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京都西山 西山古道 粘菌アメーバとカエンタケ

10月2日に西山古道を歩いてきました。
善峯寺でバスを降り、西山古道の入り口へ。

道沿いの彼岸花はもう終わっていました。
川から出てきたサワガニ。
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冬眠の準備かな。

古道入り口から山道へ。
朽木に生える、ホウキタケの仲間。
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粘菌の仲間も。
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ツノホコリの仲間でしょうか。

古道を歩いていると、シダ植物ウラジロの群生地。
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ウラジロは、お正月の注連飾りや鏡餅に使用されている、お馴染みのシダ植物。

スギ林が続く道で、一本のスギの幹に何やら黄色い物体が。
よく見ると、粘菌の粘菌アメーバ(変形菌の変形体)。
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長さ約10㎝程に伸びています。
下に向かって移動中か。

先端部を拡大してみると。
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原始的な命の鼓動が聞こえてきそうな変形体。
不思議な形態の彼らも地球の住人で、人間の隣人です。

1973年、北アメリカでススホコリが大量発生して電柱などに粘菌アメーバが蠢き、宇宙生物の侵略か、とデマが広がった事件があったらしい。スティーブ・マックイーン主演の「人食いアメーバの恐怖」という映画を見た人は、特にそう思うだろう。

木の幹にいた、ムモンホソアシナガバチ。
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ムモンホソアシナガバチは集団で越冬するらしい。

白糸の滝で咲いていた、ツリフネソウ。
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滝を過ぎて少し歩くと、カシノナガキクイムシによってナラ枯れした木の根元に猛毒のカエンタケが生えていました。
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カシノナガキクイムシがカエンタケの胞子を運んでいる、と思われていましたが、直接の因果関係は不明とのこと。カエンタケが、ナラ枯れの環境を好む事は確かのようです。

さらに進んで、クリンソウの群生地へ。
アケボノソウが咲いていました。
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ハナアブの仲間が花びらの密線を舐めている。

クリンソウ群生地から古道とわかれて、小泉川の上流の沿って下ります。
途中で見つけた粘菌ツノホコリ。
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こちらは斜面に生えていた、クチベニタケ。
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なにやら白いモノが出ている。胞子の塊か。

木の幹で、2匹のスズメバチが喧嘩?
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下り道にも、少しカエンタケがありました。
山道から林道へ出た所にあった朽ちた丸太に粘菌ススホコリの子実体。
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他にも菌類など多く見られました。
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by kou_shino | 2016-10-09 16:44 | 京都西山(20頁) | Comments(0)

大阪府 高槻市 粘菌林道散策

7月18日の海の日に高槻市の北部林道コースを歩きに行きました。
JR高槻駅からバスで山の中の空谷橋へ、バス停横に林道の入り口があります。

車止めのゲートを越えて林道を進むと、道沿いに獣の頭蓋骨が!
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いきなり、骨です。鹿の頭蓋骨かな?

舗装された林道ですが、湿気があり、路肩に朽ちた倒木が転がっています。
倒木を見ると、粘菌の子実体を見つけました。
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シロウツボホコリのようです。

次に見つけたのは、ウツボホコリか。
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でも、前回見つけたウツボホコリより小さい気がします。

林道は、基本一本道、でもたまに分岐があるので、迷います。

こちらの朽木には、粘菌タチフンホコリ。
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ダンゴムシがいます。何をしているのかな。

林道田能線出会いを過ぎると、展望が開ける場所に出ます。
時々見晴らしの良いところがありますが、基本同じような景色です。

こうなると朽木に粘菌・変形菌を探す散策となります。
こちらはマメホコリ。
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近くに生えていた、カサの中心部がほんのり赤いキノコ。
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何キノコ?

