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滋賀県 虎御前山散歩

5月5日の子供の日に、滋賀県長浜市の虎御前山を歩いてきました。

虎御前山は、標高224mの独立丘陵。
戦国時代、織田信長が小谷城攻め前線基地として砦を築いた場所で知られています。
ルートは尾根沿いに点在している、信長軍の陣跡をたどるコースとなります。

無人のJR河毛駅で下車。
駅から、矢合神社がある中野登山口を目指して歩きます。
(後で虎姫駅の方が近いと気づきました)

河毛駅の駅舎に巣を作ろうとしているツバメたち。
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壁にへばり付いて咥えてきた泥を付けています。

寺や神社がある細い道を進み、田んぼが広がる所に、御堂がある古墳のような小山に立ち寄ります。
カンサイタンポポやヤマツツジが咲く山頂に地蔵堂があり、円墳と書かれた表示板がありました。

小山を降りて、車道沿いを進み、中野登山口へ。
水田の中を動き回るタニシの足跡。
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矢合神社への入り口から参道を進みます。
参道横の藤棚にはフジの花が満開。
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クマバチが飛び回っていました。

神社裏から、蜂屋頼隆陣跡、さらに公園となっている丹波長秀陣跡へ。
虎御前山にも古墳群あるようで、各陣跡は古墳の上に作られたらしい。
よって虎御前山の古墳群の名前は、信長馬場古墳群と呼ばれているもよう。

伊吹山が見える公園横のカラスノエンドウにアゲハチョウがいました。
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アンテナ基地で舗装道が終わり、山道に入ったところが滝川一益陣跡。
チゴユリの群落がありましたが、花はほとんど終わっています。
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ヤマツツジもあちらこちらで見られます。
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堀秀正陣跡から坂を登り切った所が、織田信長陣跡。
陣跡近くから見た伊吹山。
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信長も眺めたであろうと思われます。

信長陣跡から一旦くだって再び登ると、木下秀吉陣跡。
秀吉陣跡が、最前線とありますが、さらに下った所に柴田勝家陣跡があるのは何か変な感じ。

秀吉陣跡近くに生えていたギンリョウソウと、
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倒木にいたニワハンミョウ。
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柴田勝家陣跡近くには終わりかけのオオイワカガミが咲いていました。
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勝家陣跡から少し進むと、小谷城があった小谷山の姿がよく見えます。
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意外に近い感じ。麓から麓まで500mも無いのでは。
当時の緊張感を感じます。

近くを飛んでいたのはサカハチクロナミシャクでしょうか。
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チョウのようにも見えますが蛾ですね。

さらにくだると、山道が終わり虎御前山縦走が終了。
すぐに車道にでます。

再び河毛駅へ。
再び駅舎を見ましたが、ツバメの巣はあんまり進んでいません。
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ちょっと泥が増えただけ。
彼らの巣はいつ頃できるのでしょうか。
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今回、ゴールデンウィーク中なので、人が多いと思いましたが、山道を歩いていた間、他のハイカーの姿は全く見かけませんでした。
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by kou_shino | 2017-05-07 23:07 | 滋賀県(76頁) | Comments(0)

兵庫県 甲山散歩

4月30日に、兵庫県六甲山系南東端の甲山へ行きました。

阪急今津線の仁川駅から仁川に沿って山側へ進み、上流の細い橋がある所から、住宅街へ。
住宅街なのに坂道の傾斜がきつい、まるで山登り。

ピークを過ぎて少し下り、住宅が途切れた所に公園があったので一休み。

公園から舗装道路を少し進んで、甲山への山道へ。
近くに咲いていた、アオダモの花。
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ミツバアケビの花も咲いていました。
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ミツバアケビの葉には、クロウリハムシが。
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やがて、仁川上流の広い川原に到着。
正面に、甲山が見えます。
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甲山は輝石安山岩からなる古い火山の痕跡、花崗岩からなる六甲山系とは形成過程が異なるようです。
花崗岩の隙間からマグマが噴き出し、冷えて安山岩の塊になったのが甲山の原形らしい。

