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ファーブルフォト ニホンヤモリは外来生物?

「遺跡発掘」という肉体労働で、手や背中が痛むなか、腰にも鈍い痛みが出てきたので、とうとう週末に出歩けない日が続いています。

先週の日曜日に、「題名のない音楽会」というテレビ番組で、「山下洋輔トリオ40年目の同窓会」を放送していたので見ました。

いゃー、懐かしかったなぁ~。

高校生でジャズを聴き始めた時、最初はやはり、マイルス・デイビスの「カインド・オブ・ブルー」とかジョン・コルトレーンの「マイ・フェイヴァリット・シングス」等のモダンジャズから入りました。
初めて聴きに行ったジャズのコンサートが、マル・ウォルドロン・トリオ。
まぁ、どちらかといえばスタンダードなジャズトリオです。

そして、その次に行ったジャズコンサートが、何故か、山下洋輔トリオ。
バリバリのフリージャズです。
メンバーは、山下洋輔(p)坂田明(as)森山威男(ds)。

ちょうど、山下洋輔トリオのアルバム「フローズン・ディズ」が出た頃で、会場は京大西部講堂。
京大でのコンサートだったので、観客は当然京大生が圧倒的に多かったように思います。

今の大学生とは違い、その時代はヒッピー風の大学生が多く、純朴な高校1年生としては、ヒッピースタイルの京大生だけでも異様な世界。
その上、坊主頭にサングラス、首からジャラジャラとワケのわからんややこしいネックレスに、左右の指すべてにゴチャゴチャとした指輪をした、いったい何モン?と不思議に思うようなオッサン達も混ざっており、とてつもなくアヤシイ巣窟に迷い込んできた、という感じでした。

当時の私の姿はというと、学校が終わってから、直に行ったので、とーぜん詰襟の学生服姿。
周りとは、メチャクチャ違和感がありました。

そして、ライブで見る山下洋輔トリオの演奏は、過激にして強烈。
まだジャズを聴き始めた初心者の私には、晴天の霹靂のような出来事でした。

「山下洋輔トリオ40年目の同窓会」は、ジャズに夢中になっていた高校時代を思い出します。
(そんなもんで、同年代のマイケル・ジャクソンの事は、あまりよく知りません)

明日も続きがあるようなので、楽しみな今日この頃。


何処へも行かなかったので、ファーブルフォトが続きます。
夕方、玄関の横にいたヤモリを捕まえたので、今月のファーブルフォトのモデルはヤモリです。
ファーブルフォト ニホンヤモリは外来生物?_e0035757_22474540.jpg

ヤモリは民家や民家の周辺に棲み、自然の森や山の中には生息しないといわれています。
そのため、ニホンヤモリという名前なのに、外来種ではないか、と考えられているようです。

恐らく材木などにくっ付いて、船で運ばれたんでしょう。
そういえば、小笠原の父島にもヤモリがたくさんいましたね。
ファーブルフォト ニホンヤモリは外来生物?_e0035757_224866.jpg

夜行性なので、目玉がデカイ。
ファーブルフォト ニホンヤモリは外来生物?_e0035757_22483840.jpg

黒目は、猫のように縦に細いのですが、ライトを当てているので、黒目は見えないくらい細い。
黒い筋は血管でしょうか?

ヤモリの前脚と、
ファーブルフォト ニホンヤモリは外来生物?_e0035757_2249370.jpg

後脚。
ファーブルフォト ニホンヤモリは外来生物?_e0035757_22491687.jpg

後脚には、水掻きのようなモノがあります。

後脚の裏側。ヤモリの吸盤です。
ファーブルフォト ニホンヤモリは外来生物?_e0035757_22493454.jpg

小指に爪は生えていません。

背中の模様
ファーブルフォト ニホンヤモリは外来生物?_e0035757_22495676.jpg

尻尾。
ファーブルフォト ニホンヤモリは外来生物?_e0035757_2250770.jpg

尻尾の付け根には、総排出孔と呼ばれる袋(ポケット?)のような部分があります。
ファーブルフォト ニホンヤモリは外来生物?_e0035757_22502075.jpg

