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京都府 男山 石清水八幡宮

1月17日に八幡市男山の石清水八幡宮へ行ってきました。

「男山」は、山の名前なのか、地名の名前なのか、イマイチよくわかりませんが、山頂には鳩ヶ峰(142.5m)という名前があるらしい。
地形的には、生駒山山系の最北部で、木津川、桂川、宇治川の合流点の横にあり、川をはさんだ北側に天王山があります。

最寄の京阪八幡市駅は、嵐山から木津まで続くウォーキングコース(自転車道)と、琵琶湖(唐橋)から大阪湾までの淀川完歩コースの中継点でもあるので、何度か訪れたことがありますが、石清水八幡宮に行くのは初めて。

男山にある石清水八幡宮は、平安時代前期に宇佐神宮から勧請された、都の裏鬼門を守護する神社で、源氏の氏神。源頼朝も5回参詣しているもよう。

山頂に八幡宮が造られから、山自体が神域となり、一部の天然林が極相林に近い林相になっているという。
神域となっている山ですが、山頂までのケーブルカーがあり、境内から参道を疾走するマウンテンバイクダウンヒルの大会も行われたらしい。

低い山なので、ケーブルカーに乗るまでも無いだろうと、一ノ鳥居をくぐり頓宮殿へ。
方生池の枯れたハス。
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この池には、準絶滅危惧種のアサザが、近くの河川から移植されているようです。

屯田宮を抜けると、右手に八幡宮の摂社、高良神社。
御神木のタブノキがあります。
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樹齢700年、根回り7.5m、樹高約24m、樹冠周囲約30m、京都の自然200選に選定されています。

二ノ鳥居近くの駐車場に、頼朝公ゆかりの松がありますが、初代は昭和22年落雷で焼失、今は2代目でえらく斜めに傾いている。

二ノ鳥居を抜けると、表参道の登り道がしばらく続きます。
参道の山斜面側には、岩盤や石垣があり、石垣には、コケやシダ植物が多い。

これは、チャセンシダかな?
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こちらは、ツル性のシダ、カニクサです。
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三ノ鳥居で、ようやく坂道が終わりました。

馬場先と呼ばれる、石敷の参道の真ん中に露出した自然石。
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参道の左手が広場のようになっていて、エジソンの記念碑があります。
エジソンが白熱電球を作る際、フィラメントに八幡の竹を採用した話は有名ですね。

エジソン記念碑の近くに生えている、御文庫のクスノキ。
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樹齢700年 幹周り6.97m、樹高26m、樹冠周囲40m。
京都府天然記念物に指定。

昔、楠木正成が八幡宮にクスノキを奉納したらしく、境内には樹齢700年ほどのクスノキが何本かあります。

参道の奉納酒樽横にあるクスノキ。
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京都の自然二百選の選定とありました。

石清水八幡宮、南総門前のカヤ。
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樹齢700年以上、根周7m、樹高約20m、樹冠30m

本殿境内に入ると左手の土塀の外に大きなクスノキが見えます。
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こちらも楠木正成が奉納したと伝えられる樹齢約700年のクスノキ。
京都府天然記念物に指定。

本殿をぐるりと囲う土塀は、織田信長が奉納したとされる信長塀。
本殿の後ろを回り、鬼門封じの角を曲がると、オガタマノキがありました。
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説明板に、「一円硬貨の表面に描かれています」と書かれていました。

本殿を出て、裏参道へ。

先ほど境内土塀外のクスノキとは反対の土塀外にもクスノキがあります。
こちらも楠木正成の奉納されたもののようですが、周りの木々が多く、クスノキの全容がわかりにくい。

極相林に近いといわれる林を下ると、二ノ鳥居横に出ました。
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by kou_shino | 2016-01-24 23:39 | 京都府(92頁) | Comments(0)

京都府 初詣を兼ねて、船岡山公園方面へ

交通事故のショックも癒え、今年から再び歩き始める事にします。
1月10日に、京都市内の散歩から。

地下鉄丸太町駅から京都御苑へ。
九条池から、京都御苑の東側をブラブラと歩く。

もう梅もチラホラ咲いて、写真を撮る人も多い。
足元を見ると、タンポポが咲いていました。
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セイヨウタンポポは、冬でも咲くので、別に珍しくもありません。
しかし、総苞外片が反り返っていないので、これはカンサイタンポポでは。
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だとしたら、咲くのは異様に早いですね。

野鳥の姿があまり見られなかったので、京都御苑を出て一条通りを西へ。
一条戻橋を渡り、堀川通りを北へ進むと、陰陽師・安倍晴明を祀った晴明神社があります。

一の鳥居に、五芒星のマーク。
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人気がある神社なので、参拝者は多い。
境内に、樹齢300年と書かれた御神木のクスノキがあります。
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晴明神社を出て、細い路地を西へ入り智恵光院通りに出たら、北へ。
今出川通りを渡ると、首途八幡宮という小さな神社が。