甲山周辺は大小の湿原が残り、生物多様性保全上重要な里地里山として保護されています。
しかし、カシナガキクイムシの被害が広がっているようで、治療されている樹木が多い。

川原入り口付近に咲いていたカキドオシ、かな?
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水が流れる細い溝には、オオカワヂシャや、
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オランダガラシが生えていました。
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オランダガラシは、クレソンのことで、栄養の高いハーブです。

川原には、子供たちが遊ぶ滝や、
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なかよし池の横にアカメヤナギがあります。
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アカメヤナギの幹から樹液が出て、オオスズメバチや、
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サトマダラヒカゲが来ていました。
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なかよし池には、アカミミガメが仲良く甲羅干し。
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すこし川原をうろうろしてから、甲山山頂へ。
甲山橋近くから再び山道を登ります。

源頼朝の塚を経て、急坂と石段を上ると甲山山頂に到着。
途中に咲いていた、ミヤマガマズミ、
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モチツツジも多い。
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甲山山頂は草木のない広場になっていて、意外に人が少ない。
と思ったら、広場周囲の木陰に沢山人がいました。

甲山から下山して、神呪寺を経て、再び急坂の住宅街を進むと甲陽園駅。
神呪寺の境内から、大阪神戸の街並みが一望できます。

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by kou_shino | 2017-05-06 12:07 | 兵庫県(70頁) | Comments(0)

京都府 恭仁京跡から海住山寺へ

4月16日の日曜日に、京都南部の恭仁京跡から海住山寺を歩いてきました。

加茂駅前から商店街を抜けて木津川の堤防へ。
堤防斜面にはカンサイタンポポがたくさんさいていました。
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キタテハやモンシロチョウ、モンキチョウなどが飛び回っています。

木津川から海住山寺まで、カンサイタンポポはたくさん咲いていますが、外来種のタンポポの姿も見られます。

外来種のタンポポというと、セイヨウタンポポと思いがちですが、近年、種子の色が赤っぽいアカミタンポポという外来種が増えていて、セイヨウタンポポを上回る勢いで勢力を伸ばしているらしい。

木津川、恭仁大橋横のサクラ。
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よく見ると、ヤドリギが見えますね。
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堤防から欄干沿いの隙間にスミレが並び咲く恭仁大橋を渡ります。
橋の上から上流側を見ると、自然が近い感じがします。
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橋を渡り、細い道に入ると、小さな川の縁にアミガサタケが沢山生えていました。
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アミガサタケは食べられるキノコですが、ヒドラジンという毒があり、加熱しないと危ないらしい。
欧米ではモリーユと呼ばれる高級食材で、ちゃんと調理すれば美味しいらしい。

のんびりとした田んぼ道を進むと、ヘリグロベニカミキリが飛んできました。
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奈良時代に数年都になった恭仁京跡から 加茂神社へ向かいます。
途中の茶畑横に生えていたツクシ。
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もう胞子を散布した後ですね。

小さな加茂神社横から、細い山道へ。
加茂神社に咲いていたコバノミツバツツジ
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山道には、まだ花は咲いていませんがモチツツジが見られます。
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モチツツジのツボミあたりをよく見ると、粘毛に小さな虫が何匹かくっ付いています。
しかし、モチツツジカスミカメの姿は、まだ見当たりません。

少し登ればやがて海住山寺へ。
海住山寺にある、京都府最大のヤマモモ。
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幹周5.9m、樹高12m。
周りに別の木が多く、全貌がよくわかりませんが、かなりの巨木です。

境内のサクラも、散り始めています。
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下りは舗装道路から下ります。

民家が見えて来たら、再び恭仁京跡へ。
カラスノエンドウに飛んできた、ツバメシジミ。
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細い溝には、外来種のオオカワヂシャが。
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花は、オオイヌノフグリにそっくり。

砂山や桜の木の枝などで鳴いているのは、セグロセキレイかな。
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いつも川岸で見かける野鳥ですが、縄張りでも主張しているのでしょうか。
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by kou_shino | 2017-04-23 22:15 | 京都府(93頁) | Comments(0)

