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滋賀県 太神山 斑点のあるホコリタケ?とヌルデの虫こぶ

ひと雨ごとに涼しくなり、秋の深まる今日この頃、10月20日土曜日に滋賀県の太神山へ行きました。

太神山周辺は、湖南アルプスと呼ばれ、風化した花崗岩の山肌が露出しています。
これは、飛鳥時代~奈良時代に都城や神社仏閣の建築用材として、ヒノキや杉などが大量伐採され、ハゲ山になってしまったんだとか。かっては、ヒノキ等の巨木が生える原生林だったもよう。

石山駅からバスに乗り、終点「アルプス登山口」で下車。
しばらくは、舗装された車道を進むことになります。

車道沿いには、数は少ないですが、いろんな種類のキノコが生えています。
このキノコ、はなんかお尻みたいな形になってます。
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こちらは、薄茶色の丸い斑点があるキノコ。
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姿形はホコリタケのようですが、このような模様のホコリタケは見たことがありません。
近くには幼菌も生えていました。
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幼菌もちゃんと斑点が確認できます。

帰宅後、手持ちのキノコ図鑑を調べましたが載ってませんでした。
ホコリタケの仲間だとは思うのですが。よくわからない。

道で拾ったシバグリ。
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車止めの柵を越えた辺りに咲いているのはノコンギクかな。
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上を見上げると、早くも紅葉が始まっている葉っぱがありました。
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翼がある羽状複葉なので、ウルシ科のヌルデの葉だと思います。
ヌルデの葉を見ると、虫こぶが多く見られました。
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この虫こぶは、ヌルデシロアブラムシが寄生した虫こぶで、ヌルデミミフシと呼ばれています。
つまりヌルデミミフシの中には、ヌルデシロアブラムシがたくさん入っているという事なんでしょう。

ヌルデミミフシ(ヌルデの虫こぶ)にはタンニンが豊富に含まれていて、古くから「五倍子(ごばいし・ふし)」と呼ばれ、漢方薬や染料として利用されたという。

また、日本では明治時代まで続いた、歯を黒く染める化粧の風習「お歯黒」にも使用された事でも有名。
お歯黒には、虫歯や歯槽膿漏を予防し、口臭も防ぐ効果があったらしい。

ヌルデの五倍子、ぬるでごばいし…。う~ん、何処かで聞いたことがあるような。

そいういえば、江戸時代の戯作者、曲亭馬琴の小説「南総里見八犬伝」に確か「軍木五倍二(ぬるでごばいじ)」という登場人物がいましたね。
これは間違いなく、ヌルデの虫こぶ「五倍子」をもじった名前でしょう。

やがて車道を離れ、天神川上流の不動橋渡った辺りから山道へ。
流れる沢。
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橋を過ぎると、花崗岩がむきだしになった七曲りと呼ばれる坂を登ります。
花崗岩の山道に生えていた地衣類の仲間、ハナゴケ。
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サンゴみたいな姿です。

七曲がりを過ぎて、松茸山の中に続く自然歩道をひたすら歩くとやがて祠に到着。

祠の近くに、ホコリタケがたくさん生えていました。
先週、大きなホコリタケの写真を載せたばかりですが、こちらのホコリタケもデカイ。
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こちらも6cm近い大きさで、500円玉が小さく見えます。

石仏が並ぶ山門を過ぎて、さらに進めば不動寺の庫裏へ。
朽ちた切り株に生えていた、何かの芽。
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何の芽かな。

大きな杉が並ぶ境内に入ると、テングチョウが日向ぼっこしていました。
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本堂へ続く階段手前の境内で休憩していると、近くの杉の木から、コツコツ、コツコツ、と木を叩くような音がします。
人がいるのかな?と思いながら様子をうかがうと、一瞬キツツキの姿が見えました。

体に黄緑っぽい色が見えたので、たぶんアオゲラ。
でも写真には撮れなかった。残念。

階段を登ると、室町時代に創建されたといわれる本堂が巨岩に寄り添うように建っています。
そこからもう少し進んだ所に太神山の山頂がありました。

山頂に生えていた、巨岩の隙間から成長した木。
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山頂で休んだたとは、折り返してバス停へ
バス停にいたマユタテアカネ。
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予定より早く帰えれました。
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by kou_shino | 2012-10-23 18:44 | 滋賀県(78頁) | Comments(0)

滋賀県 振り返る・比良山八雲ヶ原

左手の方は、だいぶんよくなってまいりましたが、まだなんかの拍子に痛みがでますので、もう1~2週間はリハビリです。

2月の間は、寒い日が続き、いったいいつまで続くんかいなぁ、と思とりましたら、面白いもんで、3月に入るとだいぶんと温かくなってまいりました。

TVを見てますというと、ついこの前まで、気温が平年より温かくなったりした時、「これは温暖化や、地球はどんどん暑うなるでぇー」などと言ってましたが、今年のように寒くなると、「もう氷河期に入りつつあります、地球はさらに寒うなるでぇー」などといっております。

