ギザギザが並んでおり、2本の針を交互に突き刺して皮膚を破るらしい。

スズメバチによる死亡事故は、アナフィラキシーショックによるものが多く、毎年、20~30人ほど犠牲者が…。
熊や毒蛇よりスズメバチの方が犠牲者は多い、とよくいわれますが、これはスズメバチの方がはるかに遭遇率が高いからではないでしょうか。


次は、スカシバの仲間。
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最初、この虫を庭で見つけた時はハチかと思いました。
しかし、よく見ればアブのような感じもします。

顔を拡大すれば、ハチでもアブでもないことがよくわかりますね。
蝶によく似た顔をしています。
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スカシバの仲間は、ハチに擬態した蛾で、翅が透けています。

尾の先を見ると、燐粉らしきウロコ状が…
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スカシバの仲間には、スズメバチにそっくりな種類もいるようです。
by kou_shino | 2008-12-19 00:42 | ファーブルフォト(107頁) | Comments(0)

兵庫県 布引の滝~森林植物園~再度山

10月に受けたメタボ検査の結果が送られてきました。
それによると、メタボリックシンドローム判定は非該当、ということで、なんとかギリギリセーフ。
ダイエットのおかげで、メタボからの脱出に成功したようです。
検査が1ヶ月早ければ、メタボに該当していたかも知れません。

禁酒ダイエットで、体重が減ったのはいいですが、お酒を止めているせいか、甘いものを食べることがひじょうに増えました。
饅頭にチョコレートなどは、毎日のように食べています。
違う症状が出ないかと心配する今日この頃。

日曜日に、六甲へ散策に出かけました。

新神戸から砂子橋を経て少し歩くとすぐに布引の滝雌滝へ。
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さらに進むと、布引の滝雄滝が現れます。
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初めて来ましたが、新幹線新神戸の駅からすぐ近くに自然に囲まれた滝が見られるんですねぇ。
布引の滝は、雄滝、鼓ヶ滝、夫婦滝、雌滝の4つの滝の総称だそうです。

布引の滝から神戸市街を一望できる展望台を経て、猿のかずら橋を横目に川沿いの道を進むと明治時代に作られた布引貯水池に出ます。
貯水池には、カワセミやオシドリが見られると書かれていますが、マガモ一羽いませんでした。
ただただ、冬の冷たい風が、枯れ葉を舞いあがらせているだけ。

貯水池の近くには、国指定重要文化財の橋や水路等が見られます。

市ヶ原を過ぎて山道を進むと、トゥエンティクロスと呼ばれる沢沿いのコースへ。
トゥエンティクロスの入口付近にある謎のトンネル。
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開けたコナラ林。
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いくつか沢を渡渉すると、神戸市立森林植物園(有料)の東口に到着。
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大きな鯉がいる池には、カイツブリが一羽いました。
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森林植物園のカモシカ広場にいた特別天然記念物のニホンカモシカ。
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最近では、各地でカモシカが飼育されているようですが、昔は飼育がとても難しい生き物だったらしい。人に与えられた餌を食べずに餓死を選ぶ、といような事もあったようです。

この森林植物園には、日本国内で飼育されている最高齢のニホンカモシカもいるようです。

長谷池の横で一息いれてから、園内を横断しウサギ園を経て森林植物園の西口へ。
ウサギたちはちょうど食事中。
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森林植物園を出て、学習の森を経て再度公園の修法ヶ原池へ。
池のほとりから飛び立つカラス。
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修法ヶ原池の近くに再度山があります。
日本自然100選に選ばれたり、毎日登山の発祥地、などといわれている再度山ですが、ガイドブックによると、山頂にまで登る人は意外と少ないらしい。

せっかくなので、登ってきました。
大竜寺の横から、石仏が並ぶ坂を進み、奥の院の右横から山道を登る。
短いながらも鉄梯子や補助ロープもある坂を上がると、展望の無い山頂に到着。
再度山(470m)の山頂。
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再度山(ふたたびやま)ですが、再び登りに来る事はないかも…

下山後は、干上がった猩々池を経て諏訪神社まで歩き駅へ。
by kou_shino | 2008-12-15 17:58 | 兵庫県(73頁) | Comments(0)

滋賀県 岩阿沙利山(リトル比良)~楊梅滝

土曜日にリトル比良と呼ばれている岩阿沙利山縦走コースを歩いてきました。
アカガシの森、ブナ林、オーム岩からの展望そして楊梅滝と見所の多いコースです。

湖西線近江高島駅から歩いて15分程で、登山口の大炊神社に到着。
登山口横の木に朝日があたる。
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獣除けの柵の扉を開けて、リトル比良縦走コースを進みます。
山道を登っていくと、何やら大きな音がする。