滋賀県 雪野山散策

3月20日、春分の日に雪野山を歩いてきました。
近江八幡駅からバスで羽田西へ。

羽田西のバス停横に、羽田神社があったので少し寄り道。
神社拝殿前にある、東近江保護樹木、ツバキ科のモッコク。
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樹高16.0m、幹周213㎝ 推定樹齢130年。
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東近江市最大のモッコクとの事。
境内にはクスノキも
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羽田神社から雪野山歴史公園へ。
途中の電柱にいたのは、ムクドリかな。
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田んぼの畦には、シロバナタンポポが咲いています。
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雪野山歴史公園に入り、イノシシ除けの柵を抜け、石室が3つ並ぶ古墳の横を進みます。
雪野山には、200基以上の古墳があるらしい。

雪野山は、火山活動でできた湖東流紋岩でできた岩山なので、石室に使う石はたくさんあります。
湖東流紋岩には、小さな月長石も多く含まれているらしい。

右手に八幡神社を見ながら、石段を登っていくと、やがて旧八幡神社本殿跡地へ。
後ろに、東近江保護樹木、マツ科のツガの木。
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樹高24.0m、幹周285m、推定樹齢150年。
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幹は途中で3方に分岐し、石垣の上に腰を下ろしている感じ。
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根は石垣をつたって下へ伸びています。
こちらも市内最大。

旧八幡神社本殿跡地から、さらに登って尾根筋へ。
石段の狭い所にポツンと咲いていた、ショウジョウバカマ。
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尾根筋を進むと、雪野山山頂。
山頂も古墳で、埋葬品が多く出たようです。

山頂付近にいた、ビロードツリアブのオス。
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尾根を歩いて、大岩と呼ばれている所まで進み、龍王寺方面へ下山。

前回来た時、マンサクの花が咲いていましたが、今回は遅かった模様。
マンサクの花は確認できませんでした。

龍王寺から日野川を渡ってバス停へ。
日野川の岸の桜の木に、ヤドリギが付いていました。
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よく見ると花が咲いていますね。
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ヤドリギは半寄生の植物ですが、神聖視する国もあるみたい。
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by kou_shino | 2017-03-27 23:46 | 滋賀県(75頁) | Comments(0)

京都西山 西山古道 粘菌アメーバとカエンタケ

10月2日に西山古道を歩いてきました。
善峯寺でバスを降り、西山古道の入り口へ。

道沿いの彼岸花はもう終わっていました。
川から出てきたサワガニ。
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冬眠の準備かな。

古道入り口から山道へ。
朽木に生える、ホウキタケの仲間。
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粘菌の仲間も。
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ツノホコリの仲間でしょうか。

古道を歩いていると、シダ植物ウラジロの群生地。
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ウラジロは、お正月の注連飾りや鏡餅に使用されている、お馴染みのシダ植物。

スギ林が続く道で、一本のスギの幹に何やら黄色い物体が。
よく見ると、粘菌の粘菌アメーバ(変形菌の変形体)。
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長さ約10㎝程に伸びています。
下に向かって移動中か。

先端部を拡大してみると。
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原始的な命の鼓動が聞こえてきそうな変形体。
不思議な形態の彼らも地球の住人で、人間の隣人です。

1973年、北アメリカでススホコリが大量発生して電柱などに粘菌アメーバが蠢き、宇宙生物の侵略か、とデマが広がった事件があったらしい。スティーブ・マックイーン主演の「人食いアメーバの恐怖」という映画を見た人は、特にそう思うだろう。

木の幹にいた、ムモンホソアシナガバチ。
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ムモンホソアシナガバチは集団で越冬するらしい。

白糸の滝で咲いていた、ツリフネソウ。
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滝を過ぎて少し歩くと、カシノナガキクイムシによってナラ枯れした木の根元に猛毒のカエンタケが生えていました。
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カシノナガキクイムシがカエンタケの胞子を運んでいる、と思われていましたが、直接の因果関係は不明とのこと。カエンタケが、ナラ枯れの環境を好む事は確かのようです。

さらに進んで、クリンソウの群生地へ。
アケボノソウが咲いていました。
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ハナアブの仲間が花びらの密線を舐めている。