次に現れた大きな粘菌は、ハシラホコリの仲間か。
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胞子が出てきているもよう。

こちらは、ムラサキホコリのような感じですが…
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子嚢がくっついているように見えます。
右下の少しほぐれていますが。

別の丸太には、キウツボホコリ。
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子嚢が大きく膨らんで、フワフワしています。

白いのは、ツノホコリの仲間でしょうか。
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子実体になる途中かな。

そして、またまたいました。
小さい感じですが、これもムラサキホコリの仲間でしょうか。
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枝は、最初からあありました。
枝を巻き込んでいます。

これほど多くの粘菌を見たのは、西谷ノ森以来です。
しかし、アメーバ状態の変形体探すも、見つかりません。
一日早ければ見られたかも。

これは、変形体から子実体になろうとしているところ。
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なんか、小さなムシがいます。
粘菌を食べているのかな。

林道横に生えていた大きなキノコ。
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これは、シロテングタケでしょうか。

地獄谷峠の近くの木の幹に、ナナフシモドキがいました。
見ていると、ヘナッと木から落ちた。

落ちたナナフシモドキはフニャフニャした感じです。
あれ、死んでいたのかな。しかし突っつくと歩き出しました。
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擬態もすごいが、擬死もうまいですね。

林道を下るとやがて萩谷の集落へ。
見たことのある神社に出た、と思ったら、去年の5月に武士自然歩道から阿武山を歩いた時の出発点でした。
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by kou_shino | 2016-07-31 08:16 | 大阪府(76頁) | Comments(0)

大阪府 竜田古道 高井田から龍田大社へ

7月10日に竜田古道をあるいてきました。

竜田古道は、大阪柏原市の高井田から、竜田越奈良街道も辿りながら奈良の龍田大社へ続く道ですが、すべて舗装道路です。

歩き始めは、以前歩いた山麓史跡コースと同じで、ブドウ畑を見ながら進みます。
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分岐を東へ進み、やや湿気を感じる坂道を上ります。
道沿いの朽木に付いていた、粘菌の仲間、ウツボホコリ。
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こちらは、ベニバナボロギクの上にいたエダナナフシのオス。
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葉っぱの上にいたので、すぐに分かりました。

コンクリートの壁にいたのは、ジャノメチョウの仲間
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たぶんクロヒカゲ。
この仲間は、眼状紋が多い。

木陰の倒木には、粘菌ツノホコリが付いていました。
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途中の集落で、道を間違えそうになりながらも、滝田古道の道標を見つけて下り道へ。

葉っぱに付いていたのは、キシタホソバ。
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幼虫が地衣類を食べる、コケガの仲間です。

坂道沿いに咲いていたギボウシの仲間。
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下り道が終わると、山の中に学校が見えてきました。

暑さで、少し気分がすぐれません。
水も無くなりましたが、学校が並ぶ国道へ出るも、周囲に自販機は見当たらず。

幼稚園横の、金山媛神社に寄ってみました。
金山媛神社は、日本最古の製鉄の守護神を祭るとされる古社です。
近くに金山彦神社もあるらしい。

神社の駐車場で、少し長めの休憩。
再び歩き出し、竜田古道里山公園にたどり着くと、ようやく自販機がありました。

里山公園の近くに咲いていた、ハーブのウイキョウ?
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離れたところに、シダ植物のトクサ。
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公園からの逸出植物かな。

見晴らしのよい場所に出ると、大和川が見えます。
ここから再び下り道。

道沿いに咲いていたヤナギハナガサ。
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帰化植物です。

工事中なのかよくわからない道路を下り、坂が終わると峠八幡神社へ。

近くの葉っぱで、二ホンミツバチがいました。
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口元に滴があるので、水を飲んでいるもよう。

奈良県に入ると、道標の看板が、竜田古道から龍田古道に変わります。

JR三郷駅を過ぎると龍田大社が現れます。
龍田大社の鳥居近くにあった、ツルンとした大きなキノコ。
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ツボも大きく、一瞬人工物に見えました。
テングタケの仲間でしょうか?
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by kou_shino | 2016-07-24 17:29 | 大阪府(75頁) | Comments(0)