朝早くから、地元の人が作業でもしているのか、と思って見ると、野生のシカでした。
白いお尻で見せながら森の中へ逃げていく。

しばらく登ると、またガサッと音がした。
またもシカの後姿を目撃。
最近、野生シカの食害のニュースをよく見ますが、比良でも増えているようです。

しばらく登ると、石灯籠がある岩場に出て、琵琶湖が一望できる。
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天気予報で今日から気温が下がる、と言っていたが、歩いていると暖かい。
小鳥たちの鳴き声も聞こえるし、コツコツとコゲラが木を突く音も聞こえます。
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白坂と呼ばれる、花崗岩が風化した場所を過ぎると、石段が現れて岳観音堂跡へ。
弁慶の切石の横にある、常緑樹のアカガシ。
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こちらは丁石近くのアカガシ。
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山道を進むと、石造観音三尊という祠があり、裏手に回ると岳山の山頂。
岳山から尾根道を歩き、坂を登るとオウム岩がある。

オーム岩からの展望はなかなか素晴らしい。
右手前がたぶん萩の浜で対岸の山が伊吹山。
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左側に目を向けると、竹生島、雪が積もっている山は金糞岳かな。
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しばらくオーム岩にいると、冷たい風のせいか、すっごく寒くなってきた。
寒いはずです、足元を見ると、地面が凍っている。
霜柱もあちらこちらで見られました…
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寒くてじっとしていられないので、とにかく歩くことに。

途中のブナ林で見つけた、手のような形をしたブナ。
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新緑や紅葉時にも見たいブナですね。

ブナ林や大きな岩がゴロゴロしている場所を過ぎるとようやく岩阿沙利山に到着。
山頂で昼食を食べて、すぐに寒風峠へ下山。

車道を横切り、枯葉だらけの雑木林を過ぎると寒風峠。

寒風峠から北小松方面へ下りはじめると、すぐに足もとが湿りだし水の流れができ始めます。
水の流れは合流しあい、だんだんと小さな沢へ。
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小さな沢もどんどん合流し、水の勢いが増すシシガ谷へ。
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涼峠を過ぎ、さらに下山すると楊梅滝の滝見台に到着。
滝見台から楊梅滝直下へ回れるルートがあるので、下っていくと、滝見台から遠くに見えた楊梅滝が目の前に。

しかし、大きな岩が邪魔して滝の全貌がはっきりとわからない。
点在する岩を足場に、夢中で滝に近づき、滝正面の岩でしゃがみこむと、ようやく楊梅滝雄滝の全貌が見えた。

楊梅滝、「ようばいのたき」とも「やまもものたき」とも呼ばれている滝です。

岩の上でカメラをセットするも、標準ズームの広角側では滝がギリギリしか入らない。
岩の周囲を見ると、冷たい水しぶきが激しい音を立てています。

ふと、足場にしている岩がゆれたような気がした。
昔、冬山で頭から沢に転び、全身ずぶぬれになったことを思い出す。

寒さで手がかじかんでいるので、落とさないように広角ズームに交換するとようやく撮れそうな感じ。
とりあえず、2コマ程撮影して岩場から脱出しました。

楊梅滝の雄滝です。
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寒風峠の近くで湧き出した水が、少しずつ集まってシシガ谷へと成長し、このような滝に姿を変える。
いったい、山の中にはどれほどの水が貯えられているんだろう、と不思議な気がします。

もう少し撮ろうかどうか悩みましたが、なんだか嫌な予感がしたのでやめました。
さらに鉄ばしごを降りて坂を下ると、楊梅滝の雌滝へ。
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雌滝の正面まで来ると、もうひと安心。
雌滝からは歩きやすい道が駅まで続いています。

他にも小さな滝がいくつもありました。
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滝の横で休憩し、コーヒーを飲みながらアンパンを食べていると、山手の方からなにやら音がします。
人の気配はないし、シカでもいるのかなぁ、と思っていると、上から柿の実が落ちてくる。

どうやら野生のサルが現れた模様。
楊梅滝に現れたニホンザル。
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by kou_shino | 2008-12-07 12:47 | 滋賀県(79頁) | Comments(0)

三重県 忍者岳~油日岳

柘植から霊山に登りに行った時、柘植駅前のハイキングコースの案内板を見ていて“忍者岳”という名前の山を見つけました。
“忍者岳”は、霊山コースとは別の油日岳コースにある山です。

