滋賀県 笹間ヶ岳 二つのトンボソウと小さな赤トンボ
梅雨明け前の豪雨というのでしょうか、スコールのような激しい雨が降った後、クマゼミ達がいっせいに鳴き出して本格的な夏が始まりました。
毎年の事ですが、暑いっスねぇ。
梅雨が明け後の日曜日に、滋賀県湖南アルプスの一つ笹間ヶ岳に行ってきました。
上関のバス停から、新茂智神社の横を通り、林道へ。
山に入ると、豪雨の影響で水量が多く、道にまで水が溢れています。
林道を進むと池が現れ、東海自然歩道の標識を確認して山道へ。
山道で咲いていたノギラン。
名前にランとありますが、ユリ科の植物。
葉っぱが、同じユリ科のショウジョウバカマとよく似ています。
かなりの水が流れたであろう、と思われる削られた山道を登ると、ニイニイゼミが鳴く尾根筋に出ました。
時々、足元から飛び立つ翅が透明なセミはヒグラシかな。
朽木に付いていた妙な塊。
黄色くて、胞子が詰まっていそうな感じ。
粘菌の仲間っぽいけど、正体はわからず。
触ると黒っぽくなりました。
山はたっぷり雨水を吸っているので、たくさんの種類のキノコが見られました。
変わった形のキノコ。
これから傘が開いていくのかな。
岩場を越えた時、腹部が銀色の小さなクモを見つけました。
クマダギンナガゴミグモでしょうか。
汗だくになりながら山道を歩いていた時、目にとまった花は、ひょっとして野生ラン!
後で調べたところ、オオバノトンボソウ(ノヤマトンボ)という野生ランによく似ています。
距(きょ)と呼ばれる細長い部分がトンボの尾似ているといわれますが、私には熱帯魚が泳いでいるように見えますね。
2周連続で野生ランが見られたのは幸運です。
まぁ、今まで見えていなかっただけかも知れませんが…
巨岩がある山頂で一休みし、大谷河原へ下山。
湖南アルプスらしい岩場を何箇所か過ぎます。
木の幹に付いた大きなキノコにオレンジ色の紋がある虫がいました。
どんどん下ると、さびしそうなヒグラシの鳴き声と共に沢の音が聞こえてきて、やがて砂地が広がる大谷河原へ。
透明で冷たそうな水が流れています。
湖南アルプスのこのような場所には、必ずモウセンゴケがあるはず、と探すもよくわからない。
しかし、地面をジーッとみていると、小さなモウセンゴケがあちらこちらに生えているのが確認できました。
どれもこれも、雨に押しつぶされたようにペタンとして汚れていたので、なかなか気がつきまん。
鎧ダムのモウセンゴケより、かなり小さい。
一つ気になる小さな草を発見。
距(きょ)が伸びているこの姿は、またもや野生ランか。
こちらは、コバノトンボソウでは!
