滋賀県 箕作山 ゴミムシの不思議な死とヒョウモンエダシャク
先週末に3年ぶりに箕作山に行きました。
前回は、太郎坊宮から登り、十三仏方面へ下山しましたが、今回はこの逆コース。
近江八幡駅から近江鉄道に乗り換え、(昔懐かしい厚紙の切符で)無人の市辺駅で下車。
降りる所を探しながら駅から出て、少し進んで、遮断機のない小さな踏切を渡って阿賀神社へ。
太郎坊宮も阿賀神社というようでややこしいけれど、出発は市辺の阿賀神社から。
阿賀神社のハスが植わっている池にいたハグロトンボ。
神社から、万葉の森といわれる船岡山へ。
こんもりとした小さな船岡山にいたコガタノミズアブ。
個体数が全国的に減少しているといわれている黄緑色のアブですが、けっこういるもんですね。
そして蛾に見えないけれど蛾の仲間、カノコガ。
翅に鹿の子模様があるのでカノコガとの事。
船岡山を下りてやたらアマガエルがいる田んぼ道へ。
クズの葉にいたのは、どこでも目にするマメコガネ。
今まで、見つけても写真に撮ることがなかったマメコガネ。
アメリカでは、日本から来た外来種の害虫ジャパニーズビートルと嫌われているコガネムシの仲間。
そのわりに、日本では害虫というイメージは少ない。
近くにいたカミキリムシはエグリトラカミキリかな。
田んぼの畦に生えていたのはヒメイワダレソウと、
アカバナユウゲショウ。
どちらも観賞用で持ち込まれ野生化した帰化植物。
少し歩くと、十三仏へと続く箕作山への登山口へ。
たくさんの石仏が並ぶ石段を登っていくと、聖徳太子が刻んだとされる十三仏がある巨大な岩場があります。
巨大な岩を登るようにしてさらに進むと、当時の石垣が残る小脇城跡へ。
近くで見つけたカニグモの仲間、ガザニグモ。
第1脚と第2脚が長く、ちょっと不気味。
小脇山山頂から尾根沿いに歩くと箕作り山。
小脇山辺りで見つけた、ゴミムシの仲間。
ホソヒラタゴミムシのようにも見えるけど、よくわかりません。
このゴミムシ、枝にとまったまま死んでいました。
普通昆虫が死ぬと、脚を丸めて地面にひっくり返って死にます。
しかしこのゴミムシは、しっかり枝にしがみついて死んでいる。
一匹だけなら「ああ死んでいるんだ」で終わるんですが、今回はこれで終わりません。
しばらく進むと、また木にしがみついたまま死んでいる。
またまた、死んでいる、そして、またまたまた死んでいる。
多い時には、一つの木に四匹ほどしがみついて死んでいる。
山道沿いの木を、ざっと見ただけでも2~30匹は死んでいました。
いったいこの森だけで何匹死んでいるのか? これはゴミムシの大量死?でしょうか。
なんか、とても気持ち悪くなってきました。
その状態は、生きているかのような姿から、翅を広げて腹部の中身が無くなっている姿。
そして、すべての中身が無くなり、殻(外骨格)だけになった姿まで様々。
翅を広げているのは、何者かが翅をこじ開けて腹の中身をなんとかしたに違いありません。
なんとかしたのは、アリでしょうか。
アリも多くいましたが、アリにたかられているゴミムシは確認できませんでした。
なんだろう、なにかに寄生されて死んだんでしょうか。
しかし。寄生にしては数が多すぎるように思えます。
う~ん、実に不可解です。
それともこのゴミムシは、今の時期になると、木にしがみ付いて死ぬのが普通なん?
