京都西山 5月・西山古道のクリンソウとオトシブミ
今週は、一年ぶりの西山古道、途中にあるクリンソウの群生地を見に行きました。
西山は、家から手軽に行ける里山なので、これからは定期的に訪れようかな、と思ってます。
東向日駅の前からバスに乗り、吉峰寺で下車。
前回と同様、西山古道の道へ。
シダ類が目立つ道を登れば、ナンテンショウの仲間も目立ちます。
前日、少し雨が降りましたが、あまり湿った感じはしません。
日向ぼっこしていた、黒いヘビ。
シマヘビの黒化した個体でしょうか。
さらに進むと、小さな白糸の滝に到着。
滝の下にいたアカガエル。
滝の周辺や、近くの谷筋に生えていた植物は、
左上:ミズタビラコ?
右上:ネコノメソウの仲間、茶色い種が見えます。
左下:ミヤコアオイ。去年もありました。
右下:エンレイソウ、実がついています。
山道を進んでいくと、やがてクリンソウの群生地に到着。
花はやや終わりかけ、といった感じ。
北山の群生地に比べると、まだまだ小さいですが、このまま見守れば、もっと大きな群生地になってくれるでしょう。
周辺には、カワトンボやコミスジなどがいて、モンキアゲハやカラスアゲハもやってきます。
蜜を吸いに来たカラスアゲハ。
ここにも黒いヘビ(シマヘビの黒化?)がいて、悠然とクリンソウの群生地を横断していきました。
クリンソウの群生地を過ぎて、さらに進むと松が多くなってきます。
松の切り株は、リスの食卓になっているもよう。
確か前回も確認した、森のエビフライが残っています。
所々でモチツツジが咲く道を進んでいくと、あまり風流とは言い難いししおどしの音が聞こえてきます。
自転車のホイールに竹を付けた水車がある小さな沢を登りきると、柳谷観音へ。
柳谷観音への分岐には、真新しい獣よけの柵が設置されています。
分岐近くにいたギンボシリンガ。
黒ふち付きのオレンジの線が印象的な蛾。
少し進むと、途中で折れた?シカの角を見つけました。
西山でシカの角を拾ったのは初めてです。
山道を進んでいくと、やがて谷沿いの道になります。
ここらもミヤコアオイが咲いています。
足元を見ると、オトシブミの揺籃がたくさん落ちている。
頭上の木は高く、成虫の姿を確認することはできません。
(追記:揺籃をいくつか持ち帰ると、2週間もしないうちに成虫が出てきました。
この揺籃を作ったオトシブミは、ウスモンオトシブミです)
歩道にも多く落ちていて、いくつかハイカーに踏まれていました。
オトシブミの仲間には、揺籃を地面に切り落とすタイプや、切り落とさず葉にぶら下げるタイプがあります。
また、切り落としたり、切り落とさなかったりするオトシブミもいるもよう。
大石橋まで来ると、周辺にヒメコブオトシブミとヒメクロオトシブミがいました。
どちらも似たような大きさか、と思っていたら、ヒメコブオトシブミの方が少し大きい。
左上・ヒメコブオトシブミ(約6~6.5ミリ)
左下・ヒメコブオトシブミの揺籃(巻きがゆるく大きい)
右上・ヒメクロオトシブミ(4.5~5.5ミリ)
右下・ヒメクロオトシブミの揺籃(巻きがしっかりして小さい)
この揺籃は、どちらも切り落とされていませんが、ヒメクロオトシブミは、切り落とす場合もあるようです。
西山は、家から手軽に行ける里山なので、これからは定期的に訪れようかな、と思ってます。
東向日駅の前からバスに乗り、吉峰寺で下車。
前回と同様、西山古道の道へ。
シダ類が目立つ道を登れば、ナンテンショウの仲間も目立ちます。
前日、少し雨が降りましたが、あまり湿った感じはしません。
日向ぼっこしていた、黒いヘビ。
シマヘビの黒化した個体でしょうか。
さらに進むと、小さな白糸の滝に到着。
滝の下にいたアカガエル。
滝の周辺や、近くの谷筋に生えていた植物は、
左上:ミズタビラコ?
右上:ネコノメソウの仲間、茶色い種が見えます。
左下:ミヤコアオイ。去年もありました。
右下:エンレイソウ、実がついています。
山道を進んでいくと、やがてクリンソウの群生地に到着。
花はやや終わりかけ、といった感じ。
北山の群生地に比べると、まだまだ小さいですが、このまま見守れば、もっと大きな群生地になってくれるでしょう。
周辺には、カワトンボやコミスジなどがいて、モンキアゲハやカラスアゲハもやってきます。
蜜を吸いに来たカラスアゲハ。
ここにも黒いヘビ(シマヘビの黒化?)がいて、悠然とクリンソウの群生地を横断していきました。
クリンソウの群生地を過ぎて、さらに進むと松が多くなってきます。
松の切り株は、リスの食卓になっているもよう。
確か前回も確認した、森のエビフライが残っています。
所々でモチツツジが咲く道を進んでいくと、あまり風流とは言い難いししおどしの音が聞こえてきます。
自転車のホイールに竹を付けた水車がある小さな沢を登りきると、柳谷観音へ。
柳谷観音への分岐には、真新しい獣よけの柵が設置されています。
分岐近くにいたギンボシリンガ。
黒ふち付きのオレンジの線が印象的な蛾。
少し進むと、途中で折れた?シカの角を見つけました。
西山でシカの角を拾ったのは初めてです。
山道を進んでいくと、やがて谷沿いの道になります。
ここらもミヤコアオイが咲いています。
足元を見ると、オトシブミの揺籃がたくさん落ちている。
頭上の木は高く、成虫の姿を確認することはできません。
(追記:揺籃をいくつか持ち帰ると、2週間もしないうちに成虫が出てきました。
この揺籃を作ったオトシブミは、ウスモンオトシブミです)
歩道にも多く落ちていて、いくつかハイカーに踏まれていました。
オトシブミの仲間には、揺籃を地面に切り落とすタイプや、切り落とさず葉にぶら下げるタイプがあります。
また、切り落としたり、切り落とさなかったりするオトシブミもいるもよう。
大石橋まで来ると、周辺にヒメコブオトシブミとヒメクロオトシブミがいました。
どちらも似たような大きさか、と思っていたら、ヒメコブオトシブミの方が少し大きい。
左上・ヒメコブオトシブミ(約6~6.5ミリ)
左下・ヒメコブオトシブミの揺籃(巻きがゆるく大きい)
右上・ヒメクロオトシブミ(4.5~5.5ミリ)
右下・ヒメクロオトシブミの揺籃(巻きがしっかりして小さい)
この揺籃は、どちらも切り落とされていませんが、ヒメクロオトシブミは、切り落とす場合もあるようです。
by kou_shino
| 2012-05-29 18:43
| 京都西山(19頁)
|
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主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。
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