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和歌山 高野山町石道その3 矢立から根本大塔

11月30日に、高野山町石道の矢立から根本大塔まで歩いてきました。
高野山町石道を3回に分けて歩いた、最終日です。

高野山の壇上伽藍・根本大塔が起点で、表玄関の慈尊院まで、1町(約109m)ごとに180基建てられた、表参道の高野山町石道。
五輪卒塔婆形の町石には、「空」「風」「火」「水」「地」を意味する梵字が刻まれています。

弘法大師が開山した当時は、木製の卒塔婆だったらしいが、鎌倉時代、に石造の町石卒塔婆が作られた。
現在でも、約150基の町石が当時のまま残っているとか。

南海高野線紀伊細川駅に降りて駅舎に入ると、朝から猫たちがたくさんいました。
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2週間前にいた、赤褐色の子猫もいました。

駅を出ると、山には靄がまだ少し残っています。
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細川の集落は、南天の栽培が盛んらしく、赤み実があちらこちらにあります。
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谷沿いの集落なので、道沿いにいろんなシダが見られます。
コケの中に、小さなシダがありました。
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チャセンシダです。
葉の裏には、胞子が並んでいます。
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集落を抜け、矢立まで戻り、ここから町石道へ再スタート。
歩き始めると、道にニャンコが現れた。
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人なれしているのか、近づいても逃げませんね。

紅葉は、あまり見られませんが、ワラビが紅葉していました。
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ワラビは、春に出る芽が山菜として食べられますが、毒草の仲間。
灰汁抜きをせずに食べると中毒します。

シダ類は、似たような姿をしているのが多いですが、よく見れば特長があるシダもあります。
単羽状複葉で、基部の1対の羽片が長く伸びて羽状し、十字形に見えるという、ジュウモンジシダ。
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3枚の葉があるように見えますが、これで一枚の葉です。

頂羽片(羽状複葉の先端部)のみ長く伸びる、ホシダ。
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長い頂羽片は槍の穂に見えるので、ホシダといわれています。
ジュウモンジシダやホシダは比較的よく見られるシダ。

以前、シダ類は、普通に見られるシダ(胞子体)と、前葉体(配偶体)という2種類の姿があると書きましたが、普通に見られるシダにも2つの姿があります。
それは、胞子葉と栄養葉です。

栄養葉は、胞子をつけない葉で、胞子葉は葉の裏側にソーラスと呼ばれる胞子のう群をつけます。
シダ類には、栄養葉と胞子葉の姿が、あまり変わらない種類や、まったく違う姿をした種類があります。

こちらのクマワラビは、葉の先端部のみソーラスが付き、秋になると、胞子が付いていた先端部のみが枯れます。
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キジノオシダは栄養葉と胞子葉の姿が明らかに違います。
地面を這うように伸びる栄養葉に比べ、胞子葉は立ち上がるように生えます。
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葉が進化して花になった、といわれています。
シダの胞子葉を見ていると、花になりたがっているかのようにも見えますね。

おっと!
シダばかり見ていては、なかなか前に進めません。
これから町石を追いかけて、歩く事に専念します。

しばらく歩くと、車道に出会います。
高野山へ向かう車が多く、なかなか横断できません。

車道を横断し、40番目の町石を過ぎて坂を登ると展望台。
ここで、しばし休憩。

展望台を降りて、再び町石道へ。
歩いていくと、巨大な杉が次々と現れます。
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幹周りが知りたいなぁ。
次から、幹を測る為の糸でも持ち歩く事にします。

古びた木橋を渡ると、沢沿いの道へ。
町石道沿いに生えていた、巨大なコケ。
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これは、コウヤマンネングサというコケです。

コウヤ(高野山)の名を持つ植物はコウヤマキ、コウヤボウキ、コウヤワラビなど、多くあります。
植物にとって、高野山は何か意味のある場所のようですね。

デジャブを思わせるような、似たような風景に架かる、似たような古い木橋を、何回か渡り、急坂を登ると、町石はいつの間にか9番に。
さらに進むと、車道に出ました。

車道の向こうには、朱塗りの大門がどっしりと構えています。

大門まで来ると、良くも悪くも観光地。
嵐山、吉野、奈良等とあまり変わらない感じ。

大門をくぐり、6番の町石を確認してから、車道へ。
町石のラスト5本は、車道沿いにあります。

そして、最後の記念すべき1町の町石は…、
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ファミリーマート高野山店の通りを隔てた斜向いの柵の中にありました。

ああ、せめて根本大塔の前にあってほしかったよ。

せっかく来たので、高野山、壇上伽藍・根本大塔の周辺を見学。
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根本大塔の横にある、藍染堂の前にも1町石がありますが、これは奥の院への参道に続く36基の町石の始まりです。
世界遺産高野山には、まだまだ続きがあるもよう。
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by kou_shino | 2014-12-07 23:29 | 和歌山県(9頁) | Comments(0)

