<   2016年 08月 ( 3 )   > この月の画像一覧

石川県 金沢南部丘陵歴史夢街道

金沢2日目は、金沢南部丘陵歴史夢街道という、新しく整備された丘陵沿いの散策コースを歩いてきました。

金沢駅前からバスで、野田山墓地近くで下車。
出発点は、金沢藩主前田家代々の墓地がある野田山墓地ですが、入り口がよくわからず、歩いていると大乗寺に到着。

前田家代々の墓地は諦めて、大乗寺の静かな境内を拝見し、大乗寺丘陵公園へ。
大乗寺丘陵公園に、金沢南部丘陵歴史夢街道の案内板があります。
空は青空、今日も暑そう。
e0035757_11261467.jpg
次は、今回のコースで一番見たいと思っていた、「山科の大桑層化石産地と甌穴」です。
「山科の大桑層化石産地と甌穴」は、貝類を主とする化石床があり、国の天然記念物に指定。
地質の世界では学術的価値が高く、世界的に有名なんだそうで、期待が膨らみます。

ルートがよくわからぬまま、ウロウロ歩いてようやく到着。
しかし、現場に到着すると、竹や草木が伸び放題で、肝心の伏見川がよく見えません。

以前は、多くの人も訪れたようで、案内板やベンチもありますが、無残に朽ち果てています。
竹の隙間から川を覗くも、甌穴がよくわからない。
e0035757_11263923.jpg
せっかく散策ルートが整備されたのに残念です。

仙人橋へ戻り、川を覗くと黒っぽい岩盤に白い帯のような化石床が見られました。
拡大して、ようやく貝が入っていると確認できました。
e0035757_11391342.jpg
そして、これだけです。

ガックリしながら伏見川の上にある藤五郎神社へ。
藤五郎神社は、芋ほり藤五郎を祀った神社。

自然薯を掘って生計を立てていた芋ほり藤五郎さんは、金沢の地名発祥伝説にかかわる人物らしい。
藤五郎さんが芋に付いていた金粒を沢で洗ったことから、金沢という地名が生まれたようです。

藤五郎神社の近くにいた、赤トンボ。
e0035757_11421585.jpg
久万坊大権現に向かうはずが、山側環状道路に出てしまい、一つ飛ばして齋地神社へ。
齋地神社にいたアブラゼミ。
e0035757_11423135.jpg
そういえば関西でよく耳にするクマゼミの鳴き声がありませんね。
しかし南方系のクマゼミも徐々に金沢市に進出していると聞きます。

ネットで調べると、日本では金沢市のみに分布する、スジアカクマゼミという大陸系のクマゼミがいるらしい。

再び山側環状に出て、禪ケ峯神社へ。
禪ケ峯神社は、拝殿も本殿もガラス張り、何故だろうと拝殿前まで行くと、虫が入るので戸は閉めるようにと書かれています。宮司の方は、よほどの虫嫌いなのかなぁ。

神社の上の高尾城址見晴らし台はパス。
山側環状を進み、額谷ふれあい公園へ。

公園内の体育館前で休んでいると、地元の方が現れたので、次に行く額谷石切り場跡へ行く道を聞くと、どうも石切り場跡の事を知らないらしい。仕方がないので、公園横の、これかな、と思う林道を進みます。

しばらく歩くと、穴が開いた崖が現れたので、道は間違っていないようです。
水が湧く崖に、水を求めてモンキアゲハが集まっていました。
e0035757_11434016.jpg
やがて道沿いに石切り場跡の穴が見えてきます。
e0035757_11435935.jpg
中は真っ暗で、どこまで続いているのかわかりません。
石切り場といっても、江戸から昭和初期のものなので、大きな石切り場ではありません。

入れそうな洞窟があったので少し入ってみると。
e0035757_11441575.jpg
人力で石を切った跡が見えます。
ここから取り出した石は額谷石と呼ばれ、かまど・七輪・囲炉裏・風呂釜などに使用されたらしい。

懐中電灯で上を見ると…、
ヒェー、カマドウマがいっぱいいる!
e0035757_11443244.jpg
入り口付近の洞窟上に、カマドウマがザワザワいるので見ないように。