首途「かどで」とは出発の意味で、源義経が欧州平泉に旅立つ時に、この神社で道中の安全を祈願したらしい。

さらに細い路地をくねくねと北へ向かうと正面にこんもり盛り上がった森が見えてきました。
平安京遷都の時、四神相応と条坊制で造られた都の、測量基準点となった船岡山です。

船岡山公園の周辺は紫野と呼ばれ、平安時代は風葬の地だったらしい。
その頃の千本通りは、死者を運ぶ道で、千本の卒塔婆が立ち並んでいたそうな。

船岡山に近づくと、シンプルな素木鳥居が見えてきました。
船岡山公園の中腹にある、織田信長を祀った健勲神社です。

健勲神社の入り口にある、区民の誇りの木・シラカシ。
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周りにドングリがたくさん落ちている。

石段を上って健勲神社の拝殿へ。
信長十八巧臣の額が飾られている拝殿近くのクスノキ。
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境内横から、標高111.89mの山頂へ、明治時代に設置された三頭三角点があります。
山頂周辺には、板状節理が顕著な岩盤が見られました。
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この岩盤は、石炭紀からジュラ紀頃に形成された、チャートといわれる堆積岩で、プランクトン等が堆積した生物岩。船岡山は、堆積岩が隆起した小山で、丹波層群とよばれる地層群に属しているようです。

左大文字がよく見える山頂から北大路通りに出て、少し東に進むと、左に折れる通りに大きな朱色の鳥居があります。その先にも神社があるようなので、行ってみることに。

たくさんの瓦が埋め込まれた、大徳寺の築地塀横をブラブラと進み今宮神社へ。
神社の境内に「力石」がありました。
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力石は、昔の人が体を鍛えるために、現代のバーベル代わりに利用したトレーニング用具。
土木・建築作業など、全ての労働を人力に頼っていた時代は、「力」をつける必要があったわけです。

また、「力比べ」を競ったスポーツの用具でもあり、力石は日本各地に存在していた。
力石による「力比べ」は、昭和初期まで、全国の集落で行われていたらしい。

今では使われなくなった力石、広場や神社の境内に保存されている事が多いようですが、路地の片隅に放置され、その存在を忘れ去られているモノもあるようだ。

今宮神社を出て、今宮通を東に進んで鴨川へ。
鴨川には、ヒドリガモや
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カイツブリなどのがいました。
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しかし、ユリカモメの姿は見当たりませんね。
暖冬のせいでしょうか。
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by kou_shino | 2016-01-17 01:32 | 京都府(91頁) | Comments(0)

京都府立植物園 オオバウマノスズクサとケントの花

5月24日の日曜日、雨が降ると思っていましたが晴れました。
出かけるつもりは、無かったのですが、昼から府立植物園へ行きました。

地下鉄北大路駅から北大路通りを進んで、府立植物園へ。

北大路通りの商店街では、ツバメたちが子育てをしています。
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わざわざ人がいる所に巣を作るのは、人通りを利用して、カラスなどの天敵からヒナを守るため。
また、ツバメは田畑の害虫を食べるので、人とツバメ共生関係は、千年も前から続いているといわれています。

しかし、最近は田畑も減り、ツバメの巣つくりを嫌う人もいるとか。

フーテンの寅さんのセリフではありませんが、
「夏になったら、必ず帰ってくるあの燕も、何かを境にぱったり姿を見せなくなる」
ことが増えてくるかもしれません。
現に、家の近くに来ていたツバメは、今年から姿を見せません。

賀茂川を渡って植物園へ。
この日は、人が多く、スケッチをしている子供たちもたくさんいます。

イチョウの木には、まだ五月なのにギンナンがけっこう大きい。
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園内の池にいた、アオサギが水の中のナニかを狙っています。
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捕まえたのは、おおきなオタマジャクシでした。

日本の自然に近い状態で植物が植えられている生態園へ。

花びらがクルクルとゼンマイみたいに丸まるウリノキの花。
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オシベ、メシベが長く垂れて、ユニークな姿です。

ハナシノブの花も咲いていました。
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ハナシノブを見たあと、歩き出そうとすると、知らない方に呼び止められました。
なんだろうと、尋ねると、オオバウマノスズクサが咲いているらしい。

オオバウマノスズクサ!
前から見たかった花です。

食虫植物を思わせる、テナーサキソフォンのような、奇妙な形状の花。
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この筒状部分は、花びらではなく、ガクが変形したもの。
筒の中にオシベがメシベに癒着した蕊柱(ずいちゅう)とよばれる器官があります。
オオバノウマノスズクサの花には、花弁はありません。
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筒状の奇妙な姿は、匂いで誘き寄せた昆虫を、いったん閉じ込めます。
オシベが花粉を放出すると、昆虫は花粉を付けた状態で、花から脱出する事が出来るようになるらしい。
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オオバウマノスズクサには毒性のあるアリストロキア酸を含みます。
食草としている、ジャコウアゲハは、幼虫時代にその葉を食べる事により体内に毒を蓄積し、成虫となってもその毒を保有するという。