滋賀県 八幡山散策 百々神社から日牟禮八幡宮へ

4月17日の日曜日に、滋賀県近江八幡の八幡山を歩いてきました。
JR近江八幡駅からバスで、ユースホステル前下車。

少し歩いて、百々神社の横が登山口。
百々神社から日牟禮八幡宮までの縦走コースです。

百々神社は「ももじんじゃ」と読むらしい。

山道をしばらく登ると、オオイワカガミが咲いていました。
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湖南地方の里山でよく見かける植物です。
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白花のオオイワカガミ。
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さらに進むと、オオイワカガミとショウジョウバカマの群落地、と書かれた標識がありましたが、ショウジョウバカマの花期はとっくに終わっていて、オオイワカガミも少ししか咲いていません。

近くにいた、ニワハンミョウ。
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山道を進んで2つ目の展望台、望西峰から見た西の湖方面。
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正面に見える、西の湖に近い小さな山が安土山。
織田信長が築城した、豪華絢爛たる安土城があった場所。

安土城があった当時、安土山の麓まで琵琶湖が広がっていて、安土山は琵琶湖に突き出した半島だったらしい。

安土山右後方の高い山が、観音寺城跡がある繖山。
滋賀県の平らな湖東平野に、いくつかの山がポツポツと飛び出るようにあります。

八幡山を含むこれらの山々は、湖東流紋岩で出来ています。

湖東流紋岩は、火山の噴火による火砕流によってできた岩石で、約8000万年前の火山活動で出来たらしい。
約8000万年前の中生代は、まだ日本列島の形さえ無い時代で、恐竜がウロウロしていた頃です。

しかし現代の滋賀県を上空から見ると、巨大な火口の痕跡が見えるという。

展望台近くの朽ち木に生えていたキノコがスナフキンに見えました。
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鞍部を過ぎた辺りで見つけた、クリの芽と葉の虫こぶ。
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赤く膨らんでいるのが、クリメコブズイフシで、クリタマバチの虫こぶ。
葉に付いたプツプツが、クリハイボフシで、クリフシダニの虫こぶ。

北の庄城跡の近くで見つけた、変形菌のマンジュウドロホコリ。
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木の高い所についていた、黄色いドロホコリの仲間。
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こちらも変形菌に仲間かな?
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再び鞍部へ。

途中にあった切り株に、不思議な模様が。
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キノコの菌糸が作った模様でしょうか?

こちらの朽ち木からは、種が芽を出しています。
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森の世代交代ですね。

やがて、豊臣秀次の居城だった八幡山城跡の石垣が見えてくると、観光客の声が聞こえてきました。
八幡山城跡へは、ロープウエイがあるので、観光客が多い。

ロープウェイ入り口の横から下山。
ぷらぷらと下り終われば、日牟禮八幡宮へ。

日牟禮八幡宮参道横のムクノキ。
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樹齢約250年、幹周4.1m、樹高25m

こちらは「たねや」の前に生えているエノキ。
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樹齢約300年、幹周3.5m、樹高14m
後は駅まで歩いて帰途へ。

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by kou_shino | 2016-05-04 00:51 | 滋賀県(73頁) | Comments(0)

伊勢参宮本街道その3 南生駒から尼ケ辻まで

6月28日日曜日に、伊勢参宮本街道の続きを歩いてきました。
南生駒から、少し竜田川沿いに進み、奈良街道へ。

竜田川は、生駒山を源流にして大和川に流れる一級河川。
古くから紅葉の名所として知られているらしい。

在原業平の和歌
「ちはやぶる神世も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは」
で有名です。

上方落語では、崇徳院の「瀬をはやみ~」と共にお馴染みの和歌ですね。
ちなみに、竜田揚げは、竜田川が名前の由来になっている、という説もあります。

竜田川を覗いてみると、大きなコイがたくさん集まってきました。
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大きな口をパクパク開けて、何か食べ物を欲しがっているようです。

竜田川から、街道沿いに東へ進むと、やがて上り坂となります。
暗峠に次ぐ、矢田丘陵の榁木峠越えです。

車道沿いの草むらにいた、ヒメクロオトシブミ。
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坂道を登ってくると、生駒山の見晴らしがよくなってきます。
クズの葉にいたコフキゾウムシ。
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やがて道は薄暗く湿った山の中へ。

葉っぱに、ペタリとへばり付いたカマキリの子供。
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身を隠しているのかな?

