ファーブルフォト アミガサハゴロモの幼虫
2005年7月31日から始めた、このブログも、とうとう丸5年経過しました。
振り返ってみれば、毎週いろんな所を歩いていますね。
我ながら驚きます。
おそらくブログをやって無ければ、こんなにいろんな所を歩いていなかったでしょうね。
最初は仕事がらみで、仕方なく始めたんですが…
タイトルも2~3変わりました。
今のタイトル「自然の写真帖」は、かってNHKで放映していた「自然のアルバム」から。
アンセル・アダムスのネガが、ガラクタから見つかった、というニュースがありました。
久々に聞く、アンセル・アダムスの名前は、さらに過去へと記憶が戻ります。
私が自然写真を撮りたいと思ったのは、間違いなく学生時代に見たアンセル・アダムスの写真展がきっかけでした。
アンセル・アダムスの写真を見ていなければ、写真を趣味にしていなかったでしょう。
だから、最初はモノクロ自然風景ばかり。
エルンスト・ハースの写真を知ってから、カラー風景写真にかわりました。
花や鳥、昆虫などの動植物の写真を撮りだしたのは、デジタル一眼レフカメラに変わってから。
フィルム写真時代は、生き物は撮れないと諦めていました。
デジカメに変えて数年してからブログを開始。
ブログをしていなかったら、ファーブルフォトも購入しなかったかも。
身の回りで見る事のできる生き物なんて、どうせ限られているからすぐに飽きてしまうのかなぁ、と思っていましたが、毎回、興味深い生き物に出会う事ができて、まったく飽きる事がありません。
生物の多様性恐るべし、であります。
今月のファーブルフォトは、アミガサハゴロモの幼虫。
森を歩いていると、葉っぱに綿毛のような白いモノを見つけることがあります。
鳥の羽毛か、植物の綿毛か、しかしよく見ると下に小さな虫がひそんでいます。
白い毛束を放射状に広げて、自分の姿を隠しています。
これは。カメムシ目ハゴロモ科のアミガサハゴロモの幼虫です。
ハゴロモの仲間(ベッコウハゴロモやウスバハゴロモ)の幼虫は、みな似たような姿をしています。
この白い糸のような物質は、尾から出ています。
クジャクのように白い毛束を広げ、尾を反って体を隠します。
ハゴロモの幼虫は、危険を察すると、恐ろしい早さでジャンプするので、一瞬で視界から消えてしまいます。
ジャンプしないように、刺激を避け、静かに見守る必要があります。
下から見ると、顔が同じカメムシ目のセミに似ていますね。
上から見ると、白い毛束は一ヵ所から出ているのではなく、毛束がいくつかの場所から出ているようです。
失礼して、毛束が出ている部分を拡大して見ると。
なんか、すごい感じ。
初めて見た時は、その姿にとても驚きましたよ。
小さな昆虫ですが、探せば、案外近くで見られるかも。
振り返ってみれば、毎週いろんな所を歩いていますね。
我ながら驚きます。
おそらくブログをやって無ければ、こんなにいろんな所を歩いていなかったでしょうね。
最初は仕事がらみで、仕方なく始めたんですが…
タイトルも2~3変わりました。
今のタイトル「自然の写真帖」は、かってNHKで放映していた「自然のアルバム」から。
アンセル・アダムスのネガが、ガラクタから見つかった、というニュースがありました。
久々に聞く、アンセル・アダムスの名前は、さらに過去へと記憶が戻ります。
私が自然写真を撮りたいと思ったのは、間違いなく学生時代に見たアンセル・アダムスの写真展がきっかけでした。
アンセル・アダムスの写真を見ていなければ、写真を趣味にしていなかったでしょう。
だから、最初はモノクロ自然風景ばかり。
エルンスト・ハースの写真を知ってから、カラー風景写真にかわりました。
花や鳥、昆虫などの動植物の写真を撮りだしたのは、デジタル一眼レフカメラに変わってから。
フィルム写真時代は、生き物は撮れないと諦めていました。
デジカメに変えて数年してからブログを開始。
ブログをしていなかったら、ファーブルフォトも購入しなかったかも。
身の回りで見る事のできる生き物なんて、どうせ限られているからすぐに飽きてしまうのかなぁ、と思っていましたが、毎回、興味深い生き物に出会う事ができて、まったく飽きる事がありません。
生物の多様性恐るべし、であります。
今月のファーブルフォトは、アミガサハゴロモの幼虫。
森を歩いていると、葉っぱに綿毛のような白いモノを見つけることがあります。
鳥の羽毛か、植物の綿毛か、しかしよく見ると下に小さな虫がひそんでいます。
白い毛束を放射状に広げて、自分の姿を隠しています。
これは。カメムシ目ハゴロモ科のアミガサハゴロモの幼虫です。