オオバウマノスズクサ。
今度は、自然の中で見つけたい植物です。

他には、
チョウジソウや、
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ヒメフウロなどが咲いていました。
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もう帰ろうと、園内を歩いていると、なにやら案内板がある木がありました。
なんと、この木は、ニュートンのリンゴの木なんだとか。

少しだけ咲いていた、リンゴの花。
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ニュートンが、リンゴが木から落ちるところを見て、万有引力の法則を発見した、といわれている、あのリンゴの木。

本当か!
思わず足を止め、見入りました。

案内板によると、
アイザック・ニュートンの生家にあったリンゴの木が接木によって世界各所の科学施設に送られ、ここにあるリンゴは、東京大学小石川植物園から、苗を分譲してもらったものらしい。
品種は「ケントの花」という名で、果実が熟すと自然に落下する品種。
とあります。

小さなリンゴの実が付いていました。
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by kou_shino | 2015-06-15 23:32 | 京都府(90頁) | Comments(0)

京都 西芳寺川 松尾谷林道散策

3月も半ばに入り、ようやく暖かくなってきました。
15日の日曜日に、西芳寺川が流れる松尾林道を散策してきました。

阪急上桂駅からブラブラ歩いて、松尾谷方面へ歩いていくと、西芳寺への交差点に、道路にはみ出して生えている、巨大な古木が。
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推定樹齢500年のムクノキです。
説明板の文字がはっきりしないので、分かりにくいですが、西芳寺となにか関わりがあるもよう。

ムクノキの角を曲がってしばらく進むと、苔寺・すずむし寺のバス停へ。
バス停の自動販売機にニャンコ達がたむろしています。
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タクシーの下にも、ちょこんと。
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バス停からさらに川沿いに進むと、川の向こう側に西芳寺が。
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西芳寺、またの名は苔寺。
120種類以上のコケが境内を覆う世界遺産の一つです。

京都の有名な観光名所ですが、拝観するには、往復はがきによる事前予約が必要。
いきなりきても、中に入れてくれません。
コケの育成を維持するために人数制限をしている、という話を聞いた事があります。

西芳寺に生えている多くのコケは、西芳寺川が流れる松尾谷に生えているコケと同じはず、と以前コケ見る散策で、2回ほど訪れました。

西芳寺川横の林道は、以前、松尾山林道だったと思っていたのですが、今回見たら松尾谷林道になっていました。
どちらが正しいのでしょうか。

コケの多い林道沿いを進んでいくと、超望遠レンズで何かを狙っている人が、数人いました。
カワセミでもいるのかな?

林道沿いは、コケも多いですが、シダ類もいろいろ生えています。
オオバノイノモトソウでしょうか。
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こちらは、キジノオシダの仲間。
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タカサゴキジノオかな?

リョウメンシダも生えていました。
リョウメンシダは、どこででもよく見かける、やや大きめのシダです。
名前の由来は、葉の裏と表がよく似ているからという。 

英名は、upside-down fern。
葉が裏返しになっている、という意味らしい。

葉を見た感じ、裏表が分かりにくいというよりも、葉が裏返しになっているという方が納得します。

今回見つけたリョウメンシダは、キレイな葉が無かったので、他の場所で撮ったリョウメンシダを見てみます。
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一見逆のようですが、左が表で、右が裏側です。
通常、葉軸は裏側になりますが、リョウメンシダでは表面に葉軸が見えます。

裏表が逆なように見えて、ソーラス(胞子嚢群)は、ちゃんと裏側につくようですね。
秋~冬になったら、その辺のところも確認する必要アリです。

チャセンシダのようなシダもありました。
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高野山で見たチャセンシダとは、ちょっと違うような感じもします。

もちろんコケ類も多い。
気持ちよさそうな感じに生えているのは、おそらくタマゴケ。
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枝に糸が絡まったように生えるキヨスミイトゴケ。
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湿った渓谷に生えるイメージですが、住宅地に生える事もあるらしい。

独特の匂いがする、生葉上苔類のカビゴケも。
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林道横の岩壁にも、いろんなコケやシダが張り付いています。
所どこにある、白っぽい所は、菌類が藻類と共生して形成する地衣類。
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一見、地衣類とコケ類が棲み分けているように見えますが、コケ類が上部より垂れてきて地衣類の上に被さってきています。
右下からはシダ類のマメヅタが、地衣類の領域に茎を伸ばしています。