和歌山 高野山町石道その2 古峠から矢立まで

約3週間ほど、ネットが出来なくなるトラブルが起きましたが、なんとか再開できるようになりました。

11月16日に、高野山町石道の2回目、古峠から矢立を歩いてきました。
正確には、上古沢駅から古峠へ登り、古峠から矢立までの町石道を歩いて、矢立から紀伊細川駅へ下る、というルートです。

上古沢駅に切符の自動改札はありますが、ICカードは対応していないので、駅員さんに処理してもらう必要があります。
トイレはありますが、飲み物の自販機などはありません。たぶん、駅周辺にも無いと思います。

駅は、山の斜面にあり、いったん細い急坂を下らなければなりません。
坂を下りたところに生えていた、ふかふかしたコケ。
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スナゴケかな。

この時、駅の周辺で買えそうなモノは、高野山へと続くであろう車道沿いの、柿くらいでしょうか。
民家を抜けて、細い坂道を上り始めると、柿畑に黒ニャンコが現れました。
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さらに柿畑の坂を上っていくと、マユミが実をいっぱい付いています。
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マユミの木は、材質が緻密で弾力があり、昔から弓の材料として利用されていたらしい。

ここにもあった、ゼニゴケの生殖器床。
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低いのが雄で、右の背の高いのが雌の生殖器床。

山道に入り、途中道を間違えたりしながら登っていくと、再び柿畑が現れます。
柿畑の横に咲いていた、アキノタムラソウ。
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最後の柿畑を過ぎると、いよいよ杉林の登山道を登ります。
登山道に落ちていた、アオバトの羽。
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茶色っぽい景色が広がる坂道をひたすら登ると、古峠に到達。
124番目の町石を確認してから、町石道の続きを歩きます。

少し歩くと、展望台と二つ鳥居が現れるので、ここで休息。
山の中の展望台なのにAEDが設置してあり、さすが世界遺産だぁ、と思わせます。

町石道の右側に並ぶ二つ鳥居。
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丹生明神と高野明神の鳥居で、弘法大師の建立と伝えられているらしい。
現在の石造鳥居は、江戸時代に改修されたもの。

二つ鳥居から、再び町石の数を数えながら坂を下っていくと、右手に広場が見えてくる。
なにやら、にぎやかな声まで。

何だろうと、思いながら進むと、なんとゴルフ場でした。
イラストマップを見直すと、町石道に沿ってゴルフ場が伸びています。

うーん、世界遺産なのに、ゴルフ場。
しかも、町石道の一部が、ゴルフ場の通路と兼ねている!

途中にあった、記念すべき百番目の町石。
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下り道が多く、田んぼや民家が見え隠れするので、里に下りたかのような錯覚をします。
周りは広葉樹が多いようですが、紅葉はほとんど見られません。

笠木峠を過ぎると、今回の目標の矢立までもうすぐです。

道端に生えた、シダ植物のシシガシラ。
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黒っぽい胞子葉を伸ばしています。

ツルリンドウもたくさん実をつけていました。
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よく見ると、穴の開いた実から小さな種がポロポロとこぼれている。

左手に車道が見え始めたら、ようやく矢立に到着。
本日はここまで。

車道を横断し、高野山大門への道を確認してから、紀伊細川駅へ。
南天の栽培が多い民家沿いの道を進み、紀伊細川駅に到着すると、なんだかネコがやたらと多い。
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乗降客が少ないので、人間よりネコの方が多い駅です。
自動改札の上にも、黒ニャンコが2匹くつろぎ中。
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スマホで調べてみると、紀伊細川駅はネコが多い駅で、一部の人に有名らしい。
多いときには、20匹くらいいるようです。

特にかわいかったのは、この赤褐色の子猫。
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手を差し伸べると、甘えて擦り寄ってきます。
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こんなに人懐っこい子ネコは久しぶりですね。
電車の待ち時間も気になりません。
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by kou_shino | 2014-11-30 21:30 | 和歌山県(9頁) | Comments(0)

和歌山 高野山町石道その1 九度山から古峠

10月26日日曜日に、九度山町の慈尊院から高野山へと続く、高野山町石道を歩こうと出かけました。

高野山町石道の行程は約21キロ程あり、尚且つ、家から高野山まで3時間近くかかります。
道草しながらのんびり歩くスタイルの私に、1日で歩き通す事は無理なので、何回かに分けて歩く事にします。

10時前に、南海高野線の九度山駅に到着。
もう少し山里かと思っていましたが、駅前は街中で交通量も多い。

駅に置いてあったマップを頼りに、ぶらぶら歩き始めると、真田昌幸・幸村親子が関が原の戦いの後、蟄居していた真田庵がありました。
真田庵の前にあった柿木。
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最近読んだ小説に、新田次郎の「武田勝頼」があり、勝頼の軍師として登場していた真田昌幸がここに居たのかと思うと感慨深い。
近くに、2016年放送予定の大河ドラマ「真田丸」の幟も。

紀ノ川の九度山橋を右手に眺めて車道を進むと、大きなセンダンの木がありました。
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樹齢約130年、直径1.8m、センダンの木としては珍しい巨樹らしい。
説明板によると、南方熊楠はセンダンの花が好きだったもよう。