どっちなんや、と思ってしまいますが、温暖化と氷河期は、並べて比較できるものでもないのやそうです、この先、どうなるのでしょうねぇ。

先月、桂枝雀さんのCDボックス「桂枝雀 落語選集」が発売されました。
小米時代を含む、初期の落語CD集です。

枝雀さんと言えば、進化論で有名な落語のマクラがあります。

あの、人間の歴史に比べると、お天気の歴史の方がずーっと長い、というやつ。
お天気は、地球の誕生から、今までずっーと続いてますが、それに比べると、人間は、この間生まれたようなモノ。そんな人間が、天気を当てるのは不遜なことで、天気予報がハズレるのは致し方がない、というアレです。

気象だけではなく、地震、火山の噴火、などのも歴史が古いモノです。
TVで、専門のえらい先生が、予知や予測やと、いろんなこと言うてるのを聞いていると、枝雀さんの、あのマクラを思いだす今日この頃。

今回は、2005年5月に行った、比良の八雲ヶ原です。

湖西線比良駅から、終点ロープウェイ前の一つ手前、イン谷口行までバスに乗ろうと思ったんですが、バス停が無い。一瞬キツネにつままれたように思いましたが、小さな張り紙を見つけて事情がわかりました。

比良山のロープウェイとリフトは、前年(2004年3月)に廃止されており、駅からロープウェイ前までのバスの路線も廃止されていました。

当時、1年前に廃止されていたとは、駅に着くまでまったく知らなかったワケです。
他にも知らずに来た人がいたらしく、駅員さんに聞いている人もいました。

もし、京都側から登って、帰りにロープウェイを利用して滋賀県側に下り降りようと思っていたら、ガックリきたやろうな、と思いながら、歩いてロープウェイ駅まで行き、そこから登り始めました。

ピンク色の花に、ナミアゲハ。
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ロープウエイの跡を見ながら、ずんずん登ると、木々の新緑が芽吹いていました。
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ブナの木も芽生えて。
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ほんの少し、残雪も残っていましたが、新緑がまぶしい季節です。
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天気が良かったので、すがすがしい尾根道でした。
木立のあしもとには、イワウチワの花が。
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ロープウェイ山上駅は、たしかキレイに改装してあったように思ったのですが、ガランとさびしくなっていました。山上駅から八雲が原湿原へ。

八雲ヶ原の八雲池。
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池には魚や、
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アカハライモリが泳いでいました。
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八雲ヶ原湿原の木道を歩いていると、ポツリと咲いているミズバショウを見つけました。
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尾瀬のように群生しているわけではないので、さびしい感じ。
花が終わったミズバショウは、チンゲンサイみたいに葉を広げていました。
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ロープウェイが無くなって、自然環境が戻れば、ミズバショウの群生も見られるのかな、と思いながら下山。
下山途中で見つけた、シャクナゲの花。
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シャクナゲは比良山系に群生していて、滋賀県の花になっているとか。

足元には、イワカガミも。
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比良山系では、ピンクの花が多いのかも。

久しぶりに、八雲ヶ原を振り返り、現状はどうなんだろうと、ネットで、最近の情報を検索すると。
八雲ヶ原で清掃ボランティアをしていらっしゃる方のブログを見つけて驚きました。
冬期キャンプをする方々の、ゴミやナンやらで、八雲ヶ原は荒れている、との事。
これは、残念ですね。
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by kou_shino | 2012-03-02 18:08 | 滋賀県(78頁) | Comments(2)

大阪府 振り返る・冬の金剛山

左手を怪我してから約4週間。
ようやく左手のギブスから解放されましたが、へんに動かすとまだ手首が痛い。

もうしばらくは、ギブスを半分にし添え木のような状態で固定しなければいけないので、出かける事ができません。

今週も寒波到来で、家の周辺も珍しく雪が2㎝ほど積もりました。
こういう時は、雪の風景を求めて金剛山へ行きたくなります。

今までも、何度か行ってますが、2002年1月と2005年3月に行った時の金剛山を振り返ります。

粉雪が舞いそうな曇天の山の中は、ほとんど白黒の世界。
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枝には、糸のような雪がぶら下がっています。
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山頂へと進むにつれ、色彩を失ったさまざまな木々が続きます。
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わずかに茶色い山の斜面。
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山頂近くのブナ林へ。
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雪の中に佇む鳥は、
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キジバトでした。
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ブナ林から、大和葛城山が見えます。
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(現在の金剛山では20cmほど雪が積もっているらしい)
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by kou_shino | 2012-02-19 16:38 | 大阪府(80頁) | Comments(0)

滋賀県 音羽山 キノコと不思議な木

久しぶりに、音羽山へいきました。
2年前に京都府の山科側から登った音羽山ですが、今回は滋賀県の石山から。
京阪石山寺駅から、東海道自然歩道の道標に従い、芭蕉ゆかりの幻住庵へ。

街中では道標も少なく、うっかりすると道を間違えてしまいます。
何年か前に幻住庵には行った事があったので、なんとか記憶をたどりながら進みました。

幻住庵を過ぎて山に入ると、色づき始めている木々もチラホラ。
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池では、水を抜いて魚?を捕っている人たちがいました。