道沿いにいた蛾の仲間。
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上がホシシャクで、下がウメエダシャク。
名前にシャクが入っている蛾の幼虫はシャクトリムシと呼ばれる姿をしています。

こちらの小さなハエみたいなのは、ネグロミズアブかな。
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湿気た道沿いに朽ち木に粘菌の仲間、ツノホコリが付いていました。
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黙々と歩いていると、やがて榁木峠へ。
峠の周りには集落があり、手作りのパン屋さんまでありました。

少し下ると、イヌの鳴き声が聞こえてきました。
警察犬訓練所があるようです。

訓練所を過ぎると矢田山遊びの森があったので、少し寄り道。
入り口付近に生えていた、大きなキノコ。
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スカーフのような、ツバが付いています。

矢田山遊びの森は、矢田丘陵の里山を利用した自然公園です。
立派な休憩所の横の看板にいたシラヒゲハエトリ。
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薄暗い森の入り口に生えていたテングダケ
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左はカサが広がる前。
白いツブツブはツボの痕跡です。

しばらく池の周りをウロウロしてから、奈良街道へ戻ります。

下り道に生えていた、大きなホコリタケ。
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アジサイの葉っぱの中にいた、イナゴの仲間?
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追分峠を過ぎたところに、小さな追分神社があります。
頭をぶつけそうな小さな鳥居をくぐり小さな境内へ。

境内に生えていた、シダ植物のヒトツバ。
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追分本陣の家屋を過ぎて、しばらく歩くと、金網がめり込んだ木があります。
樹液が出ているようで、ヒカゲチョウやカナブンが集まっている。
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おっと、スズメバチもいました。

第二阪奈道をくぐると、やがて富雄川へ。

てくてくマップでは、富雄川から富雄駅へとなっていましたが、このまま街道を進みます。
3キロほど歩くと、水量の多い周濠に囲まれた大きな前方後円墳が現れました。
垂仁天皇陵です。

垂仁天皇陵を過ぎると、近鉄尼ヶ辻駅に到着。
今回はここまで。

駅の近くの商店にあったツバメの巣。
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もう親と同じ大きさに成長していますが、まだエサをもらっていますね。

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by kou_shino | 2015-07-09 21:32 | 伊勢街道(6頁) | Comments(0)

和歌山 高野山町石道その1 九度山から古峠

10月26日日曜日に、九度山町の慈尊院から高野山へと続く、高野山町石道を歩こうと出かけました。

高野山町石道の行程は約21キロ程あり、尚且つ、家から高野山まで3時間近くかかります。
道草しながらのんびり歩くスタイルの私に、1日で歩き通す事は無理なので、何回かに分けて歩く事にします。

10時前に、南海高野線の九度山駅に到着。
もう少し山里かと思っていましたが、駅前は街中で交通量も多い。

駅に置いてあったマップを頼りに、ぶらぶら歩き始めると、真田昌幸・幸村親子が関が原の戦いの後、蟄居していた真田庵がありました。
真田庵の前にあった柿木。
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最近読んだ小説に、新田次郎の「武田勝頼」があり、勝頼の軍師として登場していた真田昌幸がここに居たのかと思うと感慨深い。
近くに、2016年放送予定の大河ドラマ「真田丸」の幟も。

紀ノ川の九度山橋を右手に眺めて車道を進むと、大きなセンダンの木がありました。
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樹齢約130年、直径1.8m、センダンの木としては珍しい巨樹らしい。
説明板によると、南方熊楠はセンダンの花が好きだったもよう。

近畿自然歩道を進むと、やがて慈尊院の前へ。

慈尊院は、高野山の表玄関で、816年に空海が創建。
高野山が女人禁制だったため、空海の母がここで暮らした事で、女人高野とも呼ばれます。

町石道は、慈尊院から始まります。
慈尊院の境内に生えていた、九度山町指定天然記念物のナギ。
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樹齢350年以上、幹周り2.03m、高さ15m。

同じく慈尊院の境内で、丹生官省符神社鳥居の近くに、こちらも町の天然記念物のボダイジュの木。
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樹齢250以上、幹周り1.76m。
俗称、高野菩提樹。

