カテゴリ:岡山県(2頁)( 2 )

岡山県 八塔寺山散策

岡山県2日目は、吉備高原の東に佇む八塔寺山と山麓の八塔寺村です。

歴史的には、奈良時代、聖武天皇の勅願により弓削道鏡が創建した八塔寺を中心に開け、鎌倉時代には将軍家の祈願所となり盛況を極めた八塔寺村。
茅葺民家が点在する簡素な山村は、映画「黒い雨」、TVドラマ「八つ墓村」「火垂るの墓」のロケ地にもなったようです。

JR吉永駅からバスに乗り、終点の八塔寺ヴィラで下車。
バス利用で八塔寺へ日帰りできるのは平日のみ。土日は午後からの二便しかありません。

観光客が多く訪れそうな気がする村ですが、バスは一切観光利用されていません。
しかし、吉永駅から八塔寺まで時間にして約30分、山村まで送り届けてくれて、片道200円のバス料金は感動的に安い。

バス停を降りると、広々とした田んぼと点在する茅葺民家のある山村が広がります。
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しばらく山村風景を楽しんだ後、山麓の八塔寺の横から、鹿よけネットをくぐり、八塔寺山へ。

八塔寺山を一周するコースは、八十八ヶ所巡りにもなっているようで、番号の付いた石仏を見ながら進みます。途中、ガサガサと大きな音を立てて逃げ出すシカに遭遇しながら登って行くと展望台に到着。

展望台から見る、周囲の山々。
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コブシが咲いています。

行者堂の前も展望は良く、しばし一服。
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行者堂から八塔寺山の山頂へ。
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雲一つない晴天です。
時々カラスが飛び交っていました。

再び行者堂まで戻り、下山へ。
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山道でよく見かけた、テングチョウ。
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羽を閉じると、模様が枯葉そっくりなので、どこにいるのか何度も見直さなければなりません。
途中、地元の方に出会い、いろいろと情報を頂きました。

下山道を進むも枝道が多く、どちらへ行けばいいのか分からなくなる時がありました。
そんな時は、番号の付いた石仏を追いかけて行けば、村に戻れると信じて前進。

ようやく茅葺屋根が見えてきて無事下山。
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道路を進むと、レンガ色の屋根のレトロな郵便局が見えました。
懐かしい赤ポスト付きです。
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日吉神社の横から、右手に池を眺めて少し山に入ると皇(すめら)屋敷跡があります。
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皇屋敷跡は、鎌倉時代、承久の乱で隠岐に流された後鳥羽上皇が、隠岐に行く途中ここで一夜の露をしのいだ所。ちなみに、歌人でもあった後鳥羽上皇は菊の花を好み、衣服や太刀に菊の紋章を付けていたそうで、これが皇室菊紋の始まりとか。

皇屋敷跡の周りにいた、ルリタテハ。
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美しいブルーのラインが目立ちます。

日吉神社に戻り、鳥居の両側に立つ石灯籠を見ると、みっしりと地衣類が。
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石灯籠にいた小さな虫。
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お昼すぎに昼食をとりましたが、村の中に売店や自動販売機の姿は見当たらず。
来る前に岡山駅で食料を買ってきて正解でした。

水車の近くで群れていた、ホオジロ。
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青空に映える、サンシュユの花。
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今度来る時は、田んぼに稲が実っている時がよさそうだと思いました。

家に帰ってから、八塔寺村はTVドラマ「点と線」のロケにも使われたと知り、それならばDVDで録画していたので観直してみました。
松本清張原作の「点と線」は、北九州での心中事件から始まるのですが、心中に疑問を持ったビートたけし扮する鳥飼刑事が、心中したとされる女性の実家を訪ねるシーンがあります。
ドラマでは、秋田県湯沢という設定でしたが、その実家のある山村がまさに八塔寺村でした。
見覚えのある水車や土蔵、日吉神社の鳥居も映っていましたね。
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by kou_shino | 2011-04-08 18:34 | 岡山県(2頁) | Comments(2)

岡山県 操山散策

以前より、岡山駅辺りまでなら、京都からなんとか日帰りできそうな気がしていました。
しかし青春18きっぷだと、電車に乗っている間が片道3時間以上かかり、かなりしんどい。