クリンソウ群生地から古道とわかれて、小泉川の上流の沿って下ります。
途中で見つけた粘菌ツノホコリ。
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こちらは斜面に生えていた、クチベニタケ。
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なにやら白いモノが出ている。胞子の塊か。

木の幹で、2匹のスズメバチが喧嘩?
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下り道にも、少しカエンタケがありました。
山道から林道へ出た所にあった朽ちた丸太に粘菌ススホコリの子実体。
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他にも菌類など多く見られました。
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by kou_shino | 2016-10-09 16:44 | 京都西山(20頁) | Comments(0)

石川県 金沢市 大桑貝殻橋

少しというか、かなり遅くなりましたが、金沢市滞在3日目、最終日です。

前日金沢南部丘陵歴史夢街道の「山科の大桑層化石産地と甌穴」が期待外れだったので、大桑層が見ることができるといわれる犀川が流れる大桑地域へ行きました。

金沢駅前からバスに乗り、大桑層の名前の由来となる大桑で下車。
大桑は、金沢市郊外といった感じの場所で、大きなショッピングモールが幾つかありますが、バスで行くにはやや不便な所です。

大桑層(おんまそう)は、約80万年から140万年前海だった場所で、砂が堆積した地層。
金沢市から富山県小矢部市にかけて分布し、新生代第四紀前期~中期の貝化石床が多く見られます。

とりあえず、バス停から犀川までトボトボ歩きます。
最初、山側環状の下流付近を見て回りましたが草木が伸び放題で、とても川岸に行けそうもありません。
ぐるっと歩きましたが、川岸に続きそうな道がまったくない。

犀川緑地公園で休みながら、大桑層はあきらめて京都に帰ろうか、とも思いながら、スマホで確認すると、山側環状の上流で見られるという情報を得ました。

ここで諦めて帰れば、二度と大桑には来ないかもしれません。
疲れた足を引きずって、山側環状の上流へ向かいます。

山側環状を越えると、自然度が濃くなってきました。
萎んだカラスウリの花にいた、クロウリハムシ。
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近くにいた、ミスジチョウの仲間、コミスジ。
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ようやく大桑貝殻橋に到着。
橋の上から上流を見ると、甌穴が見えます。
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橋の横から川岸に出ると、大桑層と思える岩盤が広範囲に露出しています。
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伏見川より規模が大きく、礫などが転がって出きる、甌穴も多い。
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人の姿は少なく、アユ釣り師が数名と川岸で虫取りをしている親子だけで、化石を探している人はいません。
キアゲハが、水を飲みに来ていました。
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甌穴はあるけど、化石はどこだろう。
探していると、足元の岩盤にそれらしい白いモノがありました。
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橋の下辺りまで来ると、それらしい化石床が。
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橋を渡り、反対側の川岸に降り、下流を見ると…、ありますね。
むき出しの貝の化石が。
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貝類の他、ウニや魚、サメやクジラの骨なども見つかる事があるらしい。
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大きな化石層もありますが、表面は破片が多い。
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「山科の大桑層化石産地と甌穴」は国の天然記念物に指定されていますが、大桑貝殻橋付近は、何故か天然記念物に指定されていないので、化石は取り放題の状態らしい。
化石を削り取った形跡もあります。

詳しいことは分かりませんが、なんか勿体ない気がしてなりません。
しばらく、化石を眺めていましたが、なんか疲れてきたので、帰ることに。
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トボトボ大桑タウンまで歩いてバスを待ち、金沢駅へ。
2泊3日の金沢の旅はこれで終了です。
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by kou_shino | 2016-09-22 20:37 | 石川県(4頁) | Comments(0)