丹生官省符神社の横から、梵字が刻まれた「町石」と呼ばれる3m程の五輪卒塔婆形の石塔が180本並ぶ高野山町石道へと進みます。
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柿畑の横に群生していたミゾソバに集まるオオハナアブと、
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テングチョウ。
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本家本元、高野山のコウヤボウキも咲いていました。
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柿畑にあった展望台から見る、この日の空。
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はぁ、良い天気だ。

柿畑の横に生えていたゼニゴケ。
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「破れ傘」と呼ばれる雌器托が伸びていました。

近くに生えていた、スズメウリ。
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帰化植物のベニバナボロギクも咲いています。
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しばらくは、杉林が続く山道を、町石を数えながら進みます。
空海がカヤの種を蒔いたといわれる、榧蒔石を過ぎた辺りに生えていた、クジャクシダ。
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普段あまり見かけないクジャクシダですが、町石道で、時々見かけます。
途中、丹生都比売神社への分岐がありました。

六本杉を越えた辺りで見つけた、粘菌のマメホコリ。
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古峠まで辿り着いた所で、今回は終わり。
けっこう長く感じた、古峠から上古沢駅までの行程を終えて岐路へ。

上古沢の集落で、5個200円の大きな柿を買って帰りました。
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by kou_shino | 2014-11-03 00:28 | 和歌山県(7頁) | Comments(0)

京都西山 山崎・離宮八幡宮から天王山・酒解神社へ

9月28日の日曜日に、京都の大山崎町へ行ってきました。

阪急の駅名は「大山崎」ですが、JRの駅名は「山崎」。
同じ地域なのに、何故か呼び名が「大山崎」「山崎」と違う。

今は、大阪府側が山崎、京都側が大山崎と呼ばれているようですが、昔は、山崎の地といわれていました。

阪急大山崎駅から、ぶらりと歩いてJR山崎駅方面に向かうと、離宮八幡宮があります。
離宮八幡宮は、平安時代から室町時代にかけて、荏胡麻(えごま)油の専売特許を持って栄えていました。

司馬遼太郎の「国盗り物語」を読むと、油商人だった斉藤道三と、油座離宮八幡宮との関わりが描かれえています。
離宮八幡宮の栄華は、斉藤道三の娘婿となる、織田信長の楽市楽座政策と、菜種油の広がりで徐々に衰退しました。

離宮八幡宮境内奥の石垣に根を広げていた木。 
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枝振りからみると、エノキでしょうか。

離宮八幡宮を出て、少し歩くとJR山崎駅前にでます。

駅前には、国宝の茶室「待庵」がある妙喜庵が。
「待庵」は、千利休作と信じうる唯一の現存茶室らしい。

駅から路線沿いに歩き、踏切を渡ると、天王山の登山口へ。
登山口には、俳句の祖・山崎宗鑑の句碑がありました。

きつい坂道を登り、アサヒビール大山崎山荘美術館へ。
途中に生えていた、ブドウのような実。
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エビズルかな、と思いましたが、どうやらアオツヅラフジの実のようです。

夏目漱石も訪れた事があったという、山崎山荘を過ぎ、山道にはいります。
だらだらと登っていくと、山道にヌマダイコンが咲いていた。
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ヌマダイコンは、キク科の植物で、種はひっつき虫になるらしい。

展望台に飛び回っていた、ヒカゲチョウ。
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天王山の中腹あたりに、山崎の合戦の石碑があります。

この山崎は、本能寺で信長を討ち取った明智光秀と、中国大返しで戻ってきた羽柴秀吉が激突する地でもあります。
勝ったほうが天下を制する、「天下分け目の天王山」は、ここから来た言葉。

実際は、山の中ではなく、天王山麓の小泉川を挟んで陣をとったらしい。
大河ドラマ「軍師官兵衛」でも描かれていましたね。

山崎山荘から天王山山頂までの間に、6枚の巨大な説明入りの陶板絵図があり、本能寺の変から秀吉の天下統一までを解説しています。
山頂まで歩く間、陶板絵図を見ながら当時の状況を想像しながら登るのも、また一興。