どうやら大葉と小葉、両方のトンボソウが見られたようです。
河原全体が、雨で流されたような感じで、花の姿は少なかったけれど、ネジバナも咲いています。
大谷河原に流れる水は、ヒツジグサが咲く池に流れこんでいました。
大谷河原を後にし、沢沿いの道をトボトボと前進。
池を眺めたりしながら進んでいくと、小さな赤いトンボ発見。
初めて見ましたよ、ハッチョウトンボ。
何?この小ささ。日本一小さいトンボとか。
2cmくらいでイトトンボより小さく感じます。
周りを見ると、たくさんいるようす。
メスは赤くないらしいのですが、メスの姿は確認できず。
たぶん、赤い姿に気をとられて、見落としていたんでしょう。
ハッチョウトンボがいる池には、イモリもたくさんいます。
ゆっくりしたかったんですが、雲が出てきて、ポツポツと雨が降ってきました。
こんな所で大雨が降り、鉄砲水でも起これば命にかかわる、と大急ぎで下山。
岩がゴツゴツし、足場の悪い道をひたすら下り天神川沿いの林道に出ると、雨はやんでいました。
どうやら通り雨だったようです。
毎年の事ですが、暑いっスねぇ。
梅雨が明け後の日曜日に、滋賀県湖南アルプスの一つ笹間ヶ岳に行ってきました。
上関のバス停から、新茂智神社の横を通り、林道へ。
山に入ると、豪雨の影響で水量が多く、道にまで水が溢れています。
林道を進むと池が現れ、東海自然歩道の標識を確認して山道へ。
山道で咲いていたノギラン。
名前にランとありますが、ユリ科の植物。
葉っぱが、同じユリ科のショウジョウバカマとよく似ています。
かなりの水が流れたであろう、と思われる削られた山道を登ると、ニイニイゼミが鳴く尾根筋に出ました。
時々、足元から飛び立つ翅が透明なセミはヒグラシかな。
朽木に付いていた妙な塊。
黄色くて、胞子が詰まっていそうな感じ。
粘菌の仲間っぽいけど、正体はわからず。
触ると黒っぽくなりました。
山はたっぷり雨水を吸っているので、たくさんの種類のキノコが見られました。
変わった形のキノコ。
これから傘が開いていくのかな。
岩場を越えた時、腹部が銀色の小さなクモを見つけました。
クマダギンナガゴミグモでしょうか。
汗だくになりながら山道を歩いていた時、目にとまった花は、ひょっとして野生ラン!
後で調べたところ、オオバノトンボソウ(ノヤマトンボ)という野生ランによく似ています。
距(きょ)と呼ばれる細長い部分がトンボの尾似ているといわれますが、私には熱帯魚が泳いでいるように見えますね。
2周連続で野生ランが見られたのは幸運です。
まぁ、今まで見えていなかっただけかも知れませんが…
巨岩がある山頂で一休みし、大谷河原へ下山。
湖南アルプスらしい岩場を何箇所か過ぎます。
木の幹に付いた大きなキノコにオレンジ色の紋がある虫がいました。
どんどん下ると、さびしそうなヒグラシの鳴き声と共に沢の音が聞こえてきて、やがて砂地が広がる大谷河原へ。
透明で冷たそうな水が流れています。
湖南アルプスのこのような場所には、必ずモウセンゴケがあるはず、と探すもよくわからない。
しかし、地面をジーッとみていると、小さなモウセンゴケがあちらこちらに生えているのが確認できました。
どれもこれも、雨に押しつぶされたようにペタンとして汚れていたので、なかなか気がつきまん。
鎧ダムのモウセンゴケより、かなり小さい。
一つ気になる小さな草を発見。
距(きょ)が伸びているこの姿は、またもや野生ランか。
こちらは、コバノトンボソウでは!
どうやら大葉と小葉、両方のトンボソウが見られたようです。
河原全体が、雨で流されたような感じで、花の姿は少なかったけれど、ネジバナも咲いています。
大谷河原に流れる水は、ヒツジグサが咲く池に流れこんでいました。
大谷河原を後にし、沢沿いの道をトボトボと前進。
池を眺めたりしながら進んでいくと、小さな赤いトンボ発見。
初めて見ましたよ、ハッチョウトンボ。
何?この小ささ。日本一小さいトンボとか。
2cmくらいでイトトンボより小さく感じます。
周りを見ると、たくさんいるようす。
メスは赤くないらしいのですが、メスの姿は確認できず。
たぶん、赤い姿に気をとられて、見落としていたんでしょう。
ハッチョウトンボがいる池には、イモリもたくさんいます。
ゆっくりしたかったんですが、雲が出てきて、ポツポツと雨が降ってきました。
こんな所で大雨が降り、鉄砲水でも起これば命にかかわる、と大急ぎで下山。
岩がゴツゴツし、足場の悪い道をひたすら下り天神川沿いの林道に出ると、雨はやんでいました。
どうやら通り雨だったようです。
by kou_shino
| 2010-07-19 21:54
| 滋賀県(70頁)
|
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