足元にいたカエルは、アカガエルかな?
e0035757_11444677.jpg
洞窟奥を見てみると、コウモリがぶら下がっています。
e0035757_11445950.jpg
拡大してみると、キクガシラコウモリのようです。
e0035757_11451125.jpg
キクガシラコウモリに出会うのは、旧福知山廃線跡のトンネル以来です。

コウモリに出会った事で、石切り場の奥にある御廟谷へ行くのを忘れてしまいました。
キクガシラコウモリを見つけたことで、この日の目的は果たした、という感じ。

世間ではポケモンGOが流行っていますが、私にはこちらの方が面白い。

山側環状から善性寺にたどり着いて、金沢南部丘陵歴史夢街道散策は終了。
帰りは、北陸鉄道石川線で、西金沢を経て金沢駅へ。

夜は居酒屋で金沢の冷酒を飲んで、2日目終了。
[PR]
by kou_shino | 2016-08-21 11:56 | 石川県(4頁) | Comments(0)

石川県 内灘砂丘の日没

お盆休み前に風邪をひき、寝込んでしまいました。
盆休み前の病院へ行けたので良かったですが、一日遅れれば、病院に行くのが一週間遅れる所。

夏に風邪をひいたのは初めて、外気が暑いので、治ったのか治っていないのかよくわからない今日この頃。

石川県の続きです。

ホテルで汗を流し、2時間ほどまどろんだ後、夕方5時頃再び出かけました。
駅前から地下に降り北陸鉄道浅野川線北鉄金沢駅へ。

地下の駅改札があるホールは広く、何もありません。
京都や大阪でしたら、店舗がたくさん入るのに、何か不思議。

内灘までの切符を買い、そして改札の行列に並びます。
北陸鉄道では、ホームで列車を待つのではなく、改札の前に列をつくり電車を待ちます。

このような、普段と違う景色に出会うと、旅に来たんだなぁ、と実感します。

さて目的地は、内灘駅から徒歩15分の内灘砂丘です。

内灘砂丘は、延長約10Km、幅約1km、最高点は約61.3m、
ネットで調べると、日本で3番目に大きい砂丘です。

1番大きな砂丘は、青森県の猿ヶ森砂丘。
2番目が鳥取県の鳥取砂丘。
しかし、日本三大砂丘に内灘砂丘が入っていないのは、なぜ?

日本の自然100選にも選ばれていた所なので、風紋や砂丘植物を見てみたいですね。

駅からてくてく歩き、ようやく内灘砂丘へ。
午前に金沢城公園などを歩いたせいか、思ったより長く感じました。

一見、砂丘というより海岸という感じ。
砂丘に入り、ざっと見渡すと…、

風紋どころか、砂浜全体に、タイヤの跡が縦横無尽についています。
どうも、内灘砂丘には車が入れるらしく、至る所タイヤの跡ばかり。

これって、場所の問題でしょうか?
近くに海水浴場があるので、車が多いとか。

砂丘の写真を撮る気は、完全に失せました。
いまさら移動もできないので、波打ち際まで行くと、小さなカシパンの殻が多くあります。
e0035757_10434263.jpg
小さすぎてハスノハカシパンかどうかもわかりません。
裏側には、小さな棘のような毛が生えています。
e0035757_10435904.jpg
大きくても3㎝程、3㎝以上のカシパンは見当たりません。

カニの死骸もありました。
e0035757_10441726.jpg
打ち上げられている、生き物の痕跡も少ない感じ。
海鳥もいるようです。
e0035757_10450791.jpg
カモメの仲間です。
e0035757_10453062.jpg
他にチドリのような小型の鳥の姿もありました。

あとは、日が沈むのを待つだけ。
e0035757_10454736.jpg
右上にカモメが飛んでいます。
e0035757_10460928.jpg
日没は、19:00過ぎ、太陽はなかなか沈んでくれません。
e0035757_10462938.jpg
右下に魚が跳ねました。
e0035757_10465898.jpg
わかりずらいですが。
ようやく日が沈むも、水平線ではなく、重く垂れこめた雲の中。
e0035757_10472011.jpg
やっと金沢1日目が終わりました。
[PR]
by kou_shino | 2016-08-15 10:51 | 石川県(4頁) | Comments(0)