新しいガイドブックを調べてみても、油日岳のコースに「忍者岳」と書かれているだけで、油日岳コースの中では最高峰にも関わらずあまり触れられておりません。
少し古いガイドブックには、油日岳付近に“忍者岳”という表記すらないのです。

これは滋賀県甲賀と三重県伊賀の県境にあった無名の山を、新しく“忍者岳”と名付けただけかも知れません。詳細は不明です。

油日岳は、聖徳太子が創建した、と伝えられる歴史ある甲賀の総社「油日神社」の御神体が祭られている山です。
また、油日(あぶらひ)とい名前は、日本にここだけしかない珍しい名前らしく、「アブラハム」からきているのではないか、というユダヤ来訪説まであるらしい。

“忍者岳”とは、何とも一度行きたくなる名前の山ではございませんか。
と、いうわけで、日曜日に忍者岳へ行ってまいりました。

県境の山とはいえ、カテゴリ的には滋賀県寄りな感じですが、出発地点が三重県なので、三重にしています。

柘植駅から踏切を渡り、霊山とは逆の方向へ向かいます。
すぐに最初に登るべき山、旗山が見えてきました。
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道なりに進んで行くと林道に入り、木々に囲まれひっそりとした熊鷹神社へ。
神社の裏手から山道を登り始めます。

薄暗い植林の山道を登り切ると、展望のある場所を経て、すっかり落葉した木々に覆われた旗山の山頂が現れました。
冷たい風が強いので、日が照っている方に移動すると、眼下に池が見えました。大仙池のようです。
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旗山からは、しばらくの間、見晴らしの良いササ尾根歩き。
伊賀と甲賀の里が一望できる。
e0035757_1723672.jpg

右側が甲賀方面で、左側が伊賀方面。
見晴らしが良い分、冷たい風をまともに受けることになりました。

アセビなどの低木が茂る坂を降りる途中で見つけたシダの仲間。
e0035757_17243842.jpg

ぞろぞろ峠から急坂を登りると倉部山山頂へ。
山頂から南方面の山々が見られる。
e0035757_17251933.jpg

目立つ鋭鋒は錫杖ガ岳か。

ぞろぞろ峠を過ぎて急坂を登る。
途中の朽木に黄色い菌類が付いていました。
e0035757_17254565.jpg

よく見ると数ミリの小さなキノコ。
ビョウタケだと思います。

急坂を登りきると三国岳山頂。
三国岳からの下りも急斜面なので、周りの木をつかみながら何とか坂を降る。
やっと終わったかと思うと、再び急な登り。

キツイ登りの途中で、御在所岳や鎌ヶ岳が見えました。
e0035757_17263699.jpg

三角の鋭鋒が鎌ヶ岳。白いのは雪かな。

急斜面に、普段使わない筋肉を無理して使うので、後で筋肉痛になるだろうとな、と思いながら登り終わると、ようやく忍者岳に到着。
真新しい標識が立つ、何の変哲もない、殺風景な忍者岳山頂。
e0035757_17273967.jpg

うーむ…

少し休息してから、次の油日岳へ移動。
忍者岳から油日岳までのやせ尾根は、風が強かったこともあり、一瞬“オッ!”と、たじろぐ場所もありましたが、なんとかクリア。

油日神社への分岐を越えると古びた社が建つ油日神社の山頂に到着し昼食。
再び分岐に戻り、油日神社方面へ下山。

こちらの下山道も急斜面が続きますが、補助ロープがあるのでかなり楽。
大きな岩がゴロゴロ転がる植林地をひたすら下る。
e0035757_17293533.jpg


植林を抜けると、林道へ出る。しばらくは、平坦な林道歩き。

林道横に流れる沢に、モミジの落葉がクルクル…
e0035757_17295269.jpg

林道を抜け、田畑が現れた所で、先ほど登ってきた油日岳を振り返る。
e0035757_1730977.jpg

中央の山が油日岳。

油日神社に寄ると、滋賀県指定天然記念物、樹齢約750年のコウヤマキの巨木がありました。
e0035757_17305733.jpg

コウヤマキを見終わった後は、忍者と薬の町甲賀を歩いて、油日駅へ。
甲賀は薬で有名な町ですが、それは薬草に精通した甲賀忍者たちがいたからだといわれています。
by kou_shino | 2008-12-01 17:54 | 三重県(12頁) | Comments(0)


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


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