近畿自然歩道を進むと、やがて慈尊院の前へ。

慈尊院は、高野山の表玄関で、816年に空海が創建。
高野山が女人禁制だったため、空海の母がここで暮らした事で、女人高野とも呼ばれます。

町石道は、慈尊院から始まります。
慈尊院の境内に生えていた、九度山町指定天然記念物のナギ。
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樹齢350年以上、幹周り2.03m、高さ15m。

同じく慈尊院の境内で、丹生官省符神社鳥居の近くに、こちらも町の天然記念物のボダイジュの木。
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樹齢250以上、幹周り1.76m。
俗称、高野菩提樹。

丹生官省符神社の横から、梵字が刻まれた「町石」と呼ばれる3m程の五輪卒塔婆形の石塔が180本並ぶ高野山町石道へと進みます。
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柿畑の横に群生していたミゾソバに集まるオオハナアブと、
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テングチョウ。
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本家本元、高野山のコウヤボウキも咲いていました。
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柿畑にあった展望台から見る、この日の空。
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はぁ、良い天気だ。

柿畑の横に生えていたゼニゴケ。
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「破れ傘」と呼ばれる雌器托が伸びていました。

近くに生えていた、スズメウリ。
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帰化植物のベニバナボロギクも咲いています。
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しばらくは、杉林が続く山道を、町石を数えながら進みます。
空海がカヤの種を蒔いたといわれる、榧蒔石を過ぎた辺りに生えていた、クジャクシダ。
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普段あまり見かけないクジャクシダですが、町石道で、時々見かけます。
途中、丹生都比売神社への分岐がありました。

六本杉を越えた辺りで見つけた、粘菌のマメホコリ。
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古峠まで辿り着いた所で、今回は終わり。
けっこう長く感じた、古峠から上古沢駅までの行程を終えて岐路へ。

上古沢の集落で、5個200円の大きな柿を買って帰りました。
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by kou_shino | 2014-11-03 00:28 | 和歌山県(9頁) | Comments(0)

和歌山県 藤白坂 熊野古道を歩く

紀伊半島に広がる熊野古道は、熊野三山への参詣道で、紀伊路、小辺路、中辺路、大辺路、伊勢路の5つの道があります。
今回は、和歌山県まで足をのばし、紀伊路の一部である、藤白坂を歩いてきました。

秋実前線が南下しているらしく、曇り空が広がり、セミの鳴き声も少なくなり、気温の下がった土曜日に出かけました。

新大阪から和歌山経由で、JRきのくに線の冷水浦(しみずうら)駅で下車。
隣の海南駅は、街中の駅という感じがしましたが、一つ隣の冷水浦駅は無人駅で、周囲に店や自販機も見当たりません。

新大阪でペットボトルのお茶を買っといてよかった、と思いながら、地元の方に道を教えてもらい、民家横の細い道を、少し迷いながら進みます。
細い道はミカン畑を過ぎて、やがて山の中へ。

山の入り口付近で、ヒラヒラと舞っていたモンキアゲハ。
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モンキアゲハは、よく見かけました。

アブラゼミの死がいが幾つも転がっている、やや荒れ気味の山道を、ずんずんと登ります。

葉っぱにいた、ヒゲナガサシガメ。
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ネットで調べると、ホソマキバサシガメと書かれている場合もあり、どっちがどうなのかよくわかりません。

山の中は、アブラゼミ、クマゼミ、ツクツクボウシの鳴き声も聞こえますが、印象に残るのはミンミンゼミの鳴き声。やかましく鳴いています。

山道に落ちていた、白い斑紋がある鳥の羽。
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羽が小さいので、コゲラの羽かな。

尾根筋に出たら蓮如上人御休息所跡で一服。
ここから、和歌山の海が望めます。

山道でウロウロしていたジガバチ。
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やたらと付きまとうアブを追い払いながら、尾根筋の登りを登っていくと、地蔵峰寺に到着。
ここが「峠の地蔵さん」と呼ばれている所でしょう。

寺の裏にある御所の芝は、和歌山県の朝日・夕日100選にも選ばれている所ですが、本日はあいにくの曇り。地蔵峰寺の前からようやく「熊野古道」で、ここから藤白神社を目指します。

寺の周辺には何軒かの民家があり、民家を抜けて丁石地蔵が並ぶ藤白坂を下りようとした時、地元の方が登ってきました。
どうも、冷水浦駅の前で道を教えてくれた方のようで、向こうは私のことを覚えていました。

熊野古道に詳しい方で、峠の地蔵さんを見ていないというと、地蔵峰寺まで戻ることになり、国の重要文化財に指定されている地蔵尊の写真も撮ることに。
その方、熊野古道にすごく詳しいはずで、熊野古道全コースを制覇されたらしい。
いろいろとお話を伺った後で、再び藤白坂へ。

少し下ると、筆捨松の跡があり、すぐそばに大きな硯石と呼ばれる石があります。
筆捨松跡は、平安時代の絵師巨勢金岡が、熊野権現の化身の童子と松の絵を競画して敗れ、筆を投げ捨てたという伝承があった松の跡。
そして江戸時代に紀州の殿様が、そんな伝承があるのなら硯もいるだろう、と大きな石を削って硯石をこしらえたらしい。