石川県 金沢城公園と兼六園

7月末に休みが取れたので、2泊3日で石川県金沢市へ行ってきました。
白山に3回程登ったことがあるので、金沢駅に来たことはあるのですが、通過するだけで駅周辺は全く知りません。

1日目は、京都駅から特急サンダーバードで2時間ちょっと、ホテルのチェックインまで時間があるので、とりあえず観光名所の金沢城公園と兼六園へ。

駅前にバスターミナルがあり、かなり多くのバスが出入りしています。
兼六園へのシャトルバスに乗り、しいのき迎賓館の前で下車。

しいのき迎賓館の正面入り口前に2本の大きなシイノキ(スダジイ)があります。
堂形のシイノキと呼ばれる2本のスダジイは国指定天然記念物。
e0035757_00520754.jpg
説明版によると、
向かって右が・根元周囲12m、目通幹廻り7.38m、高さ12m
向かって左が・根元周囲12.2m、目通幹廻り5.2m、高さ13m
とあります。

共に樹齢推定300年らしい。

しいのき迎賓館の裏側の玉泉院丸口から金沢城公園へ。
金沢城の石垣は、ブラタモリでも紹介されましたが、実にユニーク。

刻印が多すぎて落書きにしか見えない石垣や、赤っぽい石や青っぽい石をランダムに並べ、デザイン的というかアートにさえ見える石垣等もあります。

こちらは色紙短冊積石垣と呼ばれる石垣。
e0035757_00525423.jpg
石垣に使われている石の大半は、城の東約8キロの戸室山山麓から産出する戸室石が使用されています。

戸室石は約40万年前に地表に噴出したマグマが冷えた安山岩。
赤っぽい赤戸室と青っぽい青戸室があり、石垣に色彩を加えています。

こんな所にスライムがつぶれています。
e0035757_00532715.jpg
赤っぽいのでスライムべスかな。

炎天下の石垣巡りから、本丸園地に向かうと景色は一変して森の中。
気温が低く感じられ、風が涼しい。

森の入り口に咲いていたオバユリ。
e0035757_00535461.jpg
小さな池を覗くと、なにか泳いでいます。
e0035757_00540824.jpg
イモリか、それとも小型のサンショウウオか?
e0035757_00542425.jpg
水の中にいるから、やはりイモリかなぁ。

本丸園地に生えている、スダジイの巨木。
e0035757_00550190.jpg
金沢城公園は、金沢大学のキャンパスとして利用された時期があり、本丸園地のあたりは、理学部の付属植物園があったらしい。

涼しい本丸園地から出て、炎天下の兼六園へ移動。
兼六園にある、日本最古の噴水。
e0035757_00562758.jpg
近くにある霞ヶ池から水を引き、水位の差を利用して水を噴き上げています。
辰巳用水と共に、水位の差で水を移動させる技術が面白い。

園内を進むと、根上の松がありました。
e0035757_00565854.jpg
土を盛った上に松を植え、成長した後盛った土を取り除いたらしい。

暑い中歩き回ったせいか、疲れてきました。
兼六園を出て、本多の森公園で一休み。

本多の森で朝夕聞かれるヒグラシの鳴き声は、日本音風景100選(本多の森の蝉時雨)に選ばれているらしい。

本多の森のケヤキ。
e0035757_00575695.jpg
昼過ぎに金沢駅に戻り、昼食後ホテルに入りました。
[PR]
by kou_shino | 2016-08-08 01:05 | 石川県(4頁) | Comments(0)


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


by kou_shino

プロフィールを見る
画像一覧

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

検索

カテゴリ

全体
ファーブルフォト(107頁)
小笠原(16頁)
山梨県(4頁)
石川県(4頁)
愛知県(6頁)
岐阜県(2頁)
三重県(12頁)
滋賀県(76頁)
京都府(93頁)
京都西山(20頁)
奈良県(55頁)
大阪府(79頁)
兵庫県(71頁)
和歌山県(9頁)
岡山県(2頁)
京都一周トレイル(8頁)
おおさか環状自然歩道(25頁)
琵琶湖一周(18頁)
伊勢街道(6頁)
東海自然歩道(2頁)
猫(8頁)
花札(8頁)
干支(11頁)
その他(9頁)