山に向かって歩いていると、不思議な木があります。
ん!なんだコレ。
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幹が途中で大中小と3つに枝分かれして、再び合流して一つの幹になり伸びている、というふうに見えます。
こんなことってあるのでしょうか。

見れば見るほど不思議な感じ。
いったん枝分かれしたモノが、再び合流するなんて。

裏側から見ると、なんとなくこのようになった原因が見えてきました。
裏側からは、分かれた幹や枝は、それぞれ独立して成長を続けているように見えます。

そこから考えると、成長した幹や枝が成長の途中で接触し、その部分が「巻き込み現象」を起こして、あたかも合流してしまったかのように見える、のではないでしょうか。

街中では、街路樹がガードレールや柵を飲み込む「巻き込み現象」がよく見られます。
樹皮が他のモノと接触し刺激を受けた時、樹皮の細胞が成長し、接触したモノを飲み込むようになってしまうアレです。

人工物を飲み込むのありますが、このようなのは珍しいのかも。

前日雨が降ったので、もっとキノコが多いと思いましたが、そうでもなかった。
朽木に生えていたキノコ。
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ブタの鼻みたい。

びっしりと群生していた、イヌセンボンタケ。
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密集しているので、カサがめくれたのもいます。

こちらは、ウスヒラタケかな?
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丸太の階段を登りきると、尾根道に合流。
そしてさらに登る。

途中で見つけた、白いムクムクは何だろう?
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冬虫夏草の子実体のようにみえますね。

朽木に発生していた、これもキノコの仲間かな?
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坂道を登り切り、一休みしていたら、半寄生植物のシコクママコナの花が咲いていました。
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シコクママコナは群生するとありますが、いつも一株しか見たことがありません。

パノラマ台を経て、さらに進むと前回歩いた牛尾観音からの道と合流し、音羽山の山頂へ。
周囲の木が伐採されていて、琵琶湖や京都市街が見渡せます。

山頂からは逢坂山へ下る道へ。

木の幹に付いていた菌類?
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一瞬、日本列島に見えました。

朽木に魚の鱗のように生える、カワラタケ。
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年輪のような環紋が顕著なウチワタケ。
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どちらもサルノコシカケの仲間。

下りの途中で、琵琶湖方面が見えました。
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筋斗雲みたいな雲が浮かんでいます。

さらに進むと、錆びた鉄板を咥えた木が。
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これは、よく見かけるタイプの巻き込み現象。
顔に見えるのが面白い。

歩いている途中で見つけたカマキリ達。
こげ茶っぽいのは、コカマキリ。
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どちらもメスで、お腹がプックリと膨らんでします。
卵の産み場所を探しているのかな。

国道一号線をまたいで、逢坂の関跡から蝉丸神社へ。
京阪大谷駅から帰りました。
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by kou_shino | 2011-11-16 18:35 | 滋賀県(78頁) | Comments(0)

滋賀県 小谷山 浅井三姉妹の故郷 小谷城跡の紅葉

NHKの大河ドラマ「龍馬伝」の最終回を見ていたら、肝心の龍馬暗殺シーンの時、どこかの選挙速報のテロップが流れて、斬られた瞬間がよくわかりませんでした。
NHKも、なんというタイミングでテロップを流したんでしょうか。

来年の大河は浅井三姉妹、(茶々、初、江)が主人公の「江~姫たちの戦国~」が始まります。
「龍馬伝」最終回の日曜日に、浅井三姉妹ゆかりの小谷山へ散策に行ってきました。

JR北陸本線河毛駅で降りて、駅舎の正面に全山紅葉している小谷山が見えます。
ただ、天気がイマイチなので、少し不安。

小谷山の尾根筋から山頂にかけて、戦国時代に浅井三代が城主となった小谷城跡があります。
小谷城の戦いで、浅井長政は織田信長に敗れ小谷城は廃城、お市の方とその娘たち(浅井三姉妹)は織田家に引き渡されましたが、この物語は来年の大河で。

河毛駅から、自転車歩行者専用道路をまっすぐ歩き、清水谷の登山口を見送って、小谷城跡登山口に。
登山口には、熊出没注意の看板がありますが、ハイキングに来る人は結構います。

まずは大手道の登山道をひたすら登ります。
何となく太陽が出たり曇ったり、という天候でしたが、北西から雨雲がやってきて、冷たい雨がシトシト降りだしました。

しかしこの雨も、小谷城本丸跡の近くに来ると止んで、紅葉にしっとりとした雰囲気が出てきました。
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小谷山にはカモシカも生息しているらしい。

本丸跡の紅葉は特に美しい。
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石に落ちた葉っぱ。
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城跡なので、広場のような感じです。
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時々、雲の合間から日が照り鮮やかな姿を見せてくれました。
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琵琶湖方面を見ると。ポッカリ浮かぶ竹生島。
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北陸本線を走る蒸気機関車が河毛駅に到着したのか、山の中まで汽笛が聞こえてきます。