今回は泊まりで行こうと思い、日月と一泊二日で岡山に行ってきました。
岡山県は初めてなので、とりあえず手軽な所から、と思い、初日は岡山市内から近い里山、操山へ行きました。

岡山駅からバスに乗り護国神社前で下車。
どこから登ればいいのかな?と山裾を歩いていたら、登山口に出会いました。
操山は130mから170m程度の山々が4㎞程連なる丘陵地で、周囲からいくつも登山口があるようです。

少し登ると、ヒサカキの匂いが漂ってきました。
咲いているのはヒサカキくらいでしょうか、ツツジもまだツボミです。

気温が低いので、ヒサカキの葉で休むアブの仲間。
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アシブトハナアブのメスでしょうか。

山道をブラリブラリと歩いていたら、鳥の羽が落ちていました。
モスグリーンのきれいな羽で、羽から考えるとハトくらいの大きさでしょうか。

周辺を調べると、同じ鳥と思われる羽を何枚か見つけました。
落ちていた羽の一部。
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この大きさで、この色。
これはひょっとして、アオバトの羽では?

アオバトはまだ見たことがありませんが、オリーブ色を基調とした美しいハトの仲間。
後で、野鳥の羽の本で調べたら、やはりアオバトの羽で間違いないようです。

本によると、キジバトはよく見かける割りに羽はあまり落ちていなくて、逆にアオバトは見ることがあまりない割りに羽はよく落ちているらしい。
アオバトは群れでいるので、敵に襲われる事が多いのでは、との事。

オオタカなどの猛禽類に襲われたのかも知れません。
近くにいないか見渡しましたが、アオバトの姿は無し。

頭上の木で小鳥がツボミをついばんでいました。
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ウソでしょうか。
逆光でうまく撮れません。

旗振台古墳の展望台まで来ると、サクラがチラホラ咲き始めていました。
展望台近くのヤマザクラ。
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操山丘陵は、あちらこちらに古墳が点在していて、さまざまな石室を見ることができます。
巨大な石を積み上げた、横穴式石室古墳の八畳岩古墳。
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このような大きな石をどのようにして積み重ねたんでしょうね。

昼すぎから、日が照ってきて、ポカポカと暖かくなってきました。
日向ではアブ達が活動を始めたもよう。

よく見かけたのは、アシブトハナアブ。
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こちらはオスです。

それとビロードツリアブ。
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複眼の間が離れているのでメスです。
先週、姫路観察の森で撮ったビロードツリアブのオスと比べると、違いがわかります。

操山は歩くルートが多く、歩いていたらどこを歩いているのかさっぱり分からなくなりました。
とりあえず里山センター方面を探しながら、しばらく歩きます。

ようやく見つけた白っぽいスミレの花。
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山を下っていくと、里に出てきました。
里に咲いていたオドリコソウ。
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里山センターで一息入れて、再び操山へ。
道沿いの植物の葉っぱに、フタホシシロエダシャクが。
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最初、鳥の糞かと思いました。
これも擬態ですかね。

ツバキの森まで来ると、ヤマガラが多く、メジロの姿も。
操山山頂から、カナメモチのトンネルを抜けて奥市方面へ。
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カナメモチのトンネルから下っていくと、巨大な岩があります。
落ちそうで落ちない石なんだとか。
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この岩、真中に切れ込みがありますね。
ひょっとしたら、昔の人が、古墳の石室をこしらえるために岩を切り出した跡なのかな、と思いましたが、そんな説明はどこにもありません。
受験にどうのこうの、と書かれていただけでした。

奥市に降りて、岡山駅まで路面電車に乗ろうと東山駅へ。
昔は京都にも路面電車はありましたが、無くなって久しいので、ちょっと懐かしい。

道路上の小さなホームで待っていると、白っぽい路面電車がやってきました。
すると、何処からともなくカメラを持った人が20人程ワラワラと出現し、いっせいに路面電車を撮りだします。

なんだこれゃ、と思いながら改めて路面電車を見ると、何処かで見た様な猫のイラストが車体にプリントされています。これは確か、和歌山の貴志線で見た、タマ駅長のタマ電車。
なんでこんなところにタマ電が?しかも路面電車で。
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by kou_shino | 2011-04-05 23:33 | 岡山県(2頁) | Comments(2)


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


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