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兵庫県 豊岡 コウノトリの郷

兵庫県豊岡では、放鳥されたコウノトリが人工巣塔で子育てをしている、というニュースを見たので、豊岡のコウノトリの郷公園へ行ってきました。

JR豊岡駅からコウノトリの郷公園まで、バスで約14分。
田んぼが広がる里山を利用したコウノトリの郷公園へ入ると、すぐに公開ゲージ内でコウノトリ達の姿を見る事ができます。

クチバシを隠すようにして佇むコウノトリ。
e0035757_2381726.jpg

眼の周りには赤い縁があって、ホルスの目みたい…

公開ゲージでは、12羽のコウノトリは羽を切って飛べなくしているようです。
羽はまたはえるようで、ここのコウノトリ達もいずれ放鳥されるとの事。

仲の良いカップルでしょうか。
オスがくちばしでメスの毛繕いしています。(たぶん)
e0035757_2384394.jpg

メスはじっとして、されるがまま。

コウノトリの求愛行動はクラッタリングといって、首を大きく反らして、クチバシでカタカタ音をたてて鳴らします。
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コウノトリは幼鳥時は鳴きますが、成長すると鳴かなくなるそうです。

エサは3時頃与えるらしいので、それまで百合地の人工巣塔へ子育て中のコウノトリを見に行く事に。
百合地巣塔では、ヒナ2羽と卵4個が確認されているようです。

地図を見ると、百合地という地区はコウノトリの郷公園の近くにあるようですが、人工巣塔がどこのあるのかさっぱりわかりません。
しかし、行けばわかるだろう、と毎度のごとく、行き当たりばったりに、ぶらぶら歩いて百合地へ。

百合地の山沿いには、コサギやアオサギのコロニーありました。
こちらも子育て中なのかな。

車道を歩きながら、ふと空を見上げると、一羽の鳥が飛んでいる影が見えました。
トビかな、アオサギかな、と思って双眼鏡で覗いてみると…

なんとコウノトリです!コウノトリが飛んでる。
e0035757_2392811.jpg

ここでは、コウノトリが自然の中で暮らしているんだ、と初めて実感。

少し迷いましたが、ようやく人工巣塔を発見。
双眼鏡で覗くと、コウノトリの頭らしい白いモノが見える。

おそらく卵を抱いているのでしょうが、これではちょっとしか見えないのでしばらく待つ事に。
おにぎりを食べていると、突然コウノトリが立ち上がったので、ちょっと慌てました。

長い時間しゃがみ込んでいたせいか、羽と足を伸ばしています。
e0035757_2395248.jpg

クチバシで卵を揃えるような仕草をしてから、再びしゃがみ込んで見えなくなりました。

しばらくは、この状態が続くだろう、と思って少し場所を離れたら、いつの間にか2羽に増えてる!
e0035757_23102243.jpg

1羽はそのまま卵を温め、もう1羽は飛び立って、近くの田んぼへ。
何を食べているのでしょうね。
e0035757_23105572.jpg

田植えの前ですが、水が張ってある田んぼがいくつか見られます。
いわゆる冬期灌水・不耕起農法という田んぼでしょうか。

トキを放鳥した佐渡も、トキ達の為に冬期灌水・不耕起農法の田んぼが増えているようです。
コウノトリやトキが暮らしていくには、農薬を使用しない、自然に近い田んぼが必要なのですね。

田んぼに降りたコウノトリも、だんだんと遠くへ行ってしまったので、ぼちぼちコウノトリの郷公園ヘ戻る事に。
e0035757_23112129.jpg


コウノトリの郷公園に戻ると、なんとコウノトリの数が倍ほどに増えている。
放鳥したコウノトリ達も、エサやリ時間をちゃんと知っていて集まって来るようです。

他にもアオサギがたくさんいますし、トビもやって来ました。
特にアオサギが多い。
アオサギは、コウノトリに比べるとかなり小さいのですが、色が似ているので、うっかりするとコウノトリと間違えてしまいます。

係の人が出てくるまで、待ちきれないコウノトリが芝をつついて何かを食べています。
なんでしょう、虫かな?
e0035757_2312030.jpg

池に魚が放たれると、コウノトリ達が集まって来て、魚を食べ始めました。
e0035757_23122155.jpg

小さいのがアオサギ。コウノトリに混じって、ちゃっかり魚を食べています。
e0035757_23123796.jpg


そして、飛び込むようにして魚を追うコウノトリ。
e0035757_23131863.jpg

このコウノトリは、よく見ると脚環がついていません。
ここのコウノトリ達は、個体識別のため全て脚環がついているはずなのですが…

周りの人の話では、この脚環の無いコウノトリは「エヒメちゃん」といって、愛媛県からやって来た野生のコウノトリのメスなんだとか。
愛媛県には野生のコウノトリがいるの?と、調べると…

エヒメちゃんは大陸から愛媛県に渡来してきた野生のコウノトリなんだとか。
愛媛県から豊岡のコウノトリの郷へ来たので、エヒメちゃんと呼ばれているようです。

大陸からは、迷鳥として年1~2羽やって来るようですが、エヒメちゃんのように留鳥として日本で暮らしているコウノトリは珍しいようです。

このエヒメちゃんは現在放鳥されたコウノトリのオスとペアになっているもよう。
ぜひヒナを育てて欲しいですが、オスが子育て放棄しているようで、「今年は難しいだろう」との事。

魚を捕まえたエヒメちゃん。
e0035757_2314133.jpg

魚を丸飲みして喉を膨らませているエヒメちゃん。
e0035757_23141437.jpg

個体識別のため、脚輪や羽に色を付けられたコウノトリ達の中、野生のエヒメちゃんの姿は、貴重です。


家で、撮り終えた写真を見ていると、コウノトリの後姿に妙なものが…

左側の脚環を付けていないエヒメちゃんですが、
右側の羽をひろげている個体は脚環の他、背中にアンテナ付きの発信機を装着しています。
e0035757_23144225.jpg

どのように取り付けられているのでしょうか、ちょっと痛々しい。
by kou_shino | 2009-03-21 23:33 | 兵庫県(73頁) | Comments(2)
Commented by m-hir at 2009-03-22 12:29
みなさんおっきなお魚をくわえてますね〜
”あの”アオサギがこのサイズですか・・・コウノトリ恐るべし(え?違・・・)
脚環も発信器もちょっとねー
Commented by kou_shino at 2009-03-22 17:52
m-hir さん。
コウノトリ達は、20cmほどのニジマスをたべているそうです。
アオサギも結構大きいと思っていたんですがねぇ。
発信機は電池がなくなっても、取り外せない、というのが気になります。


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


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