今回のルートは短く、時間はたっぷりあるので、藤白坂を昆虫を探しながらぶらぶらと歩きます。
腹部が赤くなったマユタテアカネ。
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近くの葉っぱからは、バッタが覗いていました。
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このバッタ、じっと見ていると口元にも顔があるような・・・。

葉っぱの上にとまった、ダイミョウセセリ。
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このダイミョウセセリは、後ろ翅の白い紋が薄く、関東型に近い感じ。

こちらの赤とんぼは、ヒメアカネかな。
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これは、2㎜程しかない謎の小さな昆虫。
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ハムシの仲間か?と思い、肉眼で確認できなかったので、写真に撮って拡大してみたら、これはハエ?
頭に突起(触覚?)がある白い帽子をかぶったようにも見えます。
翅があるのか、確認できませんでしたが、少し目を離すといなくなっていました。

やけに小さなクロアゲハがいる、と思ったら。
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アゲハモドキという名のガの仲間。
毒をもったジャコウアゲハに擬態しているらしい。

その近くにいた、もっと小さなガ。
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イヌビワハマキモドキかな。
絨毯みたいな模様です。

草むらの中には、縦に平べったいバッタの幼虫が。
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何の幼虫かな?

またもや赤とんぼ!?
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全身真っ赤な、ベニイトトンボでした。
ベニイトトンボは、数が少ないらしく、京都では絶滅危惧種。
ヒメアカネやベニイトトンボは、湿地や沼の近くに生息と書かれていますが、この近くに沼があるのかなぁ?

ダラダラと坂道を下っていくと、やがて舗装道路に出て、しばらく歩くと藤白神社へ。
藤白神社境内には、大きなクスノキが何本かあり、その中でも楠神社の御神木の千年楠は、圧倒されるような大きさで、見応えがあります。
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2本並んでいるのかと思ったら、根元近くでくっついていました。

楠神社は、古来「子守の宮」として広く信仰されていて、ここの神様から「楠」「熊」「藤」等の名前を子どもに授ける人は多くいるらしい。
和歌山の博物学者、南方熊楠もこの神社より名を授かったという。

南方熊楠も触ったかもしれない大楠に手を触れてから藤白神社を後に。
神社を出てすぐ左手にある、日本全国にいる鈴木姓のルーツといわれている鈴木家屋敷を見学してからJR海南駅へ。
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by kou_shino | 2011-08-23 18:39 | 和歌山県(9頁) | Comments(4)

和歌山県 大旗山 ルリモンハナバチとニワトコドクガ

青春18キップでJR和歌山駅へ。
わかやま電鉄貴志線に乗り換えます。

貴志線のホームに立って初めて気づいたのですが、貴志線の終点、貴志駅は売店の飼い猫「たま」が駅長に任命され有名になった駅。
車体にタマのイラストが描かれた「たま電車」や子供が喜ぶ「おもちゃ電車」等もはしっています。

目的の駅、大池遊園の降りた時、少し驚きました。
「大池遊園」という駅名から小さな遊園地のようなモノがあるのでは、と思っていたのですが、それらしい施設はなんにもありません。

駅は無人だし、トイレも無い。
駅前に自販機が1台あり、横のお店?のような小屋は釣り具屋でしょうか。
山の中の集落にポツンとある、という感じの駅です。

少しあ然としながら、「僧兵の道・城跡ハイキングコース」の標識に従って歩き始めます。

池にはボートがあり、湖畔に旅館があったので、かっては賑やかな時もあったようです。
池に咲いていたホテイアオイ。
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チョウトンボが多く、池や田んぼにヒラヒラ飛んでいました。
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バックの白い小さな花はガガブタの花です。

炎天下の中、道端の草ムラを覗きながら、ほとんど車が通らない車道を進みます。
バッタの幼虫がいました。
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アキノタムラソウでしょうか、唇型の花を見ていると、青いハチが飛んできました。
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ルリモンハナバチです。初めて見ました。
京都府では、絶滅危惧種に指定されています。
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ハナバチといえば、花から蜜や花粉を集めて巣の持ち帰り、幼虫を育てる、というイメージがありますが、ルリモンハナバチは巣も作らなければ子育てをしません。
ケブカハナバチ属の巣に卵を産み付け、育ててもらう(労働寄生)という、カッコウの托卵ににた行動をとるハナバチです。
生態はよくわからないらしい。

小さな池にいたのは、ショウジョウトンボかな。
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トウガラシのようなトンボです。

しばらく進むと、ミカン畑になった山の斜面が現れます。
ミカン山の風景を見ると、ここは和歌山だなぁ、と改めて思いますね。

長らく炎天下の下を歩いてきた後、ようやく山の中へ。
山の中は木陰があり、炎天下よりましだ、と思っていましたが、歩いているうちに尋常ではないほど汗がドボドボと流れ、だんだん気分が悪くなってきました。