静かな、時間をかけた、生息域への攻防が行われているのかも知れません。

林道横の草に付いていた白い塊。
一見、アワフキムシの泡に似ていますが、乾燥しているので違います。
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よく見ると、白い綿のようなモノの中に、穴が開いた小さな塊も並んでいるように見えます。
どうも、小さな昆虫の卵か繭のようですね。孵ったあとかな。

林道を歩いていると、西芳寺川古墳群の看板がありました。
この辺りは、弥生時代から古墳時代の集落跡があり、古墳も多いもよう。

いくつもの小山には横穴があり、覗くと大きな石が組んでありますね。
古墳の石室です。
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以前来た時、西芳寺川古墳群の案内板は、こんな大きくなかったような。
そういえば、前より林道を訪れる人が増えたような気がします。

前回までは、数少ないハイカーくらいしか合いませんでしたが、今回は走りに来ている人、自転車で来る人、釣りをする人。
おや、川岸でバーベキューをする人も…、いいのかなぁ。

夏にはホタルがでるらしい美しい谷ですが、今後ゴミが増えてなければいいのですが。
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by kou_shino | 2015-03-30 00:13 | 京都府(90頁) | Comments(0)

京都府 宇治散策 名木百選めぐり

1月の半ば辺りから、風邪気味となり、熱はありませんでしたが、3週間程クラクラしていました。

おまけに、寒い日が続いて、とても出かける気になれません。
病院でもらった抗生物質を飲んで、ようやく体力も回復。

2月21日の土曜日が、気温も上がり天気もよかったので、京都の宇治へ散策に行きました。

京阪宇治駅から、宇治川沿いの道を進むと、宇治市名木百選の立て札がある木が。
又振のくぬぎ
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樹高22m 幹周り3.2m 推定樹齢150年(昭和58年認定)

少し歩けば、宇治川に架かる朝霧橋があり、道を挟んで宇治神社の鳥居があります。
階段を上がり、境内横の空き地に入ると、ここにも宇治名木百選の立て札が。

宇治神社のしいのき
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高さ22m 幹周り2.7m 推定樹齢250年(昭和58年認定)

宇治神社は、菟道稚郎子命 (うじのわきのいらつこのみこと)が祀られた式内社で、宇治の産土神。
対岸に平等院が建立された後は、その鎮守社にもされたらしい。

宇治神社を出て、山側へ進むと世界文化遺産の宇治上神社へ。
境内に、宇治名木百選がありました。

宇治上神社のけやき
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高さ27m 幹周り4.8m 推定樹齢300年(昭和56年認定)

宇治上神社の本殿は、平安時代に建てられたものらしく、現存最古の神社建築との事。
宇治神社とは二社一体の存在とありますが、こちらのみ世界遺産「古都京都の文化財」に入っています。

さらに進み、大吉山への坂道を登ります。

登り口にあった、名木百選。
大吉山入り口のしいのき
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高さ22.0m 幹周2.22m 推定樹齢200年(平成10年認定)

歩き始めた時は、宇治市名木百選のことはまったく知りませんでしたが、このコースでは、名木百選によく出会いますね。今回は名木百選めぐりになりそうです。

つづら折れの坂道を登りきると、展望台へ。
大吉山を経て、山から下りると、興聖寺に出ます。
興聖寺の境内にも名木百選。

興聖寺のひめこまつ。
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高さ4m 幹周0.85m 推定樹齢300年(昭和56年認定)

興聖寺参道にも、名木百選。
興聖寺のいろはかえで(群生)
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高さ15m 幹周1.2m 推定樹齢200年(昭和58年認定)
現時点の状態では分かりにくいですが、興聖寺の紅葉は有名らしい。

再び宇治川沿いに出て、ぶらぶら歩き、天ヶ瀬吊橋を渡って対岸へ。
駅方面に進むと、紅葉谷への入り口がありました。

宇治川支流の白川が流れる紅葉谷へ入ると、ここにも名木百選。
もみじ谷のいろはかえで(群生)
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樹高17m 幹周1.55m 推定樹齢200年(昭和57年認定)

紅葉谷の渓谷に生えているシダの種類も多い。
渓流に側に大きな葉を伸ばすクリハラン。
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樹幹に着生するヤノネシダ。
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どちらも単葉のシダ類です。

シダ類は単葉よりも複葉の方がだんぜんに多い。
ネットで調べると、種子植物は単葉から複葉へ進化したらしいが、シダ類では複葉の方が原始的と考えられているらしい。

ヤノネシダは京都府では数が少なくなっているもよう。
準絶滅危惧種に選定されています。

フユイチゴの葉をよく見ると、小さなコケが生えていました。
カビゴケのようです。
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カビゴケも京都府では絶滅寸前種。