石川県 金沢南部丘陵歴史夢街道

金沢2日目は、金沢南部丘陵歴史夢街道という、新しく整備された丘陵沿いの散策コースを歩いてきました。

金沢駅前からバスで、野田山墓地近くで下車。
出発点は、金沢藩主前田家代々の墓地がある野田山墓地ですが、入り口がよくわからず、歩いていると大乗寺に到着。

前田家代々の墓地は諦めて、大乗寺の静かな境内を拝見し、大乗寺丘陵公園へ。
大乗寺丘陵公園に、金沢南部丘陵歴史夢街道の案内板があります。
空は青空、今日も暑そう。
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次は、今回のコースで一番見たいと思っていた、「山科の大桑層化石産地と甌穴」です。
「山科の大桑層化石産地と甌穴」は、貝類を主とする化石床があり、国の天然記念物に指定。
地質の世界では学術的価値が高く、世界的に有名なんだそうで、期待が膨らみます。

ルートがよくわからぬまま、ウロウロ歩いてようやく到着。
しかし、現場に到着すると、竹や草木が伸び放題で、肝心の伏見川がよく見えません。

以前は、多くの人も訪れたようで、案内板やベンチもありますが、無残に朽ち果てています。
竹の隙間から川を覗くも、甌穴がよくわからない。
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せっかく散策ルートが整備されたのに残念です。

仙人橋へ戻り、川を覗くと黒っぽい岩盤に白い帯のような化石床が見られました。
拡大して、ようやく貝が入っていると確認できました。
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そして、これだけです。

ガックリしながら伏見川の上にある藤五郎神社へ。
藤五郎神社は、芋ほり藤五郎を祀った神社。

自然薯を掘って生計を立てていた芋ほり藤五郎さんは、金沢の地名発祥伝説にかかわる人物らしい。
藤五郎さんが芋に付いていた金粒を沢で洗ったことから、金沢という地名が生まれたようです。

藤五郎神社の近くにいた、赤トンボ。
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久万坊大権現に向かうはずが、山側環状道路に出てしまい、一つ飛ばして齋地神社へ。
齋地神社にいたアブラゼミ。
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そういえば関西でよく耳にするクマゼミの鳴き声がありませんね。
しかし南方系のクマゼミも徐々に金沢市に進出していると聞きます。

ネットで調べると、日本では金沢市のみに分布する、スジアカクマゼミという大陸系のクマゼミがいるらしい。

再び山側環状に出て、禪ケ峯神社へ。
禪ケ峯神社は、拝殿も本殿もガラス張り、何故だろうと拝殿前まで行くと、虫が入るので戸は閉めるようにと書かれています。宮司の方は、よほどの虫嫌いなのかなぁ。

神社の上の高尾城址見晴らし台はパス。
山側環状を進み、額谷ふれあい公園へ。

公園内の体育館前で休んでいると、地元の方が現れたので、次に行く額谷石切り場跡へ行く道を聞くと、どうも石切り場跡の事を知らないらしい。仕方がないので、公園横の、これかな、と思う林道を進みます。

しばらく歩くと、穴が開いた崖が現れたので、道は間違っていないようです。
水が湧く崖に、水を求めてモンキアゲハが集まっていました。
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やがて道沿いに石切り場跡の穴が見えてきます。
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中は真っ暗で、どこまで続いているのかわかりません。
石切り場といっても、江戸から昭和初期のものなので、大きな石切り場ではありません。

入れそうな洞窟があったので少し入ってみると。
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人力で石を切った跡が見えます。
ここから取り出した石は額谷石と呼ばれ、かまど・七輪・囲炉裏・風呂釜などに使用されたらしい。

懐中電灯で上を見ると…、
ヒェー、カマドウマがいっぱいいる!
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入り口付近の洞窟上に、カマドウマがザワザワいるので見ないように。

足元にいたカエルは、アカガエルかな?
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洞窟奥を見てみると、コウモリがぶら下がっています。
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拡大してみると、キクガシラコウモリのようです。
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キクガシラコウモリに出会うのは、旧福知山廃線跡のトンネル以来です。

コウモリに出会った事で、石切り場の奥にある御廟谷へ行くのを忘れてしまいました。
キクガシラコウモリを見つけたことで、この日の目的は果たした、という感じ。

世間ではポケモンGOが流行っていますが、私にはこちらの方が面白い。

山側環状から善性寺にたどり着いて、金沢南部丘陵歴史夢街道散策は終了。
帰りは、北陸鉄道石川線で、西金沢を経て金沢駅へ。

夜は居酒屋で金沢の冷酒を飲んで、2日目終了。
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by kou_shino | 2016-08-21 11:56 | 石川県(3頁) | Comments(0)