鶴者峠からビオトープ孟子へ向うも、やたら暑くて、あまり周りを見る余裕がありません。
森に咲いていたウバユリの花。
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大旗山への山道を登るも、今まで経験した事が無いような気だるさが、これって熱中症?
沢の水で頭を濡らしつつ、大旗山山頂へ。

しばらく休むも、蚊が多くあまりじっとしてられません。
早々に下山する事に。

木陰には、モンキアゲハが多く、大きな白い紋をチラつかせながら飛んでいました。
翅を休めるモンキアゲハ。
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休んでいる時は、前翅に隠れて白い紋は見えません。

最悪の体調でしたが、山の中で生き倒れにならぬよう、ひたすら下山。

下山途中で休憩をしていたら、モンシロチョウのような模様の蛾がいました。
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面白い模様の蛾だなぁ、と思っていましたが、後で調べたらニワトコドクガでした。
幼虫はあのニワトコの葉などを食べるらしい。

なんとか山裾の観音寺まで歩けてホッとしました。
手持ちの水分を飲みほしていたので、観音寺で水を分けてもらおうと住職にお願いすると、クーラーの効いた部屋でお茶をごちそうになりひと心地。

住職に、この暑さの中、山歩きは無謀です、と言われてしまいました。
まったくその通りで、標高の高い山ならともかく、低山はめちゃくちゃ暑い。
暑い間の低山歩きは控えねばなりません。

大池遊園の話を聞いてみると、40年くらい前までは、やはり遊園地のようなものがあったらしい。
昔、南海電鉄が経営していたころの話で、南海がみさき公園へ遊園地を移してから、どんどんと人も減り、今のようになったようです。

観音寺から伊太祈曽(いたきそ)駅へ向かう途中も、田畑の中に民家は点在していますが、店や自販機はまったくありません。

途中の草ムラにいたベッコウハゴロモの成虫。
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ファーブルフォトで覗いたアミガサハゴロモの仲間で、翅の模様が違うくらい、幼虫もアミガサハゴロモの幼虫とよく似ています。
少し探してみましたが、幼虫の姿は見つける事ができませんでした。

「僧兵の道・城跡ハイキングコース」を進み、駅近くの伊太祈曽神社の前で、ようやく飲料水の自動販売機とご対面。
伊太祈曽駅は、乗降するお客さんも多いとみえ、無人ではなく、駅舎には「たま駅長」グッズも並んでいます。

伊太祈曽駅で待っていたら、来たのはおもちゃ電車。
内部は子供向けに作られていて、「大人が乗ってもいいの?」と乗るのが一瞬ためらうほどです。

子供らが走り回る電車内は、冷房が効きすぎるほど良く効いて、ようやく生きた心地になりました。
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by kou_shino | 2010-08-04 21:43 | 和歌山県(9頁) | Comments(0)

和歌山県片男波 磯の生き物とハスノハカシパンの殻

今回は、関西最大?の干潟といわれる、和歌山県片男波へ行ってきました。

前々からビーチコーミング(海岸で漂着物を探すこと)に興味を持っていたので、どこか海岸に行こうと思っていた所、猛禽類のミサゴも見られるかも知れない、ということで行き先を、和歌浦片男波に。

JR紀伊三井寺駅で降りたのは初めて。
紀三井寺は桜の名所としても有名ですが、桜が咲くにはまだ一週間ほど早いもようです。

ぶらぶら歩いて和歌川の旭橋へ。
旭橋の横に、たくさんのユリカモメがいました。
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大きなカモメはセグロカモメです。

和歌川の河口は、まだ潮が満ちていています。
まず、今回一番見たかった鳥「ミサゴ」を探すと、遠くの棒杭に鳥がとまっているのが見えました。
しかし遠すぎてよく分かりません。

少しでも近付こうと片男波公園へ。
頭と胸が白っぽいので、どうやらお目当てのミサゴのようです。しかし遠い。
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魚を捕って食べていました。

片男波の外海の海岸で、何か落ちていないか見て回ると…
なにやら、妙なものがいくつか転がっていましたよ。
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上左は、イカの甲羅。
イカの胴体に入っているフネと呼ばれるもので、大昔に貝殻を持っていた名残です。
すごく軽い。

上右のブツブツとしたモノは、ムラサキウニの殻のようです。
ウニの仲間は、体内にある外骨格が時々浜に打ち上げられていています。

下は…、最初何の殻かサッパリ分かりませんでしたが、調べてみると、ヒラタブンブクの殻に似ています。
いちばん右の小さいのは、違うのかな?