紅葉谷を抜けると、白川の里へ。
鎌倉時代に藤原頼道が娘の供養等として建立された九重石塔の横にも名木百選。

娑婆山のさざんか
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樹高7.4 幹周1.13m 推定樹齢150年(平成10年認定)
さざんかの向こうにあるのが九重石塔です。

近くにあった、名木百選。
娑婆山のしいのき
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樹高20.0m 幹周2.69m 推定樹齢250年(平成10年認定)

白川の里周辺は、平安時代後期、藤原頼道の娘(後冷泉皇后)によって白川金色院が創設されました。
現在、その痕跡が点在するのみですが、当時金箔が施された金色院は、中尊寺金色堂のモデルになった、といわれています。

名木百選、金色院跡のやぶつばき
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樹高6m 幹周1.4m 推定樹齢200年(昭和57年認定)

細い道を進むと、金色院の鎮守社、白山神社がありました。
白山神社の横にも名木百選

白山神社のもみ(群生)
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高さ37m 幹周2.3m 推定樹齢250年(昭和57年認定)

金色院の痕跡として残る総門をくぐって車道を進み、再び宇治川沿いの道へ出て帰路へ。

名木百選の樹齢は、かなりざっくりした数字でした。
(幹周は、立て札ではなく、ネットで見られる名木百選の数値に変更しています)

今回、宇治の名木百選が多かったので、帰ってから、調べてみると、コース上にはもっと多くの名木百選の木がありました。かなり見落としていたもようです。
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by kou_shino | 2015-02-28 20:51 | 京都府(90頁) | Comments(0)

京都 雪の京都散歩 東山から北山へ

今年の正月は、元日から大雪で、京都では58年ぶりの積雪とニュースでいっていました。
2日の夜からも降りだして、京都市内は21cmも積もったらしく、3日は61年ぶりの大雪とのこと。

前々から、雪が降ったとき、動物園の動物たちはどうしているんだろう、と思っていたので、3日の土曜日に出かける事にしました。

京都駅から地下鉄に乗り換えて、東山駅で下車。
雪が降り積もった三条通りから平安神宮の大鳥居へ進み、美術館の横を抜けて動物園へ。

美術館の東側の庭。
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雪が積もった動物園は、現時点で、半分近くがリニューアル工事中。
残念ながら、動物たちは少ししか見られません。

雪が降っても平気、と思われるペンギンたち。
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アカゲザルのサル山もたっぷり雪が積もっています。
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サルたちも、おとなしくしていて、雪の上にも走り回った跡はありません。
このサルは、雪を丸めて食べていますね。
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ガラス張りの中にいるワオキツネザルも、尻尾をマフラーのように巻いています。
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雪が降った動物園の動物たちは、ちょっとおとなしくなっているように見えますが、あまり変わりません。
むしろ、雪まみれになった園内を歩き回る人間のほうが困っているもよう。
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4~50分ほど、雪が積もった園内を歩き回ってから動物園を出て、二条通りを西へ。
二条川原町から北に歩いて、丸太町を西に向かうと京都御苑。

歩道は雪がシャーベット状になった所もあり、雪解け水がビチャビチャして、すこぶる歩きづらい。

京都御苑の南側にある九条邸跡。
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池が凍っていました。

お昼近くになり、雪もどんどん解けているようで、木の上から雪の塊が落ちてきます。
雪の上を歩いていくのも、足が冷たくなってきてかなりつらい。
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御所の宜秋門
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屋根に小さな雪崩が。

京都御苑を北に抜けて、今出川通りを東へ進み加茂大橋へ。

橋から見える大文字山。
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賀茂川の岸では、スズメたちが食べ物探し。
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電線には、トビがとまっています。
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葵橋から下鴨神社の参道に入り、糺の森を経て下鴨神社境内へ。
足元が悪くても、初詣に来る人は多いようです。

重要文化財の楼門
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今年の4月27日に、式年遷宮があるらしい。

下鴨神社から、北大路通りに出て、植物園に向かいましたが、なんと植物園は4日まで休園。
動物園が開いていたから植物園も開いていると思い込んでいましたが、違ってた。

しかし、よく考えると、動物園は京都市ですが、植物園は京都府の管轄。
う~ん、これが府市二重行政の弊害か?