京極丸跡から、清水谷分岐を越え、小谷山山頂へ。
途中の見晴らしの良いところから見る、京極丸跡や本丸跡がある山腹。
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小谷山山頂には大嶽城跡があり、周囲の紅葉は風に吹かれて、炎のようにも見えました。
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山頂で休息した後、清水谷分岐に戻り、小谷城決戦の時、羽柴秀吉の軍勢が一気に攻め登ったといわれる、清水谷を下山。
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途中にあった、布袋岩。
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他にも、八畳石とか蛙石とか、巨岩が見られます。

谷沿いには、浅井長政の家臣の屋敷跡が点々とあり、当時の石垣が残っています。
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ちらほら見える紅葉を探しながら、ブラブラと清水谷を下っていくと。
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やがて、浅井長政、お市の方、そして浅井三姉妹が住んでいた、と考えられている御屋敷跡へ。
御屋敷跡をさらに進むと、小谷城戦国資料館の横に出ます。

清水谷の登山口にも熊出没注意の看板がありますが、来年、大河ドラマが放送されると、きっと大勢の人が集まってくるんでしょうね。
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by kou_shino | 2010-11-30 23:16 | 滋賀県(78頁) | Comments(2)

京都府 音羽山 音羽ノ滝から蝉丸神社

以前にも登ったことがある音羽山ですが、今回は山科音羽川沿いから歩きます。
京都府と滋賀県の県境にある、といわれる音羽山ですが、山頂は京都府側にあるようです。

京阪京津線の追分駅から、牛尾山ハイキングコースを進み、
ちょいと道に迷いそうな住宅地を抜け、白石神社を過ぎれば、すぐに山科音羽川沿いの林道に入ります。

ハイキングコースの看板がある「鎌研ぎ橋」を渡った先で、川を覗くと大きな岩がありました。
蛙岩です。
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そう言われればなんとなくカエルがうずくまっているように見えない事もない。

山科音羽川沿いに続く懺坂(懺悔坂)を、渓流を眺めながら登り、
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お経岩を過ぎるとすぐに「聴呪ノ滝」が現れる。
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ぶらぶら歩くと、次が夫婦ノ滝。小さな滝です。
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本来は2つの流れ込みがあるようですが、水量が少ないため1つの流れしか目立ちません。

しかも、流れ落ちた水が岩にあたり左右に分かれています。
これでは、夫婦別れの滝です。

さらに進めば、大蛇伝説が伝わる音羽ノ滝。
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弧を描くようにえぐれた岩に、流れ込んでいるようです。

大蛇伝説がらみの蛇壺や大蛇塚を過ぎれば、やがて桜の馬場へ。

紅葉はまだ色づき始めたところ、という感じでしょうか。
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見ごろになるのは、まだ先のようです。

牛尾観音への長い階段を登り、境内横手から山道へ。

歩きやすい山道を登っていると、天気が良くてやや暑い。
枯葉の上で、ミドリセンチコガネが日向ぼっこしていました。
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太陽光に当たると、緑色の金属光沢がより美しく輝くコガネムシ。
細い枝で突っつくと、コロンと仰向きにひっくり返って死んだふりをします。
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青みがかった腹側も、美しく光っていますね~。
しかし、いくら美しく光輝いても、コイツは動物の糞を食べる糞虫。
古代エジプトで聖虫とされた、スカラベの仲間です。

尾根道を登り、パノラマ台への分岐を音羽山方面に進むと、東海自然歩道に合流。
前に来た時よりも広くなったような気がする自然歩道を、ブラブラと歩いて行くと開けた三差路に出ました。
左に進めば、あっけなく音羽山の山頂に到着。
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山頂からは、左に京都市、右手に大津市が一望できます。
琵琶湖も見えましたが、ややモヤに霞んでいました。

山頂で、お昼を済ませ、逢坂山方面へ下山。
間伐され、開けた感じがする道を進みます。
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しばらく歩くと、大きな枯葉を音をたてて落とすホオノキがありました。
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幹の周囲には、鹿の糞が転がっていたので、ここでも鹿は出没するようですね。
ホオノキの幹には、鹿がツノで引っ掻いたと思われる傷跡があります。
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2ヵ所ほど琵琶湖が望める場所を過ぎて、どんどん坂を降りて行く。
足元に生えていた、紅色のキノコ。
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やがて国道一号線の上をまたぐ歩道橋を越え、逢坂の関跡を経て蝉丸神社へ。
蝉丸神社の石灯籠にくっ付いていた、日本最大のサシガメ、オオトビサシガメ。
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蝉丸神社は平安時代の歌人で盲目の琵琶法師、蝉丸(せみまろ)を祀った神社。

蝉丸の和歌は、百人一首にも、

「これやこの 行くも帰るも 別かれては 知るも知らぬも 逢坂の関」

という歌があります。
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by kou_shino | 2009-11-10 17:54 | 京都府(94頁) | Comments(0)

兵庫県 大岩岳から丸山湿原へ迷いこむ

ミステリーのドラマが好きで、海外のドラマでは、「CSI5科学捜査班」や「ボーンズ」などを見ています。
少し前まで、「コールドケース」もありましたが、終了してしまいました。