いゃー、妙なものが落ちてますね、海岸には。
ヒラタブンブクもウニの仲間ですが、ネットで調べてみると、なんか毛玉みたいな生物です。

漂着物に注意を注ぎながら、磯の生き物を観察。
e0035757_1891677.jpg

上がイソギンチャク。
下は、潮が引きはじめた時に見つけた、ケヤリムシかな。

イソギンチャクも何種類かいるようです。
e0035757_1893531.jpg

ケヤリムシは、近づくとすぐに引っこんでしまいます。
e0035757_1894776.jpg


磯の生き物を見ていると、岩の陰にチョロチョロと動くモノがいる。
顔を上げると、すぐ近くで、ハマシギ達が海岸の岩をついばんでいました。
e0035757_18102015.jpg

夢中で磯を見ていたので、近くにいるとは気がつきませんでした。
こちらが気付かなければ、ハマシギも結構近くまでくるようです。
e0035757_18105050.jpg

写真を撮り始めると、急に飛んでいきました。

ハマシギと一緒にいる小鳥は、タヒバリのようです。
e0035757_1811226.jpg

あぁ、磯を見たり鳥を見たりと忙しい。

干潟側にまわると、海水がどんどん沖に引いて行くのが見えました。
すごい勢いです。
巻貝達も、急いで海中に戻ろうとしているようで、砂浜に貝の足跡が何本かありました。

海の中で、ヤドカリが貝を運んでいるように見えたのですが、後で撮った画像を見ると、運んでいた貝にもヤドカリが入っています。
e0035757_18122754.jpg

これは、ヤドカリのツガイですかね。

岩の隙間にいた甲羅の幅が5cmほどのカニ。
e0035757_18125174.jpg

ハマシギにつつかれるのか、脚が何本かもげてました。

潮が引いた後の砂浜には、小さな砂団子がいっぱい転がっています。
しばらくジッとしていると、穴から小さなカニが出てきました。
コメツキガニですね。
e0035757_18131516.jpg

砂とよく似た色をしているので、見分けるのが難しい。
非常に敏感で、こちらが動くとすぐに穴に隠れてしまいます。

潮が引いた後で、面白い漂着物を見つけました。
ハスノハカシパンの殻です。
e0035757_18134751.jpg

最初この平べったい殻が、何の殻かわかりませんでした。
初めて見るモノだったので、珍しいモノではないか、と思いましたが、周りを見ると、あるわあるわ一杯ある。

家に帰ってからネットや図鑑で調べて、初めてこれがハスノハカシパンであることがわかりました。
カシパン類もウニの仲間です。
変わった名前ですねぇ。やはり菓子パンからきているのかな。

ヒラタブンブクやハスノハカシパンの他にも、タコノマクラとかスカシカシパンといった殻もあるようなので、また機会があれば探しに行きたいですね。

比較的きれいなモノを選んで持ち帰ることに。
e0035757_1814445.jpg


最後に鏡山の上から見た河口の様子。
上が満潮時で、下が干潮時。
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まだ3月と早いのか、磯遊びをしている人はいませんでした。
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by kou_shino | 2009-03-16 18:25 | 和歌山県(9頁) | Comments(0)

和歌山県 加太~城ヶ崎方面散策

この実、何の実だと思いますか。ヒントは後ろの葉っぱ。
e0035757_1830433.jpg

葉っぱを見たらわかりますよね。
ササではなくて、これは竹の実です。
この竹の実、京都洛西の竹林公園で撮りました。

竹に実がなるなんて、初めて聞きましたが、やはり世界は広いですね。
インド東北部・バングラデシュ・ミャンマー西部に生息するメロカンナ・バクシフェラ、という竹は、長さ8.5センチ、直径5センチほどの実が生るのだそうです。
写真の実は、直径2センチほどなので、まだ成長途中かな。

マダケの花は、120年周期で一斉に咲き、咲いたらその竹は枯れるんだそうです。
そして、花が咲いても小さな実しかつかないそうです。
私は子供のころに竹の花を見たような記憶がありますが、マダケだったかどうかは覚えておりません。

このメロカンナ・バクシフェラの開花周期は48年。
つまり、48年毎に花が咲き、実をつけるのだそうです。

ネットで調べたら、竹林公園では、今年の5月に実がなり、6月に自然落下した実を植えた所、7月に芽を出したそうです。
おまけに、元のメロカンナには大小約30個の実がついたらしい。

この写真に撮った実は、ひょっとしたら最後の実かもしれませんね。
次に見られるのは、48年後か…
たぶん、私はもう見ることはないでしょう。

竹林公園は、家から歩いていけるところなのに、ちっとも知りませんでしたよ。
普段から、もっとニュースをチェックしなければなりませんね。

さて、台風一過の土曜日に、和歌山県の加太方面を散策してきました。

南海加太線の終着駅、加太からぶらぶらと歩いて城ヶ崎へ。
台風が去った後のせいか、快晴で夏のように暑い。
いや、夏はもっと暑いのかな。

城ヶ崎で風に靡いていた紫色の花。ツルボの花でしょうか。
e0035757_18344066.jpg

城ヶ崎の海岸。
e0035757_18371170.jpg

今は潮が満ちている時期なのかな、もっと潮が引いた時の方が面白かったのですが・・・

城ヶ崎を後にして、国民休暇村方面へ行ってみることにしました。

途中の浅瀬で魚が泳いでいるのが見えます。
e0035757_18384957.jpg

右の黒丸が付いているのがクサフグの稚魚かな、背中に渦のような変な模様があるのはコトヒキという魚だと思います。

海岸に咲いていた、ハマナデシコの花。
e0035757_18393095.jpg

国民休暇村へ行く山道を歩いて行くと、海岸へ出られる遊歩道の入口があったので、入ってみました。
山の中では、ツクツクボウシが盛んに鳴いています。

途中の砲台跡と書かれた場所によって見ると、ここには友が島と同じ砲台跡がありました。
明治32年から昭和20年の終戦時まで、友が島海峡一帯が要塞地帯として機能していた時の名残です。