植物園横の賀茂川。
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靴が濡れてきて、足が冷たくなってきたので本日はここまで。
トボトボと地下鉄北山駅まで歩いて帰路につきました。
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by kou_shino | 2015-01-05 00:19 | 京都府(90頁) | Comments(0)

京都府 京田辺散策

11月3日の文化の日に、京田辺を歩いてきました。

まずは、近鉄宮津駅から、573年に建てられたという、重要文化財に指定された、延喜式内社の佐牙神社へ。住宅地から鳥居をくぐり、やや小さな境内に入ると人影はなく、ゆっくりと参拝できます。

神社を出て、近鉄三山木駅を横断すると、重要文化財に指定されている十一面千手千眼観世音菩薩立像がある寿宝寺あります。
寿宝寺の横に、古代律令制度下に設置されたという、山本駅跡の石標を眺めて、田んぼの水路沿いへ。

ひっつきむしが多く、ズボンに2~3種のひっつきむしがくっ付く。
よく見かけたひっつきむしは、外来種コセンダングサの痩果。
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ズボンに引っ付くと、チクチク痛い。

田んぼのあぜに、群生していたのは、チドメグサの仲間でしょうか。
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名前から察せらるるように、葉っぱの汁には血止めの作用があるらしい。

水路の横には、春に咲く、と思っていたホトケノザが咲いています。
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他にも何種類か、春に咲く花が咲いていました。

木津川の横から、巨木が多い飯岡の延喜式内社、咋岡神社(くいおかじんじゃ)へ。
咋岡神社は、今回のルート上に2つあるのでややこしい。

飯岡の咋岡神社境内には数本のスダジイやクヌギが生えています。
京田辺の未来に継ぐ古木・希木のスダジイ。
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樹齢300年以上、幹周り3m以上、「京都の自然200選」(植物部門)に指定されています。
落ちていたスダジイの実。
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神社から、飯岡古墳群の石標を過ぎると墓地がありました。
この墓地に、戦国時代の武将、穴山梅雪のお墓があります。

穴山梅雪(信君)は、武田信玄・勝頼親子に仕えた武将。
新田次郎の小説「武田勝頼」を読むまで、その存在を知りませんでした。

小説では、武田家親戚衆筆頭の穴山梅雪は、武田勝頼の軍師的な真田昌幸の進言をことごとく否定し、挙句に織田・徳川に寝返り、武田家を滅亡に導きます。
武田家を守ろうとしていた真田昌幸とは、対照的に描かれていました。

信長の招きで家康と共に大坂を見物していた時に、本能寺の変が起こり、無防備だった家康と梅雪は、別ルートで急遽帰国。
家康は伊賀越えで駿河へ戻るも、梅雪は京田辺で土民に殺されてしまったらしい。
梅雪の死には、家康と間違えられて殺された、とか、家康が梅雪を暗殺した、などの諸説あるようです。

住宅地を進み、茶畑を横に見ながら進みます。

橋を渡り、川沿いの道を歩いていると、アカトンボが数匹飛んでいました。
休んでいた、アキアカネのメス。
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こちらの赤い実は?
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マユミの実かな。

サネカズラの実や。
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ナス科イヌホウズキも、実を付けています。
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竹やぶの横で休んでいたキチョウ。
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田んぼの横に生えていたジュズダマが風に吹かれていました。
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田んぼに浮いているのは、水生シダ類のアカウキクサの仲間。
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再び住宅街に入ると、もう一つの咋岡神社がありました。
境内のモチノキ。
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神社は、山城国一揆の草路城跡にあり、歴史的自然環境部門で「京都の自然200選」に指定されています。

神社を出て、すぐ近くにある、法泉寺の十三重石塔を見学。
鎌倉時代に作られた石塔で、重要文化財に指定されています。

あとは、小さな川を横切り、近鉄新田辺駅を目指して歩くだけ。
途中の川沿いに、ラッキョウの花が咲いていました。
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by kou_shino | 2014-11-09 21:37 | 京都府(90頁) | Comments(0)

京都 甘南備山でシダの前葉体を見る

9月21日は、4年ぶりに甘南備山へ。
9月に入ったとたん、週末の天気が良くなり、しかもそんなに暑くないので、出かけるのにちょうど良い。

近鉄新田辺駅から、JR新田辺駅を過ぎて歩いて、棚倉孫(たなくらひこ)神社へ。
甘南備山へは、3回目ですが、棚倉孫神社へ寄るのは初めて。

神社の前で咲いていたヒガンバナに、飛んできたアゲハチョウ。
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棚倉孫神社の由緒は古く、推古天皇が勧請した、というから飛鳥時代までさかのぼります。
拝殿前のロウソクのような石塔にいた、ハラビロカマキリ。
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境内に入ると、「京田辺の未来に継ぐ古木・希木」と書かれた木がありました。
樹齢300年以上のケヤキと
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樹齢250年のクロガネモチです。
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ケヤキは、上の枝がかなり切られていて、樹冠の広がりはありません。

棚倉孫神社から、一休さんで有名な酬恩庵一休寺を経て甘南備山へ。
途中にあった栗の木。
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イガから栗がこぼれそう。

ヒガンバナが咲く田んぼを抜け、山沿いへ。
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ツリフネソウが群生する場所を通ります。
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木の幹に生えていた小さなキノコとヨコズナサシガメの幼虫。
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ヤツデの花には、ハナムグリが。
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吉やんの滝がある、雨乞いの小径から谷沿いのコースを登ります。
登るといっても、標高が低いので、すぐに山頂の甘南備神社に到着。