天王山にも、ナラ枯れがありますが、カエンダケは駆除されているらしく、見当たりません。
朽木に、付いていたのは、粘菌のキフシススホコリでしょうか。
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山道を進むと、やがて酒解神社に到着。
入り口近くの朽木に生えていたキノコ。
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何故か、拝殿にはブルーシートがかけられていました。
拝殿の裏にあった、御神木と思われるモミノキ。
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近くの植物に、ツマグロオオヨコバイがたくさんいました。
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天王山山頂には、山崎の合戦後に秀吉が城主となった山崎城(天王山城)跡があります。

帰りは宝積寺へ下山。
宝積寺の近くで見つけた、ヤブマメ。
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そして、変わった葉を持つ、ホウライシダも。
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葉は、不規則な2~3回羽状複葉とありますが、まるで小さなイチョウの葉ですね。
ホウライシダは、自生もしているようですが、江戸時代より観賞用に栽培されていて、それが野生化したものも多い。

ホウライシダの近くにいた、キセルガイの仲間。
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住宅地に出ると、塀からトケイソウの花が覗いていました。
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by kou_shino | 2014-10-07 01:12 | 京都西山(19頁) | Comments(0)

大阪府 竜王山から車作へ

久しぶりの天気がいい週末です。
9月14日の日曜日に、3年ぶりに北摂の竜王山へ行ってきました。

朝からゴソゴソしていたら、出かける時がお昼前になってしまいましたが、このコースは短いので大丈夫でしょう。
阪急茨木市駅からバスで忍頂寺下車。
少し戻って、竜王山の登山口へ。

歩き出してすぐのところに、葉緑素をもたない腐生植物のギンリョウソウモドキが。
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寄生植物と腐生植物の違いは、寄生植物が生きた植物から栄養を吸収し、腐生植物は菌類から栄養を得る。
前回もギンリョウソウモドキがありましたが、今年はなんか数が多い。
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初夏に咲くギンリョウソウと非常によく似ていますが、果実が違うようです。
ギンリョウソウは液果をつけるのに対して、ギンリョウソウモドキは、蒴果をつける。
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茶色くなって上を向いているのがギンリョウソウモドキの実。

クチベニタケも生えていた。
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こちらも、3年前より数が多い。
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日本では普通に見られるキノコですが、世界的には珍種らしい。
学名にも、Calostoma japonicum P. Henn.と、japonが入っています。

少し登ると、東海自然歩道に合流。
近くに咲いていた、ヒヨドリバナ。
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さらに進むと、歩道沿いに、ヤマジノホトトギス咲いていました。
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竜王山山頂から、車作方面へ下山。
下山道には、森のエビフライも。
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リスが松ぼっくりを食べた跡です。

下り道は、キノコが多い。
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白い幼菌が出ていたり、
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カラカサタケが伸びてます。
e0035757_00312534.jpg
なんだぁこれは。
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マンネンタケかな。

山道の終わりにあったのは、コガネタケ。
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やがて、バス停がある車作の集落へ。
田んぼの畦に、ヒガンバナが咲き始めていました。
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by kou_shino | 2014-09-21 00:37 | 大阪府(75頁) | Comments(0)

京都西山 西山古道にカエンタケ大発生

6日の土曜日に、TVを見ていると、関西に猛毒のカエンタケが増えているというニュースが何度もありました。どうも、カシノナガキクイムシによるナラ枯れの木の周りに生えるらしい。

西山古道にも、確かナラ枯れの木があったはずなので、確認しようと、9月7日の日曜日に行ってきました。
阪急バスで吉峰寺まで行き、西山古道へ。

古道沿いの湿った地面に生えていたシロソウメンタケ。
e0035757_18064506.jpg
こちらは、ニカワホウキタケでしょうか。
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これらは、姿がカエンタケに似ていますが、普通に見られるキノコです。

朽木には、粘菌のマメホコリ。
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ツノホコリの仲間、タマサンゴホコリも。
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前日の雨で、いろいろなキノコも生えています。
ツチグリの仲間、フクロツチガキ。
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これは、テングタケの仲間の幼菌かな。
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白糸の滝までくると、毎回この時期に咲いているツリフネソウの群落がありません。
土砂で流れてしまったもよう。