代わりに、KBS京都で放送されている「刑事マードック捜査ファイル」を見ようかなと先週から録画しています。
今週放送分のコマーシャルをカットしていたら、気になるCMがありました。

それは、KBS京都が販売している、レトルトパックカレー「森のグルメ・鹿カレー」なるもの。
京都周辺で野生の鹿が増えており、農林業被害を軽減するために捕獲された鹿の肉を、有効利用目的ということで鹿カレーが販売されたもよう。

鹿の肉は高タンパク低カロリーのヘルシー食材らしいですが、美味しいのでしょうか?
ちょっと食べてみたい気もします。

KBS京都のホームページを見ると、1つ700円(高!)1800食限定。
10月28日より予約開始で、11月1日発売との事。


10月最後の土曜日に北摂の大岩岳へ行きました。
ガイドブックによっては、「大岩ヶ岳」と記載されている場合もあります。

無人のJR道場駅から武庫川沿いに歩き、東山橋から千苅貯水場へ。
波豆川沿いの道で、枯葉に赤とんぼ。
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すぐ近くに、白いヒゲを付けたセンニンソウの種。
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このヒゲから仙人草と名付けられたもよう。
このヒゲで風に乗り、種を遠くへ運ばせます。風散布ですね。

大きな岩に、コケと一緒に付いているのはツメレンゲでしょうか。
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ツメレンゲの花期は今頃なのに、花の姿は見当たりません。

千刈貯水場の横から自然歩道を進んで、千苅ダムへ。
貯水場の金網に、枯葉のような翅をもったテングチョウがとまった。
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やがて大正8年に作られた、石積みの千苅ダムが行く手に現れます。
ダム周辺の色づき始めたモミジ。
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登り口近くで、独特の色合いをしているクサギの実とガク。
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クサギは(臭木)と書くだけに、臭いらしい。

この日は天気がよくて、少し汗ばむ感じでしたが、苔生した石が多い山道に入ると、少しひんやりとします。
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尾根に出ると見える、千苅ダム湖。
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神戸市の貯水池です。

ダム湖から急坂を登り、一山越えれば大岩岳山頂に到着。
山頂からは、有馬富士、羽束山、大船山などの北摂の山々が一望できます。
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帰りは、南側から尾根沿いに、東山橋へ下山する予定でした。
しかし…

虫食い葉。
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葉脈の形が妙に意味ありげに見える。

谷筋まで降りてから、ガイドブックに書かれている事と進んでいる道に違和感を感じました、がそのまま進行。

山道沿いに、ツルリンドウの赤い実。
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枝道が多く、標識も無いのでガイドブックの通り歩いているのか、だんだん不安になってきました。
歩いている道が、妙に細く、なんか違うような気がしてなりません。

まだ時間に余裕があったのでズンズン進むと、ようやく標識のある少し広い道にでました。
しかし、標識を見てもよく分からなかったので、とりあえず丸山湿原と書かれた方向へ。
ガイドブックには、丸山湿原の事は一切触れられていないので、まったく違う場所に迷い込んだようです。

山道で見つけた蝶。
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最初、テングチョウかと思っていましたが、違うようです。

丸山湿原の近くまで来ると、周囲のマップがありましたが、イマイチ帰るべき方向が良く分からない。
丸山湿原の反対方向に、境野のバス停と書かれていますが、境野って何処?

仕方がないので、とりあえず丸山湿原へ寄ることにしました。

丸山湿原の近くに小さな囲いの中にあった植物のツボミ。
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観察中と書かれていましたが、花の名前はわかりません。

丸山湿原に到着するも、周囲に丸太の柵で囲んであって立ち入り禁止になっていました。
湿原周囲を一周すると、一ヶ所だけ湿原内に伸びた観察路があります。

丸山湿原。
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こんな所に湿原があるとは知りませんでした。
道に迷わなければ、知ることができなかったかもしれません。

丸山湿原の出口に、小さく東山橋と書かれていたので、これだぁ、と思って進むも、何ヶ所か標識なしの分岐があります。
太陽がだんだんと低くなってきているので、これ以上迷うと、山の中で日没する恐れも。

とりあえず、沢の流れに沿い、低くなってきた太陽に向かってひたすら前進。
地図を見ると、西南の方向に進めば、なんとかなるはず。

最後の分岐で咲いていたリンドウ。
e0035757_1863574.jpg

写真はもう撮らずに歩くつもりでしたが、見慣れない花が咲いていると、つい撮ってしまう。
これは、ヤマラッキョウの花でしょうか。
e0035757_187021.jpg

ズンズン進んでいくと、ようやく人里が見えてきて、なんだか見たことのある場所に出てきました。
朝来る時に見た東山橋です。

なんと、道を間違えたにも関わらず、予定していた場所に戻って来る事ができましたよ。
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by kou_shino | 2009-11-01 18:20 | 兵庫県(71頁) | Comments(0)

京都府 三上山 冬虫夏草と白いスライム?