大阪府 高槻市 粘菌林道散策

7月18日の海の日に高槻市の北部林道コースを歩きに行きました。
JR高槻駅からバスで山の中の空谷橋へ、バス停横に林道の入り口があります。

車止めのゲートを越えて林道を進むと、道沿いに獣の頭蓋骨が!
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いきなり、骨です。鹿の頭蓋骨かな?

舗装された林道ですが、湿気があり、路肩に朽ちた倒木が転がっています。
倒木を見ると、粘菌の子実体を見つけました。
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シロウツボホコリのようです。

次に見つけたのは、ウツボホコリか。
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でも、前回見つけたウツボホコリより小さい気がします。

林道は、基本一本道、でもたまに分岐があるので、迷います。

こちらの朽木には、粘菌タチフンホコリ。
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ダンゴムシがいます。何をしているのかな。

林道田能線出会いを過ぎると、展望が開ける場所に出ます。
時々見晴らしの良いところがありますが、基本同じような景色です。

こうなると朽木に粘菌・変形菌を探す散策となります。
こちらはマメホコリ。
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近くに生えていた、カサの中心部がほんのり赤いキノコ。
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何キノコ?

次に現れた大きな粘菌は、ハシラホコリの仲間か。
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胞子が出てきているもよう。

こちらは、ムラサキホコリのような感じですが…
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子嚢がくっついているように見えます。
右下の少しほぐれていますが。

別の丸太には、キウツボホコリ。
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子嚢が大きく膨らんで、フワフワしています。

白いのは、ツノホコリの仲間でしょうか。
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子実体になる途中かな。

そして、またまたいました。
小さい感じですが、これもムラサキホコリの仲間でしょうか。
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枝は、最初からあありました。
枝を巻き込んでいます。

これほど多くの粘菌を見たのは、西谷ノ森以来です。
しかし、アメーバ状態の変形体探すも、見つかりません。
一日早ければ見られたかも。

これは、変形体から子実体になろうとしているところ。
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なんか、小さなムシがいます。
粘菌を食べているのかな。

林道横に生えていた大きなキノコ。
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これは、シロテングタケでしょうか。

地獄谷峠の近くの木の幹に、ナナフシモドキがいました。
見ていると、ヘナッと木から落ちた。

落ちたナナフシモドキはフニャフニャした感じです。
あれ、死んでいたのかな。しかし突っつくと歩き出しました。
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擬態もすごいが、擬死もうまいですね。

林道を下るとやがて萩谷の集落へ。
見たことのある神社に出た、と思ったら、去年の5月に武士自然歩道から阿武山を歩いた時の出発点でした。
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by kou_shino | 2016-07-31 08:16 | 大阪府(76頁) | Comments(0)

滋賀県 高島市 畑の棚田

5月22日に滋賀県高島市の畑の棚田を歩いてきました。
2008年8月以来、2回目の訪問です。

JR近江高島駅からバスで、畑へ。
棚田オーナー制度で、田植えをしに来ている人達もいました。

周囲を比良山系で囲まれた棚田の入り口に案内板があります。
それによると、畑は、縄文時代から人が住み始め、室町時代には集落が形成されたと考えられるらしい。

集落のあちこちで見かけたマーガレットが咲いていています。
花で、昆虫を待つハナグモ。
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ブタナ?にはヒメハナバチの仲間が。
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そしてイタドリの葉には、ムネアカオオアリやバラルリツツハムシがいます。
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坂道を進んで八幡神社へ。
鳥居横や境内に幹回5m以上の大きなスギの木があります。
室町時代から生えているような感じでした。

境内の金属手すりにいたアマガエル。
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神社の横では、何かのイベントか、人が多く集まっていました。
かなり低空で飛んでいたトビ。
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棚田では家族連れがにぎやかに田植えをしていました。
畦に咲いているミゾホウズキ。
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山側の草むらを見るとマミジロハエトリのメスにオスがまとわりついています。
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近くに飛んできたのは、マドガでした。
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やや高いところまで来ると棚田がよく見えます。
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比良山系も見えますね。

