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岐阜県 美濃津屋から養老公園へ

青春18きっぷで、岐阜県まで足をのばし、大垣駅から養老電鉄に乗り換えて美濃津屋駅へ。
養老鉄道の中刷り広告によると、養老鉄道が今年創業100周年らしく、記念切符が販売されるらしいけど、1000枚限定だとすぐに売り切れするのではないでしょうか。

養老鉄道は自転車の持ち込みができるらしく、学生さん達が自転車ごと車内に乗り入れてきます。
無人駅も多く、普段接することのない風景は新鮮で、旅に来たんだぁ~、という感じ。

美濃津屋駅も無人で、反対側のホームに東海自然歩道の標識が立っている。
駅周辺には店も飲料水の自販機も見当たらない。

東海自然歩道の標識に従い、山へと歩いていきます。
途中、民家の軒先に咲いていた花に、スズメガの仲間のホウジャク。
e0035757_18544038.jpg

ホバリングしながら蜜を吸う姿は、ちょっとガの仲間とは思えません。

山裾の道を歩いていると、ヤマトシジミがいました。
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山の中に入っていくと、ヒグラシの鳴き声が聞こえてきました。
最初は、カナカナカナと印象深い鳴き声だなあぁ、と思っていました。

セミはある一定の気温になると鳴き、気温が高くなる日中はあまり鳴きません。
しかし、山の中は気温が高くならないせいか、ヒグラシとニイニイゼミは、森の中に入ってから、養老公園に着くまで、ずーっと鳴きっぱなしです。

あの、やかましいクマゼミやアブラゼミ、ミンミンゼミでも鳴かない時間帯があるのに。
もう最後のほうでは、耳がおかしくなってきました。

特にヒグラシは、足もとで鳴きます、すぐ横の木で鳴きます。
e0035757_18555155.jpg

いったい何匹いるんじゃ~と、叫びたくなるほどやかましい。

山の中で見つけた、粘菌。
またツノホコリかな、と思ったらサンゴのような姿です。
e0035757_18561214.jpg

タマサンゴホコリでしょうか。

うっそうとした森の中を歩いていると、1㎝程の白いモノが動いています。
何だろう。
小枝で裏返してみると…
e0035757_18562710.jpg

なんかムシの幼虫みたい。
太短い芋虫のようなモノが綿毛を被っているように見えます。
(追記:後日判明しましたが、これはセミヤドリガの幼虫でした。セミから離れ蛹になるようです)

何年か前に菊水山に行った時、似たようなムシを見ました。
これと同じように、白い綿毛をまとったムシでしたが、これよりもっと小さかった。

結局何のムシか判明しませんでしたが、白い綿毛をまとった昆虫の幼虫というのは、意外に多い。
コレも、おそらくカイガラムシと同じような成分を出しているのではないでしょうか。

しばらく歩いていると、木の葉に白い綿のようなモノが。
葉っぱを裏返すと、綿毛にまみれた別のムシ。
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これは、アオバハゴロモの幼虫です。
何匹か集まると、カイガラムシがついているかのように、真っ白になります。

再び粘菌らしい白い物体を発見。
e0035757_18583617.jpg

子実体になろうとしているところなんでしょうか。

こちらは、久しぶりに見つけた粘菌(変形菌)の変形体。
e0035757_18592267.jpg

わかりにくいかもしれませんが、黄色いのがそうです。朽木の中からムニュムニュと出てくるところ。
変形菌の変形体は、黄色、オレンジ色、赤、青、白、と原色が多いようですが、あまり見ることはできません。
どこにでもいる、という話ですが、ただ歩いているだけで見つけるのは稀です。

粘菌の仲間は、大きく分けると、真生粘菌(変形菌)と原生粘菌と細胞性粘菌に分けられるらしい。
ツノホコリの仲間は、原生粘菌とする本もありあます。

ただ、この分け方が今現在も使用されているかどうかはわかりません。
昔は、全部ひと括りに粘菌と呼ばれていました。

今は、粘菌といえば変形菌の事をさすことが多いようです。
細胞性粘菌は、単細胞生物が途中から多細胞生物になる、という不思議なヤツらで、昔一度だけTVで見ただけ。

トンボのような虫が飛んできてとまった。
これはウスバカゲロウ。
e0035757_1914078.jpg

幼虫のアリジゴクの大きさから考えると、成虫はやけに大きく感じます。

こちらはキモンガ。
e0035757_192096.jpg

タイガースカラーの蛾で、山の中を歩いていると、よく見かけます。
今までも何回か撮った記憶はありますが、なぜか今までブログに載らなかった蛾。

風呂谷まで来ると、風呂谷から河原越までのコースはヤマビルが生息しているので足もとに注意、という看板がありました。
そうか、気をつけなければ、と思いましたが、よく考えると、河原越から風呂谷は、今まで歩いてきたルート。