8月末に実をつけたヒョウタンですが、もう完全に熟しているのか少し不安でしたが、台風18号が来る前日に収穫しました。
e0035757_18434036.jpg

大きい方で、約2キロ。

ヒョウタンの中身を取り除くには、水で腐らせるのが一般的ですが、とても臭いらしいので、今回は「バイオひょうたんごっこ」を使用しました。
「バイオひょうたんごっこ」はヤクルト薬品工業の製品で、ヒョウタンの中身を臭いもなく2日で取り出せるという酵素です。
しかし、種はかなり取れましたが、朝夕がかなり涼しいせいか、2日くらいでは完全に中身をとり切れそうもありません。
ヒョウタンに耳を当ててみると、中で酵素が働いているのか「グツグツ」と音がします。

というワケで、日夜ヒョウタンにお湯を継ぎ足しながら、少しずつ中身を取り出している今日この頃。


京都府南部の三上山(さんじょうさん)を歩いてきました。
京都から木津駅を経て加茂駅で下車。

奈良まで行く場合は、普通近鉄電車で行きますが、今回はJR奈良線を利用。
JR奈良線って、まだ単線だったんですねぇ。
ちょっと驚きました。

加茂駅から木津川を渡り、恭仁京跡(くにきょうあと)の横手から、山裾へ入り、加茂神社を経て山の中へ。
山の中は、台風の影響か、少し荒れている感じ。

山道を登りはじめて、ふと朽ちた木を見ると、妙なモノが付いていました。
これは、冬虫夏草では!
e0035757_18453110.jpg

冬虫夏草は昆虫やクモを殺し、その養分を吸収してキノコを生やす菌類。

冬虫夏草にも生える場所によって分けると、
地中の宿主から発生する「地生型」、
木や葉の裏に着生する宿主から発生する「気生型」、
朽木の中に住む宿主から発生する「朽ち木生型」に分かれます。
これは、宿主が木にとまった蛾なので「気生型」冬虫夏草のガヤドリナガミツブタケだと思います。

ガヤドリナガミツブタケ、長くてわかりにくい名前ですが、漢字で書くと「蛾宿長実粒茸」
冬虫夏草ハンドブックによると、「宿主の体中から、ハリネズミ状に白いストローマを突き出した未熟な状態で越冬した後、翌夏、ストローマ上に裸生する黄色い子嚢果つけて成熟する」とあります。

ストローマというのは冬虫夏草のキノコの事で、子嚢果は胞子のはいった袋のこと、で良かったかな?

冬虫夏草は、特別な条件の生息地にしかいないように思っていましたが、ただ気が付かないだけでけっこう身近にもいるようです。
このガヤドリナガミツブタケも、大きくて目立ちやすく、よく見られる普通の冬虫夏草なんだとか。
e0035757_184794.jpg

このガヤドリナガミツブタケは、ネットや図鑑で見るガヤドリナガミツブタケよりもストローマが長いように思います。
よく台風で飛ばされなかったなぁ、と思いながらさらに登ると、分厚いサルノコシカケが。
e0035757_18503012.jpg

よく見ると、ヘビの抜け殻が乗っています。

さらに登って、海住山寺の境内を通り抜け、森林公園方面へ。
朽木に生えていた、ロクショウグサレキン。
e0035757_1851759.jpg

朽木も緑青色に染まっています。

谷筋を下り、沢を渡ると林道へ。
林道の近くに転がっていた、これは何?キノコの仲間?
e0035757_18514546.jpg

大きさは7~8cmほどで、柄も無く地面に付いているようでもなく、コロンと転がっていて、触るとブヨブヨと柔らかい。
近くに皮が破れているのもありましたが、中はドロリとしたゼリー状で気持ち悪い。
白いスライム?

林道を進み、冒険の道と書かれた山道へ。
山道の入口にあったこちらは、まるで馬糞のようなキノコ。
e0035757_18523023.jpg

スライムといい、馬糞といい、手持ちのキノコ図鑑を見ても、種類がさっぱりわからない。
本当にキノコなんだろうか??

山道を登っている時に見つけた、1cm程の小さなツチグリのようなキノコ。
e0035757_18544681.jpg

これはヒメツチグリの仲間でしょう。

リスの影がチョロチョロ見え隠れする坂を登り、林道を2~3度横切ると三上山山頂。
木製の展望台からは、周囲360度見渡せます。

帰りは、JR奈良線棚倉駅方面へ。
かいがけの道をひたすら下山。

雑木林を過ぎるとやがて竹林へ。
台風の風のせいで、登り始めから下山まで、木の実や緑の葉を付けた小さな枝が散乱している山道。
e0035757_18553048.jpg

薄暗い林道に咲く、コウヤボウキ。
e0035757_18554592.jpg

道にはアケビの実の皮がたくさん落ちていました。

竹林の道に2本並んで生えていた、大きなキノコ。
e0035757_185604.jpg

傘の直径10cm以上、高さ20cm以上。
カラカサタケだと思います。
e0035757_18561126.jpg

大きくなると傘の径25cm高さ30cmになるという。

竹林を抜け池の横を進めば、すぐに棚倉駅に到着。
久しぶりに見た子猫。
e0035757_18564112.jpg

帰りに京都のビックカメラへ。
ようやく、修理に出していたマクロレンズが戻ってきました。
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by kou_shino | 2009-10-12 19:03 | 京都府(94頁) | Comments(0)