タグ

(228)
(197)
(183)
(143)
(107)
(89)
(83)
(83)
(70)
(70)
(69)
(48)
(47)
(41)
(35)
(34)
(29)
(24)
(14)
(6)

最新の記事

大阪府 若山 太閤道散策
at 2017-06-07 23:59
兵庫県 高取山散策
at 2017-05-21 23:56
滋賀県 虎御前山散歩
at 2017-05-07 23:07
兵庫県 甲山散歩
at 2017-05-06 12:07
京都府 恭仁京跡から海住山寺へ
at 2017-04-23 22:15

以前の記事

2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
more...

ブログランキング

にほんブログ村 アウトドアブログ 野生生物へ
にほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ
にほんブログ村
人気blogランキングへ

*****リンク*****
写真家 米美知子

日の出日の入り
巨大動物図鑑
翡翠との出会い
さんちゃんのぶらっと関西

大阪市立自然史博物館
滋賀県立琵琶湖博物館

骨董品買取・古美術やかた

■ニコン・ファーブルフォト■
ファーブルフォト入門
ファーブルフォト活用術

-----------------------
掲載写真の無断使用はお断り致します。著作権放棄していません。
-----------------------
リンクはフリーです。
報告なしでもOK。

記事ランキング

フォロー中のブログ

琵琶湖から-3
晴れ時々?日記
水・水・水 No.2
♪一枚のphotograph♪
ライフノート
SOLO*WALKER
銀色のピストルで
葦と棚田と自転車と、それ...

外部リンク

最新のコメント

はーしぇるさま ユキノ..
by kou_shino at 18:09
店の庭でもユキノシタが花..
by はーしぇる at 00:18
GANNSYUさま 弱..
by kou_shino at 10:50
鳥撮り13年の者です。野..
by GANNSYU at 08:40
はーしぇるさま あぁ、..
by kou_shino at 00:57
はーしぇるさま お久し..
by kou_shino at 19:59
naotoさま この記..
by kou_shino at 12:23
素晴らしい群生地ですね。..
by naoto at 04:28
TGokuraku-TO..
by kou_shino at 20:24
こんにちは。はじめまして..
by TGokuraku-TOMBO at 18:41

最新のトラックバック

ガメラ:13年2月第二週..
from ガメラ医師のBlog
たま駅長 ブログ
from インフルエンザに注意
【報告】沖島の祭り「サン..
from 「近江八幡お茶の間ランド」に..
なぜ「更新されたお気に入..
from ちいさいのに出会いました
ニイニイゼミ
from Heliograph(太陽の..
名前で動物占い
from 占い・相談のご案内
滋賀 県立 大学 健康 ..
from 滋賀 県立 大学 健康 診断..
コゲラ
from 浪日記
国指定天然記念物 深泥池
from VR Podcast 京都 ..
登山とウォーキング体験
from フィットネス器具で、魅せるカ..

ライフログ


森のふしぎな生きもの 変形菌ずかん


粘菌―驚くべき生命力の謎


冬虫夏草ハンドブック


コケのふしぎ なぜコンクリートの隙間や塀に生えるの?原始的な陸上植物といわれるワケは? (サイエンス・アイ新書)


地衣類のふしぎ コケでないコケとはどういうこと?道ばたで見かけるあの“植物”の正体とは? (サイエンス・アイ新書)


オトシブミハンドブック


カビ図鑑―野外で探す微生物の不思議


田んぼの生き物図鑑


クマムシ?!―小さな怪物


野鳥の羽ハンドブック


僕らが死体を拾うわけ―僕と僕らの博物誌


粘菌 その驚くべき知性 (PHPサイエンス・ワールド新書)


巨大津波は生態系をどう変えたか―生きものたちの東日本大震災 (ブルーバックス)


栗林慧全仕事―独創的カメラでとらえた驚異の自然


ミジンコ 静かなる宇宙(MIJINKO,A Silent Microcosm)


クジラ・イルカ大百科


自然紀行 日本の天然記念物

ファン

ブログジャンル

自然・生物
旅行・お出かけ

画像一覧