砲弾倉庫でしょうか、レンガで造られた、つわものどもの夢の跡です。
e0035757_18401333.jpg

暗い倉庫にひそむ、マダラカマドウマ。
e0035757_18403021.jpg

大きなゲジゲジもいましたが、写真は・・・やめておきます。

砲台跡から階段を上がると、展望台にでました。

前の島が地ノ島、左奥が友ヶ島。一番奥が淡路島です。
e0035757_18461432.jpg

トビが数羽、海上を舞っていました。
e0035757_18472690.jpg

展望台から海岸へ降りる道をたどっていくと、海岸近くの沢の周りにアカテガ二が多く生息していました。
アカテガ二は、加太の民家の玄関先にもウロウロしていますが、山の中にはもっとたくさんいます。

写真上左は、穴に隠れようとするも、先客がいる。
上右は、どちらが穴に入ろうかと、一触即発状態?睨み合ってます。
下左は、他のカニの脚を食べている!
下右は、これも共食いをしょうとしている所。
e0035757_1847536.jpg


海岸へ出て、フナムシがザワザワいる海岸で生き物観察。

写真左上は、20cmほどある何かの骨?背骨だとしたらかなり大きな生物です。
右上は、イソギンチャク。
左下は、ヤドカリ。
右下は、岩の割れ目に沿って着生しているカメノテ。
e0035757_18481478.jpg

カメノテを食べる地域もあるようですね。

私は、魚と海藻以外の海産物は苦手です。
海の生き物を観察するのは好きですが、食べるのはダメです。
ウニ、ナマコ、ホヤ、カメノテなど、まったく食べたいとは思いません。

しかし、行き当たりばったりの散策なので、何にも調べていませんでしたが、次から、干潮かどうかよく調べる必要がありそうです。
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日が暮れる前に、帰途につきました。
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by kou_shino | 2008-09-21 19:47 | 和歌山県(9頁) | Comments(1)

友ヶ島 コウノ巣山

琵琶湖一周も終わり、今後はしばらく低山歩きを中心に自然散策をしていきたいと思います。

まず気になったのが、和歌山県にあるコウノ巣山。なんだかコウノトリの巣をイメージしそうなネーミングです。
しかも島にあります。

和歌山県加太と淡路島の間に、沖ノ島・地ノ島・虎島・神島と4っの島があり、その総称が友が島で、沖ノ島の最高峰がコウノ巣山。
最高峰といっても、120m程度の山なのでハイキング気分で登れます。

加太港から舟で渡るのですが、往復の乗船券を買うと、友が島付近で波が高い場合は、引き返すと言われました。港から見る分には、さほど高い波は無いようです。

しかし、島に近づくにつれ波が出てきて、小さな船は大揺れ。
窓から景色を見ようと窓ぎわに座ったのですが、窓に波がバッシャバッシャ当たって、いやはやなんとも・・・。琵琶湖の竹生島に渡った時とは別世界です。

本当に上陸出来るのか少し心配しましたが、なんとか沖ノ島の野奈浦桟橋に上陸。
上陸するなり、出迎えてくれたのは、シカ一匹とクジャク一羽です。
e0035757_20141030.jpg

放し飼いなのでしょうか、けっこう勝手に動き回っています。

この島には、シカやタイワンリスなどが持ち込まれ、繁殖しているようなのですが、なぜクジャクなんでしょうね。

桟橋から友ヶ島灯台に向かって歩きます。池尻浜を過ぎると、砲台跡が見えてきました。
友ヶ島は明治時代から第2次世界大戦が終わるまで、軍事要塞だった島で、方々に赤レンガで作られた砲台跡や兵器庫等や将校の宿舎跡があります。

友ヶ島灯台の近くまで来ると、タイワンリスが木々の間を走りまわっている姿が見れました。しかし動きが早く、素早く木の陰に隠れるので、写真は撮れません。

リスに気をとられていると、突然シカが2頭逃げるように走り去りました。
灯台の周りには、シカのフンがあちこちに落ちています。

灯台から下ると、蛇ヶ池。
e0035757_20455934.jpg

そして孝助松の海岸。
e0035757_20505821.jpg

他の海岸に比べて、漂着ゴミが少なく、磯だまりもたくさんありそうな所です。
こんな海岸だったら、1日中遊べそうですね。
気に入りました。

孝助松の海岸から山道に入って、お持ちかねのコウノ巣山に向かいます。
しかし、この島には、コウノ巣山と書かれた表示板がありません。単に展望台と書いてあるだけです。おまけに加太でもらったチラシには、タカノス山と書いてある。

どーゆう事?