奈良県 大国見山 桃尾ノ滝とミヤマウズラ

ヒョウタンがかなり大きくなってきました。
前回紹介した時は、手も届かないほど高い所に生っていました。
あれから日増しに成長し、先週は重みで手が届くところまで下がってきました。

今週は、一気にずり落ちて、あわや地面に激突かというところまで成長。
紐で吊り上げ、なんとか落下だけは防ぎましたが、かなり重い。
どこまで大きくなるのかなぁ。


今回は、奈良県の大国見山へ行きました。
近鉄天理駅からバスで桃尾ノ滝入口で下車。
沢沿いの道を進む。

帰化植物のアレチウリが茂っていたので、マクロレンズで花を撮ろうとするも、画像を見ると真っ白け。何度撮っても露出オーバー。

最初カメラ本体を疑いました。オーバーホールしたばかりなのに、また壊れたのか!
しかし、レンズを変えるとちゃんと写る。という事は、今度はマクロレンズが故障した?

マクロレンズを見ると、絞りがユルユルで全く制御できていません。ガックリです。
一気に憂鬱な気分になりました。修理するとなると、またお金がかかる!

しかも連休前なので、直るのに時間がかかりそうです。
しばらくマクロレンズ無しで我慢。

アレチウリの雄花。
e0035757_22384214.jpg

アレチウリは繁殖力が強く、特定外来生物に指定されています。
ウリ科の植物ですが、その実はトゲトゲで、ウリらしくありません。
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少し歩くとすぐに落差23mの桃尾ノ滝へ。
e0035757_22391398.jpg

滝とは、川や湖の一部が段差になり、水が落下している場所。
しかし、滝の姿は人を魅了させる不思議な力があるようです。

TVで言っていましたが、人に人格があるように、滝には滝格がある、らしい。
そのポイントは2つで、滝が落ちてくる「落口」と落下を始めた水が様々な姿を見せる「流身」。
「落口」と「流身」を考察して、滝の品格を見極めるようです。

桃尾ノ滝の落口。
e0035757_22393856.jpg

水現れて落ちにけり、です。

角度を変えて見ると、滝筋がまっすぐになりました。
e0035757_2239564.jpg


滝を離れて、さらに進むと大親寺。
大親寺の入口で咲いていた、シュウカイドウの花と、
e0035757_22401764.jpg

ギボウシの花。
e0035757_22403590.jpg

大きな木に囲まれた境内は苔が生えていて、ひっそりとしていました。
境内のもみじ。
e0035757_22405325.jpg

大親寺から山道に入り、急坂を登ると大きな岩が点在する大国見山の山頂へ。
山頂からは、天理市内が見渡せます。

山頂付近で、見つけた小さな植物。
e0035757_22411746.jpg

これが、なぜか妙に気になりました。

花が咲いているのか、ツボミなのか、それとも花が終わった後なのか分かりづらいのですが、ネジバナに似ているような気がしてなりません。
ネジバナに似ているという事は、これはひょっとして、野生ランでは?

この時は、まだ野生ランかどうか判断がつかなかったのですが、大国見山から少し下った所で、しっかりと花を咲かせている株を見つけました。
e0035757_22413824.jpg

後で調べたところ、ミヤマウズラのもよう。
やはりシュスラン属の野生ランでした。

葉に白い斑が入っていて、ウズラの羽に似ているからミヤマウズラと呼ばれているようです。

鳥が翼を広げたようで、かわいらしい花です。
e0035757_2241548.jpg

低い山でもよく見られる、との事ですが初めて見ました。

山道にも小さなカエルが、ピョンピョン跳ねていましたが、落葉の上にはアカガエルがいました。
落葉にそっくりで、少し目を離すと、どこにいるかしばらく分からないほどです。

このような保護色を持ったカエルは、あまり動きません。
動いた方が目立ってしまうからです。

動かないのをいいことに、魚眼レンズをカエルの鼻先2cmまで近付けて撮影。
e0035757_22421014.jpg


山道を抜けると田んぼの横にでました。
田んぼの反対側の藪は、びっしりとクズが覆い尽くしています。

クズの花。
e0035757_22422677.jpg

上に花が残っている状態で、下にはもう豆が生っています。

近くにいた、ショウジョウトンボ。
e0035757_22424173.jpg

トンボもゆっくりと近づくとけっこう逃げません。
この時も2cm近くまで近付きました。
あまり近づくと迷惑そうなそぶりをします。

帰りは、岩屋の集落を抜け、東海自然歩道に出会ってから、再び天理駅へ。
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by kou_shino | 2009-09-19 19:05 | 奈良県(57頁) | Comments(0)