甘南備山は、古くから神が降臨する山と信じられ、信仰の対象となっていたようです。
また、平安京造営の際、北の船岡山と南の甘南備山を結ぶ線を、都の中心軸として、朱雀大路を設定したといわれています。

展望台の近くに生えていたニシキギ。
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枝にコルク質に翼がある変わりモノ、秋になると紅葉が美しいので錦木(ニシキギ)。
世界三大紅葉樹の一つ。

帰りの山道で、ふと道端を見るとシダが生えていました。
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シダなんて、どこにでも生えているので、特に注意してみることもあまりしませんが、前々から気になっていることがあります。

シダ類は葉っぱの裏に胞子嚢を形成し、胞子を放出します。
その胞子が発芽すると、何が出てくるかご存知ですか?

胞子から発芽するモノは、あの普段見慣れたシダになるだろう、と思いきや、なんと、あのシダにはなりません。

シダの胞子から発芽するのは、「前葉体」というコケのような小さな葉っぱです。
「前葉体」は、シダの幼葉ではなく、普段見慣れているあのシダとは異なる、あのシダのもう一つの別の姿です。

胞子から発芽してできた「前葉体」は、やがて造卵器と造精器ができ、それぞれ卵と精子をつくります。
雨が降ると、精子は泳いで卵と受精し、芽が出てきます。

その芽が成長すると、ようやく普段見慣れている、あのシダになります。
普段見慣れているシダは胞子体とよばれ、「前葉体」は配偶体とよばれています。

つまり、シダは、配偶体(前葉体)と胞子体(シダの姿)の、二つの姿を繰り返しながら命を紡いでいるのです。不思議ですねぇ。
ちなみに、コケは配偶体のみで世代交代しています。

いろいろ調べてみると、コケ植物から、シダ植物を経て、種子植物に至る、植物進化の過程が理解できる、かも知れません。

この「前葉体」、何故かシダの図鑑を見てもほとんど載っていません。
また、姿が小さいので、気がつきにくいともいわれます。

うーむ、こうなると一度「前葉体」を見てみたい。

姿は、ゼニゴケに似ていて、ハート形。
この2つの情報だけで、数年前から、シダが生えているのを見た時、時々探すようにしていました。

今回、甘南備山の下り道で、シダが生えているところを何気に覗いてみると…。
ん、なにやら、前葉体らしいモノがありますね。
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ハート型だし、たぶんコレが前葉体でしょう。

近くにも似たようなモノが見られます。
左側の前葉体からは、胞子体のシダの芽が出ていますね。
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始めて見るシダの前葉体です。
しかも、小さい。

成長すると、このようなシダになります。
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コバノヒノキシダかな?
シダはよく似たのが多いので、よくわかりません。
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by kou_shino | 2014-09-26 01:42 | 京都府(90頁) | Comments(0)

京都府 亀岡市 七福神巡りと出雲の神社と平の沢池

7月6日の日曜日に、亀岡市にある丹波七福神の道を歩いてきました。

七福神を祀ってあるのは、牛松山から三郎ヶ岳の山麓に、点々と並んでいるお寺。
牛松山から下山した時、何度か七福神巡りの看板は見ていましたが、歩くのは初めてです。

まずは、JR亀岡駅から保津川を渡り、しばらく山沿いに伸びるバス道(府道25号線)を進みます。
バス道横の草むらにいた、小さなテントウムシ。
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ヒメカメノコテントウかな。

「毘沙門」のバス停先を少し進むと、神応寺への看板があり、バス道から道を折れると、細い道の先に、毘沙門天を祀る神応寺があります。

神応寺の門前にいたニシキリギリス。
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東日本にいるキリギリスは、ヒガシキリギリスというらしい。

神応寺から「七福神の道」と書かれた看板に沿って進むと、やがて布袋さんを祀った養仙寺へ。

天正三年、明智光秀が亀岡に入国し、急遽築城しょうとして近隣の神社仏閣の建造物、敷石等をかり集め、その際、神応寺の毘沙門堂や養仙寺の石塔などを持ち去られたらしい。
しかし、亀岡市では、今でも明智光秀は慕われているもよう。

七福神の道を進み、愛宕神社に入り、山麓の道を進みます。
シカの糞も落ちているので、シカやイノシシも出没するのでしょう。

獣よけの柵を潜り、細い川沿いの道へ。
草むらにいた、オジロアシナガゾウムシ。
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桜の名所といわれている七谷川桜公園を抜け、しばらく歩くと、大黒天の蔵宝寺へ。
蔵宝寺の近くにいた、ムラサキシジミ。
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青紫に輝く翅が美しい。