ヤモリはおとなしく、捕まえても噛みつくわけでもなく、毒があるわけでもないので、見ていると結構かわいい生き物です。
ファーブルフォト ニホンヤモリは外来生物?_e0035757_22503684.jpg

by kou_shino | 2009-07-04 23:05 | ファーブルフォト(105頁) | Comments(10)
Commented by 顕微鏡下のふしぎ at 2009-07-05 12:02 x
いやー、面白い写真です。ヤモリの特徴がよく分かりました。
わが家にも時々出没します。
飼い猫が、くわえてきたのを取り上げて、庭に放したりしています。
今度、私もファーブルフォトで覗いてみましょう。
Commented by kou_shino at 2009-07-05 17:44
顕微鏡下のふしぎ 様
前から、ヤモリを見つけたらファーブルフォトで覗いてやろうと、思っていたので、見つけた時は、すぐに捕まえました。
最近、家でヤモリの姿を見かけなかったので、いなくなったのかと心配しましたが、まだ生息していてくれて、よかったです。
Commented by はーしぇる at 2009-07-05 20:04 x
こんばんは。はちゅうるいとりょうせいるいはちょっとだめなんですが・・。
なかなか、美しいといえば美しいですね^^;)
さて、山下さんのトリオの思い出。
私も高校生のころ、せまい店の最前列で聴いたことがあります。
数日耳鳴りがして聴覚が戻りませんでした。
すごかったなぁ。
Commented by kou_shino at 2009-07-05 22:19
はーしぇる さん
はーしぇるさんも、山下洋輔トリオを聞いておられましたか!
私も、よく似た経験があります。
京都河原町のビッグボーイというジャズ喫茶で山下洋輔トリオを聞いた時です。
その時のドラムは小山彰太だったかな。
私も最前列で、手を伸ばせばピアノに触れるくらいの距離でした。
演奏途中、例のひじ打ちで、ピアノ線が切れたのを目撃しましたよ。
店を出た時、周りの音が聞き取れないほど耳鳴りがしました。
まさか、同じ場所ではないでしょうね!?
Commented by はーしぇる at 2009-07-06 23:28 x
こんばんは。
高校生の頃は東北のS市に住んでいました。
JAZZ喫茶などというのが一杯あって、そのうちの老舗の一軒でした。
ドラムは確か森山さんで、バスドラムが鳴るたびに心臓がばくばく。
大学生になってずいぶんライブに行きましたが、社会人になって頓挫。
今はまた復帰して、港町の小さなライブハウスで達人のピアノなど
堪能しています。
Commented by kou_shino at 2009-07-07 06:07
はーしぇる さんは東北でしたか。
「ベイシー」というジャズ喫茶が有名ですよね。
私も社会人になってから、徐々に聞く機会が減っていました。

東北へは、何度か山へ登りに行ったことがありますよ。
「八甲田山」「八幡平」「鳥海山」「月山」「早池峰」などなど・・・

よく考えれば、山へ行くようになってから、ジャズを聴く時間が減ってきたように思います。

今は、当時集めた膨大な量のLPレコード・CD・FMラジオから録音したライブのテープなどを聴き返すくらいです。
Commented by はーしぇる at 2009-07-07 23:54 x
こんばんは。自然の写真帖ならぬJAZZ武芸帖に・・・。
kou_shinoさま同様、床が抜けるんじゃないかと思うほどの
本とアナログレコード、CD。困ったものです。あまり聴く機会がないです。
ところで「ベイシー」はお隣の県で、S市は「カウント」。
今でも帰郷した際寄ってみています。

国営FM放送の土曜日深夜、児山さんの番組をアウトドアで聴くのも
最近の楽しみです。

懐かしい。高校生の時に栗駒山強制登山させられました。
岩手山、早池峰、鳥海山は下から眺めて深呼吸しましたっけ。
Commented by kou_shino at 2009-07-08 14:09
はーしぇる さん
私の趣味は、自然以外にも、「ジャズ・SF・落語」という3本柱がありまして、こちらも細々と続づいていて、時々ブログの「マクラ」に出てくることもありますので、大丈夫です。

最近は、FM放送は、まったくの御無沙汰です。
昔は、毎月のように海外のジャズメンが来日していおり、その時のライブ演奏をFM大阪(ゴールデン・ライブ・ステージ)で放送していたので、よく録音していました。

あと資生堂ブラバスが提供していた「渡辺貞夫のマイ・ディア・ライフ」という番組。
渡辺貞夫のライブ演奏が毎週流れる、という今考えると、なんとも贅沢な番組でしたが、私は来日ジャズメンとの共演ライブしか録音していません。

ただし、カセットテープではなくオープンテープなので、なかなか聴く機会がないのですが…
Commented at 2014-03-18 22:19 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kou_shino at 2014-03-20 16:21
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