ハゴロモの仲間(ベッコウハゴロモやウスバハゴロモ)の幼虫は、みな似たような姿をしています。
この白い糸のような物質は、尾から出ています。
クジャクのように白い毛束を広げ、尾を反って体を隠します。
ハゴロモの幼虫は、危険を察すると、恐ろしい早さでジャンプするので、一瞬で視界から消えてしまいます。
ジャンプしないように、刺激を避け、静かに見守る必要があります。
下から見ると、顔が同じカメムシ目のセミに似ていますね。
上から見ると、白い毛束は一ヵ所から出ているのではなく、毛束がいくつかの場所から出ているようです。
失礼して、毛束が出ている部分を拡大して見ると。
なんか、すごい感じ。
初めて見た時は、その姿にとても驚きましたよ。
小さな昆虫ですが、探せば、案外近くで見られるかも。
by kou_shino
| 2010-08-01 18:24
| ファーブルフォト(105頁)
|
Comments(8)
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by
はーしぇる
at 2010-08-02 00:13
x
ブログ5年目おめでとうございます!
書くだけならなんとかなりそうですが、里山あたりに出かけ、珍しい動植物を
写真に収め・・・などは、とてもまねできません・・・。
今回もまたまた珍しい生き物を拝見しました。
これは、ちょっとびっくりしました。擬態なんでしょうか?
飛蝗がリオのカーニバルの羽飾りしてるような・・。
書くだけならなんとかなりそうですが、里山あたりに出かけ、珍しい動植物を
写真に収め・・・などは、とてもまねできません・・・。
今回もまたまた珍しい生き物を拝見しました。
これは、ちょっとびっくりしました。擬態なんでしょうか?
飛蝗がリオのカーニバルの羽飾りしてるような・・。
0
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kou_shino at 2010-08-02 19:01
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kou_shino at 2010-08-03 17:40
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顕微鏡下のふしぎ
at 2010-08-08 14:52
x
五周年おめでとうございます。いつも興味深く拝見しています。
先日、東京江戸博物館で開催されている「大昆虫博」に行ってきました。世界めずらしい昆虫、それから養老孟司、池田清彦、奥本大三郎、三氏のコレクション等が展示されており、なかなか見応えがありました。
おみやげに、アクリル樹脂に閉じ込められた「ホウセキゾウムシ」のキーホルダーを買ってきて、ファーブルフォトで覗いてみました。
先日、東京江戸博物館で開催されている「大昆虫博」に行ってきました。世界めずらしい昆虫、それから養老孟司、池田清彦、奥本大三郎、三氏のコレクション等が展示されており、なかなか見応えがありました。
おみやげに、アクリル樹脂に閉じ込められた「ホウセキゾウムシ」のキーホルダーを買ってきて、ファーブルフォトで覗いてみました。
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kou_shino at 2010-08-09 10:54
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顕微鏡下のふしぎ
at 2010-08-13 18:56
x
やはり、これも鱗片のようですね。
肉眼ではよく分からなかったのですが、ファーブルフォトで
覗いてみると、黒い地色に、キラキラと輝く緑色のウロコが
点在している様子が確認できました。
鱗片が縞模様を形作っているので、より美しく見えます。
肉眼ではよく分からなかったのですが、ファーブルフォトで
覗いてみると、黒い地色に、キラキラと輝く緑色のウロコが
点在している様子が確認できました。
鱗片が縞模様を形作っているので、より美しく見えます。
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by
kou_shino at 2010-08-13 21:36
主に関西の自然を散策しながら、出会った生き物や風景の写真と、ファーブルフォトで撮った顕微鏡写真のアルバムです。
by kou_shino
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