田んぼを覗くと、オタマジャクシが。
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マーガレットの花を見ていると、一輪変わったのを見つけました。
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帯化という奇形の一種です。

ぐるりと棚田を回って再び八幡神社へ。
まだバスの時間があるので、東側も散策。

ムクロジの木を過ぎて、棚田の最上段まで進んで、一周します。

アザミの花に潜り込むコアオハナムグリ
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ギシギシにとまるツマグロヒョウモン
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まぎらわしい色合い。

膨らんだ状態でじっとしているアマガエルを見て時間をつぶし帰途へ。
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by kou_shino | 2016-06-06 18:33 | 滋賀県(74頁) | Comments(2)

滋賀県 八幡山散策 百々神社から日牟禮八幡宮へ

4月17日の日曜日に、滋賀県近江八幡の八幡山を歩いてきました。
JR近江八幡駅からバスで、ユースホステル前下車。

少し歩いて、百々神社の横が登山口。
百々神社から日牟禮八幡宮までの縦走コースです。

百々神社は「ももじんじゃ」と読むらしい。

山道をしばらく登ると、オオイワカガミが咲いていました。
e0035757_00403338.jpg
湖南地方の里山でよく見かける植物です。
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白花のオオイワカガミ。
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さらに進むと、オオイワカガミとショウジョウバカマの群落地、と書かれた標識がありましたが、ショウジョウバカマの花期はとっくに終わっていて、オオイワカガミも少ししか咲いていません。

近くにいた、ニワハンミョウ。
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山道を進んで2つ目の展望台、望西峰から見た西の湖方面。
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正面に見える、西の湖に近い小さな山が安土山。
織田信長が築城した、豪華絢爛たる安土城があった場所。

安土城があった当時、安土山の麓まで琵琶湖が広がっていて、安土山は琵琶湖に突き出した半島だったらしい。

安土山右後方の高い山が、観音寺城跡がある繖山。
滋賀県の平らな湖東平野に、いくつかの山がポツポツと飛び出るようにあります。

八幡山を含むこれらの山々は、湖東流紋岩で出来ています。

湖東流紋岩は、火山の噴火による火砕流によってできた岩石で、約8000万年前の火山活動で出来たらしい。
約8000万年前の中生代は、まだ日本列島の形さえ無い時代で、恐竜がウロウロしていた頃です。

しかし現代の滋賀県を上空から見ると、巨大な火口の痕跡が見えるという。

展望台近くの朽ち木に生えていたキノコがスナフキンに見えました。
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鞍部を過ぎた辺りで見つけた、クリの芽と葉の虫こぶ。
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赤く膨らんでいるのが、クリメコブズイフシで、クリタマバチの虫こぶ。
葉に付いたプツプツが、クリハイボフシで、クリフシダニの虫こぶ。

北の庄城跡の近くで見つけた、変形菌のマンジュウドロホコリ。
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木の高い所についていた、黄色いドロホコリの仲間。
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こちらも変形菌に仲間かな?
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再び鞍部へ。

途中にあった切り株に、不思議な模様が。
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キノコの菌糸が作った模様でしょうか?

こちらの朽ち木からは、種が芽を出しています。
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森の世代交代ですね。

やがて、豊臣秀次の居城だった八幡山城跡の石垣が見えてくると、観光客の声が聞こえてきました。
八幡山城跡へは、ロープウエイがあるので、観光客が多い。

ロープウェイ入り口の横から下山。
ぷらぷらと下り終われば、日牟禮八幡宮へ。

日牟禮八幡宮参道横のムクノキ。
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樹齢約250年、幹周4.1m、樹高25m

こちらは「たねや」の前に生えているエノキ。
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樹齢約300年、幹周3.5m、樹高14m
後は駅まで歩いて帰途へ。

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by kou_shino | 2016-05-04 00:51 | 滋賀県(73頁) | Comments(0)


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


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