ちょっと分かりにくい七福神の道から外れてしまった時は、いったんバス道に出ても問題ありません。
次は、弁財天の金光寺。
寺の横に咲いていたトケイソウの花。
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山麓らしい道を登ると、恵比寿の耕雲寺です。
近くに咲いていたヤブカンゾウ。
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いったんバス道に出ると、すぐに出雲大神宮あありました。

亀岡の出雲大神宮は、元出雲といわれ、島根の出雲大社より古いなどと伝えられているもよう。
島根の出雲大社は、明治の初めまで杵築大社と呼ばれていて、江戸時代末まで、出雲神社といえば亀岡の出雲大神宮のことだったらしい。

こちらも、大国主命を祀っていて、しかも縁結びも受け持っているようなので、島根県までは遠いな、と思う場合はこちらでも良いのかも。

出雲大神宮を出て、横道にはいると、寿老人の極楽寺。
近くにいた、ウンカの様な昆虫。
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頭部に特徴がある姿をしていましたが、名前が分かりません。

害虫でおなじみの、ニジュウヤホシテントウもたくさんいました。
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最後に、福禄寿の東光寺へ。

各寺に置いてあった七福神の石造たち。
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左から、神応寺の毘沙門天、養仙寺の布袋、蔵宝寺の大黒天。
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上が、金光寺の弁財天、耕雲寺の恵比寿。
下が、極楽寺の寿老人、東光寺の福禄寿。

出雲大神宮のあたりから、雨がポツポツ降ってきたので、最後はほとんど駆け足です。

せっかくなので平の沢池まで足を伸ばすと、ハスの花が満開でした。
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天気が悪いせいか、ハスを見に来ている人は少ない。
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中池と下池には、自生しているオニバスの葉も広がってきています。
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花は8月に咲くとの事。

そして、ヌートリアも健在。
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親子連れなど4匹見ました。
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by kou_shino | 2014-07-13 00:22 | 京都府(90頁) | Comments(0)

京都府 当尾の里散策2 石仏めぐりコース

5月18日に、京都南部の当尾の里石仏めぐりコースを歩いてきました。
前回歩いたのは、4年前の秋でしたが、今回はどんな生き物と出会えるのでしょうか。

近鉄奈良駅からバスで、浄瑠璃寺口で下車、今回はここから当尾の里へ入ります。
バス停の近くで咲いていた、ヤグルマギクの花
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ヤグルマギクは、地中海沿岸産の帰化植物。
古代エジプトでは、青い花は魔除けとされていたらしく、ツタンカーメン王の墓にもヤグルマギクの花束が添えられていたらしい。
ちなみに、学名(Centaurea)はギリシャ神話に出てくる、ケンタウロスの名前にちなむとの事。

当尾の里入り口付近に咲いていたイタチハギの花
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こちらも北アメリカ原産の帰化植物。
しかも、日本の侵略的外来種ワースト100に選定されていました。

イタチハギについていたミノムシ。
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懐かしいミノムシです。
最近はすっかり目にする事が少なくなりました。

昔はそこらじゅうで見られたのに、今では絶滅危惧種に指定されるほど数が減ってきている昆虫です。
前もこのブログで採り上げましたが、中国から進入してきたミノムシに寄生するヤドリバエのせいで激減しているとの事。

イタチハギには、ヨコヅナサシガメも。
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別の場所にいた、ヨコヅナサシガメに良く似た、シマサシガメ。
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シマサシガメの方が一回り小さい。

道沿いに生えていたのは、コバンソウの花。
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コバンソウもイネ科の帰化植物。

最初の石仏「辻堂の焼仏」から、浄瑠璃寺を経て、石船寺へ向かう道々にも、笑い仏等いろんな石仏が見られます。

山寺の石船寺の近くの、クズの葉にいたコフキゾウムシと、
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オオキイロマルノミハムシ。
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こちらの小さい甲虫は、マルキバネサルハムシかな?
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2~3ミリの小さなハムシ。

今回のコース上にも、毛虫、芋虫がやたらと多く見られ、頭上からツーッと下がってくる事が異様に多い。
中には、寄生されているのか、背中から小さなウジ虫をいくつも出している芋虫もいました。

浄瑠璃寺の近くで見つけた、チョウのサナギ。
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左はサナギに成り立て、右が羽化直前のさなぎでしょうか。
おそらく、テングチョウのサナギだと思われます。

大門石仏群へ向かう途中の葉についていたサナギ。
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こちらは、アカタテハのサナギでしょうか。
翅の脈や、目玉が透けて見えています。

大門仏谷の磨崖仏が最後で、後はバス停に戻り帰宅。

せっかく石仏めぐりをしたので、一つだけ石仏を紹介します。
石船寺の近くにあった、眠り仏。
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笑い仏の横にある眠り仏は、長い間土に埋もれていたもよう。
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by kou_shino | 2014-05-26 00:10 | 京都府(90頁) | Comments(0)


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


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