今さら知らせてもらっても、もう手遅れです。
しかし、ヤマビルの被害にも遭わなかったので、まあいいか。

朽木が転がっている道を歩くと、再び朽木の穴から粘菌(変形菌)の変形体が出てくるところを見つけました。
e0035757_1935326.jpg

変形菌は、一時間に1cmほど移動するらしいのですが、まだ移動するところを観察したことはありません。
時間に余裕のあるときに見つけたらぜひ観察したいのですが、今日は無理。

この変形菌は、先ほどの変形菌もそうですが、多分キフシススホコリだと思います。
すぐ横に、キフシススホコリの子実体がありました。
e0035757_1941772.jpg

こちらは。粘菌(変形菌)のクダホコリかな。
e0035757_1944013.jpg

今熊谷を越えると、集落の横に出てきました。

何気に、民家に生えているツバキを見ると、ツバキシギゾウムシがツバキの実に長い口吻を突っ込んで穴を開けている最中の姿を目撃しました。
e0035757_1951128.jpg

たぶんメスでしょう。開けた穴に卵を産むと思われます。
ツバキシギゾウムシの口吻はゾウムシの中でも特に長く、メスの口吻は体長以上あります。

前々から、このゾウムシを見たい、と思っていたので、ラッキーって感じでした。
しばらく、この状態が続くだろうと、他のツバキの実を見て回るうちに強い風が吹いて、先ほどのツバキシギゾウムシがいた辺りに枯れ枝がガサッと落ちた。

あわてて見に行くと、もうさっきまでツバキの実に穴を開けていたツバキシギゾウムシの姿はなし。
非常にアンラッキーです。しばらく、ほかのツバキも見て回りましたが、ゾウムシの姿は見られず。
なかなか思うように自然は見せてくれません。

途中道を間違えましたが、赤岩神社から京ヶ脇を経て、養老公園に無事到着。
養老へは、この夏にもう一回来る予定なので、養老の滝は次回のお楽しみに。

養老公園を離れた時、ようやくセミの鳴き声からのがれられました。
by kou_shino | 2011-08-03 19:17 | 岐阜県(2頁) | Comments(6)
Commented by なりひら at 2011-08-06 12:00 x
いつもながら素晴らしい自然観察記録ですね。私にとって、美濃の西部ゾーンは、未踏の地です。日本は、まだまだ、こうしたゾーンがあるのですね。
Commented by kou_shino at 2011-08-06 17:42
なりひら さま
ここは東海自然歩道のコースにもなっているので、道標はしっかりしています。
しかし、初めて訪れる所は、先が見えないだけに、少し緊張します。
Commented by 和歌桜 at 2011-08-09 15:05 x
 はじめまして。
 (めだか ヨークッサク)と言う検索ワードでたどり着きました。
 いろいろ見させて頂きましたが、凄く画像が綺麗で見習うべき点が山ほど、、、
 私も、自然が大好き、生物大好きでめだかに絞ったブログをやっていますが、しょっちゅう行き詰ります(ToT)/~~~
 これから時間がある時に少しづつでも、過去の記事を見させて頂きます。
 もしよろしければ、私のブログでリンクを貼ってもよろしいでしょうか?
Commented by kou_shino at 2011-08-09 18:02
和歌桜 さま
はじめまして。
テーマを決めて、深く掘り下げていく作業は、難しいと思います。
私は基本、広く浅くなので、人間以外の生物ならば何でも取り上げますので、はっきり言って生物の知識は浅いです。
リンクは自由にどうぞ、こちらからもリンクしておきますね。
Commented by 和歌桜 at 2011-08-10 14:32 x
 リンクまで、貼って頂き有難うございました。
 私は、めだかのブログを始めてから、少しづつ撮影に興味を持ち始め最近ではカメラを持つのが楽しくなってきました。
 まだまだ素人レベルですが、少しでもうまくなって行きたいと思います。
 私も、めだか以外の色んなものを撮りたくなってきました。
Commented by kou_shino at 2011-08-10 18:49
和歌桜 さま
私も、唯一飼っている動物はメダカです。
でもメダカの写真って難しいので、ほとんど撮ってません。
去年は猛暑で、水槽がゆであがり半分に減ってしまいました。
今年は何とか世代交代してくれそうです。


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


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