山道の所々でなっていたウスノキの実。
まるで赤い花が咲いているみたい。
この実は食べられるそうです。
山道で見つけた蝶のような蛾。
ヒョウモンエダシャク。
名前にシャクがつく蛾の幼虫は、木の枝に擬態するのが得意な尺取虫です。
箕作山の近くには、箕作山城跡があるようです。
箕作山城は、繖山の観音寺城と同時期に、信長に攻め滅ぼされて落城し廃城になったらしい。
箕作山から山を下ると、瓦屋寺への分岐に。
瓦屋寺は、聖徳太子が百済の陶工に四天王寺の瓦を焼かせた記念に建立された寺、との事。
太郎坊山を経て太郎坊宮へ。
駅までの参道で見つけたトンボたち。
オオアオイトトンボと
マユタテアカネかな。
ここにもアマガエルは多かったです。
前回は、太郎坊宮から登り、十三仏方面へ下山しましたが、今回はこの逆コース。
近江八幡駅から近江鉄道に乗り換え、(昔懐かしい厚紙の切符で)無人の市辺駅で下車。
降りる所を探しながら駅から出て、少し進んで、遮断機のない小さな踏切を渡って阿賀神社へ。
太郎坊宮も阿賀神社というようでややこしいけれど、出発は市辺の阿賀神社から。
阿賀神社のハスが植わっている池にいたハグロトンボ。
神社から、万葉の森といわれる船岡山へ。
こんもりとした小さな船岡山にいたコガタノミズアブ。
個体数が全国的に減少しているといわれている黄緑色のアブですが、けっこういるもんですね。
そして蛾に見えないけれど蛾の仲間、カノコガ。
翅に鹿の子模様があるのでカノコガとの事。
船岡山を下りてやたらアマガエルがいる田んぼ道へ。
クズの葉にいたのは、どこでも目にするマメコガネ。
今まで、見つけても写真に撮ることがなかったマメコガネ。
アメリカでは、日本から来た外来種の害虫ジャパニーズビートルと嫌われているコガネムシの仲間。
そのわりに、日本では害虫というイメージは少ない。
近くにいたカミキリムシはエグリトラカミキリかな。
田んぼの畦に生えていたのはヒメイワダレソウと、
アカバナユウゲショウ。
どちらも観賞用で持ち込まれ野生化した帰化植物。
少し歩くと、十三仏へと続く箕作山への登山口へ。
たくさんの石仏が並ぶ石段を登っていくと、聖徳太子が刻んだとされる十三仏がある巨大な岩場があります。
巨大な岩を登るようにしてさらに進むと、当時の石垣が残る小脇城跡へ。
近くで見つけたカニグモの仲間、ガザニグモ。
第1脚と第2脚が長く、ちょっと不気味。
小脇山山頂から尾根沿いに歩くと箕作り山。
小脇山辺りで見つけた、ゴミムシの仲間。
ホソヒラタゴミムシのようにも見えるけど、よくわかりません。
このゴミムシ、枝にとまったまま死んでいました。
普通昆虫が死ぬと、脚を丸めて地面にひっくり返って死にます。
しかしこのゴミムシは、しっかり枝にしがみついて死んでいる。
一匹だけなら「ああ死んでいるんだ」で終わるんですが、今回はこれで終わりません。
しばらく進むと、また木にしがみついたまま死んでいる。
またまた、死んでいる、そして、またまたまた死んでいる。
多い時には、一つの木に四匹ほどしがみついて死んでいる。
山道沿いの木を、ざっと見ただけでも2~30匹は死んでいました。
いったいこの森だけで何匹死んでいるのか? これはゴミムシの大量死?でしょうか。
なんか、とても気持ち悪くなってきました。
その状態は、生きているかのような姿から、翅を広げて腹部の中身が無くなっている姿。
そして、すべての中身が無くなり、殻(外骨格)だけになった姿まで様々。
翅を広げているのは、何者かが翅をこじ開けて腹の中身をなんとかしたに違いありません。
なんとかしたのは、アリでしょうか。
アリも多くいましたが、アリにたかられているゴミムシは確認できませんでした。
なんだろう、なにかに寄生されて死んだんでしょうか。
しかし。寄生にしては数が多すぎるように思えます。
う~ん、実に不可解です。
それともこのゴミムシは、今の時期になると、木にしがみ付いて死ぬのが普通なん?
山道の所々でなっていたウスノキの実。
まるで赤い花が咲いているみたい。
この実は食べられるそうです。
山道で見つけた蝶のような蛾。
ヒョウモンエダシャク。
名前にシャクがつく蛾の幼虫は、木の枝に擬態するのが得意な尺取虫です。
箕作山の近くには、箕作山城跡があるようです。
箕作山城は、繖山の観音寺城と同時期に、信長に攻め滅ぼされて落城し廃城になったらしい。
箕作山から山を下ると、瓦屋寺への分岐に。
瓦屋寺は、聖徳太子が百済の陶工に四天王寺の瓦を焼かせた記念に建立された寺、との事。
太郎坊山を経て太郎坊宮へ。
駅までの参道で見つけたトンボたち。
オオアオイトトンボと
マユタテアカネかな。
ここにもアマガエルは多かったです。
by kou_shino
| 2012-06-28 18:46
| 滋賀県(70頁)
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主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。
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