三重県 筆捨山から東海道五十三次関宿へ

オーバーホールに出していたニコンD200が新品のようになって帰ってきました。
かなり消耗していたらしく、交換部品も結構あり、思っていたより予算もオーバー。
今月は、連休返上覚悟で働く必要がありそうです。

今回は三重県亀山市にある筆捨山へ行ってきました。

その昔、画家の狩野元信が旅の途中でこの山を描こうと筆をとったところ、山の風景が刻々と変わってしまうことに絵を描くことをあきらめ、筆を投げ捨てたことから、筆捨山と呼ばれるようになったという。

筆捨山は、歌川広重の東海道五十三次にも浮世絵として残っており、江戸時代から名勝として知られていたらしい。

無人駅の加太駅から、踏切を越え舗装された林道をブラブラと歩き始めます。
駅周辺の田んぼの畦には、ヒガンバナがちらほら姿を見せていました。
e0035757_1650593.jpg

ススキの穂も太陽の光にキラキラ輝いている。
e0035757_16511078.jpg

風が吹くと、心なしか肌寒い感じがして、秋の気配を感じます。

林道沿いには、ヤマジノホトトギスの花がちらほら。
e0035757_16512939.jpg

まだ気温が低いのか、シジミチョウがダンドボロギクで翅を休ませていました。
e0035757_16515552.jpg

ダンドボロギクはツボミのような姿ですが、これで花が開いている状態。

林道の坂道を登り切ると、東海自然歩道と合流。
小柄な鹿に遭遇しましたが、気づいた時にはすでに逃げて行くところでした。

近くの草むらにいたザトウムシ。
e0035757_1652161.jpg

異様に長い脚を揺らめかしながら歩く姿は、SFに出てくる地球外生物のような不思議な感じ。

林業事務所過ぎ、工事現場を抜けると国道1号線へ。

工事現場の近くにいた、ミドリセンチコガネ。
e0035757_16523852.jpg

センチコガネの仲間は糞虫の仲間なので、迂闊には触れません。
しかし、美しい金属光沢なので、ついうっかり手が出そうになります。

関西のオオセンチコガネは、地域により色の差があり、京都から滋賀周辺に分布する緑色のミドリセンチコガネ、和歌山奈良鈴鹿周辺に分布する藍色のルリセンチコガネ、その他大阪などの地域には赤っぽいオオセンチコガネが分布するようです。

能勢の山でミドリセンチコガネを見たことがあるので、混じっている場所もあるようです。
ここは、滋賀にも近いのでミドリセンチコガネもいるのでしょう。

国道1号線の陸橋を渡り、茶畑横の細い道をたどり、案内板に従って、筆捨山を目指して山の中へ。
急な坂を登ると、鎖の手摺りが付いた尾根道が続き、再び急坂を登ると筆捨山の山頂に到着。

山頂近くに、転がり落ちそうな岩がありました。
e0035757_1704443.jpg

降りも急な坂道があり、標高280mと低い山ですが、山頂付近は尖っているようです。

ちなみに、歌川広重の東海道五十三次に描かれた筆捨山がこれ。
e0035757_17313100.jpg

奇岩がつらなり、名勝とされていた山ですが、今では木が多く茂って、周辺の山とあまり変わり映えしません。
写真を撮ろうと、ファインダーを覗きましたが、これといって絵になりそうな構図が見つからず、撮るのを諦めました。場所が悪かったのか、筆捨山ならず、写捨山となりました。

関への下山道を歩いていると、あちらこちらに森のエビフライが落ちています。
e0035757_1743566.jpg

リスがたくさんいるようですね。

羽黒山歩道分岐を経てしばらく進むと、今度はルリセンチコガネを見つけました。
e0035757_175425.jpg

亀山市は、ミドリセンチコガネとルリセンチコガネが両方いるようです。

午前中はミンミンゼミの鳴き声も聞こえましたが、お昼頃になるとツクツクボウシがよく鳴いています。
夏の終わりを惜しむかのように、懸命に鳴くツクツクボウシ。
e0035757_1752714.jpg

木製の展望台があったので、ちょっと一服。
展望台から見える、大きな工場はシャープの亀山工場でしょうか。

展望台から降ると、ピラミッド型の関富士が見えてきて、公園のような所にでます。

道端で咲いているイタドリの雄花を覗くと、ツマグロキンバエが夢中で蜜を舐めていました。
e0035757_176273.jpg


新池を渡り、観音山公園からまっすぐ進むと、まるで過去へタイムスリップしたような古い町並みが続く関へ。
e0035757_1772874.jpg

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された、かっての東海道関宿。
約1.8キロの間に、江戸から明治にかけて建てられた古い町家が200軒あまり残っている、レトロ好きにはたまらない通りです。

町角に置いてあった、古い三輪車。
e0035757_1782271.jpg


関の山車(だんじり)は、これ以上贅沢ができないというほど立派な山車(だんじり)だった為、「精一杯の限界」の事を、「関の山」と呼ぶようになった、との事。

帰りに、駅前にあった鈴鹿亭で名物?の巻き寿司を食べて帰りました。
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by kou_shino | 2009-09-15 17:24 | 三重県(12頁) | Comments(0)


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


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