京都府立植物園 ナンバンギセルとツリフネソウの盗蜜者
シルバーウィークも仕事がある、と聞いていたのですが、土壇場になって5連休となりました。
連休の予定は何も考えていませんでしたので、とりあえず植物園へ。
京都府立植物園は、行くたびに興味深い植物に出会えるので面白い所です。
家でヒョウタンを育てているので、最初にヒョウタンコーナーへ行くと、時期が遅いせいか、ヒョウタンのちょっと少なかった。ヒョウタンのような形をした、ブツブツのカボチャは多くぶら下っていましたが。
その中に、話題の?ヒョウタンが一つありました。
岡部マリヒョウタンです。
「岡部マリ」という名前の中に、何か別の意味があったとしても、あきらかに探偵ナイトスクープを意識したネーミングではないでしょうか。
ヒョウタンの横には、ウコンの花が咲いていました。
ターメリックですね。白い花を咲かせるようです。
かわいらしい実をたくさん付けていたのは、オキナワスズメウリ。
プチトマトくらいの大きさで、熟れると赤くなるようです。
カラスウリやスズメウリとは別属で、別名ヤマゴーヤと呼ばれているそうです。
食べることはできず、もっぱら鑑賞用との事。
ススキの根元には、ナンバンギセルが咲いていました。
ナンバンギセルはハマウツボ科の寄生植物。
ススキやミョウガなどの根に寄生しています。
葉緑素をもたず、花を咲かす姿はギンリョウソウに似ていますが、ナンバンギセルの花には色が付いています。
一度自然の中で見つけてみたい植物。
なるほど、こんな感じに咲いているのか。
今後、ススキの根元も要チェックする必要があるようです。
水辺の近くではツリフネソウが咲いていました。
白いツリフネソウ。
見ていると、ホシホウジャクやクマバチが盛んに蜜を吸いに来ていました。
観察していると、クマバチは花の中に入らず、花の後ろに回り込み、裏がから蜜を舐めているようす。
これでは花粉がクマバチに付かず、ツリフネソウは受粉できません。
このように、蜜は舐めるが花粉媒介はしない、という行動を「盗蜜」といいます。
昆虫といえば花粉媒介者というイメージがありますが、盗蜜をしている者も多いようです。
ホシホウジャクも、ホバリングしながら長い口吻を入れて蜜を吸っているので、花粉媒介しません。
これも盗蜜です。
同じように長い口吻で蜜を吸う蝶たちはどうなんでしょう。
改めて植物園にいた蝶たちを見てみると。
キク科の花にアカタテハ。
こちらはカラスアゲハかな。
そしておなじみアゲハチョウ。
胸に毛を持つタテハチョウの仲間は、なんとなく花粉を運びそうですが、アゲハの仲間は花粉がつきそうにありません。
少なくとも、大型の蝶が小さな花の蜜を吸う時は、盗蜜している可能性が大きいようです。
最後に見かけたネコノヒゲ。
シソ科の植物でオシベとメシベが長く伸びているのでネコノヒゲです。
誰が付けたのか、面白い名前です。
連休の予定は何も考えていませんでしたので、とりあえず植物園へ。
京都府立植物園は、行くたびに興味深い植物に出会えるので面白い所です。
家でヒョウタンを育てているので、最初にヒョウタンコーナーへ行くと、時期が遅いせいか、ヒョウタンのちょっと少なかった。ヒョウタンのような形をした、ブツブツのカボチャは多くぶら下っていましたが。
その中に、話題の?ヒョウタンが一つありました。
岡部マリヒョウタンです。
「岡部マリ」という名前の中に、何か別の意味があったとしても、あきらかに探偵ナイトスクープを意識したネーミングではないでしょうか。
ヒョウタンの横には、ウコンの花が咲いていました。
ターメリックですね。白い花を咲かせるようです。
かわいらしい実をたくさん付けていたのは、オキナワスズメウリ。
プチトマトくらいの大きさで、熟れると赤くなるようです。
カラスウリやスズメウリとは別属で、別名ヤマゴーヤと呼ばれているそうです。
食べることはできず、もっぱら鑑賞用との事。
ススキの根元には、ナンバンギセルが咲いていました。
ナンバンギセルはハマウツボ科の寄生植物。
ススキやミョウガなどの根に寄生しています。
葉緑素をもたず、花を咲かす姿はギンリョウソウに似ていますが、ナンバンギセルの花には色が付いています。
一度自然の中で見つけてみたい植物。
なるほど、こんな感じに咲いているのか。
今後、ススキの根元も要チェックする必要があるようです。
水辺の近くではツリフネソウが咲いていました。
白いツリフネソウ。
見ていると、ホシホウジャクやクマバチが盛んに蜜を吸いに来ていました。
観察していると、クマバチは花の中に入らず、花の後ろに回り込み、裏がから蜜を舐めているようす。
これでは花粉がクマバチに付かず、ツリフネソウは受粉できません。
このように、蜜は舐めるが花粉媒介はしない、という行動を「盗蜜」といいます。
昆虫といえば花粉媒介者というイメージがありますが、盗蜜をしている者も多いようです。
ホシホウジャクも、ホバリングしながら長い口吻を入れて蜜を吸っているので、花粉媒介しません。
これも盗蜜です。
同じように長い口吻で蜜を吸う蝶たちはどうなんでしょう。
改めて植物園にいた蝶たちを見てみると。
キク科の花にアカタテハ。
こちらはカラスアゲハかな。
そしておなじみアゲハチョウ。
胸に毛を持つタテハチョウの仲間は、なんとなく花粉を運びそうですが、アゲハの仲間は花粉がつきそうにありません。
少なくとも、大型の蝶が小さな花の蜜を吸う時は、盗蜜している可能性が大きいようです。
最後に見かけたネコノヒゲ。
シソ科の植物でオシベとメシベが長く伸びているのでネコノヒゲです。
誰が付けたのか、面白い名前です。
by kou_shino
| 2009-09-22 17:06
| 京都府(90頁)
|
Comments(0)
主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。
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