タカノスじゃなくて、コウノ巣山の山頂には一等三角点があり、ちゃんと、一等三角点 友ヶ島と書いてあります。
ん?、コウノ巣山とは書かれていませんね。

う~ん、コウノ巣山って、正式な名前なんでしょうか。
よくわかりません。
まあ、名前なんかどーでも良いのかも・・・

展望台からは、虎島、神島、地ノ島、加太が見えます。
左の小さな島が神島です。
e0035757_2174942.jpg

反対側は、淡路島、四国・・・
e0035757_2194671.jpg

展望台の近くに、島で一番大きな第3砲台跡があります。
景色が一変して、なんともいえぬ雰囲気がただよいますね。
e0035757_2121113.jpg

第3砲台跡を抜け、山道を歩き、南垂水広場を過ぎて深蛇池へ。

この島には2つ池がありますが、蛇ヶ池といい深蛇池といい、どちらも「蛇」の字がついていて、深蛇池には、蛇伝説もあるようです。
e0035757_21312216.jpg

池の水は茶色っぽい色をしていましたが、動物たちの水のみ場になっているのか、シカの足跡や、鳥のフンなどがけっこう見られました。
カモが一羽飛んで逃げていきました。カモもいるようです。

池を一周しようと、歩いていると、なんといきなり海岸にでました。
山道が多かったので、池の近くに砂浜があるとはちょっと驚き。

折り返して虎島へ。

道沿いの木々に、タイワンリスがたくさんいます。
今まで、リスや鳥を探しながら歩いていたので、気がつかなかったのですが、足元に森のエビフライがいっぱい落ちていました。
e0035757_21373525.jpg

トリビアの泉でも採り上げられましたが、リスの食べた後のマツボックリはエビフライっぽくなる、というアレです。
誰が名づけたか知りませんが、森のエビフライと言います。

で、虎島です。
e0035757_21423087.jpg

沖ノ島とつながっていますが、満ち潮の時は渡れなくなるおそれがある、らしいです。

海を見ると風が強くて波も出ています、帰りの船が心配になってきたので、虎島へは渡りませんでした。砲台と役ノ行者の像が祭られているらしいです。

役ノ行者って、日本中何処にでもいますね。
帰りにシカが3~4匹慌てて逃げていく姿を見ました。
どうも桟橋で見たオスジカ以外は、人に馴れていないようです。

桟橋に戻ると、やはりかなり波が出ています。
船がオモチャ見たいに、揺れまくっています。

船に乗ると、これがまたすごい揺れ。
波で持ち上げれれたかと思うと、つっかえ坊をはずしたかのように、ドカンと落ちる。
体は飛び跳ねるは、胃袋はでんぐり返りそうになるは、もう大変!
転覆するかと思いましたよ。

加太港に戻ると、最終便は欠航になっていたので、あれが限界だったと思います。
いやはや、本日は特別、波のある日だったようです。

気分治しに、加太の海岸を散歩しながら、夕日を見ることに。
うろこ雲が空いっぱいに広がっています。
e0035757_21585646.jpg

加太の夕日。
太陽はきれいに撮れませんでしたが、雲がとてもきれいでした。
e0035757_2203254.jpg

友が島、また訪れたい気はありますが・・・
波が穏やかな時がいいですね。
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by kou_shino | 2006-10-09 22:03 | 和歌山県(9頁) | Comments(2)

田辺湾 天神崎

天神崎に来るのは、何年ぶりでしょうか。

だいぶ以前に、ナショナルトラスト運動で天神崎が話題になったとき、何回か訪れましたが、それ以来・・・、20年ぶりくらい?
e0035757_20581693.jpg

久しぶりに来た印象としては、まったく変わっていない、という感じです。

ナショナルトラスト運動は、市民がお金を出し合い、土地を買い上げて、自然を保護していく運動ですが、天神崎以外にも増えているのでしょうか?あまり聞かないですね。

テーブル状の岩礁が広がっています。
e0035757_21112417.jpg

あちらこちらに、小さな磯溜りがあり、覗いてみると小さな魚やヤドカリがいます。
e0035757_21125369.jpg

直線的な亀裂も多くみられます。
e0035757_2114199.jpg

憧れのタイドプール!魚やカニ・ウニ・イソギンチャク・ウミウシ等がいるのでしょうか?
e0035757_21163033.jpg

タイドプールを覗き込むと・・・
小さなエビです。
e0035757_2118253.jpg

貝が集まっていますが、すべてヤドカリです。
e0035757_21195574.jpg

ヤドカリを一匹、磯から上げてみました。
e0035757_21211526.jpg

近くの元島まで、行くことに。
途中の岩場、戻る波と来る波がぶつかりあっています。
e0035757_21243499.jpg

波の削り跡。
e0035757_21262278.jpg

このあたりに、地面が砂の小さな洞窟があったのですが・・・
e0035757_21305479.jpg

元島から、再び天神崎に戻ると、先ほど歩いた岩場が、もう波の中に・・・
e0035757_21325553.jpg

今度来るときは、一泊して夕日と日の出を見たいですね。
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by kou_shino | 2006-09-03 21:38 | 和歌山県(9頁) | Comments(4)


主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。


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