滝の横にひと株生えていたツリフネソウ。
e0035757_18112920.jpg
しばらく進んだところに咲いていた、ギンリョウソウモドキ。
e0035757_18133304.jpg
前回来た時も咲いていましたね。

歩いていると、ナラ枯れの木が増えてきました。
カエンタケは生えているのでしょうか。

とぼとぼ歩いていると、いきなり真っ赤な指のようなキノコを発見。
触るだけでも皮膚がただれる、といわれる猛毒のカエンタケです。
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周りを見ると、小さいのも含めていっぱい生えていました。
後ろの木がナラ枯れの木で、その周囲にカエンタケがたくさん生えています。
e0035757_18142863.jpg
ナラ枯れの木は、何年も前から見られましたが、カエンタケを見るのは初めてです。
写真を撮る時も、触らないように注意が必要。

カエンタケは、今年になってから、各地で大発生しているもよう。
夏に雨が多く降り、発生しやすい環境になったためでしょうか。

クリンソウ群落地から、小泉川上流の谷を下ります。
確かこの下り道には途中に、ナラ枯れの木が多かったはず。

谷を下っている途中で見つけた、粘菌ツノホコリ。
e0035757_18145209.jpg
途中のナラ枯れの木は、ほとんど伐採されていましたが、切り株の周りに数本カエンタケが生えていました。
e0035757_18164592.jpg
小さなカエンタケは、赤い棒のような姿ですが、成長すると様々な姿に変わるようです。

まさか、ハイキング道沿いだけで、こんなに多くのカエンタケが見られるとは。
西山全体に、どれだけのカエンタケが生えているのでしょうか。

他に見つけた赤いキノコ。
ベニタケの仲間と、
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ベニチャワンタケ。
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カエンタケは、ハイキングコースの足元にも生えている場合があるので、うっかり触らないよう注意してください。
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by kou_shino | 2014-09-13 18:32 | 京都西山(19頁) | Comments(0)

滋賀県 鏡山散策

今回で何回目になるのでしょうか、7月21日の祝日に、お気に入りの場所のひとつ、滋賀県鏡山のハイキングコースを歩いてきました。

JR篠原駅から、田んぼ沿いの道をブラブラ歩いて、鏡山方面へ。
田んぼ道に咲いていたムラサキツユクサ。
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田んぼ道から車道に入り、先ずは鏡神社に寄りました。
途中の真照寺に咲いていたハスの花。
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細いわりに交通量が多い中仙道へ入ると、江戸時代に栄えた鏡宿があったらしく、旅籠跡の看板が並んでいます。

中仙道沿いにある、鏡神社は、源義経が元服した時に参拝した神社で、本殿は重要文化財に指定されています。
義経が、参拝する前に烏帽子を掛けた松、といわれる、烏帽子掛けの松。
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明治6年に台風で折損したらしく、今では幹の一部しか残っていません。

神社の斜め向かいに、古い石灯籠などが残る西光寺跡に少し寄ってから、鏡山登山口へ。
西光寺跡に咲いていた、ネジバナ。
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鏡山登山口から工場横の道を歩いていると、右手の草むらにソフトボール大のスズメバチの巣がありました。
e0035757_23114311.jpg
要注意です。

梅雨が明けの暑い中、山道を登ると、少し歩くだけで大量の汗が出て驚きました。
登りの途中で見つけた、不思議なキノコ。
e0035757_23121356.jpg
なんか丸い穴が開いています。
ノウタケの幼菌かなあ?

なんとか山頂まで登り、下山道へ。
下り道で見つけたキノコ。
e0035757_23123216.jpg
下山中によく見かけるノギラン。
e0035757_23125045.jpg
そして、オオバノトンボソウも。
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以前、花が終わったオオバノトンボソウを見た事があったので、今回は必ず見られると思っていました。
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野生ランが見られる貴重な自然は、いつまでも残ってほしいものです。
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食虫植物のミミカキグサのかわいい花も。
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モウセンゴケは、いい状態の株が見つけられませんでした。


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by kou_shino | 2014-07-27 23:16 | 滋賀県(71頁